今回の記事では「ディアロ」という塾のコースと料金内容を中心に,申し込む前に確認しておきたい事柄をまとめていきたいと思います。
メインとなるコースは全部で5つあり,実際の授業の流れや時間割がどうであるかについても併せてみていく他,料金を安くできる可能性がある方法も紹介しているので是非参考にしてください。
なお,料金だけを知りたいような方は,以下の目次を適宜利用していただけたら幸いです↓
ディアロのコースの特徴
ディアロには5つの「基本コース」とオプション的な扱いの「その他コース」がいくつかあります↓
- AIトレーニングコース
- 学習サポートコース
- AI×1:1対話式トレーニングコース
- 1:1対話式トレーニングコース
- 総合対話式トレーニングコース
- その他コース
このうち3と4のコースは「1:1対話式」という名を冠しており,1と2の内容にマンツーマンの指導が加わった形態となるため,完全に上位互換のコースであると捉えてください。
また,5に挙げた総合対話式のコースはグループ単位での協働学習を基本とし,内容についてもやや特殊なものを扱うコースです。
なお教材の種類としては「映像」または「AI」があり,前者はZ会の講師による授業動画(録画)で学び,後者ではタブレット教材(個別最適化教材)を使うことになります。
詳しくはZ会の通信教育・映像・教室のメリットとデメリットで述べましたが,通信教育の中にタブレットコースが存在していました。
もっとも,日本史探究や世界史探求のようにAIが対応していない科目もあるため,映像の方がより対応範囲が広いと覚えておきましょう。
なお,メソッドはディアロオリジナルのものですが,歴史的にみると個別指導塾の大手である栄光ゼミナールのノウハウが生かされやものです。
基本となる1~5のコース以外に,各種イベント(季節講習,キャンプ,セミナー)や特別講座(学校推薦型・総合型選抜対策講座,英検対策講座)がありますが,いずれも限られた期間での開講となることに注意してください。
どのコースであっても大学入試に必要な学力を身に付けられる他,ディアロは個別指導の形態を取っている関係で,春休みの段階から足並みを揃えて授業を取る必要がないところも特徴的でしょう。
入塾日から受験本番までの残り日数を基に,志望校に合格するために必要な学習計画を逆算で立ててもらえることになるので,理論上いつからでも開始することが可能です。
逆に考えると,受験勉強のスタートが遅れてしまったりライバルたちとすでに差が付いてしまったりする場合であっても,ディアロであれば挽回が可能だと言うことになります。
通常の塾であれば夏休みに入塾しようと思うと,季節講習への参加を余儀なくされることになりますが,ディアロは通常に近いペースで学習できるため,ある程度の知識があることを前提としないわけです。
次章からは上述したコースについて個別に解説していきます。
AIトレーニングコース
ディアロのAIトレーニングコースでは「atama+(アタマプラス)」と呼ばれるAIを搭載した教材を用い,一部の教育機関でしか使うことができない優秀なAI教材を用いての近未来的な学習が可能です。
atama+の特徴として,タブレット上で問題を解いていくほどに学習者の理解度や弱点がデータ化されては蓄積されていくことが挙げられます。
得られたビッグデータはAIの分析力を高め,今その学習者がやるべき問題を探す際に用いられることになるわけです。
問題の正誤によって次に解く問題が変わるイメージを持ってください。
これはいわば自分の隣に別の指導者がいることに他なりませんから,学年を超えて学ぶ直すべき事柄もすぐに提示できるため,学習内容を知らない生徒であっても学習の無駄が生じにくく,これまでにないほど速いスピードで学べてしまうというのが,atama+が評判な理由の1つとなっています。
実際,本教材の理念として提示されているのは
- テクノロジーやAIを活用して基礎学力の習得にかかる時間を半分以下とし,余った時間を社会で生きる力の習得に充てる
という素晴らしい内容で,今や駿台を始めとした多くの大手塾で採用されることになりました。
ただし,国語の記述問題を添削したり,小論文の指導に用いたりすることはまだまだ人にしかできないため,AIトレーニングコースにおいて利用できる科目に制限があることは覚えておきましょう。
高校の科目で言うと「英語・数学・古典・物理・化学・生物・日本史・世界史・地理・情報」に対応していて,中学内容は「英語・数学・国語・理科・社会」です。
atama+は教室内のみの使用となりますが,時間に関しては無制限で学習できます。
学習サポートコース
続いて学習サポートコースの説明に移りますが,こちらは「Z会の映像」というサービスで用いられている教材を使って学べるコース(オリジナルテキストも付いてきます)で,いわゆる反転学習に分類される学習形態です。
