今回は,スタディサプリにおける「中学国語の学び方」について解説します。
国語は「どう勉強すれば成績が上がるのかわからない」と悩む中学生が非常に多い教科です。
しかし,スタディサプリを上手く活用すれば,以下の3つの目的で着実に国語力を伸ばすことができます↓
- 学校の定期テスト対策
- 国文法(言葉のきまりや漢字など)の速習
- 初見の文章に対応する読解力の向上
なお,スタディサプリの中学国語講座は,対応している教科書の数が少ないという制約があります。
しかし,国語という教科の特性を理解し,使い方を少し工夫すれば,多くの中学生にとって十分な学習効果が期待できます。
当記事では,講座のラインナップと特徴を整理したうえで,成績アップに直結する具体的な学び方を詳しくみていきましょう!
スタディサプリ中学国語講座のラインナップ

スタディサプリの中学国語(授業対策講座)は,大きく分けて以下の2種類が用意されています↓
中学国語講座のラインナップ
- 光村図書(教科書完全対応版)
- 共通版(その他すべての教科書向け)
中身が学校の教科書に完全対応しているものは「光村図書」の1種類のみとなっており,英語や数学と比べると対応数が少なく感じるかもしれません。
書店で売られている教科書の準拠問題集には様々な出版社のものが揃っているため,光村図書以外の教科書を使っている方が,スタディサプリだけで「学校の定期テスト対策(本文の読み込み)」を完結させるのは不向きと言えます。
では,光村図書以外の人は使えないのかというと,全くそんなことはありません。
もう1つの「共通版」は,前半で文法や漢字を体系的に学び,後半でさまざまな文章読解(現代文・古典・詩など)のテクニックを学べる構成になっています。
国語の実力(初見の文章を読み解く力)を伸ばすことが目的であれば,学校の教科書に関係なく非常に充実した学習が可能です。
ちなみに,スタディサプリの中学国語では実力派のプロ講師陣が授業を担当しており,山下翔平先生が文法と漢字を,読解部分を今中陽子先生(中1)と宮田泰三先生(中2~中3)がわかりやすく解説してくれます↓
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それでは,各講座の内容を詳しくみていきましょう!
光村図書対応講座(授業対策講座)の内容

こちらの講座は光村図書が出版している国語教科書に対応しており,中学校の授業で扱う主要な教材文を学ぶことができます(対応する教科書のページ数も画面上で確認できます)。
全体の8割以上の講義にプロ講師の解説動画が用意されており,例えば中1国語だと全87講義中75講義に動画がついています(中2は全92講義,中3は全75講義)。
動画の長さは数分で終わるよう,細かくチャプター分けされています。特に「文法」の講義は,学校の授業で十分な解説がなされないことも多いため,非常に有用に感じるでしょう。
なお,動画が存在しないのは「重要語句」の講義で,以下のようなクイズ形式で進みます↓

英語の単語テストのような感覚でサクッと暗記できるため,動画解説は不要という親切な設計です。
テキストは145~177ページからなる充実した内容で,PDFで無料ダウンロードできるほか,製本されたものを別途購入することも可能です。
動画で文章の要点が解説され,「次へ」を押すと,以下のような確認テストを解くことになります↓

スマホやタブレットで解答する仕様上,長文の記述問題が含まれていません。
そのため,記述力を含めた完全な定期テスト対策としては,難易度的に学校のワークにはやや劣ります。国語のテスト勉強の主軸はあくまで学校のワークに置いてください。
しかし,普段学校で習っている先生とは異なるプロ講師の切り口で文章の解説を聞くことは非常に学びが多く,学校を休んでしまった日の代用や,テスト前の本文理解の総復習として十分な力を発揮します。
中学国語「共通版」の内容

