英語ノートは,板書をきれいに写して終わるためのものではありません。
授業で理解できなかった点を残し,問題演習で間違えた原因を見つけ,後から自分で確認テストを行うための道具です。
ただし,授業,定期テスト,入試では,ノートを作る目的が異なります。
すべてを同じ形式でまとめようとすると,書く量ばかりが増え,かえって復習しにくくなりかねません。
そこで当記事では,次の5種類に分けて,英語ノートの作り方を紹介します。
- 授業用ノート
- 演習ノート
- 単語ノート
- 例文暗記ノート
- 弱点分析ノート
いずれのノートでも大切なのは,きれいに見せることではなく,「どこで間違えたのか」「次にどう確認するのか」が後からわかる状態にしておくことです。
実際に生徒指導で使用してきたノート画像を見ながら,用途ごとの書き方と復習方法を確認していきましょう。
| 用途 | ノート | 主な目的 | 残す内容 |
|---|---|---|---|
| 普段の授業 | 授業用ノート | 予習と授業内容を結び付ける | 本文,語句,自分の訳,修正点 |
| 定期テスト | 演習ノート | 間違えた問題を解き直す | 正解文,誤答原因,次回の注意点 |
| 単語ノート | 英語と日本語を双方向で確認する | 単語,意味,つづり,必要な語法 | |
| 入試 | 例文暗記ノート | 文法・語順を例文ごと定着させる | 英文,和訳,文法項目 |
| 弱点分析ノート | 長文読解の失敗原因を分類する | 難文,構造,誤読原因,改善策 |
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英語の勉強法!発音・単語・文法から長文読解まで伸ばす攻略ガイド
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英語の授業用ノートの作り方
英語の教科書では,単語や文法だけでなく,本文読解,リスニング,やり取り,発表,ライティングなどを関連付けながら学びます。
ここでは,その中でも教科書本文を詳しく読む授業で活用しやすいノートの作り方を紹介します。
以下が実際の例になりますが,ノートは見開きで使うのが基本です↓

