今回は,「Study.comのTOEFL教材とSantaの比較」を行ってみようと思います。
どちらも現行のTOEFLに対応しており,ETSの提携パートナーであるという点で共通していますが,両者には
- セクション別対策が中心か
- 実践模試まで含まれるか
- AIの使い勝手はどうか
- 日本語で疑問を解消できるか
といった点で明確な違いがあります。
この記事では,Study.comの機能を紹介しつつ,Santa TOEFLとどちらを選ぶべきか実際の画面を交えて比較してみることにしましょう。
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Study.comのTOEFL教材の特徴

Study.comはアメリカの学習プラットフォームで,TOEFLテスト公式教材ショップでは「Official TOEFL TEST Prep - Study.com 3ヶ月版」として販売されています。
基本的にはPCでの利用が想定されていますが,スマートフォンでも一応利用可能です。
公式教材らしくライセンスコードを購入したら,Study.comのページに行って受講を開始しましょう。
主な特徴は以下の3点です。
- 完全オリジナル問題を使用
- TOEFL Tutor(独自AI)を実装
- CEFR基準のレベル診断
収録されている問題は,模試タイプのTPOと被らない「セクション別の対策」が主となり,サポートとしてAIの解説や助言を利用できます。
なお,採点・フィードバックはTOEFL対策を意識した形で提供されており,個人では難しいとされるアウトプット(ライティングとスピーキング)の添削を即座に行うことも可能です。
Study.comの最大の特徴は,初回にレベル診断を受けることになり,いわゆる個別最適化学習ができる点です↓

レベル診断は英語4技能ごとに行われ,CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルに分類されます。
まずはB1(中級者)レベルの問題を解くところから始まって,正答率が高ければB2やC1レベルの問題が出題され,逆に不正解が多いとA2やA1に下がってしまうわけです。
その後,毎日練習問題を解いていく中での採点結果も実力判断に用いられ,今自分のレベルがどこなのかを一目で把握できる仕様となっています↓

この機能により,日々の課題として選ばれてくる問題に変化が生じるわけです。
A1レベルならば簡単な出題が中心で,B2なら難しめの問題が多めといった感じですが,問題の質やレイアウトに関しては本番と遜色ありません。
Study.comでは1問解くごとに丸つけが自動で行われ,模範解答や解説とともに適宜AIの助けも借りながら理解を深めていくスタイルが採用されています。
WritingやSpeakingではどうすれば理想的な解答になるかを教えてもらえる以外に,今後の学び方のヒントまで教えてもらえるところがユニークだと思いました。
Study.comとSantaの比較について

ここからStudy.comをSantaと比較していきますが,かなり大ざっぱに整理すれば,Study.comはセクション別対策に強く,Santaはセクション別対策と実践模試の両方を1つのサービス内で扱える点が大きな違いです。
どちらも語彙学習に特化した教材ではありませんが,TOEFLでは専門用語そのものが本文中で説明されることもあります(例えば,pollinator「花粉を運ぶ動物」やloss aversion「損失回避」などは出てきても文脈で判断できます)。
とはいえ,一般語彙・言い換え表現・論理展開を示す語句が不足していると読解やリスニングで苦しくなるため,単語学習を完全に省いてよいわけではありません。
機能の違いを表にしてみると以下のようになります↓
| 比較項目 | Study.com | Santa |
|---|---|---|
| ETSパートナー | 〇 | 〇 |
| 問題の出所 | オリジナル問題 | ETS公式問題 |
| 採点・添削AI | TOEFL Tutorなどの独自AI | TOEFL形式を意識したAI採点・添削 |
| 日本語サポート | 英語のみ | Lumiで日本語質問が可能 |
| パート別学習 | 〇 | 〇 |
| 実践模試 | ×(別売り) | 〇(21回分収録) |
| 実力診断 | レベル診断+日々のモニター | 模試や学習結果で判断 |
| 料金(3ヶ月) | 23,500円 | 27,000円 |
もう少し細かい違いについて,以下で補足していくことにしましょう!
収録内容と模試の違い

