YouTubeで手軽に聴ける英語の歌・童謡を活用し,幼児期から楽しく英語に親しむ勉強法を紹介します。
英語の歌には,アルファベット,フォニックス,曜日,数,身体の部位,感情表現など,幼児が最初に触れておきたい内容が自然な形で含まれています。
日本語で歌ったことのあるお馴染みの曲も多く,親子で一緒に聴いたり,手遊びや動作を加えたりすることで,英語特有の音やリズムに無理なく親しむことができます。
この記事では,YouTubeで聴きやすい英語の歌24曲を取り上げ,それぞれの特徴や歌詞の意味,家庭での使い方を整理します。
幼児が英語の歌を聴く意味と効果的な勉強法
英語教育の最初の一歩は,その言語と「顔なじみ」になることです。
幼児期は,文字や文法の説明よりも,耳で聞いた音をそのまま真似しやすい時期であるため,英語の歌を使えば,英語らしい強弱,リズム,イントネーションに遊びの延長で触れることができます。
現在の学校教育では,小学校中学年から英語活動が始まります。
ただし,最初から文法や読解を細かく学ぶというより,歌,チャンツ,ゲーム,やり取りなどを通して英語に慣れ親しむ活動が中心です。
家庭でも同じように,まずは英語を「勉強」ではなく「楽しい音」として受け止められる環境を作ることが大切です。
英語の歌は,その入口として使いやすい教材になります。
現在は,YouTubeなどを利用して,家庭でも質の高い英語の歌に触れやすくなっています。
分からない歌詞や単語が出てきたときは,辞書や生成AIを使って意味を確認することもできます。
唯一もったいないのは,こうした手軽な学び方があることに気づかず,実践の機会を逃してしまうケースだけです。
今日から家庭の日常に英語の歌を取り入れてみてください。
英語の歌24曲の選び方と一覧

ここで紹介する歌動画は,かつて提供されていた「スタディサプリENGLISH for KIDS」に収録されていた歌動画のラインナップを参考にしています。
同サービスは終了しましたが,採用されていた英語の歌そのものは,YouTubeなどを活用した家庭学習でも参考になるものが多く含まれていました。
今回ピックアップした曲は以下の24曲になります↓
この記事で取り上げる英語の歌(童謡)
The ABC Song,Phonics Song,Twinkle, Twinkle, Little Star,Sunday, Monday, Tuesday,Seven Steps,Pat A Cake,Open Shut Them,Mary Had A Little Lamb,Peas Porridge Hot,BINGO,Are You Sleeping?,Row Row Row Your Boat,The Eensy Weensy Spider,Rain Rain Go Away,Head, Shoulders, Knees & Toes,This Is The Way,We Wish You a Merry Christmas,Jingle Bells,Hokey Pokey,Wheels on the Bus,Five Little Ducks,Under the Spreading Chestnut Tree,Five Little Pumpkins,If You’re Happy And You Know It
英語のタイトルだけを眺めても,具体的なメロディーがピンとくる方は少ないかもしれません。
あ,あの有名な曲か!
しかし,日本語訳を確認したり実際のイントロを聴いたりすれば,多くはどこかで一度は耳にした曲だと気づくはずです。
次の章から,それぞれの特徴と学びのポイントを1曲ずつ詳しく解説していきます。
掲載している動画はYouTube Kids等から厳選しています。動画のチャンネルによって歌詞やアレンジが多少異なる場合がありますのでご了承ください。
YouTubeで聴ける幼児向けの英語の歌24選【1曲ずつ解説】
The ABC Song
歌詞※一部
A-B-C-D-E-F-G H-I-J-K-LMNOP Q-R-S T-U-and-V, W-X Y-and-Z.
Now I know my ABCs.
Twenty-six letters from A to Z.
a-b-c-d-e-f-g h-i-j-k-lmnop q-r-s t-u-and-v, w-x y-and-z.
Now I know my abcs.
Twenty-six letters from a to z.
