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スタディサプリの冬期講習!講座紹介から教科別レビューまで

以前の記事でスタサプ高校生ユーザーは講習期間をどう過ごすべきかについてまとめましたが,今回は「冬期講習」を例として取り上げ,その豊富なラインナップの講座についてレビューしてみたいと思います。

この時期の講座は「共通テスト対策」と「国公立二次または私立大対策」の2つに分けられるのですが,当記事では,最新年度の講座ラインナップをまとめた他,実際の講義の様子やどういった対策が可能になるかを中心に解説しました。

基礎知識を固めるのに必死だった夏や,学校や復習で忙しかった秋は講習を取る余裕がなかったかもしれませんが,冬期講習ともなれば多くの受験生が受講するはずです。

当記事の内容をよく読んで,スタディサプリの冬期講習を自身の受験勉強に生かしましょう!

スタディサプリ冬期講習の特徴

スタディサプリ冬期講習の公式サイトのトップ画

スタディサプリの冬期講習ですが,以下のベーシックコースの料金内で利用することができ,正確には「共通テスト直前対策講座」や「季節演習講座(冬期)」と呼ばれるものとなります↓

公式サイト

一般的に冬期講習は,12月~3月に行われるものを指しますが,スタディサプリの場合,共通テスト直前対策講座はいつでも利用することができ,後者においては1~2月の期間限定で登場するのが特徴です。

扱う内容は,実戦的なものに限られます。

これらの講座は,新しい入試情報に基づいて講義を行うため,本番での的中を狙ったり,時間配分や試験に臨む心構えを伝授したりなど,本番での総合的な得点力をアップさせることが主な目的となっているのが特徴です。

ところで,共通テストや大学入試本番が近くなると,スタディサプリ以外の予備校も冬期講習(当記事内では直前講習も含む)が行われるわけですが,わずか1回の入試本番のために授業をするために,受講料は基本的に高くなります。

しかし,スタディサプリはベーシックコースの利用料金で使えて別料金は発生しません。

もちろん,毎年テキストを作り直すものと比べてしまえば多少は鮮度が劣るように思われますが,スタディサプリの共通テスト直前対策講座に限っては,その登場は2023年の秋です。

ゆえに,これらの講義内で語られる情報は,まだまだ得難いものかつ貴重なものと見なせるでしょう。

さて,四季の変わり目に合わせて講習は行われがちですが,私は冬期講習こそが最も価値のあるものだと思っています。

時間をかければ過去問で満点が取れるようになった生徒であっても,冬期講習を機に,制限時間内に8割の正解率を目指す戦術に切り替えることも時に必要となり,その決断が合格を引き寄せることも多いのです。

逆に,夏・秋と順調に来ていても,最後の最後で失速してしまえば,それまでの努力も水の泡となってしまいます。

特に浪人生の方は気を付けましょう。

なお,共通テスト対策としては,直前対策以外に通常の対策講座もあるため,対策始めの方は以下の講座から視聴するようにしてください↓

また,冬期講習の役割には,これまで学んできた内容を総復習する必要性に気づかせることも含まれており,直前期に復習をないがしろにしてしまったがために,本番で「前にやったはずなのにどうしても思い出せない」状態に陥ってしまうことを防ぐことができます。

例えば,共通テストの英語に出てくる文法問題であれば,模試で9割取れている生徒であっても,直前期にこれまで使用した問題集を1000問くらい一気に見直すといった作業が欠かせません。

復習の対象としては,スタディサプリの教材に限らず,学校で配られた問題集なども含まれますが,最後の最後で詰めが甘くならないよう,気合いを入れて冬期講習に臨むようにしましょう!

なお,スタディサプリの冬期講習においては,ダウンロードできるテキストが用意されているので,予め問題を解いてから講義を受けるようにします(第1講のみ予習不要な講座もあります)。

 

 

スタディサプリの共通テスト直前対策講座

共通テスト直前対策講座のラインナップ例

共通テスト対策講座と異なり,共通テスト直前対策講座はより実践的な内容となるため,実際に使うのは12月以降が推奨されています。

ここまでは力を蓄えておくようにして,試験前になったら最終確認を頑張りましょう!

