小学生の英語教育で親は何をすればいい?家庭でできるサポートと注意点

AD/PR

東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

指導歴20年。東大院修了(農学修士)。当初は教授に理解を疑われるも,異常なまでの探求心と没頭力が認められ,最後は「数年に一度の秀才」と惜しまれつつ研究室を去る。Webメディア運営10年で確固たる実績(国内最大級ASPにてトップクラスの称号)を築き,企業に忖度しない本音を発信。教育・Web運営の専門家として,最短ルートの勉強法を論理的に伝授します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

小学生の英語教育をどう進めるべきかは,家庭によって悩みどころが変わります。

親が真剣に考えてきっかけを与えてみても,それが正解かどうかは,ある程度の期間やらせてみないとわかりません。

他の家庭でうまくいっている方法が,自分の子どもにそのまま当てはまるとも限らないでしょう。

水泳や音楽教室といった習い事は今でも根強い人気がありますが,英語教育についても早い段階から始めている家庭が増えています(参考)。

とはいえ,「早くから英語の音に慣れておくと良いとは聞くけれど,英語教室に通わせる余裕はない」「そもそも自分は英語が得意ではない」と感じる方も多いはずです。

小学生の英語教育で大切なのは,親が完璧な「英語の先生」になることではありません。

家庭の中で英語に触れるきっかけを作り,子どもが「英語って面白い」と感じられる場面を増やしていくことです。

今回は,「小学生の英語教育で親は何をすべきか」という総論として,「家庭でできるサポート」と「気をつけたい注意点」について5つのポイントに絞って整理しました。

小学校英語は「中学英語の前倒し」ではない

小学生の英語教育

小学校における英語教育の目標は,学習指導要領が新しくなるたびに文面が変わっていくものの,根本的なところは変わりなく,

  • 社会に適応する
  • 自分らしさを発見する

という2つの体験を,英語を使って実現していくこととされます。

小学生は自分の属するコミュニティー(家族や地域など)でうまく意思疎通を図り,他者とのかかわりの中で,自分らしさを見つけていくことが求められているわけです。

こと小学校の英語においては,文法や読解力を問うテストを受けさせられたり,無理矢理に音読させられたりすることはありません。

中学英語としてこれまで行っていたことを前倒しで行うのが小学英語ではない!

という主張が,1つ大事な視点となるのでよく覚えておきましょう。

実際,中学に入ってからの勉強と小学生が触れる英語では教育方針に大きな違いがあり,小学生のうちは教師が英語を聞かせて何らかの動作(反応)を求めるなど,コミュニケーションや音に慣れ親しむことがメインとなります。

ちなみに現在の小学校では,3・4年生のうちは「外国語活動」として成績はつかず,音声やコミュニケーションに慣れ親しむことが中心です。

5・6年生からは「教科」として成績がつくようになりますが,それでも中学校以降のように文法用語や単語の綴りを細かく暗記させることが中心ではありません。

聞く・話す活動に加えて,読む・書く活動にも少しずつ触れながら,英語で自分の考えや気持ちを伝える土台を作っていく段階だと考えるとよいでしょう。

 

 

家庭で英語に触れる環境を作る

子どもにとって,家にいる時間は小学校にいる時間より圧倒的に長くなります。

だからこそ,自宅で英語教育のサポートをすることは重要です。

特別な教材やサービスを用意する前に,まずは

今日は学校の英語の授業でどんなゲームをしたの?

と話を聞いてあげるだけでも立派なサポートになります。

しかし,学校と同じように書く動作を伴った座学めいたものを行わせるようでは,家がまるで学校のようになってしまい,子どもの息はすぐに詰まってしまいます。

そこで,自宅では英語が自然と耳に入る環境を作ることを第一に考えましょう。

英語の遊びや歌,ゲームなどが定番ですが,アニメなどが好きな小学生でしたら「Disney+」のような動画配信サービスを利用してみるのもおすすめです↓

Disney+の作品例

英語音声や英語字幕に対応した作品も多いため,まずは日本語で内容をわからせてから,英語で再度聞かせてみてその違いを楽しませてみるのが良いでしょう。

また,子どもが興味を持っているジャンルについて,英語で発信しているYouTube動画を見せてみるのも1つの方法です↓

YouTube動画を使って英語を学ぶ方法を解説するアイキャッチ画像
YouTubeで英語を勉強する方法!子ども向けアニメからゲーム実況まで活用

英語の勉強というと,単語帳や問題集,参考書を思い浮かべる方が多いかもしれません。 もちろん,基礎を固めるうえでそうした教材は重要です。 しかし,英語を長く続けるためには,「好きだから観たい」「聞き取れるようになりたい」と ...

