普段,スタディサプリの通年講座で学んでいる高校生は,夏休みなどの長期休暇をどのように過ごすべきなのでしょうか。
予備校では講習が行われる期間です。
とはいえ,スタサプ生が一時的に大手塾が行う講習に参加しても,講師や予備校ごとに教え方は変わるものですし,短期間だと雰囲気に慣れる前に講座が終了してしまい,思ったような成果が得られないことがあります。
講習期は入塾を検討する人が増えるため,講師側が受講生の不安を煽ってくることがあり,「今やっている勉強ではダメなんだ」と心をかき乱されてしまうことも少なくありません。
講習期間は最も勉強に集中できる時期ですから,普段学校があって進み具合が芳しくない科目を中心に,何か特別なことを行わなければという気持ちになるのは当然です。
今回の記事ではそんな講習期間の過ごし方について,スタディサプリを使っている高校生が考えるべき事柄をまとめます。
夏・秋・冬の時期の役割を押さえ,焦らず着実に学習していくことが重要です。
大学入試における講習の意義
講習は,短期間に一気に学力を高められるイベントのように考えられがちですが,連続して数日間受講しただけで学力が大きく上昇することはありません。
講習期間に休みなく講座を入れ,新しい問題集を何冊も買いこむ高校生は少なくありませんが,復習するべき内容が日に日に増える一方で長期休暇が終了してしまうようではいけません。
そもそも,講習というのは,その時点までの進み具合を反省し,これから集中すべき範囲を発見する時期です。
不足している部分があれば真っ先にそれを補い,大丈夫そうなら一歩上のステージに上がる。
講習でできなかったことや指示されたことを,あとで十分に復習して身につけて初めて,講習が役立つことになるわけです。
もちろん,講座の中には得意科目をさらに伸ばす目的のものも存在しますが,それはあくまで余裕がある方向けのオプション的な位置づけで,余裕がない人は取るべきではありません。
基本的に,講師は,1年で大学に合格することを前提に,「この時期であれば,ここまでの内容ができるようになるべき」という基準を示します。
それを理解することが重要です。
一般的に,講習の開講時期は以下のように決まっています↓
- 夏期講習は「7~8月」
- 秋期講習は「10~11月」
- 冬期講習は「12~2月」
スタディサプリが講習期に使いやすい理由
講習期にスタディサプリが使いやすい理由は,授業の質と費用負担の軽さにあります。
対面講習には独自の緊張感がありますが,スタサプは移動や時間割の制約がなく,必要な講座に絞って学習を進めやすい点が強みです。
授業の質について
実際に講師と対面して授業を受ける予備校のものと異なり,スタディサプリの講義は画面越しなので,「ほどよい緊張感を保ちながら授業を受けるのは難しいのでは」と疑問視される方もいるかもしれません。
しかし,緊張感のなさが大きな問題となるのは,夏期講習のそれも最初の時期までです。
当人は入試本番まで半年を切っている状況に置かれているため,夏の最初こそ
家だと集中できません!
と相談してきた生徒たちも,すぐに自宅で真剣に勉強するようになるのを,私も勤務先の塾で毎年のように見てきました。
さて,授業の質というのは教える講師の能力によって大きく左右されるものです。
個別指導塾ではよくある話ですが,普段,大手の塾に行ったことがない生徒が講習期間だけピンポイントで外部の塾を利用することは少なくありません。
しかしその際,その予備校の内部生でなければ,締め切った講座以外からしか選べないことがあり,講師や授業の当たり外れが出やすくなります。
その点,スタディサプリの講座を担当するのは,すでに他の大手予備校で輝かしい実績を残したトップ講師たちです(採用試験の様子を実際に見たことがありますが,志願者にどれだけ知識があっても,教える能力の点で不採用となることが少なくありませんでした)。
通年講座を受講されている方はすでにご存じかと思いますが,担当講師の言葉は,モニター越しであっても,大変リアルに感じられます。
まるでビデオ通話をしているような感覚で,地方の生徒や時間に余裕がない受験生には大変ありがたいサービスです。
スタディサプリの通年講座は,無駄だと思える部分は編集でカットされる運命にありますが,講習期間は生徒のやる気を刺激するための雑談を意図的に多くしていることが多く,扱う問題は最新の傾向を踏まえたものになっています。
コスパについて
「コスパ」と聞くと金銭面に目が行きがちですが,予備校や学校に通わなくて済む分,時間的にも精神的にも楽ができるところも見逃せません。
まずは金銭面から考えていきますが,予備校の講習料金の相場(集団授業の場合です)は「1時間あたり数千円」になります。
1つの講座を取ると,1.5時間(90分)の講義が5つなどとなるため,費用は1講座,数万円になるはずです。
スタサプユーザーが他塾に通うとなれば,交通費の他,新規の場合,入会金が別にかかってくるでしょう。
しかも,1科目であっても分野が細かく設定されることで,「1講座では不十分です」などと言われることがあり,「これだけ取れば十分です」などと言われることはまずありません。
実際,スタディサプリの大学受験講座では2023年3月31日まで,オンライン上で予備校の講習がリアルタイムに受けられる「特別講習(LIVE)」というサービスがありました↓

