今回の記事では,「ディアロ」という塾のメインコースについての詳しい紹介と,また月謝や授業料はどのくらいかかるのかという2点について主にまとめています。
長い記事になっているので,必要に応じて以下のもくじを利用してください(料金情報のみをお探しの方など)。
ディアロの個別指導のコース紹介
ディアロの個別指導ですが,現在5つの通年コースがあり,それはずばり,
- AIトレーニングコース
- 映像コース
- 映像×1:1対話式トレーニングコース
- 総合対話式トレーニングコース
- 特別講座
です。(完全にオンラインのDialo Onlineはこちら)。
ただし,長期休暇時に講習が行われたり,新規コースが追加されることもありますので,細かい情報については公式サイトをご確認ください↓
公式サイト
上に示したどのコースも,大学入試で合格するための学力を身に付けることを目標にしていますが,ディアロは個別指導の形態を取っているため,3月の春期講習の段階から,足並みを揃えて授業を取る必要がないところが魅力の1つでしょう。
入塾した時から受験日まで何日あるかを計算し,志望校に合格するために必要な学習計画を立てることで,いつからでも始めることができます。
夏休みなどの長期休暇中も,特別な講習を取ることなく通常のペースで受講していけば良いので,規則正しい学習習慣に基づいて学習可能です。
もっとも,時間があるときに普段とは違うグループ学習(高3生のみ)や英語の資格・検定の勉強を集中的に行うのは選択肢としてありでしょう。
ただし,独習する時間というのも学力を高める上では大切な時間であり,長期休暇だからといってスケジュール目いっぱいに授業を詰め込んでみたところで,学んだことを消化することができなくならないように注意してください。
以下では,上記5つのコースについて,より詳しく紹介していきましょう!
AIトレーニングコース
AIトレーニングコースとは,「atama+(アタマプラス)」と呼ばれるAIを搭載した教材を利用した個別指導コースで,一部の学校でしか使われていない優秀なAI教材を普通の塾で用いた,近未来的な学習形態です。
atama+の特徴として,タブレット上で問題を解いていくほどに,学習者の理解度や弱点というのがデータとして蓄積されていくことが挙げられます。
そのデータをAIが自動で分析し,今やるべき問題を膨大な量あるデータベースから探してきては提示してくれるのが特徴です。
そのため,学習に無駄が生じにくく,これまでにないほど速いスピードで学習できるというのが,atama+の利用者が共通して言う評判となります。
実際,本教材の理念ですが,「テクノロジーやAIを活用して基礎学力の習得にかかる時間を半分以下とし,余った時間を社会で生きる力の習得に充てる」というもので,まさにこれからどんどん採用が増えていくのではないでしょうか。
科目は高校では「英語・数学・物理・化学・生物」,中学では英数理社となっており,英語と理系科目に強い印象です。
映像コース
続いて映像コースの説明に移りますが,「Z会の映像」を教材に用いたコースで,いわゆる反転学習に分類されるものです。
映像は24時間いつでも観られますし,視聴速度も自由に変えられます。
何より,わざわざ長い通学時間をかけて授業を受けに行く必要がないのが大きなメリットでしょう。
科目には,AIコースが対応していなかった国語や日本史,世界史に地理に小論文などが含まれています。
学習スタイルとしては,自宅で予習を行うものの,ディアロの方で理解状況のチェックと学習方法などの指導を別に行ってもらえることから,個別指導に分類されるのが特徴で,単に映像を観て終わりにせず,人によるチェックが入るので安心です。
映像×1:1対話式トレーニングコース
上の「Z会の映像」に「対話式トレーニング」を組み合わせたのがこのコースで,ディアロが創設された当初から,当サイトでイチ押ししているものです。
対応科目は多くの受験科目を網羅している他,このコースならではの魅力として,自分で学んだ内容を,実際の授業の中でさらに深い知識に変えられるところが挙げられます↓
これはつまり,自分が予習段階で学んだことを,塾でトレーナーに説明しなければならないということであり,わかりやすく自分の言葉で言い換える練習を積めるだけでなく,トレーナーの質問によっても気づきのヒントを得ることができるはずです。
これについてより詳しくは,次章の「トレーニングの流れ」を確認してください。
総合対話式トレーニングコース
こちらはディアロで唯一,3~4人のグループから成るコースです。
トレーナーを相手とするのではなく,同じ高3の相手と協働しながら,総合的な出題に取り組みます。
自分1人では考え付かなかった新しい答えを作り出したり,または受験生と交流することは本コースでしか体験できません。
科目は英数国で,2020年度から新設されたコースです。
ここでも,近年注目が集まっている反転学習を採用しています。
特別講座
特別講座は「英語資格・検定対策オプション/英検対策」などとも呼ばれますが,英語民間試験の対策ができるコースです。
英語に特化したコースですが,教材としてZ会Asteriaや各種学習アプリを用いることで,ライティングの練習からオンライン英会話レッスンまでと幅広く対策できます。
これまでに紹介してきたような各種対話式コースとは大きく性質が異なりますが,英語の成績は良ければ良いほど,入試で有利に事を運べるようになるので,他教科のバランスも考えながら勉強しましょう!
