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スタディサプリで通訳案内士対策!1次試験の土台作りに

今回ですが,「スタディサプリを使って通訳案内士試験の対策をする方法」についてまとめてみたいと思います。

年に1度の国家試験かつ,語学系として最難関の資格の1つなのが通訳案内士なので,確かに簡単には合格することはできないのですが,スタディサプリで幅広い科目の基礎固めができますし,日本歴史に関してはこれだけで合格が狙えてしまうほどです。

とはいえ,スタディサプリだけでは合格できないことも確かで,足りない部分は別教材で伸ばしていくことが必須となりますが,当記事では,試験対策ができる部分とできない部分をしっかり分けてみていきます。

スタディサプリで通訳案内士の試験に対応できる科目

スタディサプリにある通訳案内士対策可能な講座

全国通訳案内士試験ですが,第1次試験の筆記試験と第2次試験である口述試験の2つからなりますが,合格するにはざっくりと以下の4つの科目について勉強しなければなりません↓

  • 日本地理
  • 日本歴史
  • 一般常識
  • 外国語

そして,上に示したすべての科目に対して,スタディサプリの講座を用いることができます

地理と一般常識については基礎知識が学べるので今後の学習内容(より高度なもの)を理解しやすくなりますし,歴史に関してはスタディサプリだけで十分かもしれません。

ただし,外国語に関しては対応が英語のみとなる他,試験内容そのものへの対策ではなく,あくまで試験免除を狙ったものになることに注意してください(詳しくは後述)。

一方,スタディサプリで対策ができない科目は,

  • 英語以外の外国語
  • 通訳案内の実務
  • 口述試験

となっています。

英語以外の言語に関する講座はスタディサプリには存在しませんし,選択した言語が英語であった場合であっても,通訳案内士ならではの表現や語彙力を身に付ける必要がある口述試験(や1次試験の英語)には対応できません。

また,実務試験に関しては特殊な内容を覚える必要があり,これは最新の観光白書を使って学ぶ必要があります(厳密には,地理や一般常識に関しても本番に合わせた参考書を使う必要があります)。

当サイトの考える通訳案内士試験対策の攻略法については,全国通訳案内士試験に合格するには?余裕を持った勉強法がカギという記事にて詳しく述べていますが,ここでは以下の3点に注意するようにしてください↓

  • 地理と歴史の学習を重視する
  • 一般常識は何をやっても難しい
  • 筆記試験の英語は免除申請狙い

筆記試験の時間配分からもわかるように,地理と歴史が難しいのは今に始まったことではありませんが,最近では一般常識が難しい年もあり,これらの科目は時間をかけて学んでいく必要があります。

そして何と言っても,筆記試験の外国語の1次試験は免除を申請するのが王道です。

なお,学習期間は来年の受験で合格することを想定していますが,現状,免除試験に通らない語学力しかなかったり,勉強時間があまり取れないようであれば,数年計画で臨むようにしてください(英語以外においても200時間が必要です)。

次章からは,科目ごとの対策を紹介していきますが,スタディサプリは無料体験ができるので,早速使ってみてください↓

 

 

スタディサプリを使った日本地理対策

スタディサプリの小5社会の講義の様子

まずは日本地理対策ですが,高校で学ぶような内容までを学ぶ必要はありません

通訳案内士の受験要領をよく読むと気がつくのですが,「日本地理」と書かれていることから,外国の地理や気候のようなものまで完璧に理解する必要はなく,中学校までに習う地理をベースに,あとは対策本で具体的な観光資源について地名を地図帳でチェックするなどして詳しくなればOKです。

日本全国の政令指定都市の名前あたりから怪しいような方であれば,小学校の社会からやり直しましょう。

おすすめの講座は以下となります↓

スタサプのおすすめ講座

  • 小5社会(応用)
  • 中学社会地理(共通版)

