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ポケトークPOCKETALKのレビュー!AIを味方にした自動翻訳機の実力は?

今回は,ソースネクスト社が開発した自動翻訳機,

POCKETALK(ポケトーク)

のレビューをしていきたいと思います。

ドラえもんに出てくる翻訳コンニャクとまではいきませんが,AIを利用し,身の回りの言語を音声やテキストに即座に翻訳してくれる本機の実力はいかほどのものでしょう。

海外旅行や語学学習に実用的な機能の有無についてなど,興味のある方は是非お読みください!

 

 

POCKETALKの特長について

ポケトークのパッケージ

POCKETALK(ポケトーク)とはAIを利用して自動翻訳を行ってくれる機械であり,これまでに「POCKETALK W(2018年9月)」と上位版にあたる「POCKETALK S(2019年12月)」の2モデルが発売されており,以下の3つの特長を備えています。

 

英語や中国語はもちろんマイナーな言語にも対応

ポケトークでは2019年11月時点で74もの言語を音声に翻訳することが可能です。

そのうち55言語においてはテキストでの表示も可。

私がパッと思いつくような言語はもちろん,これまでに聞いたことのない言語もかなりの数が対応しています。

もちろん世界には6900ほどの言語が存在すると言われているので,これでもまだほんの一部なのですが,それでも海外の僻地に用事があって出向かなければいけない場合などにおいて,言語の壁を多少なりとも乗り越えることができるようになったのは事実です。

ちなみに対応言語についての詳細は以下のページにて確認でき,これからも増えていくことが予想されます↓↓

 

AIが長文やカジュアルな会話も瞬時に翻訳

ポケトークでは人工知能(AI)を利用することができますが,AIが優れているのはディープラーニングができることです。

つまり,ネット上に存在する雑誌やニュース記事などを学習させることで,より自然な翻訳が可能になっていきます。

ポケトークに複数の意味にも取れるような日本語を聞かせれば,まだまだ上手く変換できない部分もありますが(例えば「カネ(金;鐘)は銅でできています」など),今後アップデートされるたびに少しずつ賢くなっていくことでしょう。

このように,時間が経つほどに性能が高まっていくのは,AIを搭載したデバイスの特長です。

 

Wi-Fiのない場所であっても世界133以上の国と地域で使える

ポケトークを使うにはネット環境が必要ですが,133の国や地域で特別な設定をせずに使えるチップ型のSIMを内蔵しているため,通信料金が別途かからず2年間使用できます(延長料金は5000円/年,または2週間のみで3000円)。

 

 

ポケトークの各タイプにおける機能差について

ポケトークのモデル間の機能差

新しく出たSタイプ(画像左の新型)の方が基本的に多くのことができます。

もちろんどちらのシリーズともに,

  • 日本語→外国語に翻訳
  • 外国語→日本語に翻訳

ができ,翻訳の性能自体も同じですが,以下の機能はポケトークSでしか利用できません↓↓

  • カメラで文字を撮影したものを翻訳できる
  • 現地の情報(通貨と日本円の換算・時刻)が表示可能
  • 英会話学習機能

その他にも,新型の方が重量は軽く,画面は大きいので,基本はこちらがおすすめです(以下の実機レビューもSタイプを用いて行います)。

とはいえ,旧型のWにも優れている点は存在し,

  • バッテリーの持ちが1.6~4倍
  • 値段が10000円ほど安い

上記2点は勝っています。

連続待ち受け時間と翻訳時間の具体的な公表値ですが,新型がそれぞれ60時間,270分であるのに対し,旧型は240時間,420分です。

とはいえ電波の受信状況や輝度,音量によって結果は変動するとのことなので,次章からポケトークを実際に使用して使い勝手を確認していきますが,公表されている仕様につきましては,ソースネクストのHPにてご確認ください↓↓

 

 

ポケトークSのレビュー

ポケトークSのセット内容は以下の通り。

ポケトークSのセット内容

  • 本体
  • スタートガイド
  • 取扱説明書
  • USB充電器+ケーブル
  • その他(保証書・ユーザー登録カードなど)

