今回は,スタディサプリを活用して「中学数学を高速学習(先取り・総復習)する方法」を解説していきます。
スタディサプリのようなオンライン教育サービスを利用する最大のメリットは,長期休暇などを生かし,学年の枠を超えて自分のペースで一気に予習・復習を進められる点にあります。
ここで,公立中学出身である私の友人の事例を一つご紹介しましょう↓
これは極端な成功例ではありますが,数学は学び方がハマると短期間で一気に伸びやすい教科でもあります。
当記事では,その具体的なやり方について解説しますが,まずは「中学数学の学習範囲と必要な時間」について考えるところから始めましょう!
中学数学の全範囲は「何時間」で学び終えられるのか
数学といえば,苦手意識を持つ中学生や大人が多い科目です。
しかし,数学は「素早く正確に処理する計算力」と「論理的にスマートな結論を導き出す力」を養う上で非常に役立ちます。
例えば,「排出率5%のガチャを20回引いて当たらない」ことに対して,感情的に怒るのではなく「ハズレる確率は約36%もあるから仕方ない」と冷静に判断できるのも数学の力です。
高校数学になれば内容が一気に抽象的で難しくなりますし,小学算数であっても中学入試レベルになると特殊なひらめきが求められます。
しかし,実は公立中学で学ぶ3年間の数学は,正しい手順で学べば驚くほど短期間で習得できる「最も高速学習に向いた教科」なのです。
ここで1つ,日本でトップレベルの中学生が集まる鉄緑会の年間予定表を見てみましょう↓

※数年前に確認した年間予定表の一例です。現在のカリキュラムとは異なる可能性があります。
それによると,約11ヶ月にあたる44週間を費やすことによって,代数と幾何の両方をすべて学んでいくスケジュールが組まれています↓
鉄緑会の中1生の年間スケジュール
1~2週:正負の数,3~5週:式の計算I,6~10週:方程式,11週:平行,12~14週:三角形の合同,15~16週:不等式,17~19週:平行四辺形,20~23週:1次関数,24~26週:相似,27~30週:式の計算II,31週~34週:円,35~36週:無理数,37~38週:2次関数,39~40週:三平方の定理,41~43週:2次関数,44週:まとめ
学習内容の詳細について今はピンとこなくても構いません。
重要なのは,上記が「中学校の3年間で習う数学の全範囲」であるという点です。
これはつまり,中学数学の全範囲は「数年かけないと終わらないほど膨大な量」ではないことを意味します。
ところで,この塾の授業時間を単純に算出してみると「132時間(週3時間 × 44週)」となります。
中学生の夏休みは約40日ありますから,毎日約3時間強勉強すれば,たった1回の夏休みで同じ時間数に達する計算になります。
「同じ時間をかけて勉強するのであれば,短い期間で一気に学ぶ方が効率が良い(忘れる前に次につながる)」というのは学習の鉄則です。
冒頭で述べた「中2の夏に一気に中学数学をやり終えた」というエピソードは,決して夢物語ではなく,数字に裏付けられた「多くの中学生にとっても,再現可能性のある学び方」と言えます。
スタディサプリが中学数学の高速学習に向く理由

中学数学の高速学習を成功させるために絶対に欠かせない条件は,「わかりやすい指導者」と「体系化された教材」が揃っていることです。
短期間で一気に学習しようと思ったら,通常は「付きっきりで毎日3時間教えてくれる優秀な個別指導の先生」を高額な費用で雇わなければなりません。
しかし,オンライン学習のスタディサプリを使えば,その条件が比較的低コストで簡単にクリアできてしまいます。
月額定額で,中学3年間の全範囲をカバーするプロ講師の講義を,24時間いつでもどこでも受け放題になります。
授業を担当するのは,有名予備校で高い実績を残してきたトップ講師たちです。
さらに,PDFで無料ダウンロードできる数百ページにわたるオリジナルテキストまで用意されているため,高速学習に必要な条件がかなり揃っています。
個人的に最大のメリットだと感じているのが,対人授業ではないため,動画を一時停止したり,自分のペースで進めたりできる点です。
わかるところは倍速で飛ばし,わからないところは何度も巻き戻して確認する。これができるからこそ「高速学習」が成立するのです。
スタディサプリの中学数学にかかる時間とペース配分

ここからは,スタディサプリを使って中学数学を高速学習していく具体的な手順を紹介します。
メインとして使うのは,中1から中3までの「授業対策講座」です。自分の学校の教科書が設定されていればそれを,なければ「共通版」を選んでください。
学び方はシンプルで,中1の第1講から順番にやっていくだけです(※自動でペースを作るミッション機能はオフにして構いません)。
共通版を基準に確認した場合の講義数は以下の通りです↓
スタサプ中学数学の講義数
- 中1:全53講義
- 中2:全43講義
- 中3:全48講義
合計:全144講義
膨大な量に感じるかもしれませんが,メインの解説動画は1本あたり平均5分程度に短く調整されています。
動画の板書内容はすべてテキストに載っているため書き写す手間が省け,浮いた時間を問題の解き直しや復習にたっぷりと割くことができます↓

動画視聴と確認テスト(演習)の時間を合わせると,1講義あたりにかかる時間は約50分程度です。
つまり,中学3年間の全範囲を学び終えるのに必要な時間は,「144講義 × 50分」で約120時間が一つの目安になります。
もちろん,実際には得意不得意や復習量によって前後しますが,「中学数学は数百時間,数千時間かけなければ終わらない教科ではない」と考える材料にはなるはずです。
先ほどのトップ塾の「132時間」ともほぼ一致します。
毎日3時間を数学に費やせば,約40日で中学3年間分が完了する計算です。
長時間勉強する際は,中学校の時間割のように「50分勉強して10分休憩する」といったサイクルを作り,できれば頭が冴えている午前中に行うのがおすすめです。
ところで,短期間で高速学習する場合の最大の注意点は,「学んだ内容を忘れてしまわないようにする工夫」が必要になることです。
次章では,学んだことを忘れないための「テキストの書き込み方」と「情報カードを使ったノート術」を紹介します↓

