Z会の通信教育・映像・教室の各種メリット・デメリット

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Z会は自分が学生の頃に大変お世話になっています。増進会出版社の参考書から始まり,Z会の通信教育,さらには東大マスターコース(現:Z会東大進学教室)など利用させていただきました。

今回はそんなZ会が提供している各種学習サービスのメリットやデメリットについて書いていきたいと思います。

中学生と高校生では詳しい使い方は変わってくると思うので,今回は,なるべく学年関係なく共通して言えることを書いていきたいと思います。

 

 

 

はじめに

Z会の提供しているサービスは,添削で有名な通信教育の他,通学する形式の教室,オンラインを使った映像講義の3つが主要です。

最近はZ会アステリアなるものもありますが,正直これは一般に浸透するまでにまだまだ時間が必要だと感じます。

ゆえに最初の3つだけを今回の記事では取り上げていきたいと思います。

 

 

通信教育のメリット・デメリット

johnthan / Pixabay

まずはZ会の通信教育のメリットですが,主に取り組みやすさ,教材の質,そして値段の安さがあります。

取り組みやすさについてですが,Z会の通信教育は1961年からもう50年以上の歴史があります。

そのため,取り組みやすさを始め,添削問題(教材)の質も完成しているように思います。

教材は目安時間が細かく書いてあり,問題にも無駄がありません。特に最近は,以下の記事でもお伝えしたように,公立高校生向けに,さらに取り組みやすさを重視しています↓↓

Z会の通信教育の方針といまどきの高校生事情

Brida_staright / Pixabay Z会の通信教育ですが,近年は公立高校に通う高1・2年生のコースが大きく変更されました! 今回の記事では,いまどきの高校生に見られる学習スタイルについて ...

 

ちなみに教材の質についてさらに見ていくと,どこかの参考書で見たことがあるような問題だけで構成されているようなことがないことに気づきます。一般の参考書から得ることのできない知識もしばし載っているので,入試で出題されたときに,他の受験生と差をつけることができます(もちろんみんながやっているような問題集は終えているのが前提です)。

Z会の通信教育の使い方のおすすめは,受験生以外でしたら,本科の標準または難関レベルを完璧にこなすことだけ考えましょう。

本当に難しい勉強をしたければ,他の教材でもできますし,何より実際の試験やテストで出題される問題に出会える確率を考えると,難しいものである必要はありません

 

基本的に1科目当たり週2時間前後時間を割くことになります。そこから何科目受講するか逆算しますが,あれもこれもと科目数を欲張らないことが大切です。

まずは自分が勉強しておきたい科目を1つしっかりやり通すことから始めてください。

得意科目を1つでも作れれば,受験期に有利にスケジュールを立てられます

 

ちなみに学校の定期テストがある週や部活などの予定で,どうしてもZ会の添削課題を締め切りまでに出せないことがあります。

その場合,まとめて休みの日にやったり,長期休暇にやることになりますが,1つだけ,これ以上Z会の通信教育を続けてもダメだと判断できる基準があります。

それは最も長期に及ぶ休暇,夏休みでの提出状況です。

もし夏休みに添削課題を提出することができなければ,結局ずっと出さないことになるケースが多いです。

夏休みに添削課題を出せなければ,Z会の通信教育は向いてないのでやめる。しっかり覚えておきましょう。

 

なお料金ですが,1科目1年で月々4233円,1年で5万円ちょっとといったところです。

添削してもらえる,締め切りがある,与えられた課題を言われるがままにひたすらやるだけである程度の学力が付く。

以上のことは,市販の安い参考書を使うだけではできませんので,上の値段は高くありません。

 

簡単にまとめると,Z会の通信教育は,自分の学力のちょっと上くらいのもの(おそらく大半の人は標準で十分)を締め切りを守って提出できれば(基準は夏休み),基礎力は十分に身につくということです。

iPadスタイルについては以下の動画を観てみてください(テキストスタイルでも映像は観られます)↓↓

 

 