予習では①出典,②本文,③語句,④自分なりの和訳までを準備します。
授業中と授業後には,語句の意味を文脈に合わせて絞り込み,和訳を修正した上で,⑤板書や間違えた原因を追記してください。
①タイトルや出典を書く
英語ノートの上部には,教科書のページ数やタイトルを書くようにします。
後から見直した際に,教材の該当箇所をすぐ探せるようにするためです。
これは英語に限らず,全教科で役立ちます。
なお,問題集を同様の方法でやることもあるため,それと区別するために「教科書」などと明確に書き加えてしまうと良いでしょう。
②本文をコピーする
教科書の文が短ければ手書きしても時間のロスは生じませんが,内容を理解できていない文章をただ写すだけで学力はアップしません。
当然,ある程度長い文章になってくると書き写すだけでも大変です。
そこで,本文をコピーして貼りつけてしまうことをおすすめします。
後で書き込みがしやすいよう,行間のスペースを広くしたり,あまり多くの英文を詰め込んで書かなかったりする工夫も重要です。
拡大してコピーするとか,行ごとに切って貼り付けることが考えられます。
予習段階では,辞書で調べた単語の意味をメモしたり,構文が不明な点に印を付けておくなどの工夫をすると良いでしょう。
先に示したノートでは,授業で板書されたところがわかるよう,番号(※1など)を振っています。
③単語をピックアップする
3番目に,文中で難しかった単語をピックアップしますが,このとき縦に揃えて書くことが重要です。
このように工夫するだけで,紙や本で片側を隠しながら,簡単な理解度の確認テストを行うことができるようになります。
先の画像③の緑矢印が指し示す箇条書きの部分を,
「renovation(改修),head toward(~へ向かう),draw(呼び物),attractive(魅力的な)」
と,横に書き連ねた場合と比べてみてください。
学習効果の違いは一目瞭然でしょう。
単語の意味については,ネットで調べたりAIに尋ねたりすればすぐにわかりますが,予習時点では候補となる意味を調べておき,授業後に文脈に合う意味を残します。
複数の意味を持つ単語でも,ノートには本文で使われている意味を中心に書きましょう。
整頓関連で言うと,見開きでノートを使っていることで,左の英文(②)と右の和訳(④)が明確に分かれることになりました。
これにより,右ページを隠しながら日本語訳を考える練習や,和訳を見て英文を暗唱するといった勉強法も可能になるわけです。
ちなみに,板書(授業でのディスカッションや配布資料も含む)が多い授業である場合,単語は後述する「単語ノート」にまとめることにして,③の部分を丸々板書ノート(⑤)に変えてしまうでも構いません。
④和訳を書く
予習時点では自分なりの訳を書くようにします。
今の時代,生成AIに文章を入力すれば自動で和訳されますが,そういったものに極力頼らず自力で訳すことが重要です。
完全な訳にならなくても構いません。
むしろ,わからないところがどの部分なのかを理解した状態で授業に臨むことが期待されています。
ゆえに,授業を受けることで,訂正したり補足したりする箇所が出てくることを想定し,あらかじめ余白を設けておきます。
そのためにも,自分の訳は1行ずつ空けて書くことにし,後で直せる余白部分をあらかじめ設けておくわけです(先の画像では,赤ペンで書いた部分が修正訳となります)。
もう1つのポイントとして,予習段階でうまく訳せない部分があった際も,主語・動詞や語句のつながりを確認し,自分が読み取れた範囲で暫定的な訳を書いておきましょう。
予習時点の不完全な訳をノートに残しておくと,後で振り返った際に,自分がどこでつまずき,どのように読めるようになったのかを確認できます。
⑤板書と間違えた原因を追記する
英語ノートの右ページ下部は板書用(授業を受けてからの書き込み用)として使います。
本文との対応がわかるように番号を振っておくほか(行数でもよい),復習では,ノートを読み返した上で,いまだわからないところが残っていないかをチェックすることが必要です。
私は,本文のこの部分をこういった内容で理解しましたが,その解釈は正しいでしょうか?
このような質問は,授業が終わってノートを見返してから初めてできるようになります。
ところで,復習する際は,自分の訳が間違っていた原因を必ず書くようにしましょう。
先に示したノートは,授業を受けた直後でまだ復習をしていない段階のものです。
復習時には,「接続表現を読み落とした」「修飾先を取り違えた」「否定の範囲を誤った」など,自分の訳が間違った原因を書き込みます。
質問する内容までは見つからなくても,まずは間違えた原因を一言書くだけで構いません。
ここまでは,授業を受けた当日中に済ませておきましょう。
生成AIや翻訳サービスは,予習の最初から完成訳を出させるのではなく,自分で訳した後の比較に使います。
出力された日本語が自然に見えても,主語と述語の対応,否定の範囲,代名詞の指示内容,修飾関係などが正しいとは限りません。
2026年の共通テストを使った民間の検証では,GPT-5.2 Thinkingが英語リーディングを含む9科目で満点を記録しました(参考)。
ただし,これは特定のモデルと入力条件による結果であり,難しい英文を常に正確に和訳できることを意味するものではありません。
上に示したノートの英文は,かつて東大で出題された和訳問題です。
私が2026年7月にGemini 3.5 FlashとDeepL Translatorで確認したところ,いずれの出力にも一部の訳し抜けや論理関係の取り違えが残りました。
利用する場合は,次の順番がおすすめです。
- まずは自力で英文を読み,暫定的な訳を書く
- わからなかった構文や語句を明確にする
- 生成AIに主語・動詞・修飾関係などを説明させる
- 教科書の解説,辞書,授業内容と照合する
- 自分の訳との違いと,間違えた原因をノートに残す
生成AIを「答えを出す道具」として使うだけでは,自分の読解力を確認できません。
自分の解釈とAIの解釈を比較し,どちらが文法や文脈に合っているのかを検討するための補助役として使うことが大切です。
定期テスト用の英語ノートの作り方
定期テストの結果は,成績や評定に関係するほか,普段の学習に対するモチベーションにも影響します。
日ごろの努力を得点につなげるため,定期テスト用のノートを作って対策しましょう。
具体的には「演習ノート」と「単語ノート」の2つが考えられます。
演習ノートの作り方
繰り返し解きたいワークや問題集には,最初から答えを書き込まず,ノートやコピーを使って演習するのがおすすめです。
学校に提出する必要がある場合,提出期限から逆算し,ノートで必要な回数を解き直した後,提出用のワークに書き込みます。
実際のノートの作り方ですが,以下のように答えを書くだけでは,ノートを書く意味はほとんどありません↓