1つ目に挙げた社会講座は小学5年生向けですが,標準ではなく応用レベルの方から始めて構いません。

さらに言えば,第20講以降の地方別の講義を視聴するだけで十分です(1~19講の内容をより詳しく解説したものです)。

この後,中学社会の地理に進みますが,こちらも世界の地域についての講義は視聴せず,日本の内容に絞って学習しましょう。

こちらは11~18講を中心に視聴してください。

なお,学習効果を高めるためにも白地図を併用するのがおすすめです。

白地図には47都道府県のそれぞれについての情報を書き込むようにし,その他,日本全体の山脈や岬,国立公園の位置などが一覧できるようにまとめておきましょう。

ちなみに,先の記事でも述べているように,ここまでやってからが本当のスタートだったりします。

この後,温泉や名勝などの観光資源について学ばなければいけないのは必須なので,通訳案内士試験用の参考書を購入して学ぶようにしてください。

とはいえ,スタディサプリで学んでいるからこそ,県の位置関係であったり,解説がより理解できたりするのは確かです。

いきなり参考書で学ぶのとは,効率の点で異なります。

 

 

スタディサプリを使った日本歴史対策

スタディサプリの歴史講義の様子

通訳案内士の筆記試験で,外国語の次に難しいとも言われることがあるのが日本歴史です。

2次にあたる口述試験においても,歴史について詳しく知っておくほどに話せる内容が増えますし,地名を地図帳で確認することで地理の勉強にも役立つため,高校レベルの歴史まで学んでおけば非の打ちどころがありません。

なお,通訳案内試験で日本歴史を免除するためには,歴史能力検定2級以上の他,センター試験の日本史Bが60点以上という項目があることからも,そのあたりの学力を1つの目安にしておきたいものです。

さて,スタディサプリで対策できる講座ですが,以下の2つとなります↓

スタサプのおすすめ講座

  • 小6社会(応用)
  • 高1・高2・高3スタンダードレベル日本史

大学受験で日本史を専攻していたような方であれば小6講座は飛ばして構いませんが,歴史を変えるほどの出来事がいつ起きたかだったり文化ごとの主な特徴だったりがパッと言えない方は,小6社会の1~22講で歴史の大きな流れについて把握してから,高校講座へと入っていきましょう。

スタンダードレベル日本史で学んだ後は,市販の参考書を使って演習問題をひたすらに解くようにしては,図録などを使って実物を確認する作業を積み重ねるようにします。

万全を期したい方はハイレベルやトップレベルの講座に進んで構いませんが,スタディサプリのスタンダードレベルでは,推薦図書が山川出版の詳説日本史書き込み教科書や一問一答などとなっているので,他教材も使って学習を充実させればかなりの学力にまで達するはずです。

とはいえ,通訳案内士の日本歴史試験は難易度が安定しないので,いざというときに備え,歴史検定の日本史2級を11月に受けて合格しておくことで,翌年度の試験が免除にできます。

 

 

スタディサプリを使った一般常識対策

スタディサプリの公民の授業風景

一般常識は,産業・経済・政治・文化(これは日本に限りません)について知っておく必要がありますが,時事問題について学んでおくことも重要です。

過去には,藤井聡太さんの連勝記録や,特定の映画について聞かれたこともありました。

こちらも,免除条件をもとに学習目安について考えると,センター現代社会で80点以上が必要となっているので,対策としては現代社会を選んでおくのが無難と思われますが,現行の試験内容とは方向性が異なることもあるため,スタディサプリでは公民を学んでおくだけで大丈夫です↓

スタサプのおすすめ講座

  • 小6社会(応用)
  • 中学社会公民

小6社会は,日本歴史の章でも紹介しましたが,一般常識に関しては23講以降が対応します。

公民は,この後一般常識を学ぶ際の基本知識を学ぶために用いるのであって,学んだ内容が通訳案内士試験で問われるようなことはほとんどありません。

とはいえ,公民を学ぶ必要がないかと言われればそのようなことはなく,素早く基礎知識を得てから,観光白書の精読だったり,さらには最新の時事問題についてまとめた参考書を使ったりして,出来る限り多くの知識を身に付けていくことが重要です。

