本記事では「小1・小2・小3生がスタディサプリ(スタサプ)を使うときのポイントと具体的な使い方」を解説します。
記事の結論
- 小学校低学年でスタサプを使う目的は,先取り学習よりも「勉強習慣をつけること」と「苦手意識を作らないこと」
- 小1・小2・小3の時期は,親によるサポートも重要で,学んだ内容を一緒に確認してあげるだけで,その後の伸びが大きく変わる
小1・小2講座と小3講座とで多少使い勝手は変わりますが大差はありません。
逆に小4以降のものとは少し異なります。
以下ではまず,低学年で意識したい学習方針を整理したうえで,スタディサプリの機能の使い方,親のサポート方法,さらに国語・算数・理社・はっけんレッスンの活用法までわかりやすくまとめます。
なお,当サイトでは教科別に詳しい個別レビュー記事も書いており,本記事の各項目からそれらに飛ぶことも可能です。
また,高学年へのステップアップとして「小4~小6向けの使い方の記事」もご用意していますので,ぜひ併せて参考にしてください。
小1・小2・小3がスタサプを使う時に親が意識したいこと
基本的に,小学校低学年(ここでは小学1・2年生の他に,年長さんや小3生も含めます)という時期は,高学年の勉強に繋げるための準備期間であると考えられています。
いわゆる「読み書きそろばん」に分類される基礎学力を高める時期である他,学ぶことの楽しさに気づいたり学習習慣を身に付けたりといった意識改革を行っておく必要があり,小学校高学年になってから突然,こうした能力が芽生えるわけではありません。
早めにこうした勉強基盤を整えておくことで,学習への向き合い方が整い,その後の理解度にも良い影響が出やすくなります。
考える力や集中する力の土台作りにも繋がるため,将来どの進路を選ぶにしても重要です。
最近はAIを搭載したICT機器の恩恵にあやかる機会が増えていることもあり,従来のアナログ的な勉強法に加えて,視覚や聴覚を刺激してくれるデジタル教材もぜひ導入してください。
もちろん,アナログ的な読書(音読や読み聞かせ)もお忘れなく↓
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さて,当サイトは小学生から社会人までを対象に有用とされる勉強法を紹介していますが,そのときの学習アプリに「スタディサプリ」を設定しています。
小1・小2・小3でスタディサプリを使うポイント
- 低学年は先取りより勉強習慣作りを優先する
- まずは1日10~15分を目安に無理なく続ける
- 親はまなレポ確認・声掛け・復習サポートを行う
- 国語と算数を中心に進め,小3から理科・社会を加える
- 苦手単元は親子で一緒にやってから一人で解かせる
以下で,スタディサプリの小学校低学年向け講座の機能と,その効果的な使い方をおさらいしておきましょう。
【機能編】スタディサプリを最大限に生かす使い方
高学年向け講座と異なり,低学年向け講座はアプリの見た目が独特です。
まだ勉強に慣れていない子どもが使うとあって,細々とでも長く使っていけるような工夫が施されています。
使い方1:ミッション機能で低学年の勉強習慣を作る
その筆頭がミッション機能で,1年半にも及ぶ大規模なリニューアルを経て2025年4月に完成しました。
今では,1日15分を目安に,勉強習慣を簡単に身に付けられる教材になっています↓

ミッション機能が登場するまでは,親が子どもに「どこを勉強するべきか」を具体的に指示する必要がありました。
そのため,当サイトでは当時,学年が変わるタイミングや長期休暇での総復習,はたまたテスト前のような短期間での利用を勧めていたものです。
それが今や,毎週「こんしゅうのミッション」が更新されるわけで,1ヶ月も経つと,どのように勉強していけばよいか(具体的な使い方)が自然とわかるようになってきます。
親の方はといえば,学んだ後のケア(疑問に答えてあげる・褒めてあげる)だけに専念すればよくなり,負担はずっと軽減されています。
使い方2:アニメーション動画で学びが楽しくなる
スタディサプリの小1・小2・小3講座にはアニメーション動画があり,そこに登場するキャラクターは3人で,名前をそれぞれ「きくまる(イヌ)・まかろに(ペンギン)・ささくませんせい(クマ)」と言います。
前の2人を生徒役として,会話形式でレッスンが進んでいくところが特徴です↓

これにより,たとえ未習範囲であってもどんなものかを理解して,問題を解いて正解にたどり着くことができます。
ただし,アニメーション動画の用意があるのは小1・小2講座の国語と算数に限られ,それ以外はドリル形式のみであることに注意してください。
とはいえ,リニューアル前の算数(小1・小2・小3講座の基礎レベル)にも解説動画が存在し,そちらでは鳥の見た目をした「ヨリー」と呼ばれるキャラクターが代わりに教えてくれることも覚えておきましょう(特にアニメーション動画のない小3算数では重宝する使い方です)↓

使い方3:まなレポを使って親が子どもをサポートする