Study.comは,レベル診断と日々の演習を通して,数百問規模の問題に取り組める教材だと考えられます。
学習者のレベルに応じて出題される内容が変わるため正確な問題数は不明ですが,本番と同じ難易度とレイアウトで,制限時間も意識しながら問題を解くことができます。
もっともそれはSantaでも同じで,セクション別学習に収録されている問題数は全374問です。
ただし,Santaには模試の収録数が膨大(21回分)に含まれているため,解ける総問題数はSantaの方が圧倒的に多くなっています。
Study.comの方でもTOEFLの模試は開発されていますが,別売りです。
それらまで購入すれば完全な対策を行うことが可能ですが,公式教材ではないため,彼らの本国のサイトへ行って別途購入する手間と費用がかかります。
搭載されているAIの質と言語対応
使用しているAIには明確な差が見られます。
Study.comのものはすべて独自AIとなり,例えば,ライティングのところで単に添削するだけでなく,勉強法について指導するなどと,学習用途をより意識したものです↓

一方,SantaはETS公式問題を使った学習に対応しており,TOEFL形式を意識したAI採点・添削を受けられます。
Study.comのように勉強法までまとめて助言してくれるというより,解答結果をもとに復習へつなげていく教材という印象です。
個人的には,両者の添削AIともに学習者が回答した内容に対して具体的にリアクションしてくれるところが良かったです。
ただし,Study.comはアメリカの学習プラットフォームで多言語対応していないことには注意が必要で,学習していて日本語を目にすることは一切ありません。
TOEFLの公式HPでも,Study.comを利用するにあたって
CEFR B1レベル以上でないと対応が難しいです。
と述べています。
簡単な質問であれば英語でのやり取りも良い勉強になるかと納得できますが,SpeakingのAcademicな内容相手となると,
ここは日本語で説明してもらいたいなあ。
と思うところがきっと出てくるでしょう。
折角の詳しい解説であっても,書かれている英語を十分に理解できなければ学習効果は下がってしまいます。
一方,Santaの方も採点や添削結果は英語ですが,チャット用のAI(Lumi)においては日本語を使えるので,いざという時に安心できます。
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料金面での違い(コスパの比較)
最後に料金面について触れておきます。
どちらも利用期間は3ヶ月ですが,Study.comの料金が23,500円と設定されているのに対して,Santaは27,000円です。
一見するとStudy.comの方が安く見えますが,Study.comには「実践模試」が含まれていません。
もし,Study.comを利用しながら,力試しとしてTPOの模試を1回分(約5,500円)追加購入したとすると,合計金額は(23,500円+5,500円=29,000円)となり,その時点でSantaの料金(27,000円)を上回ってしまいます。
模試21回分が含まれ,セクション別学習も網羅しているSantaの方が,結果的に圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります↓
| 比較項目 | Study.com | Santa |
| 利用料金(3ヶ月) | 23,500円 | 27,000円 |
| 実践模試(1回分)を追加した場合 | 29,000円 | 追加不要(21回分収録済) |
Santaのキャンペーンは以下でまとめています↓
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まとめ:Study.comとSanta TOEFLはどちらを選ぶべきか
Study.comは,英語だけの環境でTOEFL形式の問題に取り組みたい方や,CEFRレベルを確認しながらセクション別対策を進めたい方に向いています。
一方で,実践模試まで含めてまとめて対策したい方,日本語で疑問を確認できる環境を残しておきたい方には,Santa TOEFLの方が使いやすいです。
「英語だけの環境で細かく実力を測りながら学ぶか」「模試まで含めて総合的に回すか」が,両者を選ぶ分かれ目になります。
個人的に,TOEFL対策をこれから本格化させる方にとっては,模試21回分とセクション別学習を1つのサービス内で扱えるSantaの方が,学習計画を立てやすいでしょう。
もちろん,両者とも良い教材であることに変わりありません。
ご自身の現在の英語力と学習スタイルに合わせて選んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