映像のメリット・デメリット

上の動画でも観ていただいたように,実はZ会の通信教育の方でも 『iPadスタイル』というものがあり,そちらでもZ会の映像授業が観られます

さらに言えば,Z会の教室においても,通塾した校舎で映像授業を受けることができます(こちらは塾内で質問もできたりする)。

そのため,ここでいうZ会の映像とは,オンライン学習のみの受講形態を指し,Z会の添削や教室に通塾する人は除いたものとするのでご注意ください。

 

さて,映像授業のメリットというのは,『早回し』ただその1っ点に尽きます。

これはどういうことかというと,膨大な範囲を学校で習ったり自分で学習したりする速度より圧倒的に早く学習できるということです。

この学習形態が向いているのは能力が高い生徒

例えば病気がちの子だとか,諸事情で,勉強をまったくしてこなかった生徒が,一気に学習をするのに向いています。

やり直し勉強のようなものですね。もちろん進度が遅い学校の子が予習する際にも効果的です。

 

無論自分一人で教科書を読んで学んでもいいのですが,どうしても最初に学習するときは他人に習った方が早いです。

このZ会の映像というサービスは,途中のコース変更がきかなかったり,質問するのにもオンラインという性質上多少の制限があったりしますが,そこは学校の先生を捕まえて質問することもできますし,大きなマイナス要因にはなりません

 

支払いも分割にしてしまうと一気に早回しできませんので,1年分を一括で支払って数か月で全範囲を学んでしまうのがいいと思います。

なお,料金についてですが,高校生の場合1年分の講座が一括で14万円弱です(150時間くらいの内容)。

 

このスタイルで成績が上がらない例があるとすればそれは,学力が低い生徒が,ただただ受け身のまま時間をかけて学んでいく場合です。

映像授業のデメリットとして,どうしてもTVを観ている感覚に陥ってしまい,受け身の学習になってしまいがちです。

講師は動画の中にいるので,やるべき宿題をやっていなくても叱られることはありません。

そういった子は,次に紹介するZ会の教室のように,通塾し,生身の人間と触れ合う学習スタイルが向いています。

 

Z会の映像の概要としましては,以下の動画を参考にしてください↓↓

 

 

教室のメリット・デメリット

josemiguels / Pixabay

最後はZ会の教室のメリットとデメリットです。

先に述べたのですが,こちらにも映像授業があり,24時間365日フォロー,さらにはスマホ家庭教師などのサービスも付いてきます。

さらにはスタッフに質問できたり,自習室の利用ができたりするのですが,私は断然,対人の授業を受けることをすすめます。

料金は,映像も対人の授業も同じです(この場合の映像授業は信じられないほど割高だと感じます)し,そもそもコンセプトとしてディアロという塾に劣ると思うのですが…(わざわざ合資してディアロを作ったんだから,そっちを頑張ってほしいです)。

ま,実際にサービスを売り込むという話になると,素人である自分ではわからないZ会の目論見もあるのでしょうから,批判はこれくらいにして,授業の内容を見ていきます。

 

Z会の教室のデメリットからいきますが,「時間に余裕がないとダメ」だということと「お金がかかる」ことです。

Z会の教室には集団授業の他に個別指導もあるようですが,指導のレベルや置かれる環境の面から考えても,集団授業を取ることをおすすめかつ,それを前提でこれから話していきます。

こういった通塾スタイルにおいては,欠かさず塾に通うことに加えて予復習をしっかり続けることが必要です。無駄のないようにカリキュラムは組まれているので,一度休むと抜けてしまうところが出たり置いていかれてしまいます。予習復習をせずに,授業の時だけ頑張ってもできるようにはなりません

「一度習ったことを絶対に忘れないぞ」という気持ちで常にいられるかどうかです。

 

ちなみに料金ですが,授業料だけでなく,電車賃などもかかるので,1科目につき年間25万~30万くらいかかると思います。

Z会では授業料の,特に大きな割引制度はありませんからね。

昔は大手の予備校だと成績が良い生徒の授業料はタダで,自習室も使い放題でしたが,そんな時代においてもZ会にそんな話はありませんでした(良いことです)。

 