アルファベットの並び順を覚えるための最も有名な定番曲です。
イギリスでは「Alphabet Song」と呼ばれることもあります。
1835年にアメリカでフルート用の楽曲として制作されたのが始まりです。
日本には江戸時代末期の1859年頃,ジョン万次郎によって紹介されたという記録が残っています。
メロディー自体は「きらきら星」と全く同じです。
まずは間延びした優しいテンポに合わせて,親子で口ずさんでみてください。
YouTubeの動画によって,「lmnop」の部分を繋げて素早く発音するものや,最後のフレーズが「next time won't you sing with me?」で終わるものなど,多彩なバリエーションが存在します。
複数の動画を聴き比べてみるのも面白い試みです。
Phonics Song
歌詞※一部
A is for apple, a, a, apple.
B is for ball, b, b, ball.
C is for cat, c, c, cat.
D is for dog, d, d, dog.
文字の名前ではなく,英語の「正しい発音(音と文字の規則)」を学ぶためのフォニックスソングです。
このジャンルの動画には無数のアレンジが存在しており,例として登場する単語もチャンネルごとに大きく異なります。
基本となる「Aはア,ア,アップル」というリズムを繰り返すことで,英語の音と文字の関係に,自然と親しめるようになります。
子どもがノリやすいお気に入りのリズムの動画を見つけてみましょう。
Twinkle, Twinkle, Little Star(きらきら星)
歌詞※一部
Twinkle, twinkle, little star.
How I wonder what you are.
Up above the world so high, Like a diamond in the sky.
Twinkle, twinkle, little star.
How I wonder what you are.
和訳:きらきら輝け,小さな星よ。あなたは何者なのか実に不思議だ。世界のはるか高い空の上で,まるでダイヤモンドのように輝いている。
日本語でもお馴染みの名曲ですが,英語の歌詞に触れることで初期の語彙力が豊かになります。
文法的な視点で見ると,「Twinkle」は「きらきら光る」という自動詞です。
ここでは後ろの「Little star」への呼びかけを伴った命令文として解釈できます。
「How I wonder」のフレーズは「本当に不思議に思う」というニュアンスです。
感情を込めて優しく歌い聞かせてあげてください。
Sunday, Monday, Tuesday
歌詞※一部
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday.
Thursday, Friday and Saturday, Sunday comes again!
日曜日から土曜日までの曜日をテンポよく連呼していく実用的な歌です。
リズムを整えるために「Thursday」が2回登場する構成になっています。
単調になりがちな曜日の暗記ですが,「Sunday comes again!」という締めくくりのおかげで楽しく記憶に残る工夫が施されています。
学習塾での指導経験から言うと,小学生や中学生でも曜日のスペルや発音を苦手とする生徒は少なくありません。
幼児期にこの歌で耳を慣らしておけば,後から曜日を学ぶときにも,発音やスペルを覚える助けになります。
Seven Steps
歌詞※一部
One, two, three, four, five, six, seven.
One, two, three, four, five, six, seven.
One, two, three.
One, two, three.
One, two, three, four, five, six, seven.
1から7までの数字をステップを踏みながら覚えられる軽快な楽曲です。
作者や正確な作曲時期は不明とされています。
YouTubeの動画によっては,後半になると数字を逆順(セブンからワンへ)にカウントダウンしていく応用バージョンも存在します。
おうちで実践する際は,手拍子を合わせたり1つ飛ばしで歌ったりするゲーム要素を取り入れると,子どもの集中力がさらに高まるはずです。
Pat A Cake
歌詞※一部
Pat-a-cake, pat-a-cake, baker's man.
Bake me a cake as fast as you can;
Pat it and pack it and mark it with "B",
Put it in the oven for baby and me.
和訳:ケーキをこねてパン屋さん。できるだけ早くケーキを焼いてちょうだい。こねて梱包して「B」のマークを付けたら,私と赤ちゃんのためにオーブンに入れてね。
「pat」は軽くたたくという意味の単語で,ケーキ作りで生地を平らに伸ばす動作を指します。
「bake」は焼く,「baker」はパン職人やケーキ職人のことです。
伝統的な手遊び歌として親しまれており,親子で向かい合って手を合わせながら歌うのに最適と言えます。
歌詞の構成にも面白い工夫があります。
「mark it with 'B'(Bの印を付けて)」と「for baby and me(赤ちゃんと私のために)」という部分が連動しており,Bが「baby」の頭文字に由来している仕組みです。
子どもの名前の頭文字(例えばSならShouhei)に変えて替え歌を作ることで,アルファベットの文字と音の関係をより深く理解できるようになります。
Open Shut Them
歌詞※一部
Open shut them, open shut them.