※以前の動画内容です。
そのときの料金は,ベーシックプランの料金とは別に,1講座数千円で販売されていたものです。
家庭の経済事情を気にして
取りたい講座があっても,全部取りたいだなんて,到底親には言えません。
と生徒がもらしているのを聞くと,毎年心が痛みます。
こうした事情を考慮すると,スタディサプリで賄えるところは他塾に頼らないことで,金銭面の負担を減らせるでしょう。
金銭面以外の点では,いくら受験生とはいえ,講習に参加となると身だしなみに多少なりとも時間が取られますし,感染症のリスクもあります。
肝心の時期に体調不良になってしまえば,対面授業のメリットを打ち消してしまうほどの大きなマイナスです。
個別指導の塾では,講習期間中は生徒数が飽和状態となるため,マンツーマンの対応はほぼなく,1人の講師が受け持つ人数は平時よりも多くなります。
これは指導の質も多少落ちることを意味します。
加えて,多くの人が厄介だと感じる,分厚い講座紹介や入塾パンフレットに目を通す必要もなくなるわけですから,時間的かつ精神的負担はかなり少ないです。
スタサプユーザーの春期(3月・4月)の過ごし方と学習戦略
基本的に予備校の春期講習は,塾のレベルの高さを示すための「お披露目イベント」のようなもので,予備校の1学期の授業において,春期講習で学んだものと同じ内容が再登場することは少なくありません。
そして,過去にスタディサプリで3月や4月に春期講習が行われたことはありません。
以下のように,夏期講習から開始されました↓