スタディサプリの夏期講習の方でも一部共通テストレベルの問題を扱う講座があったのですが,これらは入試問題を使って基礎力をアップさせる目的であったのに対し,冬期のものは本番前に必要な知識を総整理するという明確な違いがあります。

なお,共通テスト直前対策講座は12月中にやり終えて,あとはひたすら別に用意した過去問や模試を,時間を測って解いていくことにするのが定番です。

講座の種類についてですが,主要3教科(英数国)のみの全6講座となっています↓

共通テスト直前対策講座の一覧

英語リーディング(12講義),英語リスニング(8講義),数学IA(10講義),数学IIB(10講義),現代文(8講義),古典(6講義)

講義数は6~12講座となっていて,担当講師は英語が肘井先生,数学が山内先生,国語の担当が柳生先生と岡本先生です。

なお,上記ラインナップにおいて「古典」と書かれた講座では古文と漢文を扱います。

 

 

直前期対策講座

スタディサプリの季節演習講座のうち,国公立大の二次と私立大の試験対策を行う講座は1~2月にかけて期間限定で開講されます。

実際に大学入試の過去問を使って本番さながらの演習が行える他,受験生が対策を怠りがちな範囲を短期間で集中的に伸ばすことがメインテーマです。

扱う分野は幅広く,先に述べたような知識の抜けを確認するような,復習を兼ねた講座も見受けられます。

こちらの最近のラインナップは以下の通りでした↓

英語

講座一覧

最難関私立大英語,難関国公立大英語,関東難関私立大英語,関西難関私立大英語,国公立大英語,私立大英語

それぞれ読解編と文法編が4講義ずつあり,前者を肘井学先生,後者を関正生先生が担当します。

 

数学

講座一覧

難関大理系数学,標準大理系数学

各6講義で,担当は堺義明先生です。

 

国語

講座一覧

難関国公立大現代文,難関私立大現代文,スタンダードレベル現代文,現代文ファイナルチェック,最難関私立&難関私立大古文,難関国公立大古文,古文ファイナルチェック,漢文

各4講義となり,現代文は国公立を柳生好之先生,私立大を小柴大輔先生が担当し,古典は岡本梨奈先生が担当します。

 

理科

講座一覧

トップ&ハイレベル化学,スタンダードレベル化学,トップ&ハイレベル物理,スタンダードレベル物理,ハイ&スタンダードレベル生物

各4講義で,化学は坂田薫先生,物理は中野喜允先生,生物は牧島央武先生が担当します。

おなじみの顔ぶれですね。

 

社会

講座一覧

日本史ファイナルチェック,世界史ファイナルチェック,政治経済ファイナルチェック

各4講義で,担当は日本史と政経が伊藤賀一先生,世界史は村山秀太郎先生です。

 

 

スタディサプリの冬期講習のレビュー

ここでは,過去に行われた共通テスト対策講座を例に,教科ごとの講座内容をレビューしています。

今はもう存在しない「特別講習」というサービスのレビューなので,まだセンター試験が行われた時の内容ですが,冬期講習の雰囲気を掴むだけなら十分です。

夏期や秋期のときとは異なる雰囲気を感じ取ってください!

英語

英語講座は,3講座の全16講義が用意されていました↓

  1. 英語リーディング
  2. 英語リスニング
  3. 過去問解説

講義では共通テストと同じ出題形式のオリジナル問題を扱い,本番を想定した演習が行えるのが特徴です↓

冬期センター英語講座の授業風景

講義で扱うテーマは「選択問題,整序,不要文削除,図表グラフ,広告掲示,小説,随筆,メール,長文読解」となり,大問ごとの解き方を全8講義を通して網羅的に学べる内容になっていました。

上記画像では,要旨問題の出題傾向について肘井先生が解説していますが,

「このパターンは実際の本番で出題される可能性があります。どういうパターンか分かります?こことここが決めにくくなっているのはなぜだかわかります?要は,(4)まで確信を持って答えられると,(5)を考える必要がないから…」

といった具合に,本番で役立つ話を毎回のように聞くことができます(ここだけ切り取ってもわかりにくいでしょうが,出題者の意図についての解説しているシーンとなります)。

何にせよ,受験生は本番での得点力がどんどん上がっていくことを感じ取れるはずです。

なお,本講座はテキストを例外的に購入することができる数少ない講座となっていました。

このときは,関先生の過去問解説講座もあり,共通テストで8割突破を目指す受験生を対象に全4回の講義が行われています。

そして,このときの題材にした過去問は,直近2年分の「追試験」です。

追試験の問題というのは,普通のテストを病気などで受けられなかった人を対象に行うもので,本試験よりも遅い時期に行われる分,難易度は高いとされています。

そんな問題をあえて直前期に扱う理由は,適度に負荷を高くした問題で練習しておくことで,本番の共通テストを解いた際,少し簡単に見えるという効果が期待できるからでしょう。