映像授業に登場するのはZ会の講師陣ということで,他塾では決して受けられない講義内容である他,アーカイブ形式であるために24時間いつでも観ることができますし,視聴速度も自由に変えられます。
わざわざ長い通学時間をかけて校舎に向かう必要がないところも大きなメリットでしょう。
課題のチェックや計画を立てるためにディアロに通うことにはなるため,有名講師の授業を受けるために遠いところまで足を運ぶことにはならないという意味ですが,実際,地方で質の高い講義を受けるのは困難です。
なお,対応している科目をみてみると,先のAIトレーニングコースが対応していない国語や小論文なども含まれています。
学習スタイルですが,予習こそ自宅で行うことになるものの,ディアロ側で映像の理解状況のチェックや学習方法の指導などを別に行ってもらえることから「個別指導」に分類されるのが特徴で,単に映像を観て終わりとはならず,第三者のチェックが入るので安心です。
AI×1:1対話式トレーニングコース
こちらは比較的最近加わったコースで,atama+を教材として用いた後,ディアロ特有の対話式トレーニングを行うコースになります。
ここで再度解説し直してみると,atama+はAIを用いた学習システムで,2000を超える塾や教室で採用されているものです。
個別最適化学習を可能にするサービスは今では複数種類が存在していますが,その中でもこのatama+の評判は群を抜いています。
とはいえ,個人で直接申し込むことができず,例えば先に紹介した駿台のプレミアムサポートコースや,城南を始め個別指導がウリの塾,そしてZ会と縁の深い栄光や増田塾などのオプションとしての利用が可能です。
あくまでAIが得意とする内容の出題に限られるものの,基礎学力の習得をスピーディーに行うことができ,第三者の目が届かないところであってもatama+のAIによる診断が行われるので安心できるでしょう↓
基礎といっても,数IIIのような内容は教科書だけちゃんと理解しただけでも入試でかなりの点数を取れるものですし,もちろん定期テストで満点近く取れれば一般選抜以外の合格も視野に入ってくるため,長期休みにおける利用もおすすめできます。
なお,1:1対話式トレーニングの授業風景を後で詳しく紹介しているので,是非そちらを読んでいただきたいのですが,当サイトの見解は「このサービスなしにディアロは語れない」ということで,あとは教材をAIにするのか映像にするのかの2択で悩むようにしてください。
1:1対話式トレーニングコース
先の学習サポートコースで使う「Z会の映像」に「対話式トレーニング」を組み合わせたのがこのコースで,ディアロが創設された当初から当サイトが一番推してきたものです。
対応科目は多くの受験科目を網羅している他,このコースならではの魅力として,自分で学んだ内容を実際の授業の中でさらに深い知識にまで昇華できるところが挙げられます。
詳しくはディアロの評判から考える個別指導の価値のところで分析しましたが,予習した内容を塾でトレーナーに自分の口で説明しなければならないため,自分の言葉でわかりやすく言い換える練習を積めるだけでなく,トレーナーのとの問答を通して様々な気づきを得ることもできてしまうわけです。
ディアロならではの特徴となっているので,是非体験してみてください。
総合対話式トレーニングコース
こちらはディアロで唯一,3~4人のグループから成るコースです。
対象学年は高3生に限られますが,トレーナーを唯一の対話相手とするのではなく,同じ学年の仲間たちと協働しながら総合的な出題に取り組むことができます。
自分1人では思いも付かなかった新しい答えを生み出したり,普段交流がないタイプの受験生と学び合えたりすることは,本コースでしか体験できない貴重なものになるでしょう。
大学入試の総合型選抜でグループディスカッションがある場合はもちろん,ケンブリッジ英検のスピーキングテストでも受検者同士で意見を出し合う場面は見受けられます。
対象科目は英数国で,こちらも予習時の反転学習で基本知識を学ぶことができますが,教室内では大学共通テストにも頻繁に登場するような初見問題を通して,総合的な知識を問う記述問題への対応力を高めていきましょう。
その他コース
その他コースには「各種英語資格・検定」や「学校推薦型・総合型選抜」の対策講座,さらには長期休暇に合わせて行われる「季節講習」が含まれます。
例えば英検(準1級まで対応)を受ける予定がある方は,英検対策コンテンツという特別なタブレット教材を用いることで,1人では対策が難しいとされるライティングやスピーキングまでを含めた学習が可能です。
