塾講師が考えるスナップアスクの評判と利用法

今回は「スナップアスク(snapask)」というマンツーマンの個別指導アプリについて,私なりに分析した評判と利用法についてまとめてみたいと思います。

いわゆるEdtechに分類されるアプリになるでしょうが,まだまだ歴史も浅いため,利用者側と提供側のどちらにとっても,馴染むために解決すべき課題は多そうです。

が,だからと言って両者ともに一歩を踏み出して歩いてみないことには,経済産業省が提唱する「未来の教室」は実現されないでしょう↓

未来の教室とEdTechの利点について

前回の記事で,「課題を発見し解決する力」が今後の社会では必要になり,それを伸ばすための教育では,学習効率を最大に上げて真に重要な能力開発に時間を割く余裕を作る必要があると述べました↓↓ 関連 課題解決力と現在の教育の問題 ...

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ゆえに私の方も,今後の期待を込めて,記事の方,書かせていただきます!

スナップアスクとは

スナップアスクのトップページ

スナップアスクとは,簡単な手順で,信頼のおける講師から質問の回答が得られてしまうアプリです。

英語でsnapと言えば,snap decision(即断)などが表現としてありますから,スナップアスクは「わからなければすぐに質問」的な意味合いがあるのでしょう。

事実,小学校から高校までに習う範囲であれば,英数国理社の5教科18科目に対応しており,素早い回答と細かい解説を受けることができます。

普通,相手が1人の講師であれば,全科目の質問に対応することは難しいものです。

全科目平均的にできる人も中にはいますが,学習者は普通の答えを求めていません。

なまじすべてができる講師に習うよりも,何か1つ熱くなれるものを持った人に教わる方が説明もわかりやすくなるのが不思議なところです。

ちなみにスナップアスクには多数の講師が登録しているので,各々が自信のある科目のみを教えることができます

世界的に見ると35万人以上の講師が在籍で,24時間いつでも利用可能かつ10分以内に解答が得られるとのことですが,利用者数と講師数は比例して増えていくものでしょうから,これからに期待ですね。

2021年4月現在,日本には現在87名の講師が在籍しており,回答は大体が1時間以内に,指名する場合でも1日以内には得られるようです。

最近だと,都内のとある駅(ヒント:耳をすませば)で広告を見かけました。

本アプリの使い方は単純で,

  1. 質問したい問題の写真を撮る
  2. 説明を加えて,希望する講師に送る
  3. 回答が得られる

の3ステップとなっています。

ちなみに利用料金は1ヶ月12,800円で,この値段が高いか安いかは各自の利用状況次第なところがあり,キャンペーンが利用できる場合もあるので本章では議論しません。

が,iOSで支払うとキャリア決済扱いとなってしまい,月額17,800円にまで跳ね上がってしまうことにはご注意ください(もっとも,このときの支払いをウェブ上から行うことで,iPhoneユーザーであっても12,800円で利用することが可能になる裏ワザはあります)。

いずれにせよ,まずは公式ページでアプリをダウンロードし,プロフィールを編集することで無料で質問できるチケットがもらえたりしますが,これに加えて,アカウントの「無料質問/プラン割引」という項目に以下のコードを打ち込んでみてください↓

スナップアスクの招待コード

招待コード

MSBRWT

すると,質問チケットをさらに1枚増やして計2枚にできたはずです。

この2回の質問を通じて,スナップアスクを導入するか否かの判断に使ってほしいのですが,ポイントとなるのは「良い講師に出会えるかどうか」の一言に尽きます。

後述するように,講師との相性がとても大きいアプリですので,見事に疑問が解決されたかどうかだけではなく,回答にかかるまでの時間やチャットの文面なども判断材料にしてみてください。

 

スナップアスクの評判について

イイねを表す顔文字

独学時の保険となる

独学をしていると,どうしてもわからない問題が出てきます。

もちろん,解説を読んでも理解できないような問題であれば「捨て問」と見なすのも正解ですが,学校のワークであったり標準レベルの問題であれば,人に教わりさえすれば大抵のものはわかるでしょう。