名刺サイズのボディーは思った以上に小さく持ちやすいです。

使い始めまでの手順は簡単な5ステップ。

  1. 電源を入れる
  2. 表示言語を決める
  3. 接続できていることを確認する
  4. Wi-Fiの設定
  5. 翻訳開始

充電はほぼ満タンな状態で届きました。

いきなり使えるのが嬉しいですね。

表示言語は使用者が慣れている言語を入力します(ここでは日本語)。

画面をタップしていくだけなので,操作は簡単です。

Wi-Fiに接続することも可能で,こちらの方が電波は安定するので,試し操作や自宅での語学学習の場合は是非利用しましょう。

購入から2年間というグローバル通信のSIMの利用期限が切れて,そのまま契約の延長をしなくても,Wi-Fiを使えば追加料金なしで使い続けられます。

さぁ,いよいよメインの翻訳機能を試してみましょう!

ポケトークのホーム画面も兼ねています↓↓

ポケトークのホーム画面

下の丸いボタンを押し続けると入力状態になるので,押した状態のまま「Wi-Fiありますか」と試しに喋ってみます。

声が正しく認識されると,それが英語の文へと自動翻訳され,次のように発音付きで返ってきます↓↓

真ん中に見えている青い矢印をタップすれば「日本語⇔外国語」の翻訳の向きを変えられますし,表示されている言語をタップすることで,他の外国語に変えられます。

ポケトークでは70を超える言語を翻訳できる

 

続けて,実は1番使いたかったかもしれないカメラ翻訳機能のレビューに移りましょう!

ホーム画面左上にある四角いマークを押すと,以下のような画面が出てきますが,そちらからカメラ翻訳を選びます。

今回はポケトークの購入時に付いてきた注意書きを翻訳してみることにしましょうか。

カメラ翻訳例

ポケトークSでは本体の裏にカメラが付いているので,写真を撮り,それを読み込むことで翻訳してくれます。

ピントが合いにくい場合は,カメラとテキストの間に一度手を入れるようにすると,手をどけた時にピントが合いやすいように思います。

上段は英語,下段は中国語になっていますが,カメラ翻訳では自動で言語が抽出されてくる設定がデフォルトなので2か国語以上でも同時に翻訳できるはずです。

そして,翻訳した結果がこちら↓↓

ポケトークSでカメラ翻訳した結果

撮った範囲すべての訳がこのように日本語で表示されます。

画面では一部しか訳が写っていませんが,それぞれの訳をタップすれば,全文を確認することが可能です。

もちろん,ポケトークの翻訳対象に長文も入っています。

このような英語の長文であっても,,,

ポケトークによる長文の翻訳例

このように,撮影した範囲全部を訳出してきてくれるのが便利ですね(文は長かったですが時間にして10秒以内)。

長文の翻訳結果

もちろん不自然な日本語も中には見受けられますが,あくまでポケトークはサポートグッズです。

少なくともこのように訳出されてくれば内容はなんとなく理解できますので,それが重要だと思います。

 

最後に設定について確認しておきましょう。

ポケトークの設定

明るさは低くするほど電池が長持ちするのでなるべく低めに設定したいところです。

スマホもそうですが,液晶がとにかくバッテリーを食います。

とはいえ1日使って充電できるので,新型でも短いとは感じません(プラグはC型)。

文字の大きさは見やすい方がよいので,なるべく大きくしておきましょう(5段階から大きさを選べます)。

ですが大きくするほど,一度に確認できる文字数が減ったり,誤操作にもつながりやすくなるといったデメリットもあるのでほどほどでどうぞ。

なお,上記画像は最小のもの。

文字を最大にするとこのようになります↓↓

文字の大きさ,最大

 

ショートカットという項目では,音声翻訳以外のよく使う機能をホーム画面に追加できます(私はカメラ翻訳を多用するので追加しています)。

スリープも「なし」にして忘れてしまうとすぐに電源はなくなってしまいますので,最大でも10分,普通であれば1分にしておきましょう。

また,今回は軽く紹介するにとどめますが,単位変換機能(貨幣・長さ・重さなど)もあるため,例えば貨幣の相場から,現地の商品が日本円で何円に相当するのか計算することもできます↓↓

単位換算機能

 

 

