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Z会の通信教育・映像・教室のメリットと勉強法

Z会は自分が学生の頃に大変お世話になりました。

増進会出版社の参考書(速読英単語など)はもちろん,Z会の通信教育,さらには東大マスターコース(現:Z会東大進学教室)など,大体のサービスは利用しています。

本記事では,そんなZ会が提供している通信教育・映像・教室のメリットと勉強法についてまとめました。

中学生と高校生では詳しい使い方は変わってくると思うのですが,なるべく学年関係なく共通して言えることを中心に書いていきたいと思います。

 

 

Z会のサービスについて

Z会の提供しているサービスは,添削で有名な「通信教育」の他,通学する形式の「教室」,オンラインを使った「映像授業」の3つが主要です↓↓

このうち,自分に合うものを1つ決めることもよいですし,「英語はAsteria,理社は通信教育」などと使い分けることもできます。

各サービスごとにメリットとデメリットがありますので,以下で1つ1つみていくことにしましょう!

 

 

通信教育のメリットと勉強法

Z会の通信教育のメリットですが,取り組みやすさ,教材の質,そして値段の安さが挙げられるでしょう。

Z会の通信教育は1961年からすでに60年近い歴史があり,添削問題(教材)の質は完成しています。

取り組みやすさも考え抜かれており,教材には目標時間が細かく設定され,問題には無駄がありません。

特に最近は,公立高校生向けに,より短く効率的に勉強できるように工夫され,時代の要請に合わせて大胆にレイアウトも変えてくるほどです↓↓

教材の質は大切なのでさらに見ていきますが,どこかの参考書で見たことがあるような問題だけで構成されていることがないことに気づきます。

つまり,購入できる参考書から得ることのできない知識を得られるので,それが入試で出題されてきたときに,他の受験生と差をつけることができるというわけです(実際にMARCH以上の大学でそういった出題が目立ちます)。

Z会の通信教育の使い方としては,受験生以外でしたら,本科の標準または難関レベルを完璧にこなすことだけを考えましょう。

やった問題の類題に関しては確実に解けるようにすることを目指せばOKで,もしもっと難しい勉強をしたければ,必要に応じて他の教材を買って補強すればよいですし(例えば大学への数学の雑誌を購読するなど),大体そういう難しい知識は実際の試験やテストで滅多に出会わないので,合否を分ける問題にはなりません。

基本的に1科目当たり週2時間前後時間を割くことになります。

複数科目受講される方はそこから逆算しますが,あれもこれもと科目数を欲張らないことが大切です。

まずは自分が得意にしたい科目を1つ,しっかりやり通すことから始めてください。

得意科目を1つでも作れれば,受験期に有利に勉強を進められますよ。

ちなみに学校の定期テストが近くなったり部活や行事関係で,どうしてもZ会の添削課題を締め切りまでに出せないこともあるでしょう。

その場合,休みの日か長期休暇にまとめてやることになりますが,1つだけ,これ以上Z会の通信教育を続けてもダメだと判断できる基準があります。

それは最も長期に及ぶ休暇,夏休みでの提出状況です。

もし夏休みに溜まった添削課題を提出することができなければ,結局ずっと出さないことになるケースが多いことが知られています。

夏休みに添削課題を出せなければ,Z会の通信教育は向いてないのでやめる。

これをしっかり覚えておきましょう!

なお料金も安く済み,1科目1年使って5万円ちょっとといったところです。

サービス内容としては,

  • 添削してもらえる
  • 学習プランがある
  • 教材をひたすらやるだけでかなりの学力が付く

わけで,上記は市販の参考書を使うだけではできない独自サービスとなることを鑑みると,上の値段は高くありません。

まとめると,Z会の通信教育は,自分の学力のちょっと上くらいのもの(おそらく大半の人は標準で十分)を締め切りを守って提出できれば(基準は夏休み),基礎力は十分に身につくということです。

iPadスタイルについては以下の動画を観てください(テキストスタイルでも映像は観られます)↓↓

 

 

映像のメリットと勉強法

上の動画でも観ていただいたように,実は通信教育の方でも 『iPadスタイル』というものがあり,そちらでも映像授業が観られます。

さらに言えば,Z会の教室においても,通塾した校舎で映像授業を受けるサービスもあるようです。

が,ここでいう「Z会の映像」とは,オンライン学習のみの受講形態を指すことにし,通信や教室は除いたものとするのでご注意ください。

さて,映像授業のメリットですが『速習できる』この1点に尽きます。

これはどういうことかというと,学校で習ったり独学したりするよりも圧倒的に早く学習できるということです。

膨大な範囲であっても,学校の週数回の授業を待たず,どんどん進んでいけますし,他人に習うと自分1人で学ぶよりも簡単に理解できます。

ちなみにこの学習形態が向いているのは,自分でスケジュールを管理できる優秀な生

例えば病気がちであったり,能力はあるけれど勉強をこれまでまったくしてこなかった子が,集中的に学ぶのに向いています。

勉強の遅れを取り戻すのはもちろん,進度が遅い学校にいる子が進んで予習する際にも効果的です。

この「Z会の映像」というサービスは,途中でのコース変更がきかなかったり,質問するのにオンラインを介してのものになるといった多少の制限があったりしますが,そこは学校の先生を捕まえて質問することもできますし,思ったほど大きなマイナス要因にはなりません。

