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勉強に役立つ香り!集中力を高めて眠気を予防するアロマに注目

昔は一笑され,話題にすらならなかったものであっても,最近になってその価値が見直されてきているものが多々あります。

アニメやゲームの文化はその好例ですし,化粧や甘いお酒なども昔は男子が容易に口にしにくい雰囲気がありました。

さて,今回の記事のテーマである「アロマテラピー」も再注目されるべきものの1つで,香りの持つ効果は眠るときやリラックスする際,はたまた勉強の前後において利用できることについてはご存じでしたでょうか。

アロマの力を借りることで,集中力や記憶力を高めた状態で学習することが可能になるため,長時間勉強する時間の取れない学生や社会人は特に試してみてほしいと思います。

以下では,そんな「勉強に役立つ香り」について,いくつか紹介してみようと思います。

アロマテラピーと香りの効果について

アロマテラピー検定の公式テキスト

アロマ(aroma)は英語で「芳香」,テラピー(therapy)は「療法」という意味になりますが,フランス人の化学者である,ルネ・モーリス・ガットフォセが同名の著書を書いたのは1937年のことです。

かつてひどい火傷を負った彼ですが,その治療に精油を役立てたことがきっかけとなり,香りで傷を治すというアロマテラピーを世に広めることになりました。

それから月日が流れ,現代においては,心地良さや楽しさそしてポジティブシンキングに役立てるといった用途に利用されることが多いように感じます。

日本では,1990年代になってようやく一般大衆に認知されるようになったアロマでしたが,コロナによって嗅覚の大切さが見直され,香りがどれだけ豊かな生活に寄与するのかを否が応でも思い知らされた方は少なくないでしょう。

そもそも,お茶屋さんの茶葉とか焙煎したコーヒーの匂いが大好きな私でしたが,コロナに罹患することで,味のする食事のありがたみにここにきて初めて気が付き,回復後はアロマテラピー検定の公式テキストで学んではハンドウォッシュやルームフレグランスの香りにも気を配るようになり,楽しく毎日を過ごすことができています。

アロマといってもいくつか種類はありますが,その究極の完成形が「エッセンシャルオイル」と呼ばれる精油であり,植物の芳香成分を凝縮した液体です。

油とは言っても,バターや料理用の油脂とは異なり揮発性の有機化合物であるため,空気と触れているところからどんどん気体になって消失してしまう点に注意が必要ですし,余計な化学物質をほとんど加えていないため,開封すると6~12ヶ月ほどで劣化してしまいます。

なお,精油の価値については値段の高さがそれを物語っており,10mlで数千円するようなものも珍しくありません。

ペットボトルが500mlで150円ほどですし,ガソリンの料金はリットルでそのくらいなので,だいぶ差がありますね。

それもそのはず,比較的お手頃な価格とされるラベンダーでさえ,採油できる量の数百倍の花が必要になりますし,高価なローズに至っては数千倍もの花が必要になる(例えば,1kgの精油を取り出すのに5tもの花が必要になる)わけですから,使用される植物の量が多いほど精油の価値が高くなるのは当然です。

さらには,同じ植物内においても,葉と花と果実のそれぞれで香りが異なるため,精油を回収する際は部位単位となります。

例えば,バニラアイスによく添えられているミントは葉っぱが,そしてオレンジは実よりも皮の方がオイルになりやすいという事実は,なんとなく想像しやすいのではないでしょうか。

精油の製法としては水蒸気蒸留法が基本とされる方法であり,漢字の意味そのままに,高温の蒸気を植物に当てては舞い上がった香りを別の場所に集め,冷却して回収するわけですが,高温にできないものを扱う場合にコールドプレスなどの方法を採用します。

本章の最後にアロマの注意点についてですが,キッチンで多量に扱うような場合は引火する恐れがある他,嗅覚が敏感なペット,そしてアレルギー持ちの方や妊婦の方に悪い影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。

 

 

集中力を高める香りは

スイートオレンジのエッセンシャルオイル

令和時代の勉強法においては,スキマ時間をどのように上手く活用するかが重要視されているため,できるだけ集中して臨みたいものです。

タイマーを使った勉強法の記事のところでも述べましたが,そもそも人の集中力は長時間持たないので,しょせん短時間の学習だからなどと1回1回の機会を軽んじてはいけません。