続いて,光村図書以外の教科書を使っている方がメインで利用する「共通版」の内容です。
共通版は光村図書版とは構成が大きく異なり,前半で国文法的な内容を一気に学び,後半で初見の文章を使った読解方法を学ぶという,完全な「実力養成用」の構成になっているのが特徴です。
以下に学習テーマを書き出しておきます↓
中学国語の共通版が扱うテーマ
言葉,文法,漢字,現代文読解法,古典,詩(短歌・俳句),現代文実践(説明的文章),現代文実践(文学的文章),現代文実践(随筆)
前半の3つ(言葉・文法・漢字)は,事前の予習不要でゼロから国文法を学ぶことができます。
動画を視聴し,確認テストを解いて知識を定着させましょう。
逆に,後半の「現代文読解法」以降は,必ず事前にテキストの文章を読み,例題を自力で解いた状態で動画の解説を観る(=予習する)ようにしてください。
普段から日本語を使っている私たちなら,最初からある程度は自力で「なんとなく」解けてしまうかもしれません。
しかし,古典や詩,随筆など,初見では難しい単元もあります。
「自分一人ではどこがわからなかったのか」を明確にしてからプロの解説を聞くのとそうでないのとでは,吸収力がまるで違います。
活用法①:スタサプで「定期テスト対策」をする
ここからは,目的に合わせたスタディサプリ国語の具体的な学び方を解説します。
まず1つ目は「定期テスト対策」目的で使う方法です。
これは普段,学校で「光村図書」の教科書を使っている方におすすめの方法です。
試験前になったら教科書を開いて本文を読み直し,スタサプのテキストの問題を解いてみましょう。
実際,定期テスト対策講座の厳選予想問題では,以下のようにタイマーが登場してきて,本文の読み直しを促されます↓

とはいえ,学校で授業を受けてから時間が経って本文の内容を忘れてしまっている場合もあるはずです。
定期テスト対策講座には動画解説がないため,もし内容の理解が不十分だと感じた場合は,日常用の「授業対策講座」に戻り,動画解説を観直してから確認テストを解くようにしてください。
テスト前には学校のノートも開き,スタディサプリで新しく学んだ知識(先生が動画内で線を引いたポイントなど)を書き足しておくのが高得点のコツです↓
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▶光村図書以外の教科書を使っている人は?
教育出版や東京書籍,三省堂などの教科書を使っている方は,スタディサプリだけで完全な定期テスト対策(本文読解)を行うことはできません。
テスト範囲となっている国文法や漢字,詩や古典の一般的な読み方をスタサプの共通版で学ぶことは大きなプラスになりますが,実際のテストに出る「教科書の文章」の対策としては,市販の教科書準拠教材(教科書ガイドや教科書ワーク)を別途用意して学習を進めましょう↓

活用法②:スタサプ共通版で「国文法」を網羅的に速習する
2つ目の活用法は,共通版を使って国文法を体系的・網羅的に学ぶ(速習する)方法です。
私の塾に来ている生徒でも,「夏休みなどの長期休暇を利用して,国文法を一通り学んでおきたい(総復習したい)」と考える中学生は意外と多いです。
しかし,一般的な塾では国文法に特化して論理的にわかりやすく説明してもらえる機会は少なく,薄い問題集を渡されて自力で解かされるだけになりがちです。
それならば,スタディサプリを使ってプロ講師(山下先生など)の動画で独学する方が,内容の理解度においても料金的にも圧倒的におすすめです。
ただし,この時の取り組みには一つだけ注意点があります。
動画内で「まずはこの問題を解いてみて」と指示があった場合には,必ず動画を一時停止し,自分の頭を使って答えを先に出しておくようにしてください↓

また,確認テストを解く際も,ただ正解を選んで終わりにしないことが重要です。
例えば,以下の問題を解くときのことを考えてみましょう↓

この問題の正解は「ア(反復)」ですが,国語の成績が伸び悩む生徒の多くは,アを選んで丸を付けたらすぐに次の問題へ進んでしまいます。
優秀な生徒であれば,「じゃあ,イ・ウ・エはそれぞれ何という表現技法(倒置法や体言止めなど)の説明になっているか?」までしっかり確認します。
ここまで徹底的に行うことで,アだけ選んで満足した生徒が「反復」の知識しか得られないのに対し,後者の生徒は「省略・倒置・体言止め」を含めた4つの知識を同時に得ることができるのです。
共通版の国文法だけなら,駆け足でやれば3~4時間で1学年分が終わってしまうボリュームです。
だからこそ,スピードを競うのではなく,一つひとつの選択肢の理由までしっかり理解することを念頭に置いて取り組んでください。
▶確認テストの仕様に関する注意点
スタディサプリの確認テストは,一度全問正解して「王冠マーク」が付くと,2周目以降の復習で間違えてしまっても王冠マークが消えない(最高結果が表示され続ける)仕様になっています↓

