今回ですが,スタディサプリENGLISHにある「オートリスニング」についてレビューしてみることにしましょう!
この学習コンテンツを使って一体何ができるのかを以下で詳しく解説していきますが,簡単に言うと,普段使っているスマホをまるで音楽プレイヤーのように変えて,延々とリスニングをすることができます。
学んだ内容はもちろん,未習の内容であっても自由に行き来できるので,移動時間に耳を使っていないときには簡単にトレーニング可能です。
早速使ってみようと思った方に注意してほしいところとして,スタディサプリENGLISHはPCでも利用できますが,オートリスニングはスマホからしか利用できません。
普段PCでしか学習していない人で,オートリスニングの存在を知らないまま過ごしてしまう方も少なくないということです。
オートリスニングとは
まずはオートリスニングの概要についてみていきましょう!
スタディサプリENGLISHにおいては,
の3つに本コンテンツは存在しています。
上述したコースでは,デイリーレッスンまたはメインレッスンと名の付く学習コンテンツを使うのが基本になりますが,そこに出てくるストーリーを好きなだけリスニングできるのが,このオートリスニングとなります。
ここでは,新日常英会話コースのものを中心にみていきますが,使用方法はどのコースのものを選んでも大差ありません。
ストーリー内容がそのままリスニング教材になっているわけです↓
このトレーニングを利用することにより,音楽プレーヤーを使うような感じで,歩きながらであってもリスニングをすることが可能になるわけで,そういった点ではタブレットよりもスマートフォン向きの機能だと言えるでしょう。
ちなみに,スマホ用のリスニングアプリの中には,聴きながら別のページ(例えばYahoo!ニュースやLINEなど)を閲覧した途端,音声が止まってしまうようなものもありますが,オートリスニングは大丈夫です。
「バックグラウンド再生に対応している」と説明するのがわかりやすいでしょうか。
iPhoneの画面表示をOFFにした状態(電源ボタンを押して暗くした状態)でも音声は流れるので,ポケットに入れて歩きながら,数十分単位での「聞き流し」も簡単にできてしまいます。
次章では,これまでに説明した内容をより詳しく確認していきたいと思います。
オートリスニングの使い方
スタディサプリENGLISHのアプリを開くと上のような画面が開くと思いますので,赤矢印の先にある「オートリスニング」を選択しましょう!
聴きたいレッスンを指定する
クリックすると,レベル別表示を経て,以下のような画面が開きます↓
自分が聴きたいレッスンを選択したら,右下にある再生ボタンを押すことでリスニング開始です。
先述したように,オートリスニングで流しっぱなしにできる範囲は未習範囲でもOKなので,律儀にレッスン1から始める必要もありません。
初期設定の状態では,この後,延々と同じレベル内にある全レッスンを再生し続けることになります。
一部範囲だけを再生する
次に,ある一部の範囲だけを再生する方法について説明したいと思いますが,レッスン一覧のページから開始したいレッスンを選択しましょう!
ここではレッスン003から聴いてみることにしますが,該当番号をまずクリックし,続けて今度は終了したいレッスン番号を選んでください↓
上では006までを聴いてみることにしましたが,画像下のところに「003~006を再生します」というガイドめいたものが確認できます。
この状態で再生ボタンを押してみると,選んだ範囲のレッスンだけが再生されることになるわけです。
設定を変更する
続いて,再生画面における操作について解説しますが,英文が読まれるスピードやリピートの仕方を変更することができます。
速度調整は画面右下の「速度」の右横をクリックすることで変更ができ,「0.6倍・0.8倍・1.0倍・1.2倍・1.4倍・1.6倍」の6段階から選択可能です↓
加えて,上の画像の左下に見えているのが「リピート設定」のアイコンで,こちらは3つから1つを選択可能です。
選択した範囲全部を大きくまとめてリピート再生するか,現在再生している1つのレッスンのみを何度も繰り返すか,またはリピートなしのいずれかから選ぶことができます。
例えば,最初は選択した範囲を聴いていて,ちょっと難しく感じたものがあればそれだけをリピートし続けてみるといった使い方もできるでしょう。
なお,選択した範囲が1つしかない場合,上の1つ目と2つ目とでリピートのされ方の違いがなくなることに注意してください。
オートリスニング使用時の注意点
最後に,オートリスニングで注意したい事柄について紹介します。
