当記事では,かつてスタディサプリENGLISHに存在した「レベルチェック」について紹介しています。
最近はAIもだいぶ賢くなりました。
生成AIはもはやスピーキングやライティング学習の主力級ですし,学習者のパフォーマンスを分析して,学力レベルを測れる精度も上がってきています。
自分の英会話力がはたして英検何級レベルに相当するのか,これを機に測ってみましょう!
スタディサプリENGLISHのレベルチェックについて
スタディサプリENGLISHのレベルチェックですが,日常英会話コースのメニュー内にありました。
英会話の能力を機械が測るだって?そんなの一体どうやるんだろう?
と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。
そういう感想をお持ちになる方は,会話力を判定するには,とにもかくにもスピーキング能力を測定しなければならないと考えていることが多いようです。
ですが,相手の話を無視して自分の思うがままに喋り続ける人を,国際社会は「会話ができる人」とはみなしません。
まずは相手の話をしっかり聞いて理解して,適切な答えを返すことができるからこそ,会話のキャッチボールは成り立つのです。
このような理由から,英会話能力を測る際,まずはその人の「リスニング力」に注目するのは何らおかしなことではありません。
加えて,リスニング力が高い人は低い人に比べ,スピーキングの練習を開始すると比較的早く得意になることが知られています(ただし,このとき文法力も重要です)。
以上2つの理由から,日常英会話コースにあるレベルチェックの中心は,リスニング力を測る問題となっています。
スタディサプリENGLISHでレベルチェックを受ける方法
ここでは,レベルチェックの受け方について解説しましょう!
PCからですと,日常英会話コースのトップページにある「メニュー(最初に示した画面からですと,右上にある顔のアイコン)」か,もしくは「講座を変更」というボタン(①)をクリックした先にある「コース一覧」の右にあるボタン(②)から受講することが可能でした↓
一方,スマホアプリからは,日常英会話コースのアプリを開き,左上のメニュー(三本線のマーク)から「設定・その他(①)」を選択した先に「レベルチェック(②)」が見つけられたものです↓
もっとも,初回にアプリを開いた際,「早速レベルチェックを受けますか?」的な質問があったので,そこで「Yes」を選択すれば探す手間も省けるのですが,いきなり行うのはちょっと抵抗があるような方はこの方法を試すのがおすすめでした。
一度レベルチェックを受けた後でも,上の方法を試すと何回も受けることができたので,日常英会話コースでしばらくレッスンを行ってから,実力試し的に再度挑戦してみる使い方もできました。
次章で,具体的な出題内容をみていきましょう!
レベルチェックの出題内容
ここではレベルチェックでどのような出題がされるのか,解答手順と併せて紹介します。
このとき音声が流れるので,準備を整えてください。
本格的なリスニングを始める前に2択問題に答えましょう。
自分が高めたい能力は「リスニング力とスピーキング力の両方」か,それとも「リスニング力だけでよい」のか尋ねられますが,ほとんどの方は前者を選択されたはずです↓
ここでも前者を選択したものとします(後者を選ぶと質問内容がやや変わります)。
おおまかな解答手順は以下の通りです↓
- 英語が流れる
- 聞こえた内容が「わかる」か「わからないか」答える
- より詳しい内容を4択から選ぶ
- 制限時間内で多く正解できるよう心掛ける
- 時間になると判定結果が表示される
このとき流れる音声は,日常英会話コースのスクリプトに実際含まれているセリフから出題されています。
このような問い方をすることで,メインレッスンを受けた際にどの程度まで正確に聞き取れるかがわかるので,できるだけ勘には頼らず,正直に答えるのが重要です。
もっとも,かなり詳細まで内容がわかっていないと正解できないよう,どの選択肢も大変紛らわしいものになっていました↓
- 君は自分が何をやっているのか,分かってるのか!
- 一体君に何が起こっているのか,ちゃんと教えてくれよ!
- 君が体験したそのハプニングを,くわしく教えてくれよ!
- 君に起こっていることを,まずは俺に教えてくれよ!
上記は一例ですが,日本語で読んでもかなり似通った感じで,ここから1つの正解を選ぶためにはかなりのリスニング力が必要だということがわかるでしょう。
最初の問題こそ簡単な文章から始まりますが,油断は禁物です。
ちなみにここでもAIが良い仕事をし,学習者が正解する度にどんどん難易度の高い会話が提示されてくる仕様になっていました。
90秒という制限時間が設けられているので,1問1問になるべく時間をかけずに正解数を稼ぐようにしますが,時間になると強制的に結果判定のページが表示されてきます。
判定結果とまとめ
私が最初にレベルチェックを受けた時は,思ったほどに聞き取れませんでした。
判定こそ「Lv.6」だったものの,結構な数を間違えた上に勘で答えたところもあっての結果だったので,実際は「Lv.5」くらいなんじゃないかなというのが初回の感想です。
ちなみに,レベルチェックを受けることで,7つあるレベルのいずれかが表示されてきます。
英検との対応関係は以下のようになっており,当時は英検準1級・TOEIC800点の実力の私でしたが,予測値よりも下のレベルと判定されてしまったものです↓
- Lv.1:英検5級程度
- Lv.2:英検4級程度
- Lv.3:英検3級程度
- Lv.4:英検準2級程度
- Lv.5:英検2級程度
- Lv.6:英検2級程度
- Lv.7:英検準1級程度
もっとも,それらの資格・スコアを取得した時から結構な時間が経っていたので,その間に会話力はずいぶん下がってしまったということなのかもしれません。
ところで,上の一覧で,Lv.5とLv.6がどちらも同じ級になっていますが,これは間違いではなく,受講者に人気の英検2級ということで,受験予定がある方に向けて2つのクラスを用意しているのだと解釈しました。
個人的にレベルチェックが役立った点は,初回のレベルチェック結果を覚えておいて,数ヶ月後の結果と比べられたことです。
学習を続けていれば必ず自分の成長が実感でき,嬉しくなること間違いなしでしょう!
私が本コースで1年以上トレーニングを積んでから再度行ってみたときには,
こんなやり取り,スキット内にあったなぁ
と懐かしむ余裕が出てくるくらいには会話力が上がっていることを実感できたものです。
現状,レベルチェックはどの有料コースにも見つけられませんが,模試以外で簡単に実力上昇が実感できるコンテンツが復活したらよいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。