※以前の講習の年間スケジュールです。
1年かけて勉強することを前提にすると,春はスタートの時期に当たり,まだ何も教わっていないとされる上,スタディサプリにはすでに通年講座が大量に用意されているわけです。
ここが予備校と違うところで,春期講習を取るくらいならば通年講座を早めに進めてしまいましょう。
大学入試において土台作り(基礎知識の習得)は早く終えるに越したことはなく,その分,あとで発展演習や過去問を解く時間が増えることになるからです。
とはいえ,多くの教科において高1・高2の知識が高3内容の理解を助けることもあります。
なので,これまでに勉強をほとんどしてこなかった教科についてそれらを使ってみるのはありです。
ただし,どの講座も分量が多いため,
- 主要教科の英数に絞る
- まとめ問題だけ解いてみて間違いが多かった単元を上から10個くらいピックアップして受講する
など,春休み期間内に完結できるように工夫してください。
スタサプユーザーの夏期(7月・8月)の過ごし方と学習戦略
1年の中で最も長い期間を誇るのが夏ですが,膨大な自由時間の使い方に戸惑い,貴重な勉強時間を無駄にしてしまうことが少なくありません。
夏休みになって,新しい問題集を大量に買い込んでは最初のページから取り組み始める生徒も多いですが,最近になって部活を引退し,ようやく受験勉強を開始することになった高3生は,勉強の仕方すら把握していないことが多いわけです。
そのため,あらゆるところで余計な時間を取られることとなり,立てた学習計画通りには決して進まないのが現状だったりします。
スタディサプリのユーザーは「基礎固めが後々に効いてくる分野または科目」を中心に学ぶようにしてください。
単語講座や英語のアウトプット能力に特化した講座を取ってみたり,未習範囲の予習を行ったりするのも良い方法ですが,高3の2学期以降,標準レベルの問題を使って演習する時間が増えるため,基礎知識が頭に入っていないと授業についていけなくなります。
思い返せば,私自身,夏に数学の基礎固めをするのをついつい後回しにしてしまい,秋になってベクトルや複素数の問題ばかりを解く授業が行われた際にはまったく話がわからず,授業時間を無為に過ごすだけとなってしまいました。
夏が「受験の天王山」と呼ばれる理由は,積み重ねが必要な科目に集中して取り組める最後の時期であるからであって,それが基本的な知識であるほど試験で役立つ機会は多くなり,その理解度が得点に直結してくるものです。
なお,「基礎」といってもどこまでのレベルを指すのかが分かりにくいため,夏の間に到達しておかなければならないレベルを肌で感じ取ることも重要で,その役割を担っているのが夏期講習なのです。
基本方針として,「ここだけは夏の間にやっておきたい」という最低限の内容を,夏期講習期間に最優先で終え,残った時間は演習に充てるのが正しい考え方です。
優先すべきは前者であり,とりわけ,理科や社会のような暗記科目においては,直前期に詰め込み学習を行なう前に,重要とされる範囲だけでも,夏の段階で一通りは目を通しておきたいものです。
これをしておくかどうかで結果は大きく変わってきます。
秋以降は応用問題を解くことが増えますが,このとき,複数の基礎知識を組み合わせて解くことが少なくありません。
その上で,演習量を増やす場合,2つの方法が考えられます。
まず1つ目は普段取っている通年講座の「1つ上のレベルの講座」の問題を解くことです。
スタンダードレベルで学んでいるならハイレベルのテキストの問題を網羅的に解いてみてください。
そしてもう1つが「共通テスト対策講座」を学び始めることとなります。
基礎知識を幅広く使って網羅的に問題を解けるのが共通テストです。
以下では,実際にあったスタサプの夏期講習を元に何をすべきか考えます↓

※かつてのスタサプ夏期講習のラインナップ
専用の季節講座はすでに終了していますが,当時のラインナップは「トップ講師陣がこの時期に絶対に極めておくべきだと厳選した重要テーマのリスト」そのものです。これらを目標に,通年講座や手持ちの問題集で自学自習を進めてください。
英語
夏にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 文法講座
- 長文講座
- 演習用講座
まずやるべきは文法の復習です。
関先生の講座のテキストの問題を解き直しましょう↓
-

スタディサプリの高3英語は文法編から!関正生先生の授業を受けよう
今回ですが,スタディサプリの高3生向けの英語講座の中から「文法編」を取り上げ,内容を詳しくレビューしてみたいと思います。 文法編を担当するのはスタサプ生の間で抜群の人気を誇る関正生先生ですが,「神講師」とも称される彼の実 ...
続きを見る
同時に長文の練習も必要です。
読解編や長文演習編の内容を復習してください↓
-

スタサプ高3英語の読解編は精読→論理展開→背景知識の順で学ぶ
今回は,スタサプ(スタディサプリ)の高3英語講座から「読解編」を取り上げ,どのようなカリキュラムが組まれているかについて,実際のテキストや画像を見ながらレビューしていきたいと思います。 簡単に言ってしまうと,単文を正しく ...
続きを見る
これらを終えたら,総合問題を解いてみましょう。
私立大志望の方は正誤問題,国公立志望の方は自由英作文にも挑戦してください。
数学
夏にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 演習講座
- 複素数平面・極限・微積分の基礎固め
数学では,複素数・級数・極形式・微積・体積・媒介変数といった,入試で狙われやすいテーマを学ぶようにしてください。
こうした基礎部分に弱点がある方は,夏の時期に完成させましょう。
入試に必要な数学範囲の基礎を学び終えた人は演習を行います。
先述したように,1つ上のレベルの講座を受講するか,共通テストの問題を使ってください↓
-