自分で悩んでいるときは全くできそうにないと感じた問題であっても,他人に質問してみて「こんなに簡単なことだったのか!」と驚いた経験は誰もがしてきたはずです。

特に,お世辞にも上品とは言えない語呂であったり,突拍子もない例えやイラストがブレイクスルーにつながることもあり,これはAIには一生できないことだと個人的には思っています。

塾に通っている生徒の立場からみても,例えば普段教わっている理系の先生に文系の問題を聞いても分かりやすくは説明してもらえないでしょうが,先述の通りスナップアスクには得意分野が異なる講師が複数人スタンバイしているので,その点は問題ありません。

といったわけで,独学はもちろん,塾に通ったり家庭教師を付けたりする場合であっても,いざというときの保険としてスナップアスクは役立つというのが評判の1つ目です。

とはいえ,講師によって説明の仕方に差があるのは確かなことで,もちろんちょうどその回だけうまく説明できなかっただけのこともあるでしょうが,それもすべてご縁。

先述した2回のチャンスで良い講師に出会えるかどうかをやはり基準とすべきでしょう(初回授業については,どこの塾であろうと厳しい目で判断されてしまう業界です)。

自立心が芽生える

これからの時代,自らが目標を設定し,自分が主体となって勉強していく姿勢が重視されます。

これを「能動的に」とか,「自立」だったり「自律」だったり「インディペンデント・ラーナー」でも呼び方は何でも構いませんが,上手に相手(人でも機械でも)を利用できるようになると,その子の未来は明るいです。

先にも言いましたが,「スナップアスクだけを使って,誰もが独学で勉強しよう!」と言いたいわけではありません。

メイン科目は塾で学び,マイナー科目を独学すると決め,その際わからなかったことはスナップアスクで質問する。

上手く使えるようになれば,こういったアイディアも自然と出てくるという意味です。

自宅に居ながら長距離移動する必要もなく,しかも普段担当する先生よりもちゃんとした回答が得られるのであれば,勉強環境としては上質なものが整ったと言えることでしょう。

もちろん,家族が親身になって教えてくれたり,進学校に通う子のように友達が答えてくれる環境にいるならスナップアスクの出番はありませんが,そうでないところの生徒であれば,自ら積極的に疑問を解決できる環境を求めなければなりません

ちなみに,ネットの知恵袋的なものは匿名なので誰が回答しているのかわかりませんし,答えないまま放置しても構わない無責任なものですから,勉強目的での利用はおすすめできないです。

気軽に使える

アプリで質問できるということは,どこかに出かける必要もありませんし,料金を支払う以上,提供されるサービスは対価に見合うものとなります。

スナップアスクの講師のプロフィール欄をみると名のある大学がずらっと並びますので,それもまた1つの判断基準になるでしょう。

東大,慶應,早稲田,その他医学部や難関大に通う講師なども確認できました。

余談ですが,実は個別指導塾の中には,人員不足のため低い学歴の先生を雇うところも多く,その場合低い学歴を隠すように指導されるところもあるくらいで,そのためにスーツを着て着飾る必要があるといっても過言ではありません。

スナップアスクはその辺しっかりと公開されていますから,そういった聞きにくいところを変に詮索せずに済むところも,利用する際の気軽さへと繋がっていくわけです。

自分が受験する予定がある大学の先生が良い感じだと,特に身近に感じて嬉しくなります。

逆に年が離れすぎていないからこそ,学習者の気持ちがわかるときもあるはずです(残念ながら私は,生徒の最近の話題についていけない年代に突入したようです)。

もちろん,あくまで匿名で指導は行われるため,個人的なやり取りにはなりません。

 