Give a little clap, clap, clap.
Open shut them, open shut them.
Put them in your lap, lap, lap.
和訳:ひらいてむすんで,ひらいてむすんで。手を叩きましょう。ひらいてむすんで,ひらいてむすんで。おひざの上に置きましょう。
日本の「むすんでひらいて」の英語版にあたる手遊び歌です。
難しい文法解釈は後回しにして,まずは身体を動かす楽しさを優先してください。
2番以降の歌詞では,登場する対義語のペアによってリアクションが変化します。
例えば「forward(前へ)」と「backward(後ろへ)」なら,身体を前後に大きく動かす仕組みです。
全身を使って表現することで,言葉の意味が感覚的に脳に定着していきます。
Mary Had A Little Lamb(メリーさんの羊)
アメリカで生まれ,世界中で愛されている童謡です。
日本でも非常に有名ですが,英語の原作には2番以降にもストーリーが続いています。
羊が学校までメアリーを追いかけてきてしまい,先生に怒られてしまう微笑ましい結末が描かれています。
歌詞の後半に出てくる「Why, Mary loves the lamb, you know, The teacher did reply.」という一文は,少し翻訳のコツが必要です。
ここでの「Why」や「you know」は「おや」や「知っての通り」というセリフの間打ちになります。
「Mary loves the lamb」の部分が,強調の助動詞を使った「did reply(答えた)」の目的語になっていると捉えると,意味がスムーズに通るはずです。
Peas Porridge Hot
歌詞※一部
Peas porridge hot.
Peas porridge cold.
Peas porridge in the pot nine days old.
Some like it hot.
Some like it cold.
Some like it in the pot nine days old.
和訳:温かい豆がゆ。冷たい豆がゆ。鍋に入った9日目の豆がゆ。温かいのが好きな人もいれば,冷たいのが好きな人もいる。鍋で9日間寝かせたものが美味しいと言う人だっている。
タイトルにある「Peas porridge」とは,イギリス伝統の「えんどう豆のお粥」を指します。
現地の家庭で冬の朝に食べて身体を温める定番料理です。
古い文献では「Pease」と表記される場合もあります。
現代の日本で例えるなら,数日間煮込んだカレーや豚汁のような家庭の味をイメージすると分かりやすいかもしれません。
「9日間も寝かせたものが好き」というユーモラスな歌詞のフレーズを通じて,英語特有のライミング(韻踏み)の心地よさを体感できます。
BINGO
歌詞※一部
There was a farmer, had a dog.
And BINGO was his name-o!
B-I-N-G-O.
And Bingo was his name-o!
和訳:あるところに犬を飼っている農夫がいました。その犬の名前はビンゴです。
歌いながら自然と英語の韻(リズムルール)が身に付く素晴らしい構成の曲です。
4拍子のリズムで区切っていくと,「dog」「name-o」「BINGO」の語尾がきれいに響き合います。
「name」の本来の発音に「-o」を付け足して「name-o」と歌うことで,全体の音の一貫性を生み出している点が特徴です。
歌が進むごとに「B・I・N・G・O」の文字が1つずつ手拍子や効果音に置き換わっていきます。
ゲーム感覚で最後まで飽きずに集中できるため,幼児でも飽きずに取り組みやすい曲です。
Are You Sleeping?(グーチョキパーでなにつくろう)
歌詞※一部
Are you sleeping?
Brother John?
Morning bells are ringing.
Ding, ding, dong!
和訳:まだ眠っているの?ジョン修道士。朝の鐘が鳴っていますよ。キンコンカン!
日本では「グーチョキパーでなにつくろう」のメロディーとして有名ですが,原曲はフランス民謡の「Frère Jacques(ジャック修道士)」です。
ここでの「Brother」は血縁の兄弟ではなく,同じ信仰を持つ修道士の仲間を親しみを込めて呼ぶ言葉になります。
英語圏のバージョンでは,朝の寝坊助さんを起こす可愛い歌へとアレンジされました。
「ding-dong」は教会の鐘の音を表す擬音語です。
響きを楽しみながら優しく歌ってみてください。
Row Row Row Your Boat
歌詞※一部
Row, row, row your boat.