ちなみに支払いを分割にしてしまうと教材を一気に手に入れることができないので,1年分を一括で支払って数ヶ月で全範囲を学んでしまうのが良いと思います。

なお,料金についてですが,高校生の場合1年分の講座が一括で14万円弱です(150時間くらいの内容です)。

このスタイルで成績が上がらない例があるとすればそれは,学力が低い生徒が,ただただ受け身のまま学んでしまう場合です。

特に言われがちな映像授業のデメリットとして,どうしてもTVを観ている感覚に陥ってしまい,受け身の学習に陥りがちです。

講師は動画の中にいるので,やるべき宿題をやっていなくても叱られることはありません。

それに,予定は組まれていても,自分に合わせたスケジュールを自分で決めてやっていく必要があります。

そういった子は,次に紹介する「Z会の教室」のように,通塾して生身の人間と触れ合う学習スタイルが向いているでしょう。

 

 

教室のメリットと勉強法

最後はZ会の教室のメリットと勉強法や料金についてです。

先に述べたのですが,こちらにも映像授業のコース(対人ではなく,通った校舎で映像授業を見るもの)があり,24時間365日のフォローやスマホ家庭教師などの独自サービスが付いています。

他にスタッフに質問できたり自習室の利用ができますが,やはり私のおすすめは対人授業を受けることです。

というのも,料金は映像と対人の授業で同額ですし,教室で他人の存在や講師の視線を意識しながら授業を受けることは独特の魅力があるでしょう。

通塾するデメリットとしては,「時間に余裕がないとダメ」ということと「お金がかかる」ことです。

Z会の教室には集団授業の他に個別指導もあるようですが,指導レベルや置かれる環境面から考えても,集団授業を取ることを前提で話していきます。

こういった通塾スタイルにおいては,欠かさず通うことに加えて予復習をしっかり続けることが必要です。

無駄のないようにカリキュラムは組まれているので,一度休むと抜けてしまうところが出たり置いていかれてしまいますし,予復習をせずに,授業の時だけ頑張ってもできるようにはなりません。

講師が厳しい先生だったり,発言するよう指名されたり,宿題をやったかチェックされると問題ないですが,優しい先生だとついサボってしまうので注意しましょう。

加えて,勉強ができるようになるコツは

「一度習ったことを絶対に忘れないぞ」

という強い気持ちで授業に臨めるかどうかです。

料金ですが,授業料以外に電車賃などもかかるので,1科目につき年間25万~30万くらいかかると思っていてください。

他の大手予備校だと成績が良い生徒の授業料は半額やタダになったりしましたが,Z会ではそういう話はありません(私は良いことだと思います)。

ちなみに授業の進度も学校よりは早く,そして扱う内容も深く,超難関の大学や医学部に合格するためにはそれ相応の才能が必要ではあるものの,少なくとも高校の1,2年あたりまで言われたことをやっていればトップクラスの学力に到達することが可能です。

たかが1週間に数時間のやり取りであっても,塾の講師というのは生徒に大きな影響を与えることがあり,これは通塾することの明らかなメリットだと言えるでしょう。

信頼できる先生に出会えたら,ものすごい勢いで勉強にのめりこむことも珍しくありませんし。

問題はそういった先生に出会えるかですが,自分が教わった鈴木正人先生や荒巻先生がZ会の教室でまだ教えているので大丈夫そうですね(笑)

 

 

まとめ

今回の3つの学習形態のメリット・デメリットを表にしましたので,最後に確認してみてください。

 Z会の通信教育Z会の映像Z会の教室
メリット

値段が安い。

短時間の学習で基礎力が身につく。

短期間で網羅的な学習が可能。

講師との化学反応で爆発的な伸びに期待。

勉強の楽しさに気づける。

デメリット

規則正しい勉強習慣が必要。

教材がたまる一方だと効果なし。

受け身の姿勢は禁物。

動画鑑賞をただ楽しむだけだと,

時間をかけた割に実力が付かない。

費用がかかる。

教室が少ない。

良い講師に出会えるかわからない。

時間に余裕がないと授業の効果が薄い。

網羅的な学習はできないこともある。

なお,自分が考えるZ会の弱みを一言で言うと,

説明がわかりづらい!!宣伝が下手!!

というのがあります。

良いサービスなのに複雑でよくわからないところが少なからずありました。

とはいえ教育改革に対する動き出しは早かったですし,色々と面白い試みもしているのですが(こんな動画があるのは知っていましたか)↓↓

ちなみに,昔,東大マスターコースに通っていたころに,浪人生を対象にした授業が開講したのですが,1年で没になっていました。

現役生が来る時間帯の授業は満席が当たり前の超人気講師のクラスに生徒が10人もいないという,ある意味生徒からすれば最高の環境ではありましたが,経営的に失敗だったのでしょうね。

話がそれましたが,高校受験や大学受験を見据えたときに,

「どうしても学校の授業だけではダメだ」

と感じてしまうのは,残念ですがその通りです。

実際に塾で教えている身としては,基本は学校側で頑張って教育してほしいと思います。

でも最近は保護者の方から,

「成績が悪いのは学校ではなく塾のせいだ」

と言われることもあるようです。

たかが週に2日塾で勉強しても,残った週5日の方が時間も長いですし,学力に大きく影響することも知っておいてほしいと思うのですが,さすがに塾では言えませんね。

…やや愚痴めいたものになってしまいましたが,これで今回の記事を終えたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

スタディサイト管理人

都内の塾運営にかかわってから,講師歴も15年以上になりました。小学生から高校生まで学校の定期テストから大学入試まで幅広く教えています。最近の関心事は「教育改革」で,塾に入ってくる情報に加え,セミナーや書籍,信頼のおける教育機関より得た情報をWebにまとめてみました。ネットを介したやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたらと思います。
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