講師からのメッセージに,「プロフェッショナルの仕事というものをお見せします!」とありました。

本年度も大いに期待できそうです。

 

国語

スタディサプリの冬期講習ですが,国語の試験対策を目当てに申し込まれる方も多いのではないでしょうか。

というのも,普段から英語や数学,または暗記科目の理科や社会は勉強していても,どうしても対策せずにこの時期まできてしまうのが「国語」という科目だからです。

講座は以下の3つが用意され,現代文を小柴先生,残りの2つを岡本先生がそれぞれ担当していますが,2021年度からは現代文は柳生先生が担当しています↓

  1. 現代文
  2. 古文
  3. 漢文

また,先の英語の予想問題演習に加え,これら3講座がセットになったテキストが発売になることがあります。

なお,講義数は現代文と漢文が4講義の古文が5講義です。

このときは,全部受講すれば19.5時間にもなる膨大な量でした。

現代文の問題は,最近の共通テストの過去問からとオリジナル問題の両方からの出題でしたが,私が受講したときは,授業で扱う問題が「最後の大問」のみに絞っているところが特徴的でした。

配点が高く,是非とも正解させたい大問の解き方を,論説文・小説文のジャンルを問わずに学ぶことで,どこに着目すれば不正解の選択肢に惑わされなくなるかを見抜く目を養えたというわけです。

それ以外にも,国語全体の気になる時間配分であったり,総合的な解き方(まずタイトルを読んでから設問を見て,といった手順)についても言及されていました。

古文については正解率8割を目標として総合的な対策が行われましたが,扱う問題はオリジナル問題(第2講と第3講)と追試験のもの(第4講と第5講)でした。

すでに共通テストの過去問を解き始めている人であっても,初見の問題を使って演習できるのは嬉しいですね。

ちなみに,最初の講義は問1(短語句解釈問題)と問2(文法問題)についてのものでしたが,前者については,過去に出題されていて再び狙われるであろう単語・慣用句が5ページ以上にわたってまとめられていて,総復習が可能でした↓

過去に出題された単語と慣用句

古文の文法問題も「に,なり,ぬ,ね,る,れ,らむ,し,なむ」の識別などが一覧になってまとめられているので,共通テストに限らず,私大対策としても活用できるはずです↓

古文文法のまとめ

 

数学

数学は以下の2講座がありました↓

  1. 数学IA
  2. 数学IIB

どちらも担当するのは山内先生で,「時間内に解き終わるためにはどういうところに気を付ければよいのか」,スピード重視の解法を学んでいくことになります(授業もさくさく進みました)。

IAの講座内容は「式と計算,関数,命題,三角比,データの計算,場合の数,確率,整数の性質,図形の性質」となっていて,大問1個につき2~3問を予習で解いてから授業に臨むようにしますが,数学IIBも網羅的なラインナップでした。

指数関数,対数関数,図形と方程式(第1講)→三角関数(第2講)→微分法,積分法(第3講)→数列(第4講)→ベクトル(第5講)と,後半に行けば行くほどに,1回の講義で扱う分野が少なくなってくるのは,内容的に難しくなるからでしょう。

これら講座を受けながら,受験生は「覚えておきべき公式はしっかり入っているか,分野別の弱点はないか」などと自問し続けることになります。

そしてその結果,どこを振り返ればよいのかが明確になり,効果的な復習へと繋がるわけです。

この特別講習にはチャット機能があったのですが,コメントを眺めていると,かなり数学ができる生徒でも忘れてしまっている公式は多いように見受けられました↓

数学の講義とチャットでの会話例

上では,IIBのベクトルで面積を出す公式について解説しているところですが,知っているか知らないかで,運命が大きく分かれてしまう出題もありますからね。

「苦手範囲が出たら捨てます」などと決して諦めてはいけません。

 

社会

社会は科目数が多いですが,それぞれに対応した講座がしっかりあるので,安心して受講することができました↓

  1. 政経,現社,倫理
  2. 地理B
  3. 日本史B
  4. 世界史B

まずは伊藤先生による日本史Bの講座内容ですが「大テーマと原始&古代,中世と近世,近代と近現代,総まくりテスト1,総まくりテスト2,総まくりテスト3」となっていました。