そのため,テスト前に復習する際は,マークの色(達成度)を過信せず,不安な単元は必ずもう一度解き直すようにしましょう。
活用法③:あえて他講座を使い「初見の読解力」を鍛える裏ワザ
最後に,純粋な「文章の読解力(模試や高校入試で点を取る力)」を高めるための,塾ならではの裏ワザ的な活用法を紹介します。
それは,「普段学校で使っている教科書とは違う講座の文章を,あえて初見問題として解く」という方法です。
つまり,学校の教科書が光村図書であれば「共通版」の読解演習を,逆にいつも共通版で学んでいる方は「光村図書版」の講座を使って文章題を解くというわけです。
国語という教科においては,「一度解いて答えを知っている文章問題」を何度解き直しても,読解力自体はそれほど伸びません。
真の読解力を付けたいと思ったら,まだ読んだことのない「初見の文章」に数多く触れ,自力で論理を追う訓練をする必要があります。
そのためのツールとして,手つかずの別講座のテキストが最高の教材になるのです。
動画を視聴するところから入るのではなく,まずはPDFテキストを印刷し,テスト本番のつもりで線を引いたりしながら自力で問題を解いてみましょう↓

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間違えたときは,なぜ自分がその選択肢を選んでしまったのか,動画の解説を見ながらその原因をノートに書き出しておきましょう。
ここまでする生徒は多くないため,逆にそこまでやることで読解力で差をつけやすくなります(これは私が塾で実際に行っている指導法の1つです)。
普段使っている教科書とは違う文章であっても,文部科学省の学習指導要領に記載されている「基本的なねらい」は全国共通です。
学年が同じであれば,どの教科書の文章を読んでも得られる読解のスキルは同等のものになります。
以下に光村図書の教科書における中1国語の年間指導計画例を載せておきますので,参考にしてください↓

私たちは日本語のネイティブなので,なんとなく感覚で国語の問題が解けてしまうことが多々あります。
しかし,論理的に読む訓練を怠ったまま感覚だけで解いていると,高校入試や大学入試など文章が難解になった途端に「得点がまったく安定しない」と後々焦ることになります。
「あえて違う教科書の文章を解く」という一歩踏み込んだ対策をすることで,周りのライバルと読解力で圧倒的な差をつけることができるはずです。
まとめ
以上,スタディサプリの中学国語講座を使った実践的な学び方の紹介でした。
定期テスト対策だけを見ると制約はありますが,共通版を使った文法の整理や,別講座を初見問題として使う工夫まで含めれば,スタディサプリの中学国語はかなり使い道の広い教材です。
学校のワークと組み合わせながら,本文理解,文法,初見読解の3つを意識して進めることで,国語の成績は安定しやすくなります。
模試で国語の成績が悪い人は,漢字や文法の基礎知識,または初見の文章を論理的に読む力が足りていません。
学校のテスト勉強をいったん離れて,スタサプで基礎力を高めるところから始めてみてください。
動画の中で山下先生が語っているように,スタディサプリの中学国語講座で学ぶ「論理的な読み方」や「文法の仕組み」は,中学はおろか高校の現代文や古文においても問われ続ける一生モノのスキルです。
普段話したり書いたりする言葉の法則に意識が向くようになると,今後の学習の理解度や,社会に出てからのコミュニケーション能力も大きく変わるはずです。
ぜひスタディサプリの中学国語を賢く使い倒して,その準備を始めてください。
無料体験が常時可能ですが,その期間を延ばせるお得なキャンペーン情報がないか事前にチェックすることをおすすめします↓
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