そして,集中力を高めるために役立つとされる香りの例が以下の3つです↓

  • スイートオレンジ
  • ローズマリー
  • ペパーミント

このうち,ローズマリーとペパーミントは後の章で詳しく説明するため,ここでは最初の「スイートオレンジ」に絞って説明を加えていきましょう↓

スイートオレンジの基本情報

学名:Citrus sinensis

主要産地:アメリカ,イタリア,メキシコ,コスタリカ,ブラジルなど

抽出部位:果皮

抽出方法:圧搾法

含有成分:リモネン,リナロール,シトラール,デカナール,オクタナール

実際,最近の私のアロマライフでは最も使用頻度が高いといっても過言ではない香りなのですが,リモネンは柑橘類に大体含まれている成分で,オクタナールは果物のみずみずしさや甘い香りに役立っています。

クセがなく,まさに誰もがそれとわかる香りなので,オレンジが嫌いな人でなければおすすめです。

さて,肝心の勉強に対する効果としては,

  • イライラしなくなった
  • やる気がアップ
  • 頭がクリアに
  • 計算ミスが減少

といったものが,とある研究によって確認されました(参考文献:小学生の計算力と気分に与える精油の影響,熊谷千津・永山香織著)。

この研究では小学6年生の百ます計算の結果を調査しており,より複雑な作業についてはどうかであったり統計的には有意差が出ていなかったりもするのですが,それでも,平均すると計算ミスの数が改善されたことは確かです(同実験において,ペパーミントも良い結果を残しています)。

なお,ここでの実験方法では芳香浴が用いられており,後の使い方の章で詳しくは述べますが,まさにエッセンシャルオイルを用いた実験(滴下した精油を30秒嗅ぐ)となっています。

 

 

認知能力を高める香りは

ローズマリーシネオールのエッセンシャルオイル

続いて,勉強パフォーマンスを全体的に向上させてくれる,認知能力を高める香りについてみていきましょう!

ここでの主役は「ローズマリー」です↓

ローズマリーの基本情報

学名:Rosemarinus officinalis

主要産地:スペイン,チュニジア,フランス,モロッコなど

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留法

含有成分:1,8-シネオール,ボルネオール,カンファー,ベルべノン,酢酸ボルニル

成分的にはボルネオールが甘さを,そしてカンファーが爽快感をもたらしてくれますが,カンファーを多く含むものを「ローズマリー・カンファー」と呼び,その他,1,8-シネオールを多く含む「ローズマリー・シネオール」,ベルべノンが比較的多い「ローズマリ・ーベルべノン」の3種類にさらに分けることができます。

ローズと入っている他,「マリアのバラ」とも称されるローズマリーですが,本種はシソ科であって,香りもバラとは似つかぬものなので注意してください。

なお,認知能力の実験で注目された成分は1,8-シネオールであり,数滴の精油をディフューザーを充満させた部屋で一定時間過ごした後で行われました(参考文献:Plasma 1,8-cineole correlates with cognitive performance following exposure to rosemary essential oil aroma by Mark Moss and Lorraine Oliver)。

23歳前後の男女20人に引き算や数字の記憶テストを行ったのですが,シネオールをより長時間(最大10分)嗅がせたときに最も計算の速度や正確さが高まったという結論になります。

アロマは濃ければ濃いほど効果が高くなるわけではないのですが,ローズマリーを嗅ぐとスッキリできることについては体験すればすぐに多くの賛同が得られるでしょう。

私も,試験の採点など,集中力を要する課題に取り組む際に,ローズマリーの香りに頼ることが多いです。

ところで認知能力とは,記憶・思考・判断・理解・計算・学習・言語のような幅広い能力を含むので,ローズマリーが勉強の作業効率の改善に役立つ場面は多いように思われます。

なお,その他の報告としては,精神的な疲労を取ってくれるとも言われており,勉強の後にも使用できる香りです。

私は人を選ぶ香りだと思っていますが,万人受けすると言う方もいます。

 

 

眠たくなったときには

ペパーミントのエッセンシャルオイル

時には多少無理してでも起き続ける必要が出てくるわけですが,そこでコーヒー(カフェイン)を摂取してみても,効いてくるまでに時間がかかりますし,取り過ぎは多くのトラブルを引き起こし,適度ならよいのですが,私のように際限なく飲み続けるようだと,後で頭痛に苦しむなど,身体の不調に見舞われることもあるため,あまりおすすめできません。