丸付けまでしているところは褒められますが,記号問題の解答を「ウ」だの「エ」だの直してみたところで,一体,何を間違えたのか,後からうかがい知ることができません。
そこで,英語の演習ノートでは,問題の種類によって書き写す範囲を変えるようにします。
短い空所補充,整序英作文,和文英訳では,語順やつづりを確認するために,完成した英文を全文書き取るようにしましょう。
一方,長文問題や会話問題では,本文全体を写す必要はありません。
間違えた設問に関係する英文,解答の根拠,誤答した原因だけを残しましょう。
記号問題も「ア」「イ」だけで終えず,正しい英文や判断の根拠を書いておくと,ノート単独で復習できるようになります。
こちらは先のものと全く同じ問題を解いたノートですが,英文が書かれているので,何をどう間違えたのかが明確です↓

上のノートでは,覚えておくべき復習のポイントを,マニュアル通りに青ペンで書き込む工夫を施しています。
この演習ノートであれば,後になって単独で見返したときにも多くの学びが得られるでしょう。
なお,当サイトが提唱する「学習OS」では同じ問題に5回触れることを標準としていますが,その内訳は以下の通りです↓
- 授業後すぐに1回目を解く
- 当日または翌日に,答えや解き方を頭の中で思い出す
- テスト2~3週間前に,もう一度問題を解く
- テスト1週間前に,間違えた問題を解き直す
- 提出前にワークへ書き込み,全体を最終確認する
ところで,間違えた問題だけ復習することを可能にするためには,チェックボックスを活用しなければなりません。
問題にあらかじめ用意されている場合もありますが,存在しない問題には自分で四角形を書き加えます。
その際は,以下のルールに従ってください↓
チェックボックスの利用法
- 1回目に解くときには何も書かない
- 2回目の復習も思い出すだけなので特に何もしない
- 3回目に正解したら全部塗るが,間違えたら斜線を引く
- 4回目で正解したら斜線で分けた片側を塗る
- 5回目に正解したら斜線で分けた残り半分を塗る
例えば,以下の赤矢印で示した箇所は,3回目に正解して全てを塗ったもの(上)と,4回目に初めて正解できた問題(下)をそれぞれ示しています(緑色の枠内でおおよその順番を示しました)↓

単語ノートの作り方
ただ単に語彙力を付けたいだけであれば,単語帳を使用するのが効率的ですが,定期テストの前ともなれば,教科書に載っている単語をもれなく暗記したいものです。
もちろん,ワークにも単語の意味を問う問題はありますが,英語から日本語に直すのか,日本語から英語を書くかのいずれか片方しかないことが多いため,どちらの方式で聞かれるのかわからないテスト対策としては不安が残ります。
一般的には,英語を見て日本語を答える方が,その逆よりも簡単とされているため,テストまでの残り時間が短い場合は前者に集中して,まずは英語を見て日本語の意味を答えられる状態を優先しましょう。
とはいえ,ここで紹介するのは,日本語から英語に直せるようになる「双方向で確認できる覚え方」であり,そのために単語ノートを作ってみることにします。
やり方ですが,まず,ワークや教科書に出ている単語の日本語訳をノートに書き取るものの,このときノートを4分割するのが基本です。
線を引いて分けるようにしますが,ノート自体を折り曲げて作ってしまっても構いません。
ノートを4列に分け,2列目と4列目に日本語を書きます。
1列目と3列目は,日本語を見て英単語を書くための解答欄として空けておきます↓

この状態でコピーを数枚取っておくと,後で日本語から英語に直す確認テストとして使うことができます。
次に,日本語を見ながら英語を書いていきましょう。
教科書やワークの英語は見ずに書くことにより,早速,英単語を書いて覚える練習ができます↓

