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バルミューダのデスクライトに学ぶ理想の学習環境とは

バルミューダは2003年に東京で生まれた日本の会社ですが,従来の市場に存在しなかった「価値ある驚きの家電製品」を数多く生み出しています。

扇風機や空気清浄機,加湿器などでその名前を聞いた方もいらっしゃるでしょうが,最近は調理家電やスマホからバルミューダの製品について知る方も多いでしょう。

「似た機能を備えていて値段が安いものもありますが,やはり見た目の良さがポイントです!」と勧めてくる店員さんもいるようですが,機能面においても従来の製品にはない独自の創意工夫が見られ,実用的な製品ばかりのように思います(確かに値段は高めですが)。

今回レビューするのは,そんなバルミューダが2018年に発売した「BALMUDA The Light」です。

太陽光LEDデスクライトに分類される本製品ですが,使用者はあくまで子どもがメインとして想定されています。

というのも,開発のきっかけが,バルミューダの社長が息子の勉強を応援したかったからだったからなのですが,確かにこのデスクライトには子どもの学習を助けるための工夫が随所に見られます

ただ製品について知るだけではなく,理想の学習環境についてのヒントも一緒に学んでみることにしましょう!

理想の学習環境とは

机の上で絵を描く小学生

まずは理想の学習環境について考えてみますが,以下2つの条件が整っていることが必要です↓

  • 勉強していて疲れにくい
  • 集中力を高められる

もちろん,勉強疲れによって集中力が低下してしまうこともあるので,これら2つの条件に関連性がないわけではありません。

とはいえ,すごく快適でムードがある部屋で勉強していても集中できるわけではないので,別に分けて考えてしまって問題ないでしょう。

次に,勉強する環境に必要な物について考えてみますが「机・椅子・文房具・内装・空調」が挙げられます。

これらがうまく働くことで,勉強に理想的な環境が整うわけです。

人によっては音楽をかけながらの方が集中できる人もいますから,普段スマホで音楽を聴きながら勉強しているような人は,上の要素に加えてみてもよいでしょう。

実際,銀行や病院などの職場において,クラシック音楽がかかっている場面によく遭遇します。

他にあれば良いと思うのは,飲み物と時計くらいでしょうか。

ところで,今回焦点を当てるべきはデスクライトでした。

光は部屋の印象を大きく変えられることから内装の一部とみなしますが,勉強環境にどのように影響してくるのでしょうか。

 

 

学習環境における光の役割

木々の間から漏れる太陽光

普通,部屋の光と言ったら,天井部分に存在する大きな照明器具が,最も大きな影響を及ぼすように思われます。

実際,私も自分の勉強部屋を設計する際,机が明るくなるようにと,とにかく明るい照明を付けるようにしたものです。

加えて,電球の色にも気を配り,光白色・昼光色・電球色の3つが,部屋でのくつろぎ具合や仕事のパフォーマンスに影響するということまで調べ上げ,完璧にしたつもりでいました。

しかしデスクライトの存在意義について意識することはなく,つい先日まで机上にその類のものは置いていなかったわけです。

ですが,バルミューダ社のサイトを閲覧しているうちに私が間違っていることに気づき,実際にデスクライトを設置して学習の捗り具合を比較し終わった今では,「長時間の学習には必要不可欠なもの」だと述べられるくらいにまで考えを改めています。

結論から申し上げますと,デスクライトは学習に最適な明るさを作り出し,勉強の集中力を高めると同時に,目の疲れや視力低下を防止する観点からも,理想の学習環境に必要な物だということです。

 

 

学習に最適な明るさとは

学習や読書を行うにあたっては「最適な明るさの基準」といったものが定められており,リビングや子ども部屋程度の明るさでは十分ではありません↓

学習に最適な明るさの目安

なお,ここで言う「明るさ」とは,照射地点の明るさではなく,書物に届く光の明るさを指します。

つまり,光源から離れれば離れるほど明るさは減衰してしまうということに注意しなければなりません。

そして,理想的学習環境に必要な明るさは500~1000ルクスです。

ところで,パソコンやスマホの液晶の明るさをMAXにしないと気が済まない私のような方であれば,いっそのこと部屋全体の明るさを明るくしようと考えては,天井の照明器具を実際よりも大きな部屋用のものにしてしまうかもしれません。