Gently down the stream.
Merrily, merrily, merrily, merrily.
Life is but a dream.
和訳:漕ごう,漕ごう,ボートを漕ごう。小川をそっと下っていこう。陽気に,楽しく。人生なんて単なる夢のようなものなのだから。
19世紀のアメリカで作られたシンプルな輪唱曲です。
楽しくボートを漕ぐ日常の風景から一転して,ラストの1文で「人生」という深いテーマに着地する奥深さがあります。
ここでの「but」は「only(ただの〜にすぎない)」と同じ意味を持つ副詞です。
「目の前の物事を深刻に捉えすぎず,ボートを漕ぐように楽しく生きていこう」という前向きなメッセージが含まれています。
親子で前後に揺れながらボートを漕ぐ真似をして歌うのがおすすめです。
The Eensy Weensy Spider(Itsy Bitsy Spider)
歌詞
The eensy weensy spider went up the waterspout.
Down came the rain, and washed the spider out.
Out came the sun, and dried up all the rain.
And the eensy weensy spider went up the spout again.
和訳:ちっちゃなちっちゃなクモさんが排水管を登っていきました。雨がザーザー降ってきてクモさんを押し流しました。お日様が出てきて雨をすっかり乾かしました。そしたらちっちゃなクモさんはまた排水管を登っていきました。
日本では「静かな湖畔」のメロディーで替え歌にされることも多い,欧米の超定番ナーサリーライムです。
地域によってはクモではなくロバが主人公になるバージョンもあります。
指先を交互に合わせながらクモが登っていく様子を表現する手遊びが定番です。
テンポを徐々に速くしていくと,子どもがキャッキャと大喜びします。
語学的な見どころは,「Down came the rain.」「Out came the sun.」という倒置表現です。
通常の語順をひっくり返すことで,雨が降ってきた躍動感や太陽がパッと現れた情景を強調する効果が綺麗に表れています。
Rain Rain Go Away
歌詞※一部
Rain, rain, go away.
Come again another day.
All the family (Daddy/Mommy/Brother/Sister/Baby) wants to play.
Rain, rain, go away.
和訳:雨さん,雨さん,あっちへ行け。別の日にまたおいで。家族みんなが遊びたがっているんだから。雨さん,雨さん,あっちへ行け。
雨の日に外で遊べない子どもたちの切ない気持ちを歌った,イギリス発祥の古い伝承童謡です。
「Daddy」「Mommy」など,遊びたがっている家族の名前を順番に入れ替えながら何番も歌い繋いでいく構成になっています。
日常でよく使う家族の呼び名を自然に覚えるのに最適です。
「rain go away」の部分で三単現の「es」が付かないのは文法ミスではありません。
ここでは「Rain(雨さん)」に対して直接語りかけている呼びかけの表現(命令形の一種)だからです。
Head, Shoulders, Knees & Toes
歌詞※一部
Head, shoulders, knees and toes.
Knees and toes.
And eyes and ears and mouth and nose.
Head, shoulders, knees and toes.
Knees and toes.
古いパブ民謡を原曲とした,世界中で大人気の身体部位ソングです。
頭,肩,膝,つま先と,歌に合わせて自分の身体のパーツにテンポよくタッチしていきます。
後半の「eyes(目)」「ears(耳)」「mouth(口)」「nose(鼻)」の部分も含めて,顔と身体の英単語を,動作と結び付けて覚えやすくなります。
徐々に歌うスピードを速くしていくと,全身を使った良いエクササイズになります。
This Is The Way
歌詞※一部
This is the way we wash our face, Wash our face, wash our face.
This is the way we wash our face, So early in the morning.
和訳:これが私たちの顔の洗い方。朝のとっても早い時間に。
朝の身支度や日常の基本動作の表現をまるごと覚えられる生活習慣ソングです。
「wash our face(顔を洗う)」だけでなく,フレーズを入れ替えることで「comb our hair(髪をとかす)」「brush our teeth(歯を磨く)」などの重要表現が次々と登場します。
毎日の生活リズムに重ね合わせながら,実際の動作と一緒に歌う勉強法が非常に強力です。
We Wish You a Merry Christmas(クリスマスおめでとう)
歌詞※一部
We wish you a merry Christmas, we wish you a merry Christmas, we wish you a merry Christmas
and a happy new year.