おすすめの利用法

スマホを使う生徒

さて,私のおすすめするスナップアスクの利用法ですが,繰り返しお伝えしているように,まずは良い講師を見つけ,その人を中心に利用すべきだと考えます。

そういった意味で,先の2回の無料体験で出会えなければその先はありません。

どういったところに注目して評価するかですが,意外と答えはシンプルで,説明を聞き終わって「わかりやすい」と感じたかどうかを基準にしてください。

できる講師というのはヒントの出し方といいますか,知識を確認する順番が大変に上手です。

なお,こちら側も講師側の実力を余すことなく引き出すために,以下の3つの情報を盛り込んだ質問を心がけるようにしてください↓

  • ゴール:どのような情報を知りたいか
  • 現在地:今どのような状態でいるか
  • 自分の意見:今このように考えている

次にお金がらみの話をしていきましょう。

経済でもそうですが,値ごろ感がある(安かろう悪かろうではない)良質なサービスが多くの人に利用され,提供側も利用者側も得をするのが理想です。

とはいえ,スナップアスクは多くのEdTechと同様,まだまだ多くの人に利用される状況にはなっていないでしょうから,是非多くの生徒に使ってもらい,いずれは教える側に回って恩返しするような流れを期待します。

ところで,質問の回数に制限があってしまっては「1問○円」などと考えてしまって気軽に質問できなくなるのは明らかです。

サービス名にもなっている通り,質問というのはそもそも,したいときに気軽にできるものでなければなりません

もちろん,簡単に人に聞かずに自分の頭で考えることも大事ですので,そういった意味では,回数チケットを購入して的を絞った質問をするのもよいのでしょうが,これが小中高生のうちからできる生徒は中々に少ないものです。

私も受験時代,まったく質問しないことに決めてしまい,大変独りよがりな受験勉強で苦労しました。

私のおすすめとしては,その日の勉強でわからなかったものをスナップアスクで質問し,翌日にはすべて問題が解決できているような状態を目指すとよいでしょう。

長期休暇や,余裕がある月の短期集中的な利用もおすすめです。

ある程度使っていると,「これでいける」という実感も持てるようになるもので,その場合,キャンペーンを利用して,よりお得なサービスに切り替えてみてください↓

スナップアスクのキャンペーン例

スナップアスクは新しい試みを積極的に行っており,キャンペーンが頻繁に実施される他,かつては自習室も存在していたほどです(残念ながらコロナで閉鎖してしまいましたが)。

都内の渋谷駅近くにある,カフェを思わせるオープンスペースを大変安く利用でき,祝日以外の11時から22時(土日は20時)まで開放されて「月額8,000円弱」というのは当時の破格でした↓

スナップアスク自習室

本章での内容をまとめると,おすすめの使い方は以下のようになります↓

  • 無料体験中に良い講師に出会うことが継続条件
  • 質問に制限は設けず,翌日に疑問を残さない
  • 短期集中で用いたりキャンペーン利用がおすすめ

 

まとめ

スナップアスクのロゴ

以上,スナップアスクのサービスについての簡単な説明と評判,そして私の考える利用法についてまとめてきました。

評判としては,独学時の保険として気軽に使えるだけでなく,自立心が芽生えることにもなります。

とりあえず最初2回までは無料で質問できるので,招待コード(MSBRWT)を利用して,とにかく1度使ってみてください↓

ダウンロードはこちら

 

良い講師を見つけて,その人を中心に利用するのがおすすめです。

私は塾でお金を頂いて教えている身として,ネットで簡単に答えを安売りしている同業者をまったく歓迎していませんが,「教育」という目に見えないサービスに大金を積むことに抵抗を持つ方が多いのも確かだと思います。

私自身,サービス業に携わらなければ,ずっとそのように思っていたかもしれません。

ですが,教える側にも生活があり,過酷な環境で働かされるだけではすぐに辞めてしまって,ますます業界全体のサービスの質は悪化してしまうでしょう。

というわけで,スナップアスクのように,しっかりしたサービスを適正な価格で提供する教育サービスが世の中に溢れることを願って,終わりの言葉とさせていただきます。

最後までお読みいただいた方,誠にありがとうございました。

-教育サービス

  • この記事を書いた人

スタディサイトの管理人

都内の塾運営にかかわり,講師歴も15年以上になりました。小学生から高校生まで幅広く教えています。最近の関心事は教育改革で,塾に入ってくる情報に加え,信頼のおける情報をまとめてみました。ネットを介したやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです! twitterLINE