現在,小学3年生以上はプログラミングの授業を受けることになっています。
プログラミング教育を行う意味のところで述べましたが,その目的は,「こどもの論理的思考力や課題解決能力を高め,AIに取って変わられない人材(AIを操作できる人材など)を育成すること」です。
これは,文部科学省が2020年の教育改革で実現したかった目標の1つでしたが,確かにコンピューターの演算能力に人間は負けてしまっていますし,生成AIに質問すると期待以上の回答が得られることも多くなっています。
こういったものは,現代の大人が子どもだった時には存在しなかったわけで,未来を生きる子どもが昔と異なる教育を受けることになってもまったくおかしな話ではありません。
しかし,教える側はプログラミング教育に不慣れなわけですから,「義務教育に頼らず,わが子に適切な学習環境を用意してしまおう!」と考える,高い意識を持った保護者が増えていることに納得です。
そこで今回は,小学生向けのプログラミング教室を大々的に行っている「ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室」を取り上げ,他のスクールと違う魅力についてまとめてみたいと思います。
ヒューマンアカデミーについて

「ヒューマンアカデミー」とは,教育や保育に人材,介護やスポーツ,そしてITや美容などの事業を展開するヒューマングループに属する会社です。
多くの分野に手を広げることは一見まとまりがないように見えますが,ある分野で培ったノウハウを他分野に役立てることで相乗効果が期待でき,同じヒューマンアカデミーであっても,以下のようなサービスを提供しています↓
- リカレント教育
- STEAM教育
- 専門校教育
- 日本語教育
- 通信教育など
1985年に誕生し,これまでに数多くの卒業生や修了者を輩出してきたヒューマンアカデミーだけに知名度は高く,みなさんもどこかでその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
さて,ここで表題のテーマに話を移しますが,そもそもプログラミング思考が学べる場としては,「ヒューマンアカデミーロボット教室」が2009年の段階からすでに存在していました。
しかし,そちらはあくまでロボット制作がメインであったため,「こどもプログラミング教室」を2017年の6月に新しく開校したわけです。
ヒューマンアカデミーの歴史あるロボット教室は全国に2000教室以上ありますが,このプログラミング教室もかなりの数が存在し(両方を同じ場所で教えている教室もあります),世間の関心度の高さを伺い知ることができます。
次章から,こどもプログラミング教室の魅力について述べていこうと思いますが,当記事では大きく以下の3つに分けてみていくことにしましょう↓
3つの魅力
- カリキュラムの質
- 教材の信頼性
- 学習環境
こどもプログラミング教室のカリキュラム

「プログラミング教室」と聞くとついつい,パソコンに向かってひたすら小難しいプログラミングコードを入力していくように考えてしまいますが,それは大きな間違いです。
小学生のプログラミング教育で学ぶべき内容は,
- 簡単なプログラミング技術の習得
- プログラミング的思考の育成
とされ,はるかに取っつきやすそうに見えます。
しかも,そのためのアプローチは子どもたちが興味を抱きやすいもの(例えば,動画やゲーム作り)となり,数学や国語の授業の一環にプログラミング授業が行われることもあって,全く独立した教科ですらないわけです。
とはいえ,学校だと一人一人が深く学べる時間は取れませんし,設備もあくまで集団で使うことを想定したものに限られるため,習い事をするからには,そのすき間を埋めようとするのは当然でしょう。
さて,ヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室のカリキュラムでは,1年ごとに完結するコースを継続してステップアップできるようになっていて,学習期間としては最大で「5年間(月2回の授業)」が想定されています。
教材には先ほど述べた能力の育成が掲げられており,Scratch以外にMinecraft(2年目)・Python(4年目)・JavaScript(5年目)も含まれていました。
例えば,1~2年目(ベーシックコース)のカリキュラムですが,
- PC操作の理解→プログラム作成→プログラムの応用や改造→発表
というサイクルを繰り返し,着実に学びを深めていくことが可能です。
将来的な話になりますが,PC操作は社会人になってからも役立ちます(普段,スマホやタブレットばかり使っていてPCを操作したことのない大学生も多いと聞きます)し,発表を通してコミュニケーションスキルも身に付くところも魅力と言えるでしょう。
題材は毎回異なり,小学校の授業よりも濃い授業が受けられることは確かです↓

ちなみに,3~4年目(ミドルコース)は2年目までに培った基礎力を応用することが目的で,自分たちで考える時間がより多くなります。
特定の目的に向かってプログラミングを行いますが,試行錯誤をしながら進めていく他,パソコンを使う機会が増えるところも特徴です。
月の1回目の授業で基本的な制作を行い,2回目で応用制作として改造や発表を行い,月単位でプロジェクトを完結させましょう。
5年目(アドバンスコース)になっても3~4年目と進め方は同じですが,内容はJavaScriptを用いたゲーム作成やPCの機能を生かしたプログラミングとなり,さらに高度な知識・技能を身に付けることが可能です。
こどもプログラミング教室の教材