ですが,照明事情はそれほど単純ではありませんでした。

どうやら正解は,部屋をやや暗めにし,デスクライトはその5~10倍の明るさがあるときに最も集中力が高まるということのようです↓

デスクライトの強さと集中力の関係について

ここまでみてきた内容が,学習環境に影響する光についての基本知識になりますが,BALMUDA The Lightでは「照らす範囲を広げる機能」を備えていることで,学習環境をさらに向上してくれる点が特筆すべきことでしょう。

次章では,実際の商品をレビューしながら,それについて詳しくみていくことにします。

 

 

BALMUDA The Lightのセット内容

BALMUDA The Lightの梱包

機能面を中心にレビューしていくつもりでしたが,バルミューダは梱包の様子もお洒落でした。

箱の中の様子もうまく段ボールが組んであり,さすがの一言です。

セット内容は以下の5種類となります↓

BALMUDA The Lightのセット内容

  1. 本体(L01Aシリーズ)
  2. ACアダプター
  3. 取扱説明書
  4. 保証書
  5. ステッカー

本体とステッカーについては後述することにし,それ以外のものについてまずは説明を加えますが,ACアダプターのコードは1.8mほどで,よく見るとバルミューダの文字入りです↓

BALMUDAの文字の入ったアダプター

電流調光を採用しているので,ちらつきません!

なお,保証は購入日より1年間有効とのことで,子どもにプレゼントして故障してしまったときにも安心です。

ちなみに取扱説明書には,詳しい使い方や注意事項の他,裏面にはなんと設計図(仕様書)が描かれていました↓

BALMUDA The Lightの設計図

つまみで明るさを切り替えられるのですが,その際の明るさの変化量まで載っています。

 

 

BALMUDA The Lightのレビュー

点灯させたBALMUDAのデスクライト

BALMUDA The Lightですが,本体のカラーはブラックとホワイトの2色展開が基本となっています(アイボリーという限定色も存在します)。

私は周りの家具との調和を考慮してブラックを買いました。

前章で紹介したACアダプターで接続し,本体中央部にある調光ダイヤルを回せば6段階に調節できます。

ダイヤルを回すたびにドレミファソドの音が鳴るところに,作り手の遊び心を感じ取れるはずです。

手術灯で国内シェアNo.1の山田医療照明との共同開発ということで,ミラーで光を反射させる技術というのが本製品に採用されています(ただし光源は3つなので,さすがに手術灯ほどの明るさとまではいきません)↓

手術灯

しかしその代償として,点灯部(太陽光LED)は交換が不可となり,計40000時間使用すると本来の70%の明るさにまで落ちてしまうという弱点があります。

ですが,よくよく考えてみると,一日5時間使ったとしても20年以上先のことですから,そのときはさすがに新しいデスクライトを購入しているのではないでしょうか(子どもは実家を出ているかもしれません)。

ところで,似たような名前に「白色LED」というものがありますが,それと太陽光LEDは異なります。

後者は物本来の色を照らし出すことができるため正しい色感覚が養えますし,ブルーライトよりも自然に近い波長のため,目の疲労や集中力の妨げとなりにくいというのが概ねの評価です。

ちなみにこのデスクライトはペン立ても兼ねています↓

BALMUDA The Lightのペン立て部分

お気に入りの文房具を,4つの仕切りがある「ツールボックス」と1つの浅い「ツールトレイ」に収納できるのですが,ツールボックスの仕切り1つに3本くらいのペンが入ります。

実際は,上の状態に取り出し可能なプラスチックケースを装着して使うため,掃除がしやすいです↓

ペン立て部分のプラスチックケース

ベース部分のサイドに付いているイルミネーションスイッチを押すことで,このように点灯させることも可能になります↓

イルミネーションスイッチを使ったBALMUDA The Light

お気に入りの文房具をライトアップできる機能になりますが,こういった遊び心を製品に足してくるのがバルミューダの社風なのでしょう。

大人でもワクワクします。

さらには付属のステッカーを好きな位置に貼ることで,真の意味でのデザインがこのとき初めて完成するというのも子ども心をくすぐる仕様です↓

BALMUDA The Lightに付属のステッカー

ステッカー同士を重ね合わせて,より凝ったデザインに変えてみてください!