スタディサプリ高校数学の使い方!数IA・IIB・IIICの講座一覧とおすすめルート
今回は「スタディサプリの高校数学講座」についてまとめます。 数学が苦手な人ほど,学校の授業で初めて内容に触れる形だと理解が追いつきにくくなるため,映像授業で先に全体像をつかんでおくと学びやすくなります。 スタサプは,そう ...
続きを見る
国語
夏にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 演習用講座
国語は初見の問題を解くことを重視します。
現代文に限らず,古典もやりましょう。
特に,古典に関して,基本的な文法・単語力が身に付いていない方は真っ先にスタサプの通年講座を学ぶようにしてください。
理科
夏にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 化学基礎の完成(理論・無機・有機・高分子)
- 物理基礎の完成(力学・電磁気・波動・熱力学)
- 生物基礎の完成(遺伝)
- 生物テーマ別対策(計算とグラフ対策)
化学では,遅れがちな無機と有機の学習を中心に,化学反応式だったり異性体や脂肪族の内容だったりを完成させます。
物理は真っ先に「高3スタンダードレベル物理」の内容を完璧にしてください。
生物は遺伝の法則に取り組む他,計算やグラフ対策を秋以降に悠長にやることは難しいので,夏に時間をかけて取り組みます。
社会
夏にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 総復習
- 地理:問題を解くのにテクニックが必要な分野の学習
社会では,広範囲にわたって抜けた知識がないかどうかを素早く確認することが重要です。
通年講座の内容が頭に入っていることを前提に,正誤問題を中心に行います↓

こうした1問1答の問題は,生成AIにテキストを読み込ませて作成してもらうのが現代の賢い学習法です↓
-

【中高生の生成AI勉強法】ChatGPT等を「学習アシスタント」にして勉強効率を上げる方法
当記事は,効率的な勉強法「Learning OS Ver.4.0」の基本マニュアルの一つです。 ここでは,あなた自身が選んだAIツールを「学習アシスタント(第二の脳)」として日々の勉強に取り入れ,学習効率を極限まで高める ...
続きを見る
日本史では,最後までやり終えられないことが多い近現代史(昭和や平成)や,入試頻出の宗教史・美術史・教育史を特に念入りに行う他,年代暗記をすることで,歴史の流れや時代背景を学ぶことを意識してください。
世界史でも方針は基本的に同じで,欧米史・東部ユーラシア史・中東・アフリカ現代史・前近代の学習を優先してください。
地理では統計の処理など,テクニックを要する問題にも触れるようにしてください。
スタサプユーザーの秋期(10月・11月)の過ごし方と学習戦略
続いて秋期の過ごし方ですが,冬からの過去問演習が滞りなく進むように,基礎から応用レベルに実力を1段階アップさせることを目的とします。
まずは9月を「予備の月」として夏の遅れをリカバリーする
なお,「秋期」は10月・11月を指すと述べました。
すると,夏期(7月・8月)の後の9月を「予備的な月」と捉えることができます。
なので,例えば,夏に学び切れなかった範囲を9月にやるようにしてください。
短期間で身に付けた知識ほど,忘れるまでの速度が速くなるので,夏に新しく学んだ知識も秋に再度復習しておきましょう。
10月・11月は「基礎と入試問題のギャップ」を埋める演習を
とはいえ,秋期講習中にただ夏の復習をするだけではいけません。
冬期講習になってしまうと,いよいよ過去問を解くことが中心になるわけですが,教科書内容を学び終えてすぐの状態から,いきなり次に大学入試の過去問を解いたところで,良い結果が望めるはずもないわけです。
秋期講習にはその橋渡しをする役目があり,総合問題を解くまでではないものの,分野ごとに良質な演習問題を数多く解くことで応用力を強化し,基礎問題と入試問題のギャップを埋めることに努めてください。
その際に用いるのが共通テスト対策講座です↓
-

