IELTSの対策ができるスクールは実際にテスト会場を提供しているところが中心となるため数が限られるのですが,今回紹介する「バークレーハウス」はそのうちの1つです。
ここでは同スクールに存在するコースの紹介を中心に,どのような特徴があるスクールなのかみていくことにしましょう。
バークレーハウスとIELTSの関係
バークレーハウス語学センター(以下バークレーハウス)は1973年の創業ということで,すでに50年以上の歴史がある語学学校と言えるわけですが,それほどの老舗となると日本ではそれほどお目にかかれません。
これだけ長く続いているという事実だけでも,多くの受講生の支持を得てきたことが伝わってきます。
実際これまでに6500名以上の卒業生がいるわけで,これはそれだけ多くのノウハウが同社に存在していることを意味しますから,どういうふうに学習すればうまくいくかというデータがしっかり揃っているわけです。
対策できる内容も,英語のTEAPや国連英検に全国通訳案内士などの英語試験は大体網羅されており,言語も英語以外の中国語やフランス語を含めた40言語が学習できてしまう幅広さも備えています。
外国語全般に強いスクールです。
とはいえ,バークレーハウスと言えばやはりIELTSが真っ先に浮かんできますから,当記事でもそれに絞ってみていくことにしましょう!
なお,IELTSという試験自体をよく知らない方は以下の記事をまずはお読みください↓
さて,本章の最初に示した画像においても確認できるように,日本で年間数名しか取得できない満点の保持者である正木伶弥(まさきれいや)氏を筆頭に,講師全員がOA8.0以上のスコア取得者です(OAというのは「オーバーオール・バンドスコア」の略で総合評価のことです)。
元IELTS試験官や豊富な指導経験を持つ講師に加え,ネイティブ講師も在籍しています。
加えて,受講生が悩みを相談できるスクールカウンセラーですらIELTSの受講経験があるということで,これだけのスタッフが揃っている語学学校というのは珍しいものです。
しかもIELTSの公式テストセンターの1つにもなっているわけですから(他の運営団体と紫衣はBritish Councilや英検があります),普段から本番と変わらぬ環境で学べることは学習者側からみれば大変に心強いことのように感じられるでしょう。
公式HPからは各種申し込みができる他,IELTS関連の記事や動画を100個以上読んだり観たりすることもできます。
ところで,バークレーハウスにIELTS専用のテスト会場が設けられたのは2020年6月のことで,これは日本の民間企業としては初となりました。
開催頻度は多く,1ヶ月のうち7割くらい行われている印象です。
それでは次章で,バークレーハウスをスクールとしてみたときのコースについて紹介していきましょう!
バークレーハウスのILETS対策講座
バークレーハウスのコース紹介をする前に1つ申し上げておきたいことは,バークレーハウスの授業は「東京市ヶ谷」にある校舎で行われるということです。
そのため,東京近郊にお住まいでない方はご注意ください。
オンライン指導も含めてすべてのコースにマンツーマン指導があり,1ヶ月の短期間から長期間まで,英語1技能から4技能までの幅広いメニューの中から自分に合うものを選択できます。
ブース形式のプライベートレッスンなので他人の目を気にせずに授業が受けられ,自分に適した学習ペースで実力をアップしていくことが可能です。
各人ごとに状況は異なるでしょうから,きめ細かく指導してもらうことが重要となってきます。
それでは以下にバークレーハウスに用意されている受講プランを箇条書きにしてみましょう↓
- OA0.5スコアアップ目標
- OA1.0スコアアップ目標
- OA1.5スコアアップ目標
- OA2.0スコアアップ目標
- ILETS準備コース
- 1ヶ月または3ヶ月コース
メインとなるのは最初の4つであり,これにはプライベートレッスンの他,ライティング添削や模試,文法の学習動画とテキスト,そして単語帳がすべて含まれています。
アップさせる点数が大きくなるほどにレッスン時間も教材の量も増えてくるわけで,例えばOA0.5のスコアアップコースだと「レッスン10回,添削2回,模試1回」だったものがOA2.0アップ目標のコースとなると「レッスン40回,添削8回,模試5回+カウンセリング3回」のようになります。
またIELTS準備コース事前に確認テストを受けた後,10回のプライベートレッスンを通して,文法(計1回)や単語(計5回目),4技能の解き方(計4回)を学んでいきます。
1~3ヶ月コースは期限の制約がある中で必要な対策のみに絞って学習することができますが,その分,確実度はメインコースよりも低くなってしまうことは避けられません。
いずれにせよ,これらのコースのうち何を取ればよいかを通常1人で判断することにはならないわけで,まずは後述している「体験レッスン」を受けてスクールの雰囲気について知り,現在の実力を分析してもらい,スタッフとよく話し合って納得したプランで申し込むことになります。
先述したようにバークレーハウスには長年のノウハウがあるわけですから,予算や期間に合わせてベストなコースを選んでいきましょう。
オンライン含めてプライベートレッスンは自由予約制で,ワンレッスン約2時間です。
開校時間は火~金は9~22時,土は9~21時,そして日曜日は10~17時となっています。
月曜と祝日は休校です。
バークレーハウスの料金
続けてバークレーハウスの料金をみていきますが,不定期に開催されるキャンペーンについてもまとめておきましょう!
料金
キャンペーン実施時はこれよりも安くなりますが,通常時においては以下の料金が設定されています↓
バークレーハウスの各種料金
入学金:22000円
テキスト代:6820円(準備コース)
IELTS準備コース:187000円
OA0.5スコアアップ目標:324250円
OA1.0スコアアップ目標:672010円
OA1.5スコアアップ目標:994390円
OA2.0スコアアップ目標:1316770円
プライベートレッスン:26400円/回
学習動画:11000円
IELTSライティング添削:11000円/回
単語帳:1650円
このように料金を明示しているスクールは思いのほか少ないので,バークレーハウスは信頼できます。
キャンペーン
キャンペーンは不定期で実施され,受講が長期間に及ぶほどに内容が豪華になるのが特徴です。
記事の更新時点で確認できたものは以下のような内容になっていました↓
2024年春のキャンペーン例
準備コース応援特典:入会金(11000円)と教材費(6820円)が無料
各種スコアアップ目標コースの特別価格:OA0.5=10%オフ,OA1.0=15%オフ,OA1.5=25%オフ,OA2.0=25%オフ
上以外で,過去に行われたものとしてはテキストプレゼントやIELTS受験料無料がありました。
まとめ
以上,長い歴史を持ちIELTS対策に定評のあるバークレーハウスのコース紹介を中心にまとめてきました。
日本では数少ないOA満点保持者を含め,優秀なスタッフが教えてくれる貴重なスクールであった他,コースも各自の都合に合わせて比較的自由に設定できるところが魅力です。
無料体験をして校舎や講師の雰囲気を掴みながらも,どのようなプランでもって学習することになるのか気になることは残さず質問するようにしてください。
料金は想像よりも高いと感じられたかもしれませんが,大半の受講生が半年以内に目標点を達成しては卒業していくことになるわけで,あくまで短期間しかお世話にならないスクールとしてみればこんなものでしょう。
大学受験のための塾の場合,高1の段階から数年間通うことになったり,私の生徒だと最長で小6から高3まで教え続けたこともあります。
もっとも,オンライン受講で構わないのであれば,IELTSの開発元であるBritish Councilのオンラインクラスの方が多少安く収まるはずです↓
4技能の観点でみると,ライティングやスピーキングの対策を中心に独学がしにくいとされていますし,本番では必ず生身の人と話したり英作文を書いて採点されることになるわけですから,バークレーハウスのような本番同様の環境下で学ぶことをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。