このステッカーは一度貼ってしまうときれいに剥がせないことがあるようですが,子どもはそこまで気にしないでしょう。

大人が使うときにはステッカーを使用しない場合も多いでしょうが,あくまで子どもファーストであることを考えると,先の音が鳴る機能なども合わせて,すべてが必要なものです。

 

 

フォワードビームテクノロジーについて

フォワードビームテクノロジーの様子

バルミューダのデスクライトは「フォワードビームテクノロジー」という技術を採用しています。

先ほどの手術灯のところでお話した,ミラーで光を反射させる技術というのが,実はこのことだったわけです。

この技術によって,離れた場所から照らすことが容易になるため,光を遮ることなく影が作られにくくなります。

The Lightの設置場所を特に意識せずとも,一般的なデスクライトのように対角線上に設置することでペンの影が書籍に落ちてきません↓

バルミューダのデスクライトが影を作らない仕組み

さてここで,最初に触れた「学習環境に最適な明るさの基準」が本当にクリアできているのか,以下の図で確認してみましょう↓↓

BALMUDA The Lightと明るさの分布図

勉強や読書に有効な光は500~1000ルクスという話でしたね。

上の図で判断するに,光源から15~65cmの範囲においてはその明るさが実現されていることになります。

実際にメジャーを使って机の端から測ってみましたが,かなりの広範囲をカバーできることが分かりました。

光源部分が直接目で見えてしまうと眩しいので,ヘッド部の傘は水平にするかやや内向きに調節しましょう。

アームも併用すれば,机の広さに,より合わせやすくなります↓

BALMUDA The Lightのアームの使い方

軽い力で直感的に動かせました。

 

 

まとめ

机に設置したBALMUDA The Light

以上,BALMUDA The Lightを使って,理想の学習環境と良い光の関係について考えてきました。

今回の要点をまとめると,理想的学習環境の実現は,

  • 手元に500~1000ルクスの明るさを確保する
  • 周りはその1/10~1/5程度の暗さにする
  • フォワードビームテクノロジーは広範囲をカバー可
  • 太陽光LEDの採用で,自然光に近づけた色合い

の4つが揃うことで初めて可能になります。

もし保護者の方で,子どもにこの先20年くらいは勉強を頑張って欲しいと思う方がいれば,今回レビューしたBALMUDA The Lightはプレゼントするのにおすすめです。

デスクライトに数万円と聞くと,ずっと安価で買えてしまうライトが数多く存在する時代ですから,判断に迷うかもしれません。

ですが,最初のうちから良い物を買い与えた結果,長く使ってもらえるだけでなく,子どもの勉強効率が高まり,それに見合うだけの結果まで付いてくるとしたらどうでしょうか。

私は常々,周りの大人は子どもにとっての理想的な勉強環境を整えてやり,その中で学生時代を過ごさせてやるべきだと思っています。

子どもの勉強に対する意識が現段階でいまいちでも,親の教育意識はできるだけ高く保っておくことこそが勉強体験を成功させるコツのような気がするのです。

今回のデスクライトは子ども用ではありますが,私は自分自身で使うために購入しました。

大変使いやすいですし,デザインも決して子どもっぽくありません。

手元まで光が伸びるので,写真を撮る際にも重宝しています。

長時間使用していても傘の部分が熱くならないことも驚きでしたね。

私が購入してから2年近く経ちましたが,周りをみると,加齢や職業柄目が疲れやすくなっている方の愛用者が増えてきました。

ECサイトのレビューをみてみましたが,意外と大人が自分用に買っている場合も少なくありません。

今回の記事内容を参考に,ご自身の学習環境について見直してみてはいかがでしょうか↓

  • この記事を書いた人
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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,教授から「ここ数年で一番の秀才」と評されたことは今でも私の心の支えです。小学生から高校生にまで通ずる勉強法を考案しつつ,気に入って使っているスタディサプリのユーザー歴は6年を超えました。オンラインでのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです!

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