この次はどうしたらよいでしょう。
もちろん,作り上げたばかりの状態ですから,いきなり単語を正確なつづりで書くのは難しいはずです。
そこで,和訳が書かれた列を手や紙で隠しながら,日本語が言えるかどうかのチェックを1単語ずつ行っていきます。
その後は英単語の列を隠し,日本語を見て英単語を思い出して書き,答え合わせを行います。
間違えた単語だけ,同じ方法で繰り返し確認してください。
最後に,先ほどコピーしておいた用紙を使って定着度を確認します。
1つ前の章で紹介した,授業用の英語ノートも当然,定期テスト対策に使います。
その際は,左上の教科書本文だけを読み,最初からすべて訳していけるかどうかを確認するようにしてください。
授業を受けてから時間が経ってしまうと,自分が書き写したはずの板書内容を読んでもわからないことがありますが,当時の復習時点で自分の言葉で書き込みを行っていると,内容を思い出しやすくなります。
これは,後になって実感できる工夫だったわけです。
加えて,一度隅々まで理解できたものは,時間が経って忘れてしまっても,思い出すのにそれほど苦労しません。
これが「試験前しか勉強しない生徒」と「普段から頑張っている生徒」の決定的な違いです。
入試用の英語ノートの作り方
学校の定期テストは出題範囲が限られているため,数週間単位の対策でも成果につながりやすい試験です。
一方,模試や入試に対応するには,数ヶ月単位で弱点を蓄積し,繰り返し見直せるノートが必要になります。
以前紹介したディクテーションの記事でも,ノートに書き取る際のポイントをまとめていますが,それもまた入試対策になるノート術の1つです↓
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英語ディクテーションのやり方!「ただ書き取るだけ」を防ぐ5つの手順
今回は,英語の勉強法の中でも,リスニング上の弱点を見つけ,語彙や文法の復習にもつなげやすい「ディクテーションのやり方」について解説します。 ディクテーションとは,聞こえてきた英語を書き取るトレーニングで,当サイトが提唱す ...
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上の記事では,リスニングと文法に焦点を置いたノート作りを意識しましたが,今回紹介するのは文法と読解に特化したノートであり,前者では「例文暗記ノート」を,後者では「苦手分析ノート」をそれぞれ作っていきます。
例文暗記ノートの作り方
文法を覚えて自由自在に使いこなせるようにするためには,いつでも例文がパッと頭に浮かぶ状態になっていないといけません。
いわゆる「クジラの公式」と呼ばれるものに,「A whale is no more a fish than a horse is.」という文がありますが,20年の指導経験では,細かな文法用語の説明だけから入るより,例文の意味と構造を確認した上で,文法項目と例文をセットで覚える方が理解につながりやすいと感じています。
例文の意味と構造を一度理解した上で,文法項目と例文をセットで思い出せる状態を目指します。
文法問題を解く際,こうした基になる例文を頭に浮かべながら解くようにすることで,思いのほか簡単にできてしまった経験は誰にでもあるように思いますが,例文暗記ノートを作ると,まさにこれと同じ体験ができてしまうわけです。
暗記すべき例文の候補は,ワークで間違えた問題や,数百からなる暗唱用例文の参考書を手に入れて,それらの中から選んでも構いません。
ただし,このときの注意点として「同じ文法項目を問う問題は選ばない」ことと「学び終えた単元から選択する」ことの2つを挙げておきます。
その理由ですが,例文暗記ノートは問題集ではないので,狭い範囲を形を変えて何度も練習し直す使い方ではなく,最小限の努力で広範囲を復習できるようにしたいからです。
さらには,大事な例文というのは,その単元を学び終えたときになってようやく選べるようになることも理由の1つです。
もしも複数の文法事項が混ざっている良質なものを選び取れれば,1つの例文からより多くを学び取ることができます。
とはいえ,まずは1単元(レッスン)につき3~10文を目安に選ぶことを目標にやってみましょう。
似た文を何文も集めるのではなく,異なる文法事項を代表する例文を優先します。
学校のワークを使って行う場合,基本例文や一度間違えた問題の例文がその候補となりますが,普段からチェックボックスを付けて学習する癖がついていれば探すのも簡単です↓

使うことにした例文には線を引いておくことで,後に追加しようと思った際に重複することを避けられます。
選んだ例文は,ノートに和訳とともに書き出しますが,やり方としては,一度に1文ずつ暗記するよりは,
- Step 1:3文くらいをひとまとめに覚える
- Step 2:書いてチェックしてみる
- Step 3:できたらまた次の3文に進む
といった具合に,複数のまとまりごとに覚えていくとスピード感が出るのでおすすめです↓

