駿台の高校生クラスは,現役高校生向けの大学受験対策コースです。
対面授業だけでなく,オンライン講座やICT演習も組み合わせられるため,学校・部活・定期テストで時間がぶれやすい現役生でも学習を止めにくい仕組みがあります。
そのうえで当記事では,駿台がどんな現役生に向くのかを,特徴・学費・サポート体制から整理していきます。
別で駿台の浪人生向けコースについての記事も書いていますが,毎日朝から晩まで勉強時間を安定的に確保できる浪人生と現役生とでは,予備校に求めるサービス内容が大きく異なることに注意してください。
駿台の高校生クラスとは

駿台(駿台予備学校)の高校生クラスは現役の高1~高3生が対象で,本格的な大学入試対策の他,学校の授業内容に付いていく目的で使うことも可能です。
昨今の大学入試における選抜方式は多岐に渡るため,早いうちから内申点の評価を高めておき得意科目を作っておくことによって,入試での選択肢が増え,合格可能性は高まります。
とはいえ,高校生コースは複数教科を必ずしもセットにして受講する必要はありません。
入試突破のカギとなる重要教科だけでも早期に受講しておけば,時間も武器にできます。
現役生が勉強時間を安定的に確保するのは難しいですが,毎回の授業を同じ教室で同じ時間に受ける必要はありません。
急用が入った際は,別の日時に普段と違う校舎で受講したり,オンラインでの学習も可能です(後述)。
さて,駿台の授業は主に4つのレベルに分けることができ,呼び名は毎年多少変わる可能性がありますが,概ね以下のように設定されています↓

レベルごとに目標大学が設定されていますが,あくまで現在の偏差値に合わせて受講することが重要です↓
| 授業レベル | 必要偏差値の目安 |
| 選抜・難関 | 60以上 |
| 標準・難関 | 50以上 |
| 基礎 | 40以上 |
上の数字を見て
思ったより低くて余裕そうだな。
と感じられた方には,これらはあくまで「駿台の全国模試」における偏差値だということを付け加えておきます。
受けてみるとすぐにわかるのですが,駿台の模試では偏差値40を取ることすらなかなかに困難です。
中学時代に他社の模試で70くらいの偏差値が出ていた生徒でも,中高一貫校で早期から大学受験を視野に入れて学んできた全国の猛者が集う駿台模試で偏差値60を切ってしまうことはよくあります。
現役生にとって駿台は「土台」ではなく「上位環境」
ここで,当サイトの考える「王道勉強法」の考え方と駿台の関係を整理しておきます。
いわゆる勉強の設計図のようなものですが,現役生が学校や部活や行事がある中で学力を伸ばすためには,「何を土台にして,どこに駿台を組み合わせるか」を理解しておくことが重要です↓
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この観点から見ると,駿台は土台そのものではなく,日々の基礎学習や問題演習の上に積み上げることで,学力をさらに高い位置まで引き上げてくれる役割を担っています↓

画像の一番下にあるのが,すべての土台となるノート術や勉強法です。
そこに日々の基礎学習としてのスタディサプリ,実践的な問題演習として参考書や問題集を積み重ねていきます。
その上で,駿台の対面授業やICT学習サポートを組み合わせることによって,限られた時間でも効率よく学力を引き上げることが可能になるわけです。
つまり,現役生にとっての駿台は単独で完結するものではなく,正しい土台(学習習慣や基礎学力)の上で使ってこそ真価を発揮することを忘れないようにしましょう。
現役生が駿台に通う理由
現役生は勉強を始める条件が毎日ぶれやすいです。
学習OSの記事では,適切な教材,迷いのない計画,集中できる環境が揃って初めて勉強を開始できると述べました。
学習の開始を妨げない仕組みがある
ここで駿台のサービスを当てはめると,
- 欠席時もカリキュラムに遅れずに済む『欠席フォローシステム』
- 講義内容を見直せる『オンライン配信』
- 時間に縛られずに受けやすい『駿台オンライン講座』
- 講義がある日以外も使える自習室
が,まさに現役生の学習開始を支える機能となります。
駿台の授業はオンラインでも配信され,部活などで時間が取れない時や復習したい時に,スキマ時間を有効活用して繰り返し学習可能です。