写真の情報カードはB6サイズ(KOKUYO製など)が使いやすくおすすめです。
その他の数学のノート術全般に関しては,以下の記事も参考にしてください↓
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【数学ノートの書き方】計算ミスを防ぎ論理力を高める最強のまとめ方
今回は「数学の勉強ノートの書き方」について,日常的に使える方法から模試対策になるものまで,実例とともに紹介してみようと思います。 定期テストの点数が悪かったとき,試験直前期の勉強が足りなかったと考える人は少なくないでしょ ...
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【実践編】スタサプ中学数学の学び方と最強ノート術
短期間で一気に進める「高速学習」の最大の弱点は,「猛スピードで進む分,忘れるスピードも速くなってしまうこと」です。
そこで,学んだ内容を忘れないよう,以下の3ステップで学習を進め,復習用の「解法カード」を作るノート術を実践してみてください。
- 講義を受けて問題の解き方を学ぶ
- 確認テストを自力で解く
- 間違えたら「解法カード」を作る
① 講義を受ける(テキストへの書き込み)

未習範囲(先取り学習)なので,いきなり問題を解くことはできません。
まずは動画の講義を受け,講師の先生と一緒にテキストの例題を解いていきましょう。
このとき,気づいたポイントや先生が強調した注意点などを,テキストの余白にどんどん書き込んでいきます↓

コツは「図を大きく書くこと」と「注意点を色分けして書き込むこと」です。
スタサプのテキストは余白が広く取られているので,自分だけの参考書を作り上げる感覚で書き込んでください。
万一ここでどうしても理解できない部分があれば,そのままにせず,学校の先生や塾・親などに質問して解決してから次に進みましょう。
② 確認テストを解き,間違いを分析する
動画を観終えたら,すぐあとに用意されている「確認テスト」を解きます。
講義で扱った問題の類題ですが,先生の解説なしで「自力で解く」となると,思わぬところで手が止まることに気づくはずです。
解き終えたらすぐに解答を見て丸付けをし,間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を徹底的に分析してください。
以下は,効果的な解き直しのノート例です。
合っていたところまでは赤いカギカッコを付け,ミスした原因を赤枠で囲みます。
そして,青いペンを使って正しい途中式から解き直しを行いました↓

③ 弱点を集約する「解法カード」を作る
確認テストで間違えてしまった問題は,あなたの「弱点」です。
忘却を防ぐために,市販の「情報カード(B6サイズ推奨)」を使って自分だけの解法カードを作りましょう。
作り方は簡単です。
印刷したスタディサプリのPDFテキストから間違えた問題部分をハサミで切り取り,カードの表面に貼ります↓

そして,カードの裏面には模範解答(途中式)を書いておきます↓

裏面を書く際のノート術のコツは以下の3つです↓
- 途中式の「=(イコール)」の位置を縦に揃える
- 線を引いてスペースを2〜3分割し,見やすくする
- 学年や講義番号などのタイトルを隅に記録しておく
解法カードを作る最大のメリットは,カードをシャッフルして,スキマ時間にいつでも自分専用の復習テストができることです。
夏休みに一気に中学範囲を学び終えたら,2学期以降はこの解法カードだけを定期的に解き直すようにすれば,長期間記憶を維持できます。
このカードは高校受験が終わるまでずっと使える「財産」になります。
【保護者向け】効果を倍増させるボールペン学習法
子どもがちゃんと理解して進めているかどうかを保護者がチェックしたい場合,実際に解いたテキストを見せてもらってください。
さらに効果的なのが,子どものテキストの一番上に「計算ミスに注意!」「イコールを揃える!」など,親が赤ペンで事前の注意書きを書き込んでおくテクニックです↓

これだけでも,子どもが問題を解く際に「ミスに気をつけよう」という意識が働きやすくなります。
また,家での問題演習の際は「ボールペン(消せないペン)」で書かせるのも非常におすすめです。
消しゴムでミスを隠せなくなるため,保護者が「どこで間違えたのか」の過程を正確に把握できるようになります。
子ども自身も「間違えられない」という適度な緊張感を持って問題に取り組めるようになるため,取り入れやすい方法です。
まとめ
今回は,スタディサプリを用いて中学数学を高速学習する方法と,必要な時間数の目安について解説しました。
中学数学は,学習範囲の見通しを持ったうえで,一気に進める期間と,定着のために解き直す期間を分けると伸ばしやすくなります。
スタディサプリはその前半を支える教材として非常に使いやすく,後半は確認テストや解法カードで弱点を残さないことが大切です。
スタディサプリ中学講座では,学校の試験前になれば「定期テスト対策講座」が使え,中3の秋以降は「高校受験対策講座」で入試レベルの実戦力を鍛えることもできます。
長期休暇などのタイミングを活用して,まずは「毎日続けられそうか」「講師の解説がわかりやすいか」を実際に体験してみてください↓
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当サイトは2017年から8年以上にわたって,「スタディサプリのキャンペーンコード」に関する情報を更新し続けてきました。 キャンペーンコードの配布状況はもちろん,コードを入力せずに利用できるキャンペーンの特典内容や過去の実 ...
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