ポケトークを使用した英語学習法

通常の音声翻訳やカメラ翻訳でも十分学習できますが,国際語である英語についてはさらに充実したレッスンを行うことができます。

それが以下の2つのレッスンです。

 

会話レッスン

会話レッスンを使った学習法

1つ目の学習法ですが,ポケトークSにある「会話レッスン」を利用するのが簡単な方法です。

というのも相手の質問に多少のバリエーションがある上,こちらの答えをAIが分析してその次の返答を変えてくるといった先の読めない会話レッスンが楽しめます

とはいえ,相手の質問を理解し,単語を正しく言えれば基本的にはマルになるので,自分の発音がAI相手に通じるかどうか試してみてください。

正しく言いたいことが表示され,会話が先に進むと嬉しくなりますよ!

ちなみにレッスンは6つのシーンで行われ,全部で36ものレッスンが受講可能↓↓

会話レッスンの内容

相手の質問内容は英文で確認できる他,日本語も表示されるので,「大体この場面ではこういった質問がされるのか」と先に体験しておくだけでも気が楽になるはずです。

理想としては,誰か英語のできる人に横で見ていてもらえるとアドバイスがもらえて良いでしょう。

 

POCKETALK Link

ポケトークリンクについて

こちらはスマホやPCでの使用になりますが,これまで翻訳した表現を題材に,辞書機能・リスニング・発音判定の3つの側面から学習することが可能です(下に3つのボタンがその順で見えています)。

辞書機能では単語の意味を辞書で表示できる機能で,上記画像で見えている「詳細」をクリックすることで例文やよく使う表現が学べるところが便利です↓↓

辞書機能

発音はまぁ普通に聞くだけですが,一番右のマイクボタンを押すことで,発音判定機能が使えます(パソコンでやる場合は外部マイクが必要ですが,スマホの場合はそのまましゃべればOKです)。

正しく発音できなかった単語はオレンジ色で表示されてきますので,集中的に練習を積みましょう!

このPOCKET Linkは英語以外に,スペイン語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,オランダ語,トルコ語,ロシア語,ヘブライ語,ポーランド語,ベトナム語のいずれかで普段翻訳することが多い方であれば同じように利用できます。

 

 

まとめ

以上,ソースネクスト社のポケトークのレビューと学習法の紹介でした。

実用性に優れるため,すでに多くの企業で導入実績があり,つい最近ではANAの空港ロビーで案内ツールとして採用されました。

テレビでも特集されているのを目にすることがあり,この前は浅草の人力車を引いている方が外国人相手にポケトークを用いて会話を成立させていましたし,おもてなしの手段の1つとしても活躍することでしょう。

とはいえ,出てきた答えを盲目的に信じてしまうのは危険です。

先に述べたように「鐘」を「金」と誤訳してしまっている場合もありますから。

特に長文になって文の構造が複雑になってくればくるほど,AIが誤訳する可能性も増えていきます。

同じ道具を使えど,使い手によって賢くも愚かにも使えるのと同じように,AI時代においては学習者の資質能力も問われてくるということをまさに実感しました。

普段から自分の英語力を高めつつ,こちらの翻訳機を補助的に使うことで,相乗的にコミュニケーション能力が高まっていくのではないでしょうか

あともう少し精度が高まれば文句なしですが,今後のアップデートでより完全になっていくことを期待したいですね。

このポケトークですが,ソースネクストのHPで購入すると,特別仕様(カラーやキャラ物)のものを手に入れることができます。

スマホケースばりに,液晶保護フィルムや保護ケースも購入できますし,色々なお店を眺めてゆっくり決めてみてください(翻訳こんにゃくのケースも販売されるということで,メーカーもひみつ道具の1つを完成させてしまったという自覚があるのでしょう。)。

私はこれから進学する子のお祝いや,海外旅行に行く祖父母にプレゼントしようと企んでいます。

  • この記事を書いた人

スタディサイト管理人

都内の塾運営にかかわってから,講師歴も15年以上になりました。小学生から高校生まで学校の定期テストから大学入試まで幅広く教えています。最近の関心事は「教育改革」で,塾に入ってくる情報に加え,セミナーや書籍,信頼のおける教育機関より得た情報をWebにまとめてみました。ネットを介したやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたらと思います。
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