逆に,定期テストや大会の前後に,突然まとまった時間がポンと発生することもあり,その場合,短期集中できるオンライン講座や自習室が役立ちます。
前期の途中で駿台に入塾するような場合であっても,これまでの授業を最初から映像で学ぶことができるため,授業進度の遅れが発生しないところも始めやすいです。
また,勉強場所に自宅を選びたくない現役生もいるかと思いますが,駿台では,1つ1つ区切られた個別ブースか区切りを取り払った教室タイプの自習室を,授業日以外でも利用することが可能です。
弱点補強と反復がしやすい
駿台では多くのICTを利用できます。
特に有名なのはatama+で,問題に正解できなければ難易度を下げた課題がどんどん追加され,個別最適化学習が可能になるものです。
manaboでは自宅からでも,大学生(プライベートティーチャー)に質問ができます。
授業スタイルも,通常の対面ライブ講座以外に,
- 駿台Diverse:リトリーバルプラクティスを採用し,学習内容を自力で思い出す(アウトプットする)ことを繰り返す。駿台に行き復習テストを受け,映像授業→要点書き出し→確認テストを行い,その後まとめノートを作成するなどして補習する。
- My Fit ICT演習:atama+,ELSA(発音改善アプリ),モモスタ(基礎から発展まで演習できる),Monoxer(単語学習に便利な記憶定着アプリ),S-LME(記述対策),情報AIドリルを活用して学習を進められる講座。
も選択でき,個人の力だけでは得難い,弱点補強や反復の仕組みが揃っています。
自学自習を支える人材が揃っている
また,あらゆる授業で,しっかり成績が伸びているかどうかを,理解度確認テストなどを介して判断してもらうことができます(結果は保護者との面談の際にも利用されます)。
駿台では学習コーチングの一環として声掛けや状況確認を普段から行っていて,講師以外に,進路アドバイザーやクラスリーダー(駿台出身の現役大学生かつクラス担任)もいますし,前章のMy Fit ICT演習を担当するのはコーチング検定を取得した職員です。
学習OSにおいて,生成AIアシスタントで対応しきれないテーマは,人によるサポートを求めましょう。
ここまで,駿台の高校生クラスが現役生に向いている理由をみてきました。
ただし,どれだけ仕組みが優れていても,実際に通うとなれば費用面は無視できません。
そこで次に,2026年度の高校生クラスの学費・料金について確認しておきましょう。
2026年度の学費・早期入学キャンペーン
できるだけ親に負担をかけずに通いたいという気持ちはもっともですが,効率的な学習環境を手に入れるには,やはりそれ相応の費用がかかります。
駿台の高校生クラスでは,入学手続時に必要な学費は
- 入学金
- 授業料
- システム・サポート料
の合計で決まります。
授業料にはテキスト代が含まれますが,春期・夏期・冬期などの講習会は別料金です。
2026年度の対面講座では,通常の入学金は33,000円(税込)となっています。
ただし,現在は早期入学キャンペーンが実施されており,新高1生・新高2生は4月9日まで,新高3生は4月14日までの入学手続きで,入学金33,000円(税込)から25,000円が免除されます↓
授業料は学年・講座・地区・入学月によって異なりますが,公式サイトでは4月入学・首都圏の例として,高3東大英語が29,500円×8回(年間236,000円),高2難関・英語が25,000円×11回(年間275,000円),高1難関・数学ⅠAⅡが25,000円×11回(年間275,000円)と示されていました。
また,システム・サポート料は月額5,000円(税込)です。
支払いは一括納入のほか,時期によっては分割納入も可能です。
あくまで1講座あたりの年間授業料であり,駿台オンライン講座や駿台Diverseなどは別の料金体系となる点には注意してください↓
| 項目 | 高校生クラス(対面講座) |
| 入学金 | 33,000円(税込) |
| 早期入学キャンペーン | 新高1・新高2:4/9までの入学手続で25,000円免除 新高3:4/14までの入学手続で25,000円免除 |
| システム・サポート料 | 月額5,000円(税込) |
