オンライン教育で成績は上がる?メリット・デメリットと失敗しない使い方

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

指導歴20年。東大院修了(農学修士)。当初は教授に理解を疑われるも,異常なまでの探求心と没頭力が認められ,最後は「数年に一度の秀才」と惜しまれつつ研究室を去る。Webメディア運営10年で確固たる実績(国内最大級ASPにてトップクラスの称号)を築き,企業に忖度しない本音を発信。教育・Web運営の専門家として,最短ルートの勉強法を論理的に伝授します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

オンライン教育は,塾に通わなくても自宅で授業を受けられる便利な学習手段です。

スタディサプリのような映像授業サービスをはじめ,オンライン個別指導,通信教育アプリ,AI教材など,今ではさまざまな選択肢があります。

一方で,便利だからといって,申し込むだけで成績が上がるわけではありません。

大切なのは,オンライン教育のメリットとデメリットを理解したうえで,学校の勉強や参考書,必要に応じて塾と組み合わせながら使うことです。

この記事では,オンライン教育で成績を上げるために知っておきたい使い方,向いている子・向いていない子,サービスを選ぶときの注意点を整理します。

オンライン教育で成績は上がるのか

オンライン教育に使うパソコンとスマートフォン

パソコンやスマートフォンといったICT環境が充実し,多種多様なオンライン教育サービスが安価で提供される時代になりました。

しかし,

オンライン教育を利用すれば誰でも簡単に成績が上がるのか

と問われれば,決してそのようなことはありません。

ネットで動画を見ただけでピアノが上手に弾けるようになったりしないのと同じで,勉強は結果が出るまでに時間がかかる難しいものだからです。

とはいえ,オンライン教育の特性を理解して「正しく使うこと」ができれば,大きな恩恵が得られます。

教育にかけられる費用の差が,学習環境に影響することはあります。

しかし,オンライン教育を上手に使えば,塾に通う時間や費用を抑えながら,必要な授業を受ける機会を増やすことができます。

 

 

オンライン教育のメリット

好きな時間に学べる

最大のメリットは,時間や場所に縛られず24時間いつでも好きなときに学習できる点です。

部活動や習い事で忙しい中高生でも,集団授業のようにあらかじめ決められた日時に縛られることなく,自分のスケジュールに合わせて無理なく進められます。

やる気が出たタイミングですぐに始められ,短期間で一気に集中して学ぶことも可能です。

 

苦手な単元に戻りやすい

オンライン教育で学年や科目を選ぶ画面

優れたオンライン教育サービスは,学年ごと・科目ごとに学習内容が整理されており,コンテンツの利用に制限がありません。

通信教育のように毎月教材が送られてくるのを待つ必要がなく,全範囲の講座があらかじめ用意されているため,自分のペースで過去につまずいた苦手な単元にいつでも戻って復習できます。

 

塾より費用を抑えやすい

オンライン教育の大きな利点は,学習機会を比較的安く増やせるところにあります。

塾や予備校に継続して通う場合,月謝だけでなく講習費や教材費もかかります。

もちろん,直接見てもらえる安心感は大きいのですが,すべての家庭が同じように教育費をかけられるわけではありません。

その点,オンライン教育であれば,必要な時期だけ利用したり,苦手な科目だけ補ったりしやすくなります。

特に長期休暇や定期テスト前の1ヶ月など,目的を絞って使うと費用対効果が高くなります。

ただし,安く使えるからといって,申し込むだけで成績が上がるわけではありません。

大切なのは,動画を見た後に学校のワークや問題集で復習し,覚えた知識を自分で使える状態にすることです。

 

 

オンライン教育のデメリット

見るだけで満足しやすい

優秀な講師による映像授業は非常にわかりやすく作られているため,動画を見るだけで

なんだ,簡単じゃん!

とわかったつもりになりやすいのが難点です。

プロの講師の力でラクに理解させてもらっただけで満足してしまい,自力で問題を解いて深く理解する努力を怠ると,実際の学力向上には結びつきません。

 

学習管理を自分で行う必要がある

いつ,どの教材を,どんな順番で学んでいくかといった学習計画をすべて自分で立てる必要があります。

また,勉強中に知らない言葉が出てきたときに,ネットを使って深く調べる根気強さも求められます。

スマホやパソコンにはアプリや広告など気が散る要素も多いため,強制力がない環境でも自分を律する自己管理能力が不可欠です。

学習時間を区切って進めるのが苦手な場合は,タイマーを使った学習法も参考になります。

 

質問や添削が不足しやすい

目の前に講師がいる対面授業とは異なり,わからないことがあってもその場ですぐに質問して疑問を解決することが困難です。

自力で調べて解決しようにも,中高生がネットでうまく検索して必要な情報にたどり着くのは意外と難しく,かえって多くの時間を浪費してしまうリスクがあります。

 

 

オンライン教育が向いている子

自ら学ぶべき動画を取捨選択し,効率よく知識を蓄えていける主体性のある子に向いています。

また,わからない言葉を調べたり,気になった単元をもう一度見直したりできる子は,オンライン教育との相性が良いです。

最初から完璧な自己管理ができなくても,学習時間を決めたり,親子で進み具合を確認したりすれば,少しずつ使いこなせるようになります。

 

 

オンライン教育だけでは難しい子

歴史上の人物や英単語の読み方がわからなくても不思議に思わず,調べずにそのまま放置してしまう子にはハードルが高いと言えます。

また,自分で計画を立てるのが苦手で,スマホやゲームの誘惑にすぐ負けてしまうなど,自分をコントロールするのが難しい子は,進捗を直接管理してくれる対面の塾などとの併用を検討する必要があります。

個別指導塾の強みについては以下の記事を参考にしてください↓

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今回ですが,「個別指導塾の強み」について,講師としての経験をもとに整理してみたいと思います。 個別指導というと,「丁寧」「親身」といった印象を持たれやすいのですが,本当の強みはそれだけではありません。 生徒の理解度や性格 ...