Good tidings we bring to you and your kin.
Good tidings for Christmas and a happy new year.
和訳:クリスマスおめでとう。あなたとご家族に素晴らしいお便りをお届けします。楽しいクリスマスと幸せな新年のために。
16世紀のイギリス西部に起源を持つ,伝統的なクリスマス・キャロルです。
使われている文法構造は「wish + 人 + 物」の形になります。「人に〜が訪れることを祈る」という意味です。
直訳すると「私たちはあなたに楽しいクリスマスが訪れることを望みます」となります。
日常会話の「Good morning」が単純に「おはよう」と訳されるのと同様に,英語ならではの祝福のニュアンスを感覚的に掴むのに最適な教材です。
Jingle Bells(ジングルベル)
歌詞※一部
Dashing through the snow, in a one-horse open sleigh, over the fields we go.
Laughing all the way, bells on bob-tail ring, making spirits bright, what fun it is to ride and sing a sleighing song tonight.
Hey, Jingle bells!
Jingle bells!
Jingle all the way.
Oh, what fun it is to ride in a one-horse open sleigh.
和訳:雪の中を突き進み,1頭立ての屋根なしソリに乗って,野原を越えていこう。ずっと笑い声を響かせながら。短い尻尾につけた鈴が鳴り,心をウキウキさせてくれる。今夜ソリの歌を歌いながら走るのが,なんて楽しいんだろう。
毎年冬になると必ず耳にする超有名曲ですが,英語の本来の歌詞の意味まで知っている方は少ないかもしれません。
「one-horse open sleigh(1頭立ての屋根なしソリ)」や「bob-tail(切り尾の馬)」など,当時のアメリカの冬の情景が鮮やかに描かれています。
一語一句を完璧に日本語訳できなくても,心地よいメロディーとリズムのおかげで世界中の子どもたちが楽しく歌い継いできました。
言語をそのまま音として楽しむ心のゆとりが,幼児期の英語学習において最も大切な姿勢となります。
Hokey Pokey
歌詞※一部
You put your right foot in, you take your right foot out.
You put your right foot in, and you shake it all about.
You do the hokey pokey and you turn yourself around, that's what it’s all about.
和訳:右足を中に入れて,右足を外に出す。右足を中に入れたら,その足をぶるぶる振る。ホーキーポーキーを踊ってぐるっと回ろう。大切なのはただそれだけさ!
「Head, Shoulders, Knees & Toes」と並び,海外の幼稚園や保育園で必ず踊られている大人気のエクササイズソングです。
「put in(入れる)」「take out(出す)」「turn around(回る)」といった,日常会話で超頻出の句動詞(セット表現)がダンスの指示として次々に登場します。
「right foot(右足)」「left hand(左手)」など,左右の概念と身体の部位を同時に動かすため,知育と英語学習が完璧に融合した傑作ソングです。
The Wheels on the Bus
歌詞※一部
The wheels on the bus go round and round, round and round, round and round.
The wheels on the bus go round and round, All day long!
和訳:バスの車輪がグルグル回る,グルグル回る,グルグル回る。バスの車輪がグルグル回るよ,1日中ずっと!
子どもだけでなく,大人も一度聴くと頭から離れなくなる中毒性を持ったアメリカの乗り物ソングです。
上の動画を観てもわかるように,世界中で非常に多く再生されている定番曲です。
バスの車輪(wheels)が「round and round(グルグル)」と回る様子や,ワイパー(wipers)が「swish, swish, swish(ゴシゴシ)」と動く擬音表現を通じて,物の名前と状態をセットで楽しくインプットできます。
Five Little Ducks
歌詞※一部
Five little ducks went out one day, over the hills and far away.
Mother duck said "Quack, quack, quack," but only four little ducks came back.