学校推薦型・総合型選抜対策講座では志願理由書の作成と面接の練習が可能となっていて,これはディアロの対話式トレーニングと非常に相性が良いように感じます。
今ではオンライン上で対策ができるスタディサプリのような教材もありますが,志望する大学が求める人物像については個別に人の手で対応していく方が賢明でしょう。
普段からディアロのトレーナーとトレーニングを積んでおくことで,本番で口ごもるようなことにはなりません。
季節講習のタイミングで新しくディアロに入塾する方も多いでしょう。
もちろん,集団塾と異なり,特定の講師が黒板で授業をするようなものではないため,ここまでに紹介したいずれかのコースを用いて長期休暇用のスケジュールでもって個別に学んでいくことになります。
普段から学んでいる人はオプションとして英検や総合型選抜対策の講座を取ってみるのも良いでしょう。
大学受験において特に英語の成績は高ければ高いほど入試で有利に事を運べるので,他教科のバランスもみながら(弱点があるときはそちらを優先すべきですが),力を入れて勉強してください。
次章では,ディアロ特有の対話式トレーニングについて具体的にみていくことにします。
ディアロの対話式トレーニングの流れ
ディアロで対話式トレーニングを採用しているコースは,AI教材を使うかZ会の映像を使うかというインプット段階で違いが見られるものの,実際にアウトプットする(対話問答とプレゼンをする)際の手順は同じです。
ここでは実際にディアロに通うことになった際の日常に迫ります。
ガイダンスを受ける
合格に必要なものの中で,一番難しくて大切なこととは何でしょう。
「必死に勉強すること」と答える方が多いように思いますが,実際は少し違います。
勉強することは確かに必要ですが,間違った方法で進めてしまっては折角の努力も無駄になりかねません。
最近「率直に言います。あなたは勉強方法を間違えていただけです」などと語る某予備校のCMを目にしましたが,実際まさにその通りで,山の頂上を目指していても正しい方角に進んでいなければ大きく遠回りしてしまいますし,自分のいる場所を見失ってしまうことにも繋がるでしょう。
頑張ったのに結果がでなければトラウマになってしまいますから,「努力の量」と「努力を向ける対象」の2つに気を配ることが大切です。
よって先の質問において合格に必要なものは何かと聞かれたら,
しっかりとした学習方法と計画
と答えるのが正解となります。
ディアロのような個別指導形式の塾であれば,各人に対してきめ細かな対応が可能です。
独学で勉強するのであれば特に時間をかけて慎重に計画すべきところですが,経験を積んだスタッフの助けがあれば,初回のガイダンスだけでも当面の間は有効な学習計画を立ててくれます。
第三者の目でもって客観的に判断されてのものなので忖度はありませんし,後に計画の修正を余儀なくされたときでも,良い意味でペースアップしたいときにも容易に対応することが可能です。
インプットする
ガイダンスを受けて方向性が定まったら,あとはその計画を忠実に実行していきましょう!
「計画通り進められれば受かり,続けられなければ落ちる」という単純明快なルールに基づくのが受験です。
とはいえ,特に最初のうちは教材の使い方が分かりにくかったり,内容的に理解が困難な問題に出会って「もうやめた」などと投げやりな気持ちになってしまったりすることがきっとあるでしょう。
ですが,先述したようにそもそもディアロが自宅学習用に採用しているのは「Z会の映像」や「atama+」だったりするわけで,例えば前者の品質についてはかつてオリコンランキングで1位に選ばれたほどの教材です。
よくよく考えてみますと,特に予習をする段階においては生徒は初めて新しい知識に触れることになるわけです。
私は高校生時代に授業を真面目に受けていなかったため,未習範囲を後になっていざ独学しようと思った際,さんざん苦労させられたという苦い記憶があります。
どこが大切なポイントで絶対に覚えるべき内容であるかを,当時の自分(勉強ができない人)の頭だけで判断することがどれだけ難しいかがよくわかりました。
未習範囲を学習する際にZ会の映像が利用できるのであれば,動画の黒板上で講師がメリハリをつけて解説してくれることになるため,「難しすぎてわからない」などと諦めることなく最後まで飽きずに学習できることに繋がるわけです。
これもまた私の受験時代の話になりますが,ちょうど衛星放送が予備校に導入され始めた頃だったこともあって,自分も代ゼミでサテライン授業を受けることに決めました。
当時はVHSで,塾のブースに通ってヘッドホンを装着して学習していた記憶がありますが,自分のペースで進められるため速習するのに便利でした。
ライブの授業と比較すると緊張感や集中度で劣る部分は見られますが,スピード学習できることは映像授業ならではの大きな魅力です。