英検では準1級まで対応です。
次章では,ディアロで基本となるトレーニングの流れをチェックしていきます。
ディアロにおけるトレーニングの流れ
ここではディアロで最も基本となる,対話式トレーニングコースの学習の流れについてまとめてみました。
AIトレーニングコースと英語4技能トレーニングコースは,インプットなどがやや異なりますので,請求した資料の内容や体験授業にて確認してください。
ガイダンスを受ける
合格に必要なもので,一番難しくて大切なこととは何でしょう。
「必死に勉強すること」と答える方が多いように思いますが,実際は少し違います。
勉強することは確かに大切ですが,間違った方法で進んでしまっては,せっかくの努力が水の泡となって,合格につながりません。
山の頂上を目指していても正しい方角に進んでいかなければ,大きく遠回りしてしまうこともありえますし,自分のいる場所を見失ってしまうこともあるでしょう。
「努力の量」と「努力を向ける対象の質」の2つが大切だということです。
よって,合格に必要なものは何かと聞かれたら,「しっかりとした学習方法と計画」と答えるべきです。
ディアロを始めとする「個別指導」というスタイルの塾であれば,個人に対してきめ細かな対応が可能だとすでに述べました。
独学で勉強を進める際は,特に時間をかけて慎重に計画すべきところですが,経験を積んだスタッフの助けがあれば,初回のガイダンスを通して最適な学習計画を立ててくれます。
第3者の目で客観的に判断できるので,計画の修正も容易です。
インプット
ガイダンスを受けてやるべき勉強内容が明確になったら,あとはその計画をただ実行するだけです。
「計画通り進められれば受かり,続けられなければ落ちるという単純明快なルールに基づくのが受験である」という解釈は,ある意味当たっています。
しかし,そうは言っても具体的にどうやって教材を使っていけばよいのかがわからなかったり,内容的に理解が困難な問題に出会ってしまうと「もう,やーめた」などと投げやりな気持ちになってしまうのが人間というものです。
そんな悲しいことにならないよう,ディアロは使う教材を予めしっかりと選定して指導してくれます。
ディアロが自宅学習用に採用しているのは「Z会の映像」という授業映像ですが,この映像教材の質については,オリコンランキングで1位に選ばれるほどの教材ですので心配は無用です↓
よくよく考えてみますと,特に予習をする段階においては,生徒は初めて新しい知識に触れるわけです。
私自身が高校生だった時には授業を真面目に受けていなかったので,抜け落ちている範囲を後からいざ独学しようと思った際,さんざん苦労した苦い記憶があります。
どこが大切なポイントで集中して覚えるべき内容なのかを,自分の頭で判断することがどれだけ難しいのかがよくわかりました。
未習範囲を学習する際に,Z会の映像授業が観られるのであれば,動画内の黒板で講師がメリハリをつけて解説してくれるため,「難しすぎてわからないや」と諦めることなく,最後まで飽きずに学習を進めることができるわけです。
私が受験をした時代をもう少し振り返ってみると,ちょうどサテライト授業が予備校に導入され始めた頃であり,自分も実際に代ゼミのサテライン授業を受けることにしたわけです。