続きを見る

なお,子ども向けの英語番組(セサミストリートなど)は,発音や表現が比較的安心して使いやすいのが特徴です。

さんくす
さんくす
実際,日本で英語を得意にした人の中にも「幼少期に英語のアニメばかり観ていた」と言う方は少なくなく,こちらも動画配信サービスや公式チャンネルなどで視聴できるものもあります。

 

 

小学生の英語教育で親が気をつけたいこと

家庭で親が英語教育をサポートする際,ついついやってしまいがちな「NG行動」があります。

以下の点には十分に注意してください↓

  • 単語テストなどで点数をつけて評価しない
  • 「発音が下手」「日本人的な英語」などと細かく責めない
  • 無理やり音読や学習を強要しない
  • 子どもが知りたい単語は難しいものでもごまかさず教える

親が「ちゃんとできているか」をチェックし始めたり,発音を指摘したりすると,子どもはすぐに「間違えるのが恥ずかしい」と感じて英語嫌いになってしまいます。

ご自身が英語に自信がないのであれば,思い切って

それってどう発音するの?パパ(ママ)にも教えて!

と子どもに先生になってもらうスタンスをとるのがおすすめです。

親から頼りにされることで,子どもが英語を前向きに使おうとするきっかけになります。

あくまで,小学生の子どもに「英語って楽しいな!通じると嬉しいな!」と思わせることを最優先にしてください。

 

 

休日は外に出かけて異文化体験をさせる

異文化の風景

自宅でのインプットに加えて,休日は親が外に連れ出して,異文化を体験させ,国際理解のきっかけを作ることも効果的です。

日本とは異なる海外の文化に触れることで,「外国人に何か話しかけてみたい」「英語を勉強したい!」という自発的な気持ちが生まれます。

触れさせる対象は,ガチガチの英語圏に限定する必要はありません。

  • テーマパーク:ハウステンボス(長崎)やTGG(東京)など,外国の街並みや英語環境を体験できる施設に行く
  • 英語のバスツアー:外国人観光客が多く利用する「はとバス」などの英語ガイドコースにあえて日本人が参加してみる
  • 米軍基地のイベント:横須賀などの米軍基地で開催されるスプリングフェスタ等の一般公開日に遊びに行く

このような場所へ出向き,親が子どもに何かを教えようと躍起になるのではなく,一緒になって楽しむだけで十分な学びになります。

 

 

英語教室や検定は必要に応じて使う

「親が教えられないから」と焦って,最初から無理に英語教室に通わせる必要はありません。

まずは家庭での環境づくりや異文化体験を通して,英語へのポジティブな土台を作りましょう。

その上で,子ども自身が「もっと英語を知りたい」「自分の力を試してみたい」という意欲を見せ始めたら,そのタイミングで英語教室や英語検定の活用を検討すれば十分です↓

小学生向けの英語検定・資格を英検Jr.や英検6級・7級を含めて紹介する画像
小学生向け英語検定・資格の選び方!英検6級・7級から英検Jr.まで解説

小学校で英語が扱われるようになり,家庭でも「何か検定を受けさせた方がよいのだろうか」と考える保護者の方は増えています。 とはいえ,小学生の英語学習は,中学生以降のように点数や合否だけで判断するものではありません。 この時 ...

続きを見る

最近では,わざわざ教室に通わなくても,送迎不要で手軽に始められる「子ども向けのオンライン英会話」や,ゲーム感覚で学べる無料の英語学習アプリといった選択肢も充実しています。

小学生用のテストは音が中心で,楽しいクイズ形式のようになっているものも多いため,中学生以降が受けるテストのような堅苦しさはありません。

「できた」「認定証をもらえた」「前より聞き取れた」といった成功体験は,自信につながりやすく,中学生以降の本格的な勉強に向けた励みになります。

周りに流されず,子どもの様子を見ながら必要に応じて外部のサービスや試験を活用していきましょう。

 

 

まとめ

以上,小学生の英語教育において,親ができるサポートと注意点について総括してきました。

今回の内容をまとめると,将来社会に出た時にしっかりとコミュニケーションを取ることができ,他人を尊重できる人物になるための土台を作ることが小学校の英語教育の目的です。

そのサポートとして,以下の5つを意識してみてください↓

  1. 小学校英語は「中学英語の前倒し」ではないと理解する
  2. 自宅で動画などを使い,英語が自然に耳に入る環境を作る
  3. 点数や発音を細かく責めず「楽しい」を優先する
  4. 休日はテーマパークやイベントで異文化体験をさせる
  5. 興味や実力に応じて,英語教室や検定を必要に応じて活用する

親が完璧な教師になる必要はありません。

難しく考えずに子どもと同じ目線になり,一緒になって英語を通じたコミュニケーションを楽しんでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

-英語の勉強法