ですが,その代わりにアロマを使うというのであれば短時間でシャキッとできますし,トイレに向かう頻度も少なく済みます。

そして,眠気の予防に有効とされる香りが「ペパーミント」です↓

ペパーミントの基本情報

学名:Mentha x piperita

主要産地:アメリカ,インド,中国など

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留法

含有成分:ℓ-メントール・メントン・酢酸メンチル・1,8シネオール・イソメントン

実際,眠くなったときにミント味のフリスクやガムを食べる人は多いと思いますが,その効果をアロマを嗅ぐことでも得られるということです。

上で紹介したローズマリーと同様,シソ科に属する植物になりますが,ℓメントールのもたらす清涼感はやはり独特だと感じます。

行われた実験の例として,大学生にペパーミントを吸入させてから真っ暗な部屋に入れたところ,眠気を減らすことがわかりました(参考文献:Preliminary investigation of the effect of peppermint oil on an objective measure of daytime sleepiness by Mark Ian Keith Norrish and Katie Louise Dwyer)。

私は食べるミントが辛いので苦手なのですが,水で拡散するとほんのりしか香らないため,食事をした後に勉強するタイミングや眠気に襲われることが多くなってきた際に,ピンポイントで用いるようにし,かつ長めの休憩を取ることにしています。

 

 

勉強に役立つアロマテラピーの方法

香炉とアロマ

勉強の用途に限った場合,化粧水やクリームを作ったり,お風呂や足湯でリラックスするような方法はあまり役に立たないでしょう。

ここでは,精油を用いた芳香浴法を中心に,簡単なアロマテラピーのやり方について紹介します

一番手間がかからないのは,コットンやティッシュに1,2滴垂らし,それを嗅ぐという方法です。

一般的にハンカチを使うことも可能ですが,例えばスイートオレンジは黄色いシミになるので,避けるのが無難でしょう。

参考までに,1滴は0.05mlほどなので,10mlのボトルを購入すれば200回は使えます。

この他,近距離に香る方法として,マグカップに熱湯を半分くらい注いで,そこに精油を1~2滴垂らして使うことも可能です。

前章のペパーミントのときに紹介した方法はこれに近く,陶器製の容器を加熱してくれる香炉も売られています。

なお,アロマの良さを実感し,日常的に取り入れたいような方にはアロマディフューザーがおすすめです。

数百円で買える木の形をしたようなものもありますが,数分ごとに噴霧してくれる家電を私は手放せません↓

電気式のディフューザー

集中力を高めるための儀式とでも言いましょうか,私は,アロマを準備すること自体がやる気を入れるスイッチ代わりになっています。

 

 

まとめ

以上,勉強に役立つ3種類の香りとアロマテラピーの方法について紹介してきました。

古くはローズマリーを含んだ水が「若返りの水」と呼ばれていたり,ナポレオンはローズマリーとオレンジの香りの含まれるオーデコロンを毎日小瓶2本ペースで使用していたとも噂されるアロマですが,ここまでに紹介してきたように,これにペパーミントを加えた3種類は勉強でも効果を発揮してくれる使い勝手に優れた精油です。

小学生に香りの教育を施す機会も増えているようで,これまでになかった斬新なアイディアで香りを生活に役立てていくことが予想されます。

上に示した動画はその例で,アロマスプレーとヨガを組み合わせた方法は5分で終わるので,勉強間の休憩タイムに実践するにはぴったりです。

ところで,香りの好き嫌いは人によって異なる上,身体の状態や年齢も影響するため,「絶対これだ」という万能な精油は存在しません。

ましてや,好きでもない香りを,誰かに効果があると言われたからなどと無理に使い続けることは全くおすすめできません。

とはいえ,場面に適した精油を使うことで,集中力が高まったり不安や緊張がなくなったりすることも確かです。

まずは少量のアロマから始め,何かしらの変化が感じられたら大きめの瓶を買い足す戦略で,勉強を含めた毎日の生活に香りを是非とも役立ててみてください!

香りを試せるところとしては無印良品がおすすめですが,忙しい方はエッセンシャルオイルの入門セット的な複数種類のオイルが少量ずつのセットになったものを手に入れて,じっくり嗅ぎ比べてみるのもおすすめです。

これからの時代は,アロマの力を使って勉強効果を上げていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人
学校の教室

スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,教授から数年に一度の秀才と評されたことは今でも私の心の支えです。小学生から高校生にまで通じる勉強法を考案しつつ,お気に入りのスタディサプリのユーザー歴は7年を超えました。オンライン上でのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

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