スタディサプリの共通テスト対策講座の使い方!科目別の予習・復習ルールを解説
入試方式の多様化に伴い,ますますその重要性が高まっている大学入学共通テストですが,一体どのように対策をしていけばよいのでしょうか。 大学入学共通テストでは,基礎知識の定着だけでなく,資料・会話文・複数文書に対応するための ...
続きを見る
夏に始めた方もいると思いますが,秋期講習中にすべて終えてしまいましょう。
網羅的に問題に取り組むことで,夏期に学んだ知識をどう生かしていくのか体感できる他,抜け落ちていた基礎知識に初めて出会うこともあるでしょう。
ところで,秋期において,夏に頑張ってあと一歩のところまで来ている受験生ほど以下のような考えに陥りがちです↓
夏にあれだけ頑張ったのに,模試でひどい成績を取ってしまった。自分には才能がないから第1志望は諦めよう…
難しい国公立受験は諦めて,科目数が少ない(または偏差値の低い)私立を専願しよう…
無論,偏差値の高い大学に受かることはハイリスクで難しいことなので,無難な選択が賢明な判断になることも多いです。
しかし,たとえ最終的に実力相応校に行くことになったとしても,最後までチャレンジしたという経験は,人生的な視点で見れば重要なものになりがちで,少なくとも,ギリギリまで志を高く頑張り続けることで,秋以降の学力上昇のきっかけになることは間違いありません。
大きな判断を下すのは冬まで先延ばしにして,秋期期間の勉強に励んでいただけたらと思います。
以下に,スタサプ講師陣が当時述べていたメッセージをまとめておくので,学習の方向性が間違っていないことを確認してください↓
古文の岡本梨奈先生
9月には単語・文法・読解方法を固めて,10月になったらそれらを使い,文章や選択肢を正確に読み取るための演習を行います!
数学の山内恵介先生
9月までに土台を固めたら,10月からは本番と同じ形式の演習問題を通して,問題の要求や展開を理解して自分で解き切れる力を付けよう!
英語の関正生先生
知識をインプットしただけの中途半端な状態で過去問を始めても,過去問集のさらっとした解説にはついていけなくなります。演習対策,実践力を強化できる秋期講習で過去問に入る前の猛勉強をしましょう。
以下ではスタサプで過去に行われていた秋期講習の講座を教科別にみていきます。
英語
秋にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 最難関私立大英語<読解編>:早慶の長文演習
- 難関国公立大英語:和訳と長文読解(東大・京大以外の旧帝大,千葉大,筑波大)
- 難関私立大英語:GMARCH・関関同立の長文読解と整序問題対策
- 国公立大英語:和訳と長文読解(難関以外の国公立大)
- 私立大英語:日東駒専・産近甲龍の整序問題と長文読解
長文攻略は入試に欠かせないものです。
どの大学を受けるにしても行うようにしてください↓
-

スタディサプリの英語は長文演習編で完成
スタディサプリの高3英語ですが,通常,メインとなるのは4つの講座です。 そのうちの3つについては文法編→英文解釈編→読解編と,学習する順序に沿ってすでにみてきましたが,今回紹介する「長文演習編」がそのラストを飾ります。 ...
続きを見る
その他,記述問題を課す国公立では和訳の練習を,そして私立大を志望する方は整序問題で文法力を確認してください。
具体的な対策講座や志望校対策講座を利用できます↓
-

スタディサプリで英作文!最短で1週間あれば習得可能
今回は,スタディサプリの高3生向け講座から「英作文」の授業を紹介したいと思います。 とはいえ,講義の数は6~7つと少な目で,添削のような別サービスは存在しないのですが,正確な知識が得られるだけでも英作文の点数は伸びるもの ...
続きを見る
-

