勉強法

2020年小学生の勉強法

2020年の教育改革に向けて,学校での学習内容は大きく変わろうとしています。

その変化に対する反対意見や,その他不満については,色々な立場の人が色々な考えを述べているのは周知の事実です。

とはいえ,それに変わる代替案を実行することの難しさから,ほとんど高確率で,そういった声が反映されることはありません。

それほどまでに社会は複雑になってしまっているからです(主に経済界)。

 

今回の記事を含めてしばらくは,より小さく身近な社会である『家庭』に目を向け,親は自分の子どもに対し,具体的に何をしてやれるのかについて考えてみたいと思います。

小学生・中学生・高校生の段階ごとに,目標とされるべき到達地点は異なりますので,第1回目となる本記事では『小学生の子どもの勉強法』について,どのような能力を磨けば,今後の人生を有利に進めていけるのか考えて見たいと思います。

参考:2020年中学生の勉強法

 

読書で得られる教養こそが万物の基礎

Hans / Pixabay

結論から申し上げますと,小学生が採用すべき勉強法は『とにかく読書をすること』で,それによって高い教養レベルを培うことが大切です。

この教養レベルとは,クイズに正解できる雑学のようなオタク的知識を指しているわけではなく,本人の考え方の土台にあたる『判断基準・正義・愛・優しさなどを形成する物差し』にあたる類いのものです。

できるだけ多くの本(新聞なども含む)を読むことで,その人の教養レベル(人間の魅力に関わるもの)が決まってくるわけですが,その教養は,

  • 物事の本質を捉える
  • 正しい道を選択できる
  • 深みのある人間になる

ことを可能にします。

どれも大人になっても,喉から手が出るほどに欲する能力ではありませんか。

 

それ以外にも,教養というのは創造的な考えを生む際の土壌にもなると考えられており,豊かな感受性を育むことに繋がるとも言われますし,とにかくよい評価しか浮かんできません。

人の魅力に関わる最大の要因が,読書から得られると言って構わないわけです。

もちろんスポーツを始めとする他人との社会活動から協調性のようなものが得られますし,その価値は人間活動において大きなものであることに疑いはありませんが,あらゆる物事を考える基本となる思考は『言語』であり,それこそ本人の情緒から生まれ出るものなので,やはり真の意味では

読書体験で得られたものこそすべての根源である

といっていいと思います。

 

昔から言われてきた「読み書き算盤」の3つの能力は,人生においての基礎体力だということは社会に出ても強く認識させられます。

塾に来ている多くの子どもを見ていると,心からそう思います。

なお,世界大百科事典を参考にすると,『読み書き算盤』とは,

文字や文章を読むこと,内容を理解して文章を書くこと,計算することの3つを可能にする能力を備えていること。初等教育における基本的な教育内容とされ,基礎的な能力や学力を指す。英語では reading, writing, arithmetic の3語なので3R's という。

のように書かれています。

初等教育というと,幼稚園から小学校までで教わる内容を指すのでしょうが,最近では『「読む」力』という,「教科書に書かれている内容を正しく理解できる力」のような力も注目されるようになってきており,その能力は大人になっても必要かつ伸ばせる力だという点で異なります↓↓

頭が良い中高生は「読む」力が高い件について

 

そこで,本記事においては,『読み』は「読書をすること」と同義だとさせていただきます。

 

 

最近の読書量事情

pixel2013 / Pixabay

上記の教養レベルを身に付ける時期は,まさに小学生の時期だということで,それは,小学生の時期を過ぎてしまうと手遅れ(または困難)になってしまうことを意味します。

情報化が進んだ現代においては,とにかく社会のあらゆる流れが速いです。

やるべきことが余るくらいに十分用意されているため,適した時期に取り組まなければ,後でそれをやる時間の余裕は残されていません

さらに悪いことに,あるものの大切さについて子供たちの満足な理解が得られるほど説明される時間すらないため,本当に大切なことが軽くあしらわれてしまってその価値に気づけないことだってよくあるわけです。

そんな玉石混淆の時代において,読書は最も大事な宝石にあたるもの。

 

