今回は,スタディサプリENGLISHのビジネス英語コースに用意されている「ビジネス英単語・熟語」をレビューします。
ビジネス英単語・熟語は,仕事で使いやすい語彙だけでなく,日常英会話でも役立つ表現まで幅広く学べる語彙トレーニングです。
英単語はBasicとAdvanceに分かれており,合計2,242語