スタサプで大学の過去問はダウンロードできる?無料の入手方法を解説
今回はスタディサプリを使っている受験生が,大学の過去問をどう入手すればよいかについてまとめます。 かつてはスタサプ内からダウンロードできた時期もありましたが,現在のスタディサプリ内では,共通テストや大学個別試験の過去問を ...
続きを見る
数学
秋にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 難関大理系数学:極限・面積・積分・体積・複素数を扱う
- 標準大理系数学:理系の受験生が秋にマスターすべき内容を含んだ総合演習
- 難関私立大数学IAIIB:小問集合,三角比と平面図形,場合の数と確率,微積,ベクトル,数列を学ぶ
- 私立大数学IAIIB:標準レベルの大学の過去問を用いて,上記内容を演習する
- 国公立大数学IAIIB:場合の数と確率,微積,ベクトル,数列を扱う
現在の数学の区分とは呼び方が一部異なりますが,場合の数と確率,そして微積,ベクトル,数列の単元を集中的に学ぶ必要がある他,必要に応じて,極限や面積,積分,体積,複素数を学ぶ必要があります。
とはいえ,これらも共通テスト対策講座と志望校対策講座を使えば触れることが可能です。
国語
秋にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 最難関国公立大現代文:東大・京大・一橋・阪大に対応。論理的読解の講座
- 難関国公立大現代文:上記以外の旧帝大・筑波・千葉・神戸大に対応
- 早大現代文:早稲田大学の受験者向け
- 難関私立大現代文:難関有名私大の過去問から良問をセレクト
- スタンダード現代文:国公立大や私大受験生どちらにも対応。記述から選択式まで
- 最難関・難関私立大古文:GMARCHから早慶まで。閑居友,宇治拾遺物語,浜松中納言物語,恋路ゆかしき大将
- 難関国公立大古文:露殿物語,梁塵秘抄口伝集,中将姫本地,折々草
- 漢文<実践演習>:最難関国公立の2次試験以外を受験する生徒対象
現代文は志望する大学の出題がみられる教材を使って学びます。
古文は,扱う作品名を見れば分かるように,これまでにあまり解いたことがない出典(源氏物語などは使わない)となっていて,ジャンルにとらわれずに合格点が取れる練習が必要です。
理科
秋にやる重要単元(旧講座一覧より)
- トップハイ化学<有機編>:有機化学を一通り終えた受験生が対象。構造決定を扱う
- トップハイ物理:ハイレベルなテーマや数学的な解析を行う
知識問題ではなく,頭を使って解く問題が題材になっているところが目立ちます。
暗記中心の生物では開講されているものがありませんでした。
夏期講習の内容で残っている範囲があれば取り組む程度で結構です。
社会
秋にやる重要単元(旧講座一覧より)
- 特になし
社会も暗記科目なので,秋期講習では普段以上のことを要求されません。
生物同様,夏期講習で残っているものがあればそちらを使って学ぶようにしてください。
スタサプユーザーの冬期(12月~2月)の過ごし方と学習戦略
スタサプユーザーの冬期の過ごし方ですが,できるはずの問題であっても本番で間違ってしまうことが多く発生する単元や,他の受験生と差をつけられる即効性のある分野に集中します。
当時の冬期講習で語られた内容は非常に実戦的で,新しめの入試情報に基づいて講義を行う関係で,本番での的中を狙ったり,時間配分や試験に臨む心構えを伝授したりと,本番での得点力をアップさせることが主な目的となっていました。
逆に,基本知識を悠長に解説している時間はないので,本番レベルの問題を解けるだけの基礎知識があることが受講条件となっている点に注意してください。
予習で問題を解く際に満点を取れる必要はありませんが,解説されて「あー,あれか!」と思い出せるくらいの知識は必要です。
ところで,私は冬期講習が最も価値があるものだと信じているのですが,時間をかければ過去問で満点が取れるようになった生徒は,冬期講習を機に,制限時間内に8割の正解率を目指す戦術に切り替えることとなり,その決断が合格を引き寄せることになるわけです。
逆に,夏~秋に順調に成績を伸ばせていても,最後の最後で失速してしまえば,それまでの努力は水の泡となって消えてしまうので,冬の時期に現役生の追い上げに遭う浪人生は特に気を付けておきましょう(現役生は冬期に最も伸びるので,期待して頑張りましょう)。
なお,冬期講習の役割には,受講者がこれまで学んだ内容を総復習する必要性に気が付かせることも含まれており,直前期に復習をないがしろにしたがために,本番で「前にやったはずなのにどうしても思い出せない!」という混乱状態に陥ってしまうことを防ぐことができます。
模試の文法問題が9割くらい解けるようになった生徒であっても,直前期に,これまで使用した問題集を1000問くらい一気に見直す作業は欠かせません。
また,もう一つ大切な役割が冬期講習にはあって,ここまで必死に頑張って来た受験生に起こりがちな,直前期特有の精神面での崩れを支えて自信を回復させるという,目に見えづらい部分に効くという側面もあります。
私もこの時期は生徒の相談に乗ることが増えるのですが,夏にA判定やB判定を出していた生徒が,本番が近づくにつれて合格点が取れない状態に陥ってしまったような場合,精神面で憔悴しきっていないかを真っ先に疑うことにしています。
周りからの無頓着な一言(大体は生徒の置かれている状況をあまり理解していない親によるもの)がきっかけとなり,精神的に突如崩れてしまう危険と隣り合わせにあるのがこの時期の受験生の特徴です。
その場合,受験生の状況をよく分かっている人が隣に座って話を聞いてやることが必要で,他の受験生が同じような悩みを抱えていることを本人が知ることで復調に繋がった生徒もいました。
「塾に行っておけば(または通わせておけば)安心」と感じるのも,実は精神的な安堵から来ているものです。
さて,過去には冬期向けに,共通テスト直前対策講座・演習講座・直前ファイナルチェック講座の3つが存在しましたが,現在は後者2つがアーカイブ動画として2027年3月31日まで利用可能な状態です。
以下では当時の構成を参考にしつつ,今のスタサプ学習で何を代わりに用いればよいのか考えます。
共通テスト直前対策講座
共通テスト直前対策講座そのものはすでに掲載終了していますが,当時の設計思想は,現在の共通テスト対策講座や直前期の仕上げ方を考える上で参考になります。
こちらに含まれていたのは主要3教科(英数国)のみで,理社は「直前」が付かない方の対策講座をもって完成となります↓
共テ直前にやる重要単元(旧講座一覧より)
英語(リーディング・リスニング),数学,現代文,古典
時間数は各教科17時間程度でした。
「時間内に解き終わるためにはどういうところに気を付ければよいのか」,スピード重視の解法を学んでいくことになりました(授業自体もさくさく進んだものです)。
余談ですが,このときの題材となっていたのは直近2年分の「追試験」の過去問です。
追試験というのは,普通のテストを病気などで受けられなかった人を対象に行うもので,本試験よりも遅い時期に行われる分,難易度が高くなっています。
そんな問題をあえて直前期に扱う理由は,適度に負荷を高くした問題で練習しておくことで,本番の共通テストを解いた際,少し簡単に見えるという効果が期待できるからです。
このテクニックは現代においても有効とされます。
演習講座