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オンライン教育を上手に使うコツ

スマホとノートを使ってオンライン学習する様子

学校の復習に使う

限られた学習環境の中でも成績を伸ばしている子どもは,「授業の復習」を重視しています。

オンライン教育であれこれと手を広げるよりも,手元にある学校の教科書やワークに対応した講座を選び,学校で学んだ内容を完璧に習得するための復習ツールとして堅実に活用するのが学力向上の王道にして近道です。

授業内容を定着させるには,動画を見た後のノート作りも重要です。

具体的なまとめ方は成績が上がるノート術で紹介しています。

 

スマホを学習端末として使い分ける

スマートフォンは,オンライン教育と非常に相性の良い学習道具です。

授業動画を見るだけでなく,学校の板書や宿題の範囲を写真で残したり,わからない言葉をその場で検索したり,勉強時間や提出物の予定を管理したりすることができます。

特に,オンライン教育で学んだ内容を学校の授業やワークと結びつけるには,スマホを「動画を見る端末」としてだけでなく,「記録・検索・管理の道具」として使う意識が大切です。

例えば,授業でわからなかった単元をメモしておき,帰宅後にオンライン講座で該当部分を見直す。

宿題の範囲を写真で保存し,学習アプリやカレンダーに予定を入れておく。

このような使い方ができると,スマホは単なる娯楽端末ではなく,学習を支える小さな司令塔になります。

一方で,スマホにはSNSやゲーム,動画アプリなど,集中を妨げる要素も多く入っています。

勉強中は通知を切る,学習に使うアプリだけを開く,時間を決めて使うなど,あらかじめルールを決めておきましょう。

 

期間を決めて集中的に使う

いつでもやめられる気軽さを活かし,ダラダラと続けるのではなく,夏休みや冬休みなどの長期休暇や,定期試験前の1ヶ月間などに期間を絞って短期集中で取り組むのも賢い使い方です。

普段はなかなか手が回らない理科や社会などの特定の科目だけを受講するなど,メリハリをつけることで費用対効果をさらに高めることができます。

 

図書館や参考書と組み合わせる

オンライン教育だけですべてを完結させようとする必要はありません。

授業動画で全体像をつかみ,学校のワークや市販の問題集で演習し,さらに調べたいことがあれば図書館の本を利用する。

このように役割を分けることで,費用を抑えながら学習の幅を広げることができます。

特に図書館は,無料で使える学習資源として非常に優秀です。

参考書を買う前に似た本を読んでみたり,歴史・理科・英語の背景知識を広げたりする場として活用できます。

オンライン教育は「授業を受ける場所」,図書館や参考書は「知識を広げ,定着させる場所」と考えると,使い分けがしやすくなります。

読書習慣を身につけたい場合は,読書習慣の身につけ方も参考にしてください。

 

 

オンライン教育サービスを選ぶときの注意点

オンライン教育の選び方は,直接人に習う塾選びと同じです。

無料の動画サイトやネット記事は,単発の疑問を解決するには便利ですが,受験勉強の軸にするには注意が必要です。

網羅性や一貫性に欠けることがあり,必要な順番で学びにくい場合があります。

発信元がしっかりしており,全範囲のカリキュラムが完成した状態で提供されていて,最後まで責任を持って面倒を見てくれるサービスを選びましょう。

実績のある優秀な講師が担当しており,知りたい情報にすぐアクセスできる検索性の高いサービスを利用するのが確実です。

オンライン教育を利用する際は,以下のチェックポイントを確認してください↓

  • 学年・科目ごとに講座が整理されているか
  • 学校の予習・復習に使いやすいか
  • 苦手な単元に戻りやすいか
  • 演習問題や確認テストが用意されているか
  • 質問・添削・学習管理のサポートが必要か
  • 月額料金と利用期間が家庭に合っているか

オンライン教育だけでなく,塾や教材も含めて選びたい場合は,目的別おすすめ塾・教材の選び方も参考になります。

 

 

おわりに

オンライン教育は,時間や場所に縛られず,必要な授業を比較的安い費用で受けられる便利な学習手段です。

特に,塾に通う時間を確保しにくい場合や,苦手な単元をもう一度学び直したい場合には,大きな助けになります。

ただし,動画を見るだけで成績が上がるわけではありません。

大切なのは,授業を見た後に問題を解き,学校のワークや参考書で復習し,覚えた知識を自分で使える状態にすることです。

また,オンライン教育だけですべてを完結させようとせず,必要に応じて図書館,参考書,学校の先生,塾なども組み合わせると,学習効果はより高まります。

オンライン教育は,正しく使えば学習機会を広げてくれる強力な道具です。

自分に合ったサービスを選び,目的と期間を決めて,日々の勉強に上手く取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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