×のマークを押して終了しない
オートリスニングを終了する際には,画面下にある「トレーニングを終了する」というボタンを押すことを忘れないようにしましょう。
というのも,右上に出ている「×」のマークを押してやめてしまうと,学習時間の記録が行われないからです↓
リスニングも重要な学習の1つなので,雑に扱わないことをおすすめします。
ダウンロードは予め済ませておく
聴く予定がある音源は,あらかじめ全部ダウンロードしておきましょう。
それにより,外出先においても電波状況やデータ量を気にすることなく,安定して再生することができます↓
新しいレッスンを再生する際には毎回ダウンロードが行われることになるので,Wi-fi環境が整った場所(例えば家)で計画的に済ませておくのがおすすめです。
一番量が多い(旧)日常英会話コースの音源(240レッスン)をダウンロードするような場合でも,数分あれば終わります。
このとき,どうしてもダウンロードできないレッスン(止まってしまうレッスン)が出てきてしまう場合には,単独でそのレッスンを再生しましょう。
不具合があったレッスンのダウンロードを完了させてから,残った部分を再度まとめてダウンロードすれば良いわけです。
飛ばし飛ばしでは聴けない
特に注意したい点として,オートリスニングでは聴ける範囲を飛ばし飛ばしにできないことが挙げられます。
先ほど示したようなレッスン003~006といった連続した範囲では問題ありませんが,レッスン001→004→010といった具合に飛ばし飛ばしで聴くことは不可能です。
その他,レベルが変わるレッスン間を行き来することもできません。
なお,再生中の画面において一つ前のレッスンに戻ることはできますが,レッスン内で少しだけ戻す(例えば5秒前の発言に戻る)ような細かい調節もできないことに注意してください。
細かな学習をしたい場合,通常のレッスン内にある「会話文チェック」というトレーニングを使いましょう↓
ここでは,話者ごとに話を1つ1つ聞いたり,解説を読んだりすることができます。
メインレッスンの内容については以下の記事をどうぞ↓
聞き流しでは理解できるものを
最後に勉強法に関するアドバイスですが,オートリスニングではまだ受講していない範囲もリスニング可能です。
いわゆる「聞き流し」の話になりますが,自分が現在受講しているレベル以上の講座では,未習範囲に手を出すことをおすすめしません。
集中できる環境であればまだ構わないのですが,イラストもストーリーも見られない状態で,全くわからない内容の英語をただ聴くようではリスニング力は向上しないものです。
これは,洋画を字幕なしで観たり英語のニュース番組を聞いたりしたところで大した効果が出ないことと似ています。
逆に,自分の実力的に余裕をもって聞き取れる範囲(例えば,現在受講しているレベルより下のもの)を聞き流すというのであれば,それなりの効果が期待できるでしょう。
とはいえ,最も良いとされるのは「既習内容の聞き流し」で,一度完璧になるまで理解した音源であれば,耳が勝手に反応して内容が頭に入ってくることになります。
慣れてきたら,速度調節機能も使ってみましょう。
まとめ
以上,スタディサプリENGLISHで利用できるオートリスニングの操作方法と使用上の注意点を中心にまとめてきました。
今回の記事の要点を箇条書きにしてみると,
- PCではオートリスニングは使用できない
- スマホ画面を閉じても再生が可能
- 範囲を選択して再生するだけ
- 発話速度やリピート方式が設定可能
- 正しく終了しないと学習時間が記録されない
- 音声ダウンロードはWi-fi下で前もって行う
- 聞き流しは既習範囲か易しめのもので
- レッスンを飛ばし飛ばしで選択するのは不可
となります。
聞き流しについてはおすすめの使い方を述べさせていただきましたが,楽しく学ぶのがスタディサプリENGLISHの醍醐味ですので,あまり難しく考えなくて構いません。
リスニング力の向上には,それ以上に,毎日少しずつでも聴くことがとにかく重要です。
私は電車の中では大体オートリスニングを使っていますが,1レッスンあたりにかかる時間は普通の速度で再生しても1分くらいですので,結構な数のレッスンを一気に聴くことができて満足しています。
私は,新日常英会話コースを使って学ぶ際,1日30分間は勉強時間を捻出することをノルマとしていて,メインレッスンが予想よりも早く終わった際には,オートリスニングで不足分を補うのがマイルールです。
みなさんも,自分なりの付き合い方を探してみてください!
その他の学習コンテンツに興味のある方は,以下の記事をどうぞ↓
最後までお付き合いくださり,ありがとうございました。