なお,年収が高い家庭の子は偏差値の高い大学に受かりやすい傾向があるのは間違いありません。

現に自分の塾でも,小学4年生頃から毎日のように習い事を習わせ,長期休暇も塾の授業を入れて休みの日を作らせない教育方針の親を持つ子どもがいます。

そういう子たちは大体,高1の頃に高校の全範囲が終了したりもします。

とはいえ,超難関の大学や医学部に合格するためにはそれ相応の才能が必要で,確実に受かるとはいえないのが面白いところですが,少なくとも高校の1,2年あたりまでは,確実にトップクラスの学力に到達します。

塾業界はサービス業です。

現代だと特に目に見えないものにお金をかける価値を感じない人が多いように感じますが,生徒が勉強だったり塾に行くことを楽しいと思ってくれるように授業していると,親御さんの理解が得られるように感じています。

塾の講師とのたかが1週間に数時間のやり取りであっても,生徒に大きな影響を与えることがあり,これは通塾することのメリットです。

信頼できる先生に出会えたら,ものすごい勢いで勉強にのめりこむことも珍しくありません。

問題はそういった先生に出会えるかですが,自分が教わった鈴木正人先生や荒巻先生がZ会の教室でまだ教えているので大丈夫そうですね(笑)

 

 

Z会の教育サービスのまとめ

今回の3つの学習形態のメリット・デメリットを表にしましたので,もう一度確認してみてください。

  Z会の通信教育 Z会の映像 Z会の教室
メリット

値段が安い。

短時間の学習で基礎力が身につく。

短期間で網羅的な学習が可能。

講師との化学反応で爆発的な伸びに期待。

勉強の楽しさに気づける。

デメリット

規則正しい勉強習慣が必要。

教材がたまる一方だと効果なし。

受け身の姿勢は禁物。

動画鑑賞をただ楽しむだけだと,

時間をかけた割に実力が付かない。

費用がかかる。

教室が少ない。

良い講師に出会えるかわからない。

時間に余裕がないと授業の効果が薄い。

網羅的な学習はできないこともある。

このタイミングであれですが,「Z会の映像」というものを自分は実際に受けたことはないので,違う予備校でのサテライン授業を受けた経験や,サンプル授業などの様子から考察していることを付け加えさせていただきます。

なお,Z会の教育に興味を持たれた方は,まずは資料の請求の方から始めてください。問題の無料サンプルなど頂けるので,それを見てから色々と決めると良いと思います↓↓

>>Z会の通信教育 <<

 

 

おわりに

Myriams-Fotos / Pixabay

なお,自分が考えるZ会の弱みを一言で言うと,

説明がわかりづらい!!宣伝が下手!!

というのがあります。今回もコースや受講スタイルが複雑でよくわからないものが少なからずありました。

頭が良くても説明が下手な会社の典型ですね(とは言いすぎか)。

面白い試みも評価できるんですけどね(こんな動画あるの知ってましたか)↓↓

 

ちなみに,昔,東大マスターコース(東M)に通っていたころに,浪人生を対象にした授業が開講したのですが,1年で没になっていました。

現役生が来る時間帯の授業は満席が当たり前の超人気講師のクラスに生徒が10人もいないという,ある意味生徒からすれば最高(?)の環境ではありましたが,あれは経営的に明らかな失敗でした。

 

話がそれましたが,高校受験や大学受験を見据えたときに,「どうしても学校の授業だけではダメだ」と感じてしまうのは,残念ですがその通りです。

実際に塾で教えている身としては,基本は学校側で頑張って教育してほしいと思います。

でも最近は,「成績が悪いのは学校ではなく塾のせいだ」と言われることもあります。

たかが週に2日塾で勉強しても,残った週5日の方が時間も長いし,学力に大きく影響することも知っておいてほしいのです。

…やや愚痴が多くなってしまいましたが,以上が今回の記事です(笑)

 

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