勉強法

親の高い教育意識が子どもの能力を引き出すのは本当?

いわゆる名門中に入学した中学生を見ていると,大人の自分をはるかに超える能力を持っていると気づかされるときが多々あります。

最近は芦田愛菜さんが女子学院に受かったと話題になりましたが(最終的には慶応中等部に通いましたが),彼女は子役として一世を風靡しました。

そして自分の塾に来ている中学生をみても,女子学院の子は素晴らしいほど豊かな想像力を持っていますし,麻布の子の文化祭に呼ばれて行ってみれば,その展示のレベルに驚かされます↓↓

そういった子の親御さんと話すこともありましたが,概してどの方も高い教育意識を持っていて,幼少期に色々な体験を子供にさせています

自分の子どもがどんなものに興味を持つかわからないわけですから,色々なことをさせてみましょう!

 

 

芸能人に見る幼少期の教育論

最近のテレビで目にしたのですが,サッカーで有名になった久保建英くんの親は,絵本を500冊家に置いて,知的能力を刺激したと言いますし,ソファーを家に置かず,立って生活させることで体幹の能力を鍛えさせたと言います。

メジャーリーグの殿堂となったイチローも,小学生の時から普通の子たちと遊ぶ時間はなく,暇さえあれば練習の日々だったそうです。

他にも「家政婦のミタ」で有名になり,現在はフィギュアスケートとの二刀流を実行している本田望結さんは,1歳から7歳までIQや記憶力を伸ばす七田チャイルドアカデミーに通い,30個ランダムに見せられたカードを3回ですべて覚えきることができるようになっていました。

この訓練の効果は,ドラマの台本を他の出演者の分まで全部覚えることができたという話からも見て取れます。

こういったことは,親が子の教育に干渉したから起こったのだと判断するのに,なんら疑いはありません。

芸能人ではありませんが,自分の知っている東大理3出身の親は,小学生の子どもに毎日何かしらの習い事をさせていましたし,「夏休み期間も怠けないように」と,長期休暇で帰省した際も地元のどこかしらの塾に通わせていたようです。

これは,子供に親が干渉する大変極端な例だと言えるでしょう。

 

 

子どもを厳しく育てるべきか

子どもの教育方針に関しては,親が性悪説と性善説のどちらの価値観を子どもに抱いているかで変わってきます。

「子どもは生まれたときには物を知らないのだからしっかりと躾ける必要があり,甘やかしてしまうとダメになってしまうものだ」

という立場を取る性悪説の考えの親は,厳しく子どもの教育をされますね。

日本人はどちらかというとその逆の性善説の方が多いように思いますが,正直どちらが正解なのかはわかりません

先に述べた『毎日何かしらの習い事がある子』は塾でよく泣いていました。

その涙が,毎日が辛すぎたことに対するものなのか,ただ単に問題を解けないことへの悔しさからきたものなのか結局知る由もなかったのですが,仮に毎日が辛すぎるための涙だとしても,「子どもはある程度自由にのびのびとやらせてやる」ことが正解の時もあれば,「あの時の厳しい毎日があったからこそ,今の自分がある。」と本人が感謝する日が来るかもしれませんから。

ちなみに,負けん気が強くて負けると泣いて悔しがるのは卓球の福原愛さんとか,最近は平野美宇さんもそうですし,将棋では藤井聡太さんなんかもそうですね。

 

 

知育玩具を与えるメリット

藤井聡太さんと言えば,最近世の中を大いににぎわしているのが,彼が3歳に使い始めたキュボロというおもちゃです。

これは一見,積み木の用途で遊ぶものかと思いきや,ビー玉が付属していることからわかるように,積み木の外部だけでなく,内部をも走るコースを連結して,スタートからゴールに至るまでの『玉の道』を作る知育玩具です。

テレビで結構な頻度で紹介されるようになり,あまりの人気で半年待ちが当たり前になっているとのことで,以下の記事を見るとお分かりかと思いますが,購入方法もなかなか大変なようです↓↓

藤井聡太棋士で有名な積み木おもちゃの買い方

 

将棋や囲碁に小学生のうちにハマっておくと,落ち着きが出たり,何より物事を感情的ではなく論理的にとらえることができるようになると昔から言われています。

祖父は私に囲碁を教えてくれようとしたのですが,「そんな地味なことを受験勉強に専念する時期に教え始めるなんてとんでもない」と母親は反対しました。

それは子どもながらに非常に残念な結末だったと記憶しています。

このような一つの出来事がきっかけで大きく運命が動くのも幼少期のあるあるです。

 