| 授業料の例 (4月入学・首都圏) | 高3東大英語:29,500円×8回(年間236,000円) 高2難関・英語:25,000円×11回(年間275,000円) 高1難関・数学ⅠAⅡ:25,000円×11回(年間275,000円) |
※学費は入学月や地区によって異なります。
※駿台オンライン講座・駿台Diverseなどは別の料金体系です。
※最新の金額や割引条件は変更されることがあるため,必ず説明会や公式サイトで確認してください。
なお,高校生クラスでは在籍生からの紹介で図書カード2,000円分が双方に贈られるフレンドシップキャンペーンも案内されています。
金額だけを見ると決して安いとは言えませんが,欠席フォロー,オンライン配信,自習室,ICT教材,質問対応まで含めた「学習環境込みの費用」と考えると,見え方はかなり変わります。
そのため,次章では単に料金表を見るだけでなく,本人にその環境が合っているかどうかを説明会で確かめることについて考えてみましょう。
駿台の説明会でチェックしたいこと

そんな駿台ですが,実際に通うことになる校舎の雰囲気や,使い方が自分に合っているかどうかは事前に確認すべきです。
これまでに良い点をいくつも挙げてきましたが,最終的には本人や保護者が現地で受けた印象が重要になります。
駿台の高校生クラスでは,入学前に説明会へ参加し,疑問点を相談したり校舎を見学したりすることができます。
無料体験授業や講習会を利用して,授業の雰囲気を知ることも可能です。
オンライン講座を希望する場合は,事前に問い合わせる形になっています。
資料請求だけでも情報は集まりますが,できれば説明会や体験授業を通して,実際の空気感まで確かめておくことをおすすめします。
説明会や校舎見学では,特に以下の点を確認しておきましょう↓
- 自分の現在の学力に合う講座レベルになっているか
- 対面講座・オンライン講座・駿台Diverse・My Fit ICT演習のうち,どの学び方が合うか
- 欠席時のフォローやオンライン視聴を,実際にどのように使うのか
- 自習室や校舎設備が,使い続けたくなる環境か
- 講師・進路アドバイザー・クラスリーダーとの関わり方が自分に合うか
特に現役生は,学校・部活・定期テストで生活リズムが変わりやすいため,単に授業の質だけでなく,「忙しい週でも学習を止めずに回せるか」という観点で見ることが大切です。
その意味で,駿台が用意している対面講座,駿台オンライン講座,駿台Diverse,My Fit ICT演習の4つの学習スタイルのうち,どれが自分に合うかを説明会で整理してもらうと失敗しにくくなります。
また,認定制の講座を希望する場合は,成績認定や診断テストの扱いも確認しておきたいところです。
駿台では,駿台模試だけでなく,他校・他社模試や学校成績,英検®やGTEC®などをもとに認定を行う場合があり,必要に応じて無料の診断テストも案内されています。
今の自分に合ったレベルから始められるかどうかは,入学前に必ず相談してください。
最新の実施状況については,公式サイトに情報が載っています↓
駿台はどんな現役生に向いているか
以上,駿台の高校生クラスの特徴から始めて,現役生が利用すべき理由,そして説明会で確認したいポイントまでをまとめてきました。
駿台は,ただ有名だから選ぶ塾ではありません。
学校・部活・行事で時間がぶれやすい中でも,欠席フォロー,オンライン講座,ICT演習,自習室を組み合わせながら効率よく学びたい現役生に向いています。
一方で,塾に通いさえすれば自動的に成績が伸びると考えている人や,自学自習の土台が全くないまま難関レベルの講座だけ受けようとする人には,やや扱いが難しい側面もあります。
繰り返しになりますが,忙しい現役生ほど,「必要な時に必要な学習環境へすぐ戻れること」が重要です。
その点で駿台は,対面授業だけでなく,オンライン講座やDiverse,My Fit ICT演習なども含めて,学習を止めにくい仕組みをかなり整えていると言えます。
まずは説明会や体験授業に参加し,スタッフの説明の仕方や校舎の雰囲気,自習室の使いやすさまで自分の目で確認してみてください。
「この環境なら続けられそうだ」と感じられたなら,駿台は現役合格に向けた有力な選択肢になるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
