【どうしたら?何ができる?】GTECと大学入試改革について

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2020年の教育改革では、センター試験に代わる「大学入学共通テスト」において、各種英語の資格・検定試験の活用が始まります。

今回はすでに公表されている7つの実施団体による英語系の試験の中から

GTEC

という試験に焦点を当て、「そもそもどういった試験なのか」から始まり、「問題内容とその対策としてはどのようなものが考えられるか」であったり、「現在のところどのような活用事例があるのか」まで一つ一つ見ていきましょう。

入試改革におけるGTECとは

GTECとは Global Test of English Communication の略で、ベネッセとアメリカのテスト会社による共同開発したテストです。

その始まりは1997年まで遡り、2017年には102万人が受検しています。

『使える英語力を測る』というのを標語に掲げ、英語4技能の運用能力をすべて測定できる試験です(スピーキング以外の3技能での受検もできますが、以下では省略します)。

 

入試改革に関連する中高生向けのGTECとしては、難易度別にCore・Basic・Advanced・CBTの4種類があり、学年問わずどれでも受けられます

とはいえ、一応対象学年の目安はありますし、各試験ごとに上限のスコアが決まっていることにも気を付けておきましょう↓↓

  • Core:210点、中学レベル、A2まで、70分
  • Basic:270点、高1~2年、B1まで、115分
  • Advanced:320点、高校2~3年、B2まで、115分
  • CBT:350点、高3対象、C1まで、175分

上の数字の見方ですが、一番左の点数は、各技能ごとの上限値を示したものです。

例えばCoreなら、リーディング210点・リスニング210点・ライティング210点・スピーキング210点の計840点満点となり、CEFRでいうところのA1~A2に当たるスコアが出るという意味になります。

一番右は試験時間です。

 

試験日は本年度の場合、

  • CBTのみ:7月・11月・3月
  • それ以外:6月・9月・12月

と基本的に年3回の実施ですが、2020年以降においては変更になるかもしれませんので参考程度にどうぞ(同様に会場も変わると思われます。個人受検の場合、現在はCBTのみ受けられます)。

 

 

問題内容

ここでは高校2年~高校3年生レベルとされる、CBTの問題構成についてみていくことにしましょう。

Listening

場面設定は、大学で経験する講義や学生生活で、出題数は約40問、時間は約35分となっています。

1回しか流れない英文を聞き、質問で問われていること(要点や概要、論点や情報、話し手の意図など)を答えます。

例えば以下のような英文が流れます(1つの質問を答えるのに必要な放送内容のみ抜粋しています)↓↓

 

この英文に対し、答えるべき質問としては、

があるわけです(実際には問題もこの後に数問続きますし、読まれる英文もこの長さの4倍程度でしょうか)。

内容は完全に大学の講義ですね。

話の論点を意識して聞き取る必要がある問題でした。

後で紹介する体験版で、その読み上げる速度なども確認してもらいたいのですが、丁寧に普通のスピードで話してくれています。

 

Reading

リーディングもリスニングと同じ場面設定ですね。

大学では分厚い本を読んで、概要や要点に加え、筆者の言いたいことを素早く理解しないといけません(読む量が多すぎるので、辞書をゆっくり引いて読み進めるわけにはいかないので)。

とはいえ、講義での配布物から必要な情報を取り出す問題(A2レベル)もあるので、今回は以下の文章で確認してみましょう↓↓

 

これに対して、問題はというと、

書き上げたものを出す日と、書く前の面談について読み取れれば正解できます。

締切日や提出のルールをしっかり確認しないと大変な目にあってしまいますから、まさに大学でよくある期末試験前の状況そのままですね!

 

Writing

これまでの聴くと読むの2技能と打って変わって、ライティングでは出題内容は詳細化され、明確に提示されています。

アンケートからエッセイまで、書く内容素材は多岐にわたりますが、パートが進むごとに問題が難しいものになっていくのは明らかですね。

とはいえ、書くべき内容が指示されているので、ポイントを押さえればあとは文法力・語彙力の勝負になりそうです↓↓

「グラフの要点を述べること」と「自分の経験と比較すること」の2つが指示されているので、文字数の中間(150語)から、各75語程度で述べていきましょう。

要点をそんなに書けないと思われるかもしれませんが、グラフを見てただ「増えている」と書くのではなく、「1960年には800億kgだったものが、2010年で約3倍の2270憶kgになっている」などと詳しく書いていけばいいので、字数的には困らないはずです。

 

Speaking

スピーキングも細かくパートごとに詳細がわかっていますので、対策は立てやすいのではないでしょうか。

最初は簡単な質問に返答するだけですが、相手に説明したり、最終的にはスピーチ的なものを行うまで難易度は上がっていきます。

以下の問題は、Part3の意見展開問題の出題例です↓↓

「発音至上主義か否か」ですが、どちらの立場か告げ、その理由を2つ言えればOKです。

その際に自分の知っていることや経験を交えることとありますので、ライティングに引き続き、ここでも話すべきことは明確です。

「発音が大事だ」という立場に立つのであれば、

  1. 正しく発音しなければ相手に伝わらない
  2. 辞書で発音記号をみるだけで、聴いたことのない単語でも読める

などと理由を言えばよいでしょう。

そして、それぞれに、

  1. 外人と話していてwaterという単語すら聞き取れず恥ずかしい思いをした
  2. 無限にも思える発音記号も全部で50弱しかなかったので、ぜひ覚えたい

と一言付け加えればいいわけです。

 

以上、CBTについて1問ずつ取り上げてみてきましたが、「論より証拠」ですので、ぜひ一度体験してみてください(PC用です)↓↓

CBTを体験する

 

 

GTECの現時点での活用状況

2020年を前に、現在のGTECスコアの活用状況について見てみましょう。

その役立ち方として、

  • 出願できる
  • 試験科目が減る
  • 加点または得点にしてもらえる

といったメリットがあります。

具体的な文言としては、

「GTEC○○点以上を出願基準とする」

「GTEC○○点以上は個別試験(英語)の代替とする」

「GTEC○○点以上はセンターや個別試験の英語を満点にする」

などがあり、CBTで880点以上であったり1190点以上などが各大学・学部別に設定されています。

 

 

まとめ

以上、GTECの試験概要とCBTの問題内容を具体的に紹介し、現時点での活用事例についても簡単に触れてきました。

対策対策と焦らず、普通にこなすべきことを一つ一つやっていけば、恐れる内容ではないことがわかっていただけたでしょうか。

 

最後に、英語のどの試験を受ける時もそうですが、ただスコアの取得だけを目標とせず、こういった問題が解けて良いスコアが取れるようになった先に何があるのかを想像しておくことが大切です。

GTECであれば、テストの性質上、例えば次のようにイメージできるのではないでしょうか。

  • 留学したときに現地の授業を聞くときに役立つ
  • 将来英語関係の仕事をしたい
  • 海外との取引で役立つ

 

このように、「GTECでそのために勉強するんだ」と思えるだけで、だいぶやる気も結果も変わってくるはずです。

あとは偏った学習にならないよう、求められている能力を身につけるべき時期にしっかりとモノにして、特にリスニングやスピーキングは日ごろからアプリなどで学習の習慣づけをしておきましょう。

例えば、以下のスタディサプリENGLISHは、学生生活の数年間ずっと使うだけのコンテンツがあります↓↓

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前者は学校の成績を、後者は勉強時間を記録していくと、具体的に可視化できるのでおすすめです!

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