スタディサプリの冬期演習講座では,国公立大の二次試験と私立大の対策を行います。
教科は英数国がメインですが,理科についてもいくつか講座があり,社会は存在していません(社会は,次章で紹介する直前期のファイナルチェックを利用してください)。
利用時期ですが,多くの方は共通テストが終わってから受講することになるでしょう。
冬期演習講座の目的は,実際に大学入試の過去問を使って本番さながらの演習を行い「解く感覚」を掴む他,受験生が対策を怠りがちな範囲を短期間で集中的に伸ばすことです。
扱う分野は幅広く,基礎知識の抜けを確認するような,復習を兼ねた講座も含んだ全25講座です。
以下で教科別にまとめます。
英語
講座一覧
最難関私立大英語,難関国公立大英語,関東難関私立大英語,関西難関私立大英語,国公立大英語,私立大英語
全講座の約半分にあたる12講座が英語関係です。
上には6つしか書かれていませんが,それぞれ読解編と文法編が4講義ずつあり,前者を肘井学先生が,後者を関正生先生が担当します。
主要科目は理社よりも配点が高いということで講義数は多くなっており,特に英語と数学は,最後の最後まで手を緩めることができません。
数学
講座一覧
難関大理系数学,標準大理系数学
数学は2講座があり,各6講義で担当は堺義明先生です。
こちらも量的には英語と同じ12講義があります。
国語
講座一覧
難関国公立大現代文,難関私立大現代文,スタンダードレベル現代文,最難関私立&難関私立大古文,難関国公立大古文,漢文
国語は6講座が確認できました。
各4講義で,現代文では国公立のものを柳生好之先生,私立大を小柴大輔先生が担当しており,古典は岡本梨奈先生が担当します。
冬期講習では国語の試験対策が人気ですが,これは,普段から英語や数学,または暗記科目の理社は勉強していても,国語だけは対策せずにこの時期まで来てしまうことが多いからです。
理科
講座一覧
トップ&ハイレベル化学,スタンダードレベル化学,トップ&ハイレベル物理,スタンダードレベル物理,ハイ&スタンダードレベル生物
理科は全部で5講座です。
各4講義で,化学は坂田薫先生,物理は中野喜允先生,生物は牧島央武先生が担当します。
どの教科もおなじみの顔ぶれです。
直前ファイナルチェック講座