全6回の講義のうち,前半でテーマ別の知識を深めたら,後半で全時代を総まとめしていくカリキュラムでした。

その総まくりテストですが,1問1答的な問題が500問以上用意されていて驚きました↓

スタディサプリ特別講習の日本史Bのテキスト内容

政経+現社+倫理のように3つの科目を扱う講座でも,担当が同じ伊藤先生だということもあって,前半の講義で過去問を使って全範囲を演習し,後半で総整理していくというメリハリのついた授業展開が魅力でした。

世界史Bは村山先生の講義が4つあり,具体的には「中東(オリエント~イスラーム史),近代以前のヨーロッパ,近現代史,東部ユーラシア史」といった具合に,扱うテーマが講義ごとに異なっていました。

冬期講習は土台を固める最後のチャンスということで,資料集を手元に用意し,地図が多めのテキストで学ぶことで,誰もができる基本問題を確実に正解できる力を養うのが正解です↓

世界史Bのテキスト例

地理Bは4回の講義を通して,的中を狙った2回分のオリジナル予想問題をやっていきました(第1講で第1~3問,第2講で第4~6問対策といった具合)。

担当は鈴木先生で,個人的には彼の板書が大変気に入りました。

 

理科

最後は理科の対策講座についてです。

こちらも,共通テスト8割を目指して,誰もが間違えやすい問題だけをピンポイントで学習できる内容になっていました。

用意されている講座は以下の4つです↓

  1. 物理
  2. 化学
  3. 生物
  4. 過去問解説(物理基礎,化学基礎,生物基礎)

物理の講義内容は「力学,波,電磁気,熱力学,原子と原子核,正誤問題,昨年の本試験」で,中野先生の担当でした。

次に坂田先生による化学ですが,全部で5講義(理論のまとめ,無機&有機のまとめ,テスト1~3)からなり,テストは過去問を使用し,取りこぼしのないように授業が行われます。

テキストを見るとよくわかりますが,ボイル・シャルルの法則や電池から始まり,各種イオンを含む水溶液や有機溶媒を分離する操作まで,直前期に確認しておきたかったところがしっかりと網羅されていました。

生物は「光合成,呼吸,生物の環境応答,遺伝子,発生」となっていて,牧島先生が担当です。

特に,初見のデータをどう攻略していけばよいのかといった「考察問題の対策」を学べたところが個人的に役立ちました↓

冬期講習生物のテキスト内容

私大の入試もこういった考察問題ばかりなので,本講座で解き方のコツを掴んでおきたいものです。

最後に「基礎」と名のつく講座についてですが,各科目ごとに2講義が用意され,どれも最新の過去問から本試と追試を用いて対策します。

 

 

まとめ

スタディサプリ特別講習の講義終了画面とチャットの様子

以上,スタディサプリの冬期講習の特徴とラインナップ,そして実際の講義内容について,過去のサービスを例に詳細をまとめてきました。

一人で過去問を解くだけではわからなかったであろう,勉強の進め方に対する確信めいたもの(この方法でいけるという直感)が得られた結果,受講後に自信をもって試験に臨めるようになるのは,スタディサプリの冬期講習を受けたからこそでしょう。

最初にも述べた通り,入試本番で高得点を取るためには,これまで培ってきた知識を得点力に変えていく必要があります

この最後の段階をないがしろにしてしまえば,これまでの努力も水泡に帰すことになるので,是非とも頑張ってください。

なお,スタディサプリの共通テスト直前対策講座はいつでも利用可能ですが,直前期対策講座は1~2月の期間限定なので注意してください。

冬期講習においては,講師からの心のこもったメッセージ(「私は君と共にあります」的なもの)であったり,はたまた体調が悪いにもかかわらず授業をしてくれている講師の様子を見たりできるので,生徒も「弱音を吐いていられないな」などと思うきっかけになるかもしれません。

共通テストや国公立二次・私大入試の得点力は本番ギリギリまで伸びます。

刻一刻と本気度が増していく冬期だからこそ,自宅であっても集中して勉強できるはずですので,スタディサプリを信じて頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人
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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた講師歴は20年を超えました。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,共通テストやTOEICの結果を見る限り,まだまだ学力は維持できています。小学生から高校生まで通じる勉強法を考案しつつ,スタディサプリのユーザー歴は5年以上となりました。オンライン上のやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです!

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