その他の知育玩具で有名なものと言ったら,レゴでしょうか。

ロボットにハマって日本一位になったような子や数学の空間図形の処理に優れる子というのは,共通してレゴにハマっています。

説明書通りに完成させるのではなく,バラバラにしたパーツから新しいものを作り出す。

そんな創造性を養うような使い方を楽しめる子というのはやはり空間認識能力に優れていますね。

レゴのシステムを用いたプログラミングも有名です。

プログラミングに関しては2020年から小学校で取り入れられることになり,これからはロボット塾もどんどん流行っていくのでしょう。

参考記事:ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室

 

 

センスオブワンダー

最後に最も子どもの感性に働きかけるものといえば自然です。

周りに里山などがあり山菜や虫取りにいつでも出かけられる環境にいる子はともかく,都会であまり自然がない場合は,親は子にどう働きかければよいでしょうか。

例えば,『沈黙の春』という本で有名なレイチェルカーソンという生物学者がいますが,彼女の書いた「センスオブワンダー」という本によると,

「大人が子供と一緒になって,ただ世の中の不思議さに驚く体験をすればいい」

とだけ書かれています。

台風の日に傘を差さずに外を出歩いたり,そこらへんで出会う色々な生き物を親と子が一緒に眺めるだけでも,子どもからしたら(下手したら大人も)十分に驚くべき経験ができるという意味です。

このとき,子どもに何か知らないことを聞かれたらどうすればと思う方,心配はいりません。

「親が生き物の名前を知らず,子供に正確な名前を教えてあげられなくても全然構わないのだ」

と,レイチェルは続けます。

 

昔は「子供の理科離れ」なんてものが新聞などで叫ばれていて問題視されていました。

今や入試改革に注目した記事の方が多いですが,15年前くらいは企業が理科の面白さを伝えるような取り組みを結構やっていましたね。

工場見学を始めとするイベントごとには積極的に参加してみるのも,よいきっかけになると思います。

親がそういった場所にただ子供を連れて行ってあげるだけでいいわけです。

もちろん動物園や遊園地でもいいのかもしれませんが,作られた自然よりも恐怖が隣り合わせの「生の自然」の方が面白さの点で断然優れているように感じます。

そもそも感動というものはどんなときに起こるのでしょうか?

それは人が恐怖を感じたときです。

自分の想像もつかないような出来事に対峙し恐怖したとき,人はその対象に感動するのだと言います。

世の中には作られた感動というか,守られた場所ばかりが注目され,子どもを放っておけばそういった俗世間の安い感動に染まってしまいます。

そうならないようにするには,親がきっかけを与えなければなりません。

そうしないと何も起こらないからです。

危険だという理由で,ワクワクするような遊具が大人の都合で姿を消していった公園を見ると,子供たちがそのつまらなさにうんざりし,携帯ゲーム機やスマホで遊ぶくらいしかすることがなくなるのも当たり前のように感じます。

 

 

さいごに

とはいえ,科学が生み出した技術の中には,子どもの成長を一段と高めてくるものもあります。

現代には現代なりの文明の利器があるのも事実です!

海外経験なしで12歳でTOEIC 980点を取った中学生の女の子は,小学5年生で英検準1級を取ってしまったそうですが,そんなことは一昔前であれば考えられなかったことです。

ネットの発達で,調べれば色々なオンラインサービスが利用できます。

彼女の場合はSkypeで英会話を継続的に利用しているそうです。

その他ICT・EdTechなどと呼ばれる技術も,使い方次第で,世界を自分たちの都合が良いように変えることができるわけで,これからの教育を考える上で大いに期待できるものだと言えるでしょう。

参考記事:これが2030年「未来の教室」!EdTechの活用がポイント!

 

是非,親が率先して色々な経験を子どもに与えてみませんか。

そこで育まれた子どもの能力は,いずれ形を大きく変えて,これからの時代を生き抜く大きな力に変わっていくはずですから。

  • この記事を書いた人

スタディサイト管理人

都内で塾運営にかかわってから,講師歴も15年以上になりました。小学生から高校生まで,英数を中心に学校の定期テストから大学入試まで幅広く教えています。最近の関心事は「教育改革」で,塾に入ってくる情報に加え,セミナーや書籍,信頼のおける教育機関より得た情報をまとめています。すぐに実践できる勉強法やオンライン教育サービスを利用した学習戦略も意欲的に掲載。ネットを介したやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたらと思います。

-勉強法

Copyright© スタディサイト , 2019 All Rights Reserved.