一般常識の試験時間は20分と,地理や歴史と比べると少ないですが,完璧に1回で合格しようと思えば労力はそれらの2倍以上の時間が必要になるかもしれません。

 

 

スタディサプリENGLISHを使った外国語対策

通訳案内士英語試験の免除条件

通訳案内士試験の英語ですが,難問・奇問が多いことから,基本的には免除申請を狙うのが王道です。

口述試験で英語を話すことになるので結局は対策をすることになるのは確かですが,2次試験の日程は1次試験の4ヶ月後になるため勉強時間が増えますし,最初から2次狙いにすることで対策がしやすくなります。

なお,英語の試験の免除申請方法は,

  • 英検免除
  • TOEIC免除

のいずれかとなりますが,前者は1級合格,後者はListening & Reading 900点・Speaking 160点・Writing 170点のいずれかが必要です。

英検1級はTOEICで945点くらい取るくらいの実力が必要になるため,ハードルがより高くなると思います。

確かに,英検1級であれば有効期間が設定されていないので受ける日を気にせずに済みますが,これから取るというのであれば後者狙いでいくのが無難でしょう。

なお,TOEIC免除を申請する場合,試験日1年前の4月1日以降に受けたものに限られ,通訳案内士願書受付期間の締切である7月上旬までに受ける必要があることに注意してください。

スタディサプリを使う場合,L&R対策ならTOEIC対策コースを使いますが,ビジネス英語コースでS&W試験狙いの方をおすすめします。

というのも,後者ではオンライン英会話セットプランが選択可能だからで,ここで英語をしゃべる訓練をしておくと,2次の後述対策にも間接的に良い影響を及ぼすと考えられるからです。

L&Rと異なり,SpeakingかWritingのいずれかを突破すれば申請できるという点も,いざというときの保険になります。

それぞれの評判については,以下の記事を参考にしてください↓

 

 

まとめ

通訳案内士の対策教材

以上,スタディサプリを使って通訳案内士に合格するための対策についてまとめてきました。

口述試験の対策講座や総合的な問題演習など,通訳案内士試験用の講座はスタディサプリには用意されていませんが,それらの問題を解くための基礎力を身に付けることは十分にできます。

中でも日本歴史に関しては,問題集だけ別にやる必要があるものの,スタディサプリ以外でほぼ合格できてしまうはずです。

その他の科目に関しても,今回紹介したスタディサプリの講座を視聴する前と後で,通訳案内士対策本に取り組む際の理解度が明らかに良くなったと感じるでしょう。

なお,各科目どこまで深く学ぶかについてですが,実際に通訳案内士になったら,何事も詳しく知っておくに越したことはなく,旅行客に尋ねられて良い返答を返せる可能性は,学べば学ぶほどに上がっていきます。

自分のためだと考えられれば,個人的に調べもの学習を行う際も苦には感じないはずです。

とはいえ,試験本番までに限られた勉強時間をどの科目にどれだけ費やすかという配分は重要なので,まずは小学生レベルの理解,次に中学生レベル,最後に本番レベルといった具合に,全体的な理解度を1段階ずつ上げていくことを優先しましょう。

さらには,できるだけ全科目を毎日学ぶことができると,バランス良く能力を高めていくことができます。

今回紹介したスタディサプリの講座を使うことで,時間や金銭面でやや得するので,市販の参考書を使うことで費用をかけずに合格したり,はたまた2次試験のスクール代などに回すことが考えられます。

つまるところ,スタディサプリは通訳案内士試験の勉強を直接的かつ間接的にサポートしてくれる教材だということです。

是非,試験対策の初手として,スタディサプリを使うことを検討してみてください!

  • この記事を書いた人
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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,教授から「ここ数年で一番の秀才」と評されたことは今でも私の心の支えです。小学生から高校生にまで通ずる勉強法を考案しつつ,気に入って使っているスタディサプリのユーザー歴は6年を超えました。オンラインでのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです!

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