当時はVHSで,塾のブースでヘッドホンをつけて学習していたような記憶がありますが,自分のペースで進められるので速習に使っていました。
ライブ授業(実際に講師が話す授業)との大きな違いとして,スピード学習ができるというのは,映像授業ならではの魅力だと感じています。
もちろん映像授業を任されるのは「実力のある(飽きさせないという意味の実力も含む)」講師陣ですので,その豊富な知識と語る内容は,受講者の学ぶモチベーションを維持するのに大変役立つものとなるでしょう。
そしてもう一点,映像授業の良さについて付け加えると,場所を選ばずに学習できるというところが魅力です。
自宅や電車の中や学校のすき間時間を利用して学習できるというのは,部活や学校生活などで忙しい現役生にはピッタリだと思いますし,忙しい中での時間管理の技術は,当人の要領の良さにも関係してくるため,社会に出てからも大いに役立つでしょう。
21世紀はこういった能力がこれまで以上に重宝される時代です。
大学に入っても良い成績が取れない人は,勉強の要領が悪い子が多いように感じます。
アウトプット
ここまで,ガイダンス→予習(インプット)と勉強の流れを説明してきましたが,その次に来るものは「アウトプット」です。
この授業形態こそがディアロの最も特徴的な部分かつ他の塾と一線を画すもので,ディアロでは独自の授業スタイルを「対話式トレーニング」と呼んでいます。
これは,映像授業などで学んだ知識を,ディアロのトレーナーと生徒が実際に対話することで,さらに深い知識へと変えていく方法です。
映像授業で学んだ内容はどうしても記憶に残りにくく,特に速習すればするほど,忘れてしまう速度も増えてしまうのが一般的な傾向となります。
しかし,学んだ内容を誰かに説明することによって,自分の頭でもう一度論理的に考え直すことになるため,そこで知識がしっかり整理されることになるわけです。
「ただわかっただけ」の状態から,「いつでも誰かに論理的に説明できる」という状態に変わると,知識として忘れにくくなります。
そして同時に,自分がうまく説明できないことを見つけることにも役立ち,その部分をトレーナーと議論しあうことによってさらに理解が深まることも期待できるわけです。
自分の弟や妹に勉強を教えた経験がある人であれば,自分のみが理解すればよいことと比べて,他人に自分の理解したものを説明するというのがどれだけ難しいのか思い知った経験があるのではないでしょうか。
私自身,本当は自分の説明の仕方が悪いにもかかわらず,ついつい「こんなこともわからないの」などと言ってしまったものです。
「何かを習得したければ,教える側になれ」という格言めいたものもありますが,「他人にわかりやすく説明できる技術」は,是が非にでも身につけたい能力の1つでしょう。
総合型選抜含む面接を含む試験形態で,自分の意見を面接官に説明するときに限らず,テストを介して自分の解答を紙に書く際であっても,実はこの技術を用いて採点者に説明をしているとみなせるわけです。
ディアロでは生徒がホワイトボードを使って説明している様子が見られますが,「学校の先生になったみたいで楽しい」とか,「口下手で内向的だった子どもの性格が変わった」という評判があります。
実際にディアロの教室を見学して確認してみてください!