もちろん,映像授業を任されるのは「実力のある(飽きさせないという意味の実力も含む)講師陣」ですので,その豊富な知識でもって語られる内容は受講者のやる気を刺激し続けるでしょう。
そして映像授業の良さについてもう1点付け加えるならば,場所を選ばずに学習できるところが挙げられます。
自宅や電車の中や学校のすき間時間を利用して学習できるというのは,部活や学校生活などで忙しい現役生にはピッタリだと思いますし,忙しい中での時間管理の技術は当人の要領の良さにも良い影響を与えてくれるため,社会に出てからも大いに役立つことでしょう。
令和時代にはこうした能力がこれまで以上に重宝されるはずです。
私の塾を見渡しても,良い成績が取れない生徒は確かに要領が悪い子が多いように感じます。
アウトプットする
ここまでにガイダンス→予習(インプット)と説明してきましたが,その次に来るのは「アウトプット」です。
この授業形態こそがディアロの最も特徴的かつ他の塾と一線を画すもので,ディアロは独自の授業スタイルを「対話式トレーニング」と呼んでいます。
これは,映像授業などで学んだ知識をディアロのトレーナーと生徒が実際に対話することで,さらに深い知識へと変えていく方法です。
映像授業で学んだ内容はライブよりも記憶に残りにくく,特に速習すればするほどに忘れてしまう速度も早まってしまうのが一般的な傾向であると言えます。
しかし,学んだ内容を誰かに説明することによって,自分の頭でもう一度論理的に考え直すことになるため,そこで知識がしっかりと定着することに繋がるわけです。
「ただわかっただけ」の状態から「いつでも誰かに論理的に説明できる」状態に変わると,知識としてはだいぶ忘れにくいものとなります。
それと同時に,自分がうまく説明できないことを見つけることにも役立ち,その部分をトレーナーと議論しあうことによってさらに理解が深まることも期待できるでしょう。
自分の弟や妹に勉強を教えた経験がある人は,自分だけが理解できれば良いことと比べて,他人に自分の理解したものを説明することがどれだけ難しいのかを知っています。
私自身,本当は自分の説明の仕方が悪かったにもかかわらず,つい「こんなこともわからないの」などと暴言を吐いてしまったことさえありました。
「何かを習得したければ教える側になれ」という格言めいたものもありますが,「他人にわかりやすく説明できる技術」は,是が非にでも身につけたい能力の1つだと思っています。
総合型選抜のような面接を含む試験形態で,自分の意見を面接官に説明するときはもちろん,テストを介して自分の解答を紙に記述する際においても,実は上の技術を用いて採点者に説明をしていると見なせるわけです。
ディアロのCMをみると生徒がホワイトボードを使って説明している様子が登場してきますが,
学校の先生になったみたいで楽しい
とか
口下手で内向的だった子どもの性格が変わった
などの評判を耳にします。
これについては,実際にディアロの教室を見学して確認してみてください!
また,対話式トレーニングの陰に隠れた「タイムトライアル」も見逃せない要素の1つです。
確認テストをただ漫然とやるだけでなく,時間をしっかりと区切って時間内に解ききる練習を積むことは,受験のような制限時間のあるテスト対策として有効でしょう。
個別指導を掲げる塾においては,生徒本人のレベルに合わせた確認テストを作ってもらえるのも特徴で,ディアロでも指導管理が行き届いています。
学習カウンセリング
授業の最後には当日のまとめを行い,次回までにやってくることを再確認しますが,学んだ範囲を振り返って見直すことで当事者意識と言いますか目的意識がしっかりしてくるわけです。
わずか5分でもこういう振り返りの時間を設けることは,効率良く勉強する上では欠かせません。
とはいえ,それを軽視して実際に実行できていない塾も多くあります。
重要なことなので繰り返しますが,「他人に自らの口で説明したことがある知識は,ただ黙って学んだ知識よりも忘れにくくなる」のは私の講師人生からみても確かです。
ディアロで学んだ勉強の姿勢は普段の勉強にも積極的に取り入れるようにしてください。
ディアロの時間割
ディアロが開いている時間は校舎ごとに多少異なるものの,「平日だと15~21時が開室」となっているところが多いです。
日曜と祝日は休みになりますが,開室時間中であればディアロに行って自習したり映像授業の視聴ができたりします。
詳細は後述する公式ページから資料を取り寄せていただけたらと思いますが,私の住んでいる地域にあるディアロの授業開始時間は以下のようなものでした↓
とある教室の授業開始時刻
月~金:17時,17時45分,18時30分,19時15分,20時,20時45分
土:上記時間に14時,14時45分,15時30分,16時15分を追加