ちょっとここで,過去31年分の学生の読書量の推移を示したグラフを見てみましょう↓↓

これは,全国学校図書館協議会の「第63回学校読書調査」の結果ですが,これによると,小学生の月あたりの読書量は11.1冊となっており,中学生の4.5冊や高校生の1.5冊に比べて特に多くなっています。

一方で,まったく本を読まない生徒の数は以下のグラフのように推移しています↓↓

小学生は5.6%,中学生では15.0%,そして高校生では50.4%の生徒がまったく本を読まないとの結果になりました。

高校生は大学受験があるため,本より参考書を読むことの方が多いのはわかりますが,時間に余裕が生まれると思われがちな大学生はどうでしょう。

別の調査によると,半分以上の大学生がまったく本を読まないことがわかり,やはり,高速で忙しい世の中においては,大人になるにつれてどんどん読書の時間が取りづらくなると結論付けられそうです(大学生協の「第53回学生生活実態調査」結果)↓↓

大学生の読書量の平均は1日当たり23.6分となっており,まったく読書をしない大学生の割合がついに過半数を超えたというのが,最近ニュースになりました。

余談ですが,スマホで遊んでいて時間が削られるから,その分読書ができないのだという結論にはなりません

スマホがあろうがなかろうが,本人に本自体への興味があれば,自ずと読書しようと思うわけです。

スマホをうまく使いこなせる人は,とても多くの恩恵をそれから得られるわけですから,なんでもかんでもスマホが悪いといった風潮に流されないようにしていただきたいなと思います。

 

 

どう小学生を指導すべきか

Merio / Pixabay

今後2020年の教育改革に向けて,小学校でも英語が教科化されプログラミングは必須になります。

参考:プログラミング義務教育化への備え!子供向け必読本!

 

私立の中学校受験で英語の試験が実施される日も,冗談ではなくなってきたのかもしれません。

「本を読む暇があれば英語の勉強をしなさい」などと,もし小学生が言われ続けるようであれば,そのときは今後の日本について憂慮に堪えない日々が到来したと考えるべきでしょう。

英語教育では,話すを主体とする対話的授業の割合が増えていきます。

ですが,ペラペラと中身のない話をし続けるよりも,話す内容の方が圧倒的に大事だということは,われわれ保護者が忘れてはいけないことの1つ。

そしてそれをもし,学校が言わないのであれば,家庭でその分,読書の大切さを口を酸っぱくして言えばいいだけのことです。

人として中身が立派に備わっている人であれば,少しのトレーニングを受けさえすれば,グローバル社会で活躍できる人材に簡単に変わっていくのではないでしょうか。

中身がないのに,ただ見た目だけ気にするようなモテない人になってしまわないことを祈ります。

 

また,どんな内容の本を読ませるかですが,特にルールは決めない方がいいように思います。

自分の子である以上,親である自分がそれと共に育った本を与えることは一案ですが,過度に何かを学び取らせようとするような思惑はうまくいかないような気がします。

それに子どもの頃の感受性というのは,年を取って感激を得られにくくなった我々とは異質のもので,計り知れないものです。

とはいえ,日本人としての教養という目線で考えれば,名作と呼べる書物を与えるのは有効であると思います。

また,スタディサプリなどを使って国語の問題を解き,解説を受けるのも良い刺激になるかと思います。

実際に文字で書いてみることで,自分の考えが明確になりますし,文章を純粋に知的好奇心を満たす場所として使うのも面白いものです。

語彙や漢字などについても学べますので,国語力を総合的に伸ばすことができます。

参考:気楽に中学受験?!スタディサプリ小学講座の利用法

 

 

まとめ

Comfreak / Pixabay

以上,2020年の教育改革に向けた小学生の勉強法を考えてみました。

最後に本記事の結論をまとめます↓↓

  • 小学生はとにかく読書をすべき
  • 小学生の1か月の読書数は11冊以上
  • 親は名作を買い与えるのも手
  • 読書で得られる教養は,あらゆるものの土台となる
  • 小学生という時期を逃すと,読書時間は確保しづらい

 

受験に限らず,社会生活の中においてでも,本当に活躍できる人というのは,人間として魅力的な人が多いです。

そして,その人たちをその人たらしめているのは,読書によって培った教養があるからこそなわけで,そう考えると,例え大人になった今でも時間を見つけては読書をしてみることは大切なことだと感じます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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