もちろん,先の単語ノートのときと同様,書き写す作業が勉強になるよう,英文を音読した後,何も見ずに英文を再現してみたり,右に和訳を書いてから再度英語が言えるかをチェックしたりしてみてください。
上の例では,日本語から英語を書くことを主な目的としているため,左の列に日本語を書いています。
このとき,情報カードを使っても構いません↓

こちらは1つのカードに1文しか書かないこととし,文法項目ごとにストックし,復習時に使うようにしますが,これまでの全カードをシャッフルしてランダムに解くようにすれば,総合的な文法力を高められるほか,声に出して答えることで,発話練習にも活用できます。
このときにできなかった問題があれば,文法項目別に分類してみてください。
もしも特定の項目のものだけができないようであれば,それがあなたの弱点です(そのためにも文法ジャンルを記載しておくのがおすすめです)。
長期休暇や定期試験明けに洗い出し作業を行い,弱点範囲だけを持ち歩いたり,問題集で別に演習したりすることを検討しましょう。
なお,私は生徒の学年に合わせてサイズの違うカードを使い分けていましたが,悩んだら大きめのものを選べば問題ありません。
英語長文の弱点分析ノートの作り方
入試レベルの長文演習は,学校の授業だけでは量が不足しやすいため,自宅でも取り組む必要があります。
その場合,テストで理解度をチェックしてもらうことがないので雑な勉強になりがちです。
そこで,入試対策として使っている長文問題集を使って,自分が苦手とする文を探しましょう。
やり方は簡単で,読んでいて意味がわからない文章に線を引いておくだけです。
その後,普通に問題の丸付けをしたら,全訳や解説を読みながら,できなかったものの原因をノートにまとめてください。
自分1人でできなければ,先生や周りの大人に聞いて解決するようにしますが,完成形は,最初に示した学校の授業用ノートと似た構成です↓

先述したように,左ページにコピーを貼っているほか,単語は縦に揃えて書くようにしていますが,右ページは板書や全訳の代わりに,わからなかった文の訳と解説を書くように工夫しています。
こうしたノートを何枚も続けて書いていると,自分の弱点が自然とわかってくるもので,例えば,上のノートからは,省略のある文や前置詞について,より注意しながら読む必要があると分析できました。
発展形としては,判明した弱点ごとに色を決めて塗り分けの作業をしてみましょう。
「前置詞=青,省略がある=赤,代名詞や指示語=緑」と決めてやってみたものが以下のノートですが,前置詞の練習をしたければ,青色の部分だけをすべて日本語に訳していけばよいことになります↓

長文で失敗する原因は,およそ次のいずれかに分類できます。
- 語彙不足
- 文法知識の不足
- 主語・動詞・省略の見落とし
- 修飾関係の取り違え
- 代名詞や指示語の指す内容の取り違え
- 接続語や論理展開の見落とし
- 設問の読み違い
- 時間不足
夏休みなどに長文問題集を1冊仕上げる際に,ぜひやってみてください。
なお,ここで学んだ内容をマインドマップにまとめてみるのもおすすめです↓
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まとめ
英語ノートで大切なのは,きれいにまとめることではなく,後から見返したときに自分で答えを再現できることです。
今回紹介したノートには,それぞれ異なる役割があります。
- 授業用ノート:予習時の考えと授業後の修正を残す
- 演習ノート:正解だけでなく,間違えた原因を残す
- 単語ノート:英語から日本語,日本語から英語の両方向で確認する
- 例文暗記ノート:文法と語順を例文ごと定着させる
- 弱点分析ノート:長文を読めなかった原因を分類する
すべてのノートを一度に作る必要はありません。
まずは,繰り返し使うワークに直接答えを書き込まないこと,記号だけでなく正しい英文を残すこと,間違えた原因を一言書くことから始めてみてください。
ノートは,授業内容を保存する場所ではなく,次に同じ問題が出たときに正解するための道具です。
生成AIを利用する場合も,完成した答えを受け取るだけで終わらず,自分の考えとの違いを確かめる補助役として使いましょう。
今回紹介した方法の中から,自分の目的と学習状況に合うものを選び,普段の授業やテスト勉強に取り入れてみてください。