先取りができないわけではないですが,スタディサプリの小1・小2・小3講座は,学校の復習に使うことをメインに想定しています。
ほとんどがドリル形式だったのはそういった理由(背景)があるからで,スタサプ導入の成否は学校のテストの点数が上がったかどうかで判断してください。
とはいえ,子どもがスタサプを上手に使えているかどうかは,親の方で定期的に確認しておくべきです。
毎日でなくて構わないので,「まなレポ」を1週間単位などで確認し,出来と学習内容をみておきましょう(メールで速報が送られてくる他,学習Webの右上にある保護者用のページを開くことでも確認できます)↓

※デバイス環境によりレイアウトが多少異なります。
詳しい活用法は以下の記事に書きましたが,基本的には褒めるためにまなレポを用い,改善点があればさりげなく促すのがコツです↓
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毎日勉強できていればそれを大いに褒めるようにし,勉強が足りてなければ,食事までの10分間を家族みんなが勉強する時間に設定してみるなどしてください。
スタディサプリを予習代わりに使う場合や,学校の授業がわからなくて導入する場合は,先のまなレポの記事を参考に,親ができるだけ時間を作って子どもの学習をサポートするようにします。
この場合,初回学習でバツがたくさん付いてしまうことになり,学習意欲は失われがちです。
特に,アニメーションが存在しないレッスンに関しては,ドリルを解き終わった後の解説だけを頼りに理解しなければなりません。
そのような勉強法では心許ないと思うのであれば,親が子どもと一緒に解くようにしてから,再度子ども一人で同じ問題を解けるかどうか確認してください。
まなレポをみていて正答率が悪い単元があることに気付いたときにも,同じようにやり直しましょう。
特に算数と国語は知識の抜けがあると学習効率が著しく低下することになるため,スタディサプリを使い始めたばかりの頃は,その日に学んだ一番最後のレッスンを親の前で解いてもらうのがベストな使い方です。
この目的では,リニューアル前の講座の方がドリルだけなので使いやすいでしょう↓

※リニューアル前の講座は親の確認用に向いています。
【教科別】スタディサプリ小1・小2・小3講座の使い方のコツ
ここからは,教科ごとに意識しておきたいポイントを挙げていきます。
小1・小2・小3国語で国語4技能を育む
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まずはスタディサプリの小1・小2・小3国語ですが,基本的には知識として持っておくだけでよいので,繰り返し学ばせることに重点を置いた使い方がおすすめです。
繰り返しますが,最初は親が一緒になって解くようにして,2回目から子ども1人でやらせてみると盤石です。
内容については上のレビュー記事で詳しく説明しましたが,書く・読む・話す・聞くという,まるで英語の4技能に似た能力を伸ばすことができます(国語の読解力の方が圧倒的に重要です)。
ただし,スタディサプリの小1・小2・小3講座にはテキストが存在せず,文字を書く機会が少ないので,記述問題の対策は別の教材に一任しましょう(国語4技能の育成は小4以降も続きます)↓
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【ブンブンどりむ完全ガイド】小学生の「書く力」と「考える力」を育む作文特化教材
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とはいえ,スタサプのリニューアル後は漢字の問題を中心に文字を書く作業が一部に含まれるようになりましたし,令和時代らしい内容のレッスンが増えました。
このとき,タッチペンがあると書く作業が捗りますが,最悪指やマウスでも文字は書けるので,わざわざ新しく買う必要があるかどうかは各自で判断してください(値段は2千円~2万円と各社で開きがあります)。
別にノートを用意して学ばせる場合,「間違えた漢字だけを10回書かせる」などと決めておくと,長期休暇や週末などに,これまでに間違えた漢字(ノートを見直せばわかります)を親が口頭で質問して解かせることが容易になります。
この他,小学生に漢字を教える方法で紹介した方法を使えば,言葉に対する意識が変わってきますし,漢検は小1から受けられるので挑戦させてみるのもありです↓
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【小学生の漢字】ドリル嫌いに!マンガやAI・ゲームを活用した楽しい勉強法
今回は,漢字が苦手な小学生に役立つ「マンガを使った勉強法」を紹介します。 「子どもが漢字ドリルを嫌がる」「何度書いてもすぐ忘れてしまう」と悩む親御さんは多いのではないでしょうか。 とはいえ,「マンガで学ぶ漢字」といった専 ...