スタディサプリの直前期の講座は全部で5つです。
ラインナップは文系教科のみとなり,すべての講座名に「ファイナルチェック」の文字が入っています。
暗記物は,より試験前に覚え直す方が忘れにくいので,このような形で区別されているのでしょう。
とはいえ,生物も暗記要素が強いわけで,無理にでも社会を後回しにする必要はありません。
講義は問題を解いて60分の講義を視聴する形式で,これまでに紹介したものと同様です。
国語
講座一覧
現代文ファイナルチェック<読解法>,古文ファイナルチェック<重要語句・文法・敬語>
両者とも4講義ずつで,現代文を柳生先生,古文を岡本先生が担当します。
試験本番になると頭の中が真っ白になって,正しい読み方やこれまでにやってきたことと違うことをしようとする生徒が出てくるものです。
この時期にこそ,正しい勉強法(原点)に立ち戻りましょう。
古文の文法問題も「なり,ぬ,ね,る,れ,らむ」などの識別が一覧でまとめられていたので,共通テストに限らず,私大対策としても活用できます↓

社会
講座一覧
世界史ファイナルチェック,日本史ファイナルチェック,政治経済ファイナルチェック
各4講義で,担当は日本史と政経が伊藤賀一先生,世界史は村山秀太郎先生です。
講義数に限りがあるため,すべて頻出テーマに絞っていますが,これらを完璧にしてから別テーマの復習をしてください(決して,ファイナルチェックの内容だけで万全とはいきません)。
まとめ
以上,スタディサプリユーザーが講習期間をどのように過ごすべきかのヒントを挙げるとともに,講習を受講するメリットについて,かつてあったスタディサプリ特別講習(LIVE)を予備校の講習と比較することで明確にしてきました。
講習期間は基礎の復習を中心に,スタディサプリの通常講座や共通テスト対策講座を用いるのは今でも有効な方法です。
質とコスパが良いため,スタサプでできるものは代替させることで,金銭面にかかわらず肉体的かつ精神的な負担を減らせます。
当記事で述べた講習の目的は,
- 夏期講習は基礎固め
- 秋期講習は応用力の養成
- 冬は本番での得点力の養成
とまとめられます(春期は通年講座の先取りと弱点補強)。
目的を理解して,その時期にすべきことに集中しましょう。
講習の開講時期に初めてスタディサプリを知った方は,以下のページも参照してお得に始めてください↓
-

【2026年4月】スタディサプリのキャンペーンコード一覧!全コースの入手手順
当サイトは2017年から8年以上にわたって,「スタディサプリのキャンペーンコード」に関する情報を更新し続けてきました。 キャンペーンコードの配布状況はもちろん,コードを入力せずに利用できるキャンペーンの特典内容や過去の実 ...
続きを見る
最後までお読みいただきありがとうございました。








