今回はスタディサプリを使って中学の社会を学んでみるときの様子について解説します。
基本的には授業を聞き,板書を含めたテキストを見直して確認テストを受けるだけでOKですが,折角なので,私が普段塾で指導しているノート術とも絡めながら,より受験を意識した学び方をしてみましょう!
もくじ
スタディサプリの中学社会について
スタディサプリの中学社会ですが,通常の講座と定期テスト用,そして高校受験用のものの計3種類があります。
さらにその中で地理・歴史・公民の教科ごとに別の講座に分かれていたりしますが,学年ごとに内容に違いがあるわけではないことには注意してください。
例えば中学1年生の地理講座と中学3年生の地理講座の内容は,学年は違いますが全く同じものです。
ちなみに授業を担当するのは伊藤賀一先生になります。
それでは,それぞれの講座について説明を加えていきましょう。
通常講座
通常講座では,中学校の教科書内容を網羅的に解説し,教科書ごとの違いはありませんが,最新の学習指導要領に沿ったものに随時更新される上,あらゆる教科書を精査し,どこかの教科書で取り上げられたものであれば解説されているようです。
それこそ,中学教科書の欄外部分やグラフの説明文に書かれている内容にも触れられることがあるので,受験で問われる知識はすべて講義内で語られていると言っても過言ではないでしょう。
地理と歴史,そして公民の講座に分かれ,講義数は大体30講義です。
なお,すべての講座タイトルに「基礎」という文字が書かれていますが,「応用」が別にあるわけではありません。
定期テスト対策講座
定期テスト対策講座ですが,通常講座の内容を学校の試験で問われる形式で学び直すことができるものです。
上の写真の右に予習で解く問題が少し見えていますが,見た目的に学校のワークブックそっくりですよね。
通常講座が参考書ならば,こちらは問題集だと思って使って構いません。
該当分野の知識がすでに入っていることを前提とした授業が行われるので,まず先に通常授業を受講しましょう。
予習では丸付けまでしますが,間違ってしまった問題を動画で確認するのが基本です。
高校受験講座
高校受験講座は公立高校の5年分の入試を分析した内容が載っていて,基本・標準・難関校突破レベルまでの3段階の問題を使って演習可能です。
STEP1は一問一答形式ですが,STEP3ともなると記述や考える問題が含まれます。
難関校の志望者は是非最後まで解くようにしてください。
こちらに関しては試験直前期になって使うもので,地理・歴史・公民以外に融合問題も扱います。
スタディサプリ中学社会の学び方
それでは知識ゼロから,定期テストで高得点を取るまでの流れについて確認しましょう!
基本的な方針は以下の記事で説明したものに則り,その具体的な例だと思ってください↓↓
通常講座を受講する
まずはテスト範囲の内容を通常講座で受講しましょう!
伊藤先生の授業では線を引く用語について適度に書き込みをしながら授業が行われる他(画像左),教科書に書かれていない内容もかなり説明されるので,興味を持った部分や,面白いと思った説明はなるべく残しておくことをおすすめします。
すべての講義を聞き終えたら,テキストを読み直して確認テストに挑戦しますが,このとき初めてどういった用語が問われるのかであったり,真に理解できていなかった部分がわかるわけです(画像右)。
用語を暗記する
いきなりこれを行うと失敗しますが,ある程度要点が見えてきた状態ですと,チェックペンをうまく使えるでしょう。
覚えるべき用語は青,説明部分はピンクで線を引きます。
こうしておけば,赤シートを用いることで用語を消せますし,緑シートを用いて説明問題の対策が可能となるわけです↓↓
テキストを購入せずとも,試験範囲すべてをコピーしたものにチェックを入れ,それをホッチキスなどでまとめて冊子にして持ち歩けば,簡単に用語集が作れます。
こういった冊子は中学3年生になって重宝しますので,定期テストが終わっても捨てずに取っておいてください。
定期テスト対策講座を解く
それでは,実際のテストで出題されるレベルの問題を解くために,スタディサプリの定期テスト対策講座を利用しましょう。
何も見ないでテキストにある問題を解いていきますが,このときのポイントとしては書き込まないことです。
間違えた問題については,赤い矢印で示したようなチェックボックスを問題番号の前に書いてください↓↓
そしてその問題だけを試験までに何度も解き直すのですが,上の画像で緑の枠で示したように,次に正解できたら黒く塗りつぶしますが,再び間違えた際,さらに斜線を追加することで複数回のやり直しが可能となります。
この方法ですべてのミスが塗りつぶされるまでやりこんで試験に臨めば,どんな生徒でも高得点が取れるでしょう。
これは学校のワークでも同様に実践できます。
まとめノートを作る
最後はおまけで,定期テストのためというより終わった後に行ってほしいものとなりますが,まとめノートを作っておくと受験対策に役立ちます。
基本的には時間がかかる上,全体の内容が把握できていないと作れないものですが,定期テスト直後であれば,内容がしっかり覚えられていますので,定期テストの復習がてら作るようにしてください。
歴史だと年表まとめもありますが,上は地理で学んだ範囲を白地図にしたものと,同範囲を最も簡易版のマインドマップでまとめたものです。
前者ではクイズ形式で用いることができるよう,オレンジ色のペンで空欄と一緒に書いておくことで,赤シートで隠してチェックできるように工夫してあります。
まとめ
以上,スタディサプリで中学の社会を学ぶときの様子について,私が教室で教えている方法も併せて紹介してきました。
伊藤先生はしゃべりが大変上手で引き込まれてしまいます。
例えば私が今回例に挙げた,日本の農業の解説においても,
あのねー,僕京都出身なんですけど,日本で一番パン食が盛んなのは割合的に京都なんですよ。びっくりしません?なんか和食のイメージが強いから米食べてそうな気がするじゃないですか。京都の人ってイメージで言うと,朝ごはんじゃなくて,朝ごパンなんですよ,もう。
といった余談も含め,ためになる知識が多く語られましたし,何よりも印象深く学べたように思います。
「楽しい,わかりやすい。」という気持ちで,勉強に対する姿勢は大きく変わるものです。
特に社会や理科は積み重ねがそこまで要らない科目なので,これまで勉強してこなかった中学生でも一気に点数を上げることができるでしょう。
上で紹介した勉強法も,是非スタディサプリで試してみてください!
興味を持たれた方は,以下の記事をチェックしてから申し込んでいただけたらと思います↓↓
最後までお読みいただきありがとうございました。