こどもプログラミング教室の教材を監修しているのは鳥井雪氏ですが,どこかで聞いた名前だと思ったら,「ルビィのぼうけん」シリーズの翻訳者の方でした。
この本は「プログラマー的な思考方法」を子どもに教えるための知育絵本として愛読されており,プログラミング教育の世界ではバイブル的な扱いを受けている本です↓
それほどの名著の翻訳を担当した鳥井氏は,Railsのプログラマーとして活躍し,2013年には楽天テクノロジーアワードのルビー賞を受賞しています。
監修者が信頼できるだけでなく,ヒューマンアカデミーで使われる学習ソフト(アプリ)は,多くの小学校で使われているScratchがメインです。
よって,学校の授業との相乗効果が期待でき,そうでない方もポピュラーな教材を使って学べるので安心でしょう↓

定番のものを教材とせず,奇をてらった授業を行う場合,教える側に並々ならぬ熱意がないと上手くいかないものですし,そういった授業を行う教室を探すのは至難の業です(見つかっても,大体は採算が取れずに一時的なものとなりがちです)。
その点,Scratchは中学生になってからも使える本格的かつ奥の深いアプリで,そこで得たスキルは他のソフトを扱うときにも応用できます。
テキストはヒューマンアカデミーオリジナルのものとなり,市販のものと比べて問題数が多く,指導する側がテキスト内容を熟知しているために効率良い学習が可能となる点が魅力です。
PCをあまり使ったことのない子どもでも,まるでゲームのチュートリアルのように,必要な操作が自然と身に付くテキスト構成(「謎解き」と呼ばれるもの)に助けられ,初心者であっても心配要りません。
こどもプログラミング教室の環境

最初の章で,ヒューマンアカデミーのサービス内容が多岐に渡ることによる相乗効果について触れましたが,こどもプログラミング教室では「理科実験教室」や「ロボット教室」のノウハウが特に生きているように感じます。
例えば,1クラスが最大8名程度に設定されていることで,指導者の目が行き届きやすくなっていますし,講義時間を短くして実践の時間を多く取ることで,小学生が飽きないように工夫しているわけです。
1回の授業時間は90分で,月に2回の受講が基本となりますが,小学生の教育では集中力が続く30分を上手く生かすことができれば大成功と見なされているため,余裕を持たせた時間設定のように判断できます。
その他,本教室で目にとまった点はその外観で,一般的に,パソコン教室といえば少し入りづらくて,操作や用語についての予備知識がないといけない印象を受けがちですが,こどもプログラミング教室の対象者は小学生でほとんどが初心者と来ました。
保護者においても,ICTやプログラミングについて知識がないことを前提としています。
なので,多くの教室は大変フレンドリーな佇まいをしていて,誰でも気軽に入っていける雰囲気があり,実際,私の家の近所にある2件の教室がそうなっていました。
中には外観が堅苦しいところがあるかもしれませんが,教室内に入ってみると,良い意味で思っていたイメージと違うことに気付くでしょう。
是非,体験授業を受けてみてください。
いずれにせよ,2020年以降,世の中のプログラミングへの意識はより高まってきており,今でもこういった教室は賑わっています。
長く通うことで,子どもが各自のペースで成長し,成功体験を積み重ねては自己肯定感を高めることに繋がりますし,自宅においても,親にプログラミング的思考を見せつけてくれることになるでしょう。
まとめ

以上,ヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室の魅力についてみてきました。
今後の社会に役立つスキルが身に付くプログラミング教育ですが,「楽しい!」と子どもが一度認識すれば,その子の一生を左右する経験になることもしばしばです。
当記事で紹介したヒューマンアカデミーのこども教室の魅力についてまとめると,以下の3つが主たるものでした↓
- 信頼できる監修者によるしっかりしたカリキュラム
- 汎用性があり,飽きのこない工夫が施されたテキスト
- 少人数制で,学校の授業よりも深いスキルが身に付く
なお,料金は11000円の入会金と授業料(月謝)が9900円の他,教材費が毎月660円かかります。
その他,バッグやバインダーを入会時に買うことになりますが(2420円),先述したように,校舎ごとに変わる教室の雰囲気を確認するためにも,体験授業をできるだけ受けるようにしましょう。
ヒューマンアカデミーオリジナルのテキストを使ったカリキュラムがある以上,どこか特定の校舎に行くべきとはなりませんが,通いやすさを第一に,身近なところでプログラミングが受講できる教室を探してみるのがおすすめです。
探し方ですが,公式サイトで表示される「教室検索」または「体験授業」の文字部分をクリックし,教室の詳細をみてみましょう。
最後になりましたが,結局のところ,歳を重ねた人間が判断基準として利用できるのは経験に裏付けされた「論理力」しかないはずで,ここで「直感」を持ち出すような人は,危なっかしくて見ていられません。
逆に,プログラミングを通して生きるための論理力を身に付けた子どもを前にすると,将来安泰だなとしみじみ思うようになった今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございました。