スタディサプリTOEICの実戦問題集をレビュー!アプリとテキストの使い方

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執筆・運営者:さんくす
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さんくす
東大院修了(農学修士)・指導歴20年。個別指導,家庭教師,Z会の英語添削などの経験をもとに,勉強法を一生モノの「学習OS」として整理しています。詳しいプロフィール

スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースには,講義動画だけでなく,本番形式の問題演習に近い「実戦問題集」が用意されています。

実戦問題集は,アプリ上でTOEIC形式の問題を解き,その後にディクテーション・シャドーイング・単語チェック・音読などで復習できるコンテンツです。

ただし,アプリだけで完結する教材ではありますが,TOEIC本番に近い形で2時間通して解きたい場合は,別売りのテキストを使った方が練習しやすくなります。

この記事では,スタディサプリTOEICの実戦問題集について,アプリ版でできること,テキスト版の必要性や中身のレイアウト,公式問題集との違い,おすすめの使い方を整理します。

スタディサプリTOEICの実戦問題集とは

スタディサプリTOEICの実戦問題集の概要

実戦問題集は,スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースに含まれる模試形式の学習コンテンツです。

通常の実戦問題集と実戦問題集NEXTを合わせると,全部で20回分の模試が用意されています。

1回分につきTOEIC本番と同じ200問構成なので,すべて解くと合計4,000問に取り組める計算です↓

実戦問題集の概要

  • 内容:TOEIC L&R TEST形式の模試
  • 収録数:実戦問題集10回分+実戦問題集NEXT10回分
  • 問題数:1回あたり200問
  • 学習形式:アプリ・PCで演習可能
  • テキスト:別売りで購入可能

アプリだけでも問題演習はできますが,実戦問題集の強みは,解いた後の復習トレーニングまで組み込まれているところにあります。

市販の模試だと,丸付けをして解説を読んで終わりになりがちです。

しかし実戦問題集では,リスニング問題ならディクテーションやシャドーイング,リーディング問題なら単語チェックやスピード音読まで進められます。

つまり,模試を解くだけでなく,解いた問題を材料にして聞く力・読む力を鍛え直せるところが大きな特徴です。

なお,各パートの解き方や考え方を先に整理しておきたい場合は,パーフェクト講義の記事も参考にしてください↓

スタディサプリENGLISHのパーフェクト講義英文法編の講義動画と問題演習画面
スタディサプリENGLISHのパーフェクト講義 英文法編をレビュー!内容・レベル・使い方

前回,スタディサプリENGLISHの「パーフェクト講義」についてレビューしました。 そちらがTOEICの各パートの解き方や考え方を学ぶ講座だとすれば,今回取り上げる「英文法編」は,得点の土台となる文法力を固めるための講座 ...

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実戦問題集でできるトレーニング内容

スタディサプリTOEIC実戦問題集のレッスン一覧

実戦問題集では,Part1からPart7まで本番形式の問題に取り組めます。

パートごとに用意されているトレーニングの違いは以下の通りです↓

パート主な内容復習トレーニング
Part1写真描写問題ディクテーション,シャドーイング
Part2応答問題ディクテーション,シャドーイング
Part3会話問題単語チェック,ディクテーション,本文チェック,シャドーイング
Part4説明文問題単語チェック,ディクテーション,本文チェック,シャドーイング
Part5短文穴埋め問題問題演習,解説確認,一部講義動画
Part6長文穴埋め問題単語チェック,本文チェック,スピード音読
Part7読解問題単語チェック,本文チェック,スピード音読

リスニングセクションでは,音声を聞いて答えるだけでなく,聞こえた英文を入力するディクテーションまで行えます。

なんとなく聞き取れたつもりでも,実際に入力してみると,前置詞や時制,複数形の聞き落としに気づくものです。

この「わかったつもり」を解消してくれるところが,実戦問題集の良さとなります。

Part3やPart4では,本文チェックでスクリプトと意味を確認してからシャドーイングに進めるため,音声を聞き流して終わりになりにくいです。

リーディングセクションでは,単語・イディオムチェックやスピード音読が役立ちます。

特にPart7は,解説を読んで意味を理解するだけでなく,英文を前から処理する練習までしておきたいところです。

スピード音読を使えば,英文を日本語に戻さず,英語の語順のまま読み進める練習がしやすくなります。

 

 

実戦問題集のテキストは必要か

実戦問題集はアプリだけでも使えます。

ただし,TOEIC本番に近い形で模試を解きたい場合は,テキスト版を用意した方がよいです。

理由はシンプルで,アプリ版では問題演習の途中に解説や復習トレーニングが入りやすく,2時間通して200問を解く練習には向いていないからです。

実際,スタディサプリENGLISHの過去の調査では,実戦問題集のテキストを購入したユーザーは,未購入だった人たちと比べて平均で30点以上スコアを伸ばしたとされています(2018年5月調べ)↓

スタディサプリTOEIC実戦問題集のテキスト

さんくす
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もちろん,テキストを買うだけでスコアが上がるわけではありません。ただ,紙の問題冊子とマークシートを使って2時間通しで解く練習をした人ほど,本番形式への慣れや復習量を確保しやすかったと考えられます。

テキスト版には問題・解答解説・マークシート・スコア換算表がまとまっています。

専用ページからダウンロードする音声にはDirections(指示文)も収録されており,本番に近い時間配分でリスニングからリーディングまで続けて解くことが可能です。

テキスト版を使うメリット

  • 2時間通しの模試練習ができる
  • マークシートを塗る練習ができる
  • Part3・Part4・Part7の先読み練習がしやすい
  • スコア換算表で目安スコアを確認できる
  • 英文や解説に書き込みながら復習できる

市販の公式問題集が1冊3,000円台であることを考えると,1回分ずつ購入できる実戦問題集のテキストは,必要な分だけ模試演習を追加しやすい教材です。

公式ページでは,実戦問題集・実戦問題集NEXTのテキストはいずれも各1,320円と案内されています。

テキストのみの利用も可能とされていますが,購入方法や販売条件は変わる可能性があるため,申込前に最新の表示を確認してください。

 

 

実戦問題集テキストの中身とレイアウト

テキストのサイズと構成

やや厚手のA5サイズでコンパクトなため,外出時の持ち歩きにも便利です↓

スマホと実戦問題集のテキストのサイズを比較

中身は,問題部分と解説部分が前後でしっかりと分けられていました。

解答や解説を挟むことなしに,最初から最後まで一気に問題を解いていくことが可能です↓

実戦問題集テキストの目次

 

本番に近い問題レイアウト

テキストを使うことで,アプリだけの場合よりも本番に近い環境を作りやすくなります。

例えばPart3やPart4では,前の問題の音声を聞きながら次の設問を先読みする練習が必須ですが,見開きのテキストなら視線移動もスムーズです↓

実戦問題集テキストのPart2とPart3の様子

また,Part6やPart7のクロスリファレンス問題(複数の文書を行き来しながら解く問題)でも,アプリだと画面の切り替えが大変ですが,テキストなら目線を動かすだけで苦もなく解答できます↓

実戦問題集テキストのPart6のレイアウト

巻末にはマークシートも付属しています。

マークシートを塗る時間は200問にもなると意外と無視できない長さになるため,実際に塗る感覚をつかんでおくことが大切です↓

実戦問題集のマークシート

 

弱点分析に役立つ解説レイアウト

解説の最初には「スコア換算表」と「正解一覧」があり,予想スコアを具体的に算出できるためモチベーションアップに繋がります↓

実戦問題集のテキストにあるスコア換算表と正解一覧

リスニングの解説ページでは,話者の国籍が「国旗マーク」で示されているのが大きな特徴です。

新形式になって聴き取りづらくなった国別の訛りも,この国旗を頼りに集中的に学ぶことができます↓

実戦問題集テキストのPart3の解答と解説

リーディングの解説では,パーフェクト講義で関先生に教わったコツが青字で箇条書きされています。

他書を使っていれば難しいはずの「弱点分析」が簡単に行えるのが魅力です↓

実戦問題集のPart5の解答と解説

逆に,スキマ時間で問題演習と復習を進めたいだけなら,まずはアプリ版だけでも十分です。

テキストを買うなら,本番前に1〜2冊を選び,時間を測って通しで解く使い方が現実的でしょう。

 

 

公式問題集との違い

TOEIC対策の模試として最も安心感があるのは,やはり公式問題集です。

一方で,スタディサプリの実戦問題集には,アプリ教材ならではの強みがあります↓

比較項目公式問題集実戦問題集
信頼性本番に最も近い本番形式に近いオリジナル問題
復習のしやすさ自力で進める必要があるアプリで復習トレーニングまでできる
模試の量1冊2回分アプリ上で20回分
紙での演習標準で可能別売りテキストで可能
向いている人本番直前の仕上げをしたい人演習量と復習量を増やしたい人

公式問題集は,本番前の仕上げとして外せない教材です。

ただし,解きっぱなしになりやすい人にとっては,復習の仕組みが弱点になります。

その点,実戦問題集は,解いた後にアプリでディクテーションや音読まで進められるため,復習を習慣化しやすいです。

公式問題集で本番感覚をつかみ,実戦問題集で演習量と復習量を増やす。

このように役割を分けると,どちらの良さも生かせます。

なお,TOEIC模試として見たときのコスパや,公式問題集との違いをもう少し俯瞰して知りたい方は,TOEIC模試としてのコスパや公式問題集との違いをお読みください。

 

 

実戦問題集のおすすめの使い方

スタディサプリTOEIC実戦問題集のアプリ版とテキスト版の使い分け

実戦問題集を使う場合,いきなり20回分を全部解こうとする必要はありません。

むしろ,1回分を解いた後の復習に時間をかけた方が効果的です。

おすすめは,以下の流れです↓

  1. まずはアプリで1パートずつ形式に慣れる
  2. 苦手パートはディクテーションや音読まで行う
  3. 本番前にテキストを1冊用意する
  4. 2時間測って200問を通しで解く
  5. 間違えた問題をアプリで復習する
  6. 時間があれば別の巻でもう一度通し演習をする

特に大事なのは,テキストで解いた後にアプリへ戻ることです。

紙の解説を読むだけで終わると,普通の模試とあまり変わりません。

実戦問題集のうまみは,テキストで本番形式の練習をし,アプリで復習を深掘りできるところにあります。

テキストには単語の意味を書き込んだり,正解の根拠に線を引いたり,意味のまとまりごとにスラッシュを入れて音読するなど,自分だけの復習ノートとしてどんどん汚して使い込んでください。

リスニングで落とした問題はディクテーションとシャドーイング,リーディングで読めなかった英文は本文チェックとスピード音読まで行いましょう。

この作業はやや大変ですが,スコアを伸ばすうえでは,解いた回数を増やすだけでなく,1回分をどこまで復習し切れるかも重要になります。

 

 

実戦問題集を使う際の注意点

実戦問題集は便利な教材ですが,注意点もあります。

まず,アプリだけでは本番と同じ環境にはなりません

スマホやPCで問題を解くのと,紙の問題冊子をめくりながらマークシートを塗るのとでは,目線の動きや時間の使い方が変わります。

そのため,本番前にはテキストや公式問題集を使い,紙で解く練習をしておきたいです。

テキストの購入は,スタディサプリにログイン後,トップページ下部やメニューにある「テキスト販売へ」から注文できます。支払いはクレジットカードのみで,到着まで約1週間程度かかるため,本番直前に焦って注文しないよう注意してください↓

スタディサプリENGLISHのトップページ

また,実戦問題集を何回分も解いているのにスコアが伸びない場合,復習が浅くなっている可能性があります。

丸付けをして解説を読むだけでは,弱点はなかなか消えません。

聞き取れなかった英文はディクテーションで確認し,読めなかった英文は本文チェックと音読で処理速度を上げていく必要があります。

最後に,料金やテキストの販売状況は変わる可能性があります。

申込前には,スタディサプリENGLISHの公式ページやアプリ内の表示を確認してください。

テキストのキャンペーン実施状況は以下のページにまとめています↓

【2026年最新】スタディサプリのキャンペーンコード一覧!全講座の配布状況

当サイトは2017年から,スタディサプリのキャンペーンコードや入会特典の状況を継続的に確認しています。 読者の方に常に正しい情報を届けるため,教育メディアとしての責任を持って毎日手動で公式情報を確認し,リアルタイムで更新 ...

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まとめ

スタディサプリTOEICの実戦問題集は,単なる模試ではなく,解いた後の復習までアプリで進めやすい教材です。

20回分の模試形式問題に取り組めるだけでなく,リスニングではディクテーションやシャドーイング,リーディングでは単語チェックやスピード音読を使えます。

一方で,アプリだけでは2時間通しの本番練習には向きません。

本番に近い環境で解きたい場合は,別売りのテキストを使い,マークシートも含めて練習するのがおすすめです。

TOEICの公式問題集は本番直前の仕上げに向いていますが,実戦問題集は演習量と復習量を増やすのに向いています。

模試を解いて終わりにせず,解いた問題をアプリで何度も磨き直す。

この使い方ができれば,実戦問題集はTOEIC対策のかなり頼れる教材になります。

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

  • この記事を書いた人
東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

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東大院修了(農学修士)・指導歴20年の教育メディア運営者。個別指導,家庭教師,Z会の英語添削などを通じて,小学生から浪人生まで幅広く指導してきました。Webメディア運営歴10年,累計執筆量200万文字以上の経験をもとに,勉強法を一生モノの「学習OS」として体系化し,受験・通信教育・英語学習に役立つ情報を発信しています。

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