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聞くと話すに関しては,親子のコミュニケーションがそのまま良いトレーニングになるため,意志疎通を積極的に図ってください。
算数:小1・小2・小3で苦手意識を持たせない
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【スタサプ】小1・小2・小3算数を徹底解説!将来に繋がる思考力を育てよう
2022年3月に新しくスタディサプリ(スタサプ)の仲間入りを果たし,その後もリニューアルを重ねてさらに学びやすく進化している「小学校低学年向け講座」ですが,中でも「算数」は特に学習内容が充実しています。 今回は「小1・小 ...
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次に,小1・小2・小3算数講座の使い方を簡単にみていきますが,スタディサプリの小学校低学年向け講座が最も力を入れているのが算数で,難易度が異なる問題が用意されている他,アニメーション動画も存在します。
基本的には手を動かす必要はなく,小学校で普段からドリルをやらされていると思うので,家では気楽に学ばせる方針で構いません。
ただし,内容的には計算や単位を扱うことになり,これらを正確に理解しておくことは今後の学習を助ける意味で重要です。
学校のドリルを見て,出来が悪いところをスタディサプリで再度学ばせてください。
このとき,算数を難しいと思わせない使い方が肝心です。
小4になった時点で,「国語は大丈夫だけど,算数は苦手」とお子さまに言わせてはなりません。
一方,算数が得意な小学生は,どんどん上の学年の講座に進ませましょう。
子どもの記憶力は物凄いものがあります。
そのときのやる気管理ツールや物差しとして「算数検定」がおすすめです。
理科・社会:小3から知的好奇心を刺激する
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スタディサプリの小3理科は興味深いドリルが魅力!解き直しも簡単
2022年3月,スタディサプリ(スタサプ)に「小3理科」講座が新しく追加されました。 当時すでにあった小学校4~6年生向けの講座と比べると,本講座が扱う内容は範囲が狭く,得られる知識の量も少ないのですが,身の回りにある自 ...
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スタサプ(スタディサプリ)の小3社会!学びを通して町や暮らしに意識が向く
普段通っている小学校で2年生までは生活科として学んでいた事柄が,3年生になると社会や理科となって再登場してきますが,4年生までの内容はあくまで基礎固めという位置づけです。 そのため,国語や算数と比べると優先順位が下がって ...
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スタディサプリの小学校低学年向け講座の中で,理科や社会は小3講座から始まり,小1・小2向けの講座(小学校では「生活科」と呼ばれます)はありません。
小4講座からは講師による本格的な講義が行われるようになるスタディサプリですが,小3の理科・社会の講座で学ぶ際は,調べる習慣を身に付けさせると同時に,興味を引きそうな内容に発展させることを意識した使い方をしてみましょう。
ドリルはカラフルで視覚に訴えかけてくるものではありますが,理科だと他に小学館の図鑑を与えたり,博物館や科学館に出かけたりすることが考えられます。
社会では「自然」と「町(街)」が主なテーマなので,地図を片手に探検させてみたり,地元の史跡を訪れてみたりするのがおすすめです。
もっとも,こうした探究的な活動は次に紹介する「はっけんレッスン」が担います。
はっけんレッスン:具体的な行動のきっかけに
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スタディサプリのはっけんレッスン!学びを日常に発展させよう
2025年7月,スタディサプリの小1~小3講座に「はっけん」のレッスンが追加されました。 理科や社会の導入学習に似ていますが,どちらかと言えば,小学校の「総合的な学習の時間」に扱うような横断的な内容です。 ここで学んだ身 ...
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先ほど,週末には子どもの知的好奇心に働きかけることの重要性を解きましたが,そのためのヒントとして,スタディサプリにある「はっけん」というレッスンを使うことができます。
こちらは雑学を身に付けられるクイズ的な内容になっていて,扱う内容は幅広く,特定の教科だけに留まりません。
「自然を観察しよう」のところで葉っぱや石の話が出てきたのであれば,近くの河原に出かけるようにすることで,産卵しているチョウや葉っぱに擬態しているイモムシや変わった形の石を見つけられるでしょう。
合わせて,水難事故の危険性について教えることもできるはずです。
日本では,夏休みを中心に体験型の展示イベントが開催されるのが恒例となっているので,その候補地選びに役立てることもできるように思います。
何がきっかけとなって将来の進路が決まるかはわかりませんが,幼少期の体験が後の人生に大きく影響を及ぼすことは少なくないです。
小4・小5・小6向けスタディサプリの使い方への移行
小1・小2・小3の時期にスタサプでの学習や親のサポート体制に慣れておけば,本格的な学習が始まる小4以降への移行も非常にスムーズになります。
高学年(小4・小5・小6)向けの効果的な使い方や注意点については,以下の記事で詳しく解説していますので,進級のタイミングや先取り学習の参考にぜひご一読ください↓
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スタディサプリ小学講座の使い方!小4・小5・小6の進め方と中学受験への活用法
塾で保護者の方々と進路相談をしていると,近年の少子化や社会の複雑化により,子どもの進路を真剣に気にかける親御さんが確実に増えていることに気づかされます。 子どもの数が少なくなっても1人にかける教育費は増えており,上位層の ...
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中学受験しない小学生のスタサプ活用法!公立中で上位を目指す先取り学習
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小1・小2・小3のスタディサプリの使い方まとめ

以上,スタディサプリの小学講座から低学年向けのものを使う際のポイントや効果的な使い方についてまとめてきました。
ここまで読んできて,スタディサプリだけでもかなりの程度,満足のいく学習を行うことができるということがわかっていただけたのではないでしょうか。
小1・小2・小3は「読み書きそろばん」の基礎部分を教え込む大切な時期であるため,親が子どもと共に学んでいく姿勢が大切です。
そのため,スタディサプリは子どもよりも親の方のスケジュールやメンタル面に余裕がある時期を見計らって導入することをおすすめします。
スタディサプリを上手く使って勉強習慣が身に付き,得意意識が芽生えれば,小4以降も問題なく使い続けられるでしょうし,本格的な中学受験のための塾に通うことになったときにもスムーズに移行しやすいです。
ひょっとすると,高校3年生になってもスタディサプリを使い続けるような長い付き合いになるかもしれません。
スタディサプリはそれだけしっかりしている教材です。
無料体験期間が1ヶ月に延びるキャンペーンを実施していることもあるので,以下の記事を早速チェックしてから始めてください↓
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【2026年3月最新】スタディサプリのキャンペーンコード一覧!全コースの入手方法を解説
当サイトは2017年から8年以上にわたって「スタディサプリ(スタサプ)のキャンペーンコード」の配布状況を掲載し続けてきました。 過去の配布履歴・割引額・配布タイミングをすべて追跡しており,現在の記事では2026年3月2日 ...
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最後までお読みいただきありがとうございました。