部活などで忙しい学生生活を送っている現役生がどのように講座を取っているかですが,以下の動画を是非視聴してみてください↓
ここまでの記事内容をお読みになった方であれば,出てきた用語は馴染みのあるものだったでしょう。
科目の種類や数など多少の違いはあると思いますが,ディアロでは大体このような1週間を送っていくことになりますので,忙しい学生生活の中であっても計画的に勉強を続けていくことができます。
なお,自習室は授業がない日であっても利用が可能です。
わからない箇所もトレーナーに質問できるので,自宅で勉強できない高校生も助かります。
ディアロの料金の目安
本章では,ディアロのHPでは確認できない料金について少し述べてみようと思います。
入会金を除いて,すべてが月額料金となっていることにご注意ください(とある校舎の一例ですので,あくまで参考程度に考えていただけると幸いです)。
入会金
入会金はコースを問わず「33000円」程度となっています。
なお,いくつかのコースを複数受講する場合であっても,入会金は初回時にしかかかりません。
授業料
受講科目問わず1講座「22000円」が目安になります。
サービス内容の確認ですが,「映像×1:1対話式トレーニングコース」だと,
- Z会の映像+1対1の個別指導
を月に4回受けた場合の料金がそれです(1回が40分授業です)。
これに加えて,最近の物価高によりディアロにおいても環境維持費・システム費がかかることになったと聞きますので,数千円が加算されるように思われます。
その他,各人の希望したいで個別トレーニングの時間を2倍にしたり,講座数を増やしたりもできますが,その場合は料金が大きく変わることになるため,請求した資料に書かれていない事柄については無料体験やガイダンス時に質問するようにしてください。
科目数が増えてしまうと料金は高くなりますが,これはどこの個別指導塾においても変わりません。
ディアロの料金を安くする方法
最後に,ディアロを安く利用する方法をお知らせします。
コロナ禍や値上げラッシュを経ての昨今ですので,過去と同じ特典内容が維持されるとは考えられませんが,ディアロでは現在においても入学金や授業料が安くなるキャンペーンを不定期に実施していることは確かです。
資料請求または無料体験をすることで初めてその存在を確認できるものも多く,それは校舎ごとに内容が異なるからで,長期休暇前などにHP上で公開される場合もなくはないものの,やはり基本は校舎ごとに任せているというのが正しい認識だと思われます。
実際,HPをみてみると,キャンペーンページの下のところに以下の文面が小さく書かれていることを確認できました↓
上記ラインナップ以外にもスクール独自で無料講座・無料カウンセリングを実施している場合もございます(2024年7月8日取得)。
なお,以下の画像に示したのは「2024年夏のキャンペーン」ですが,入会金が無料になっていることが確認できるはずです↓
私が数年前に資料請求をしたときは「入会金と初月の受講料金が50%安くなるキャンペーン」だったため,条件的にはほぼ同じものを維持できています。
いずれにせよ,キャンペーンを利用することで支払額が数万円変わってきますので,以下の公式ページから資料請求または体験授業を忘れずに申し込むようにしましょう↓
まとめ
以上,ディアロのコース紹介とトレーニングの流れ,そして最後に料金やお得情報についてまとめてきました。
基本コースの選び方ですが,判断基準を箇条書きにしてみると以下の通りです↓
AIトレーニングコース:atama+で基礎学力を身に付けたい,総復習を素早く行いたい方
AI×1:1対話式トレーニングコース:上記内容に加えて対話式トレーニングを行いたい方
学習サポートコース:Z会の映像を使って難しい内容まで理解を深めたい方
1:1対話式トレーニングコース:上記内容に加えて対話式トレーニングを行いたい方
総合対話式トレーニングコース:グループワークで多様性や協働性を伸ばしたい高3生
最後に個人的な経験から一つ忠告させていただきますと,塾選びの際は単に塾の知名度だけで選ぶことのないようにしてください。
塾に実際に足を運んで初めてわかることがたくさんありますので,気になった場合はとりあえず体験授業を受けてみることをおすすめします。
保護者の気持ちとして「わが子にはこの塾に行ってほしい」などの希望もあるかと思いますが,やはり塾に実際に通うことになる生徒本人の気持ちを優先するのが一番です。
特に個別指導は講師との相性が一番大切になってきますから。
ディアロは2016年に始まった新しい塾ですが,多様な入試方式を採用している大学を中心に合格実績を着実に積み上げています。
新校舎も増え,合格者数は今後ますます増えるでしょう。
なかなかに塾業界も生き残りが大変ですが,是非頑張って欲しい注目の塾です。