また,対話式トレーニングの陰に隠れたタイムトライアルも見逃せない要素です。
確認テストをただ漫然とやるだけでなく,時間をしっかりと区切り,時間内に早く解ききる練習を積むことが,受験のような制限時間のあるテストの対策として有効でしょう。
個別指導を掲げる塾においては,生徒本人のレベルに合わせた確認テストを作ってもらえるのも特徴で,ディアロでもこうした個別指導管理が行き届いています。
学習カウンセリング
その日の授業の最後に当日のまとめをして,次回までにやってくることを再確認しますが,学んだ範囲を振り返って見直すことで,目的意識がしっかりしてくるわけです。
わずか5分でもこういう振り返りの時間を設けることは,効率良く勉強する上では欠かせません。
加えて,他人に自らの口で説明したことがある知識というのは,ただ黙って学んだ知識よりも忘れにくくなっているという報告もあるので,ディアロで学んだ勉強の姿勢を普段の勉強にも積極的に取り入れてみてください。
ディアロの時間割について
ディアロが開いている時間についてですが,平日は15時から21時頃で,土曜日のみ14時から開室となるところが多いです。
日曜と祝日はお休みで,開室時間中であればディアロに行って自習や映像授業の視聴ができます。
また,私の住んでいるところに近い教室の授業開始時間は,以下のようなものでした↓
ディアロの授業開始時間
月~金:17時・17時45分・18時30分・19時15分・20時・20時45分
土:上記時間+14時・14時45分・15時30分・16時15分
ただし,コースの有無や授業時間はディアロの校舎ごとに異なるので,あくまで上記は参考例です。
部活などで忙しい学生生活を送っている現役生がどのように講座を取っているか,以下を参考にしてみてください↓
今とはコース名に違いがありますが,大体このような1週間を送っていくことになりますので,忙しい学生生活の中でも計画的に勉強を続けていくことができます。
自習室は授業がある日もない日も可能です。
わからない箇所も質問できるので,自宅だと勉強できないという高校生も助かりますね。
ディアロの料金について
本章では,ディアロの HP上では確認できない料金についてまとめてみたいと思います。
入会金を除いて,すべてが月額料金となっていますのでご注意ください(とある校舎の一例ですので,こちらも参考程度にどうぞ)。
なお,次章に記載している通り,資料請求をすることで入学金の免除などのキャンペーンが受けられる場合が多々あります。
そのため,いきなり塾に出向く前に,公式サイトの方から,資料請求または体験授業を申し込むのがおすすめです。
入会金
入会金はコースを問わず「33000円」程度となっています。
なお,いくつかのコースを複数受講する際であっても,入会金は初回時にしかかかりません。
授業料
受講科目問わず,1講座「22000円」となります。
サービス内容の確認ですが,「映像×1:1対話式トレーニングコース」の方は,
Z会の映像(受講科目は見放題)+1対1の個別指導
を月4回受けた場合の料金です(個別トレーニングの時間は1回40分)。
普通の個別指導の塾の中には,授業料の他に維持費や諸費用などが別途授業料に加算されることが多いのですが,ディアロの場合はすべてが「込み」の料金設定ですので,大変わかりやすい月謝設定のように感じました。
もっとも,各自の要望により,個別トレーニングの時間を2倍の80分にしたり,講座数を増やすこともできますが,その場合は料金が変わりますので,詳細は無料体験やガイダンスのときに質問するようにしてください。
ディアロの料金を半額にできたお得情報
最後に,実際に行われた割引特典についてお知らせします。
コロナもあり,値上げラッシュの昨今ですので,現在も同じ特典内容ではないでしょうが,ディアロでは時期ごとに入学金や授業料が安くなるキャンペーンを実施していることは確かです。
とはいえ,資料請求または無料体験をしないとその存在自体が確認できないことが多く,事前にその情報をキャッチすることもできません。
HP上で公開される場合もありますが,基本は校舎ごとに任せているのでしょう。
なお,私が資料請求をしたときには,入会金や初月の受講料金が50%も安くなるキャンペーンを実施していました。
最大で50000円くらいは変わってくるものでしたので,是非公式サイトから,資料請求か体験授業を申し込んでいただくことを強くおすすめします↓
まとめ
以上,ディアロのコース紹介とトレーニングの流れ,そして最後に料金とお得情報についてまとめてきました。
最後に個人的な経験から一つ忠告させていただきますと,塾選びの際には,単に塾の知名度だけで選ぶことのないようにしてください。
塾に実際に足を運んで初めてわかることがたくさんありますので,気になった場合はとりあえず体験授業を受けてみることをおすすめします。
保護者側の気持ちとして「わが子にはこの塾に行ってほしい」などの希望もあるかと思いますが,やはり塾に実際に通うことになる生徒本人の気持ちを優先するのが一番です。
特に個別指導は,講師との相性が一番大切ですから。
ディアロは2016年に始まった新しい塾であり,まだまだ結果を求められる大切な時期が続きますから,どのスタッフも特にやる気に満ち溢れています。
教わる環境としては最高だと思いましたし,ディアロの合格実績も上々です。
とはいえ,新校舎も増えているので,校舎によってはトレーナーが揃っていないためカバーできないところがあるかもしれません。
なかなかに塾業界も生き残りが大変ですが,是非頑張って欲しい注目の塾です。