和訳:5羽の子アヒルがある日お出かけしました。いくつもの丘を越えたはるか遠くへ。お母さんアヒルが「ガー、ガー、ガー」と鳴きましたが,戻ってきたのは4羽だけでした。
少し切ないストーリー仕立てになっており,子どもの情緒と数字のカウントダウン(引き算の概念)を同時に学べる名作です。
丘の向こうへ遊びに行った子アヒルたちが,お母さんが呼ぶたびに1羽ずつ減っていってしまいます。
心配そうなお母さんアヒルの様子に寄り添いながら,子どもと一緒に数を数えてみてください。
最後には感動のハッピーエンドが待っています。
物語に没頭しながら自然と英語を集中して聴く力が育つ楽曲です。
Under the Spreading Chestnut Tree(大きな栗の木の下で)
歌詞※一部
Under the spreading chestnut tree.
There we sit both you and me.
Oh, how happy we will be!
Under the spreading chestnut tree.
和訳:大きく広がる栗の木の下で。あなたと私,2人で並んで座りましょう。ああ,なんて幸せな時間なんだろう!
日本でもお馴染みの「大きな栗の木の下で」の原曲となった伝承童謡です。
大戦後の占領期に日本に伝わってきたとされています。
日本語の歌詞と見比べてみると,直訳ではなく非常に美しい意訳が施されていることに気づかされます。
注目したいフレーズは「between you and me(ここだけの話)」などにも使われる「you and me」の語順です。
英語では,丁寧な言い方として相手(you)を自分(me)より先に置くのが基本です。
こうした文法の決まり文句を,歌のリズムを通じて感覚的に刷り込める点が大きなメリットです。
Five Little Pumpkins
歌詞※一部
Two little pumpkins pouting, pouting.
Two little pumpkins pouting, pouting.
Two little pumpkins pouting, pouting.
Two little pumpkins are grumpy.
和訳:2つの小さなカボチャが口を尖らせて不機嫌にしているよ。2つのカボチャはイライラ怒っているんだ。
ハロウィンの時期に大活躍する,5つのカボチャたちの表情豊かなクリエイティブソングです。
1番から5番へと進むにつれて,カボチャたちの感情がガラリと変化していきます。
歌詞を読み解くと,「smiling」と「happy」,「yawning」と「sleepy」,「crying」と「sad」など,感情を表す類義語(似た意味の言葉)がペアで登場する構成です。
幼児にとっては少し難しい形容詞ばかりですが,YouTubeの楽しいアニメーション映像と一緒に観ることで,直感的にその意味を把握できるようになります。
If You’re Happy And You Know It(幸せなら手をたたこう)
歌詞※一部
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you're happy and you know it, clap your hands.
If you're happy and you know it, then your face will surely show it.
If you're happy and you know it, clap your hands.
和訳:もし幸せで,そのことを自分でもわかっているなら,手を叩こう。もし幸せだとわかっているなら,その気持ちはきっと顔に表れるよ。だからみんなで手を叩こう。
日本では「幸せなら手をたたこう」としておなじみの曲です。
英語圏では "If You're Happy and You Know It" として広く歌われており,手を叩く,足を踏み鳴らす,万歳と叫ぶなど,動作を変えながら楽しめるアクションソングになっています。
条件を表す「If〜(もし〜なら)」の構文が何度も繰り返されるため,英語の基本的な文章構造を耳から覚えるのに適しています。
「clap your hands(手を叩く)」に加えて,アレンジバージョンでは「stomp your feet(足を踏み鳴らす)」「shout hurray(万歳と叫ぶ)」など多くのアクションが登場する仕様です。
最後はハッピーな気持ちで元気よく歌って締めくくりましょう。
まとめ:YouTubeの英語の歌動画を活用して楽しく学ぼう
こうして厳選した24曲をじっくり振り返ってみると,古くから世界中で歌い継がれてきた伝承童謡には,世代や国境を越えて子どもを惹きつける凄まじい力が秘められていると実感します。
心地よいメロディーやリズムに加えて,視覚的な楽しさを補ってくれるYouTubeのアニメーション映像を組み合わせることで,記憶にも残りやすくなります。
ただ聞き流すだけでなく,親子で手遊びを交えたり,歌詞に出てくるフレーズのちょっとした意味を確認したりするアプローチを取り入れることで,家庭でのYouTubeタイムを,英語に親しむ時間へ変えられます。
まずは子どもが一番お気に入りのメロディーを見つけるところから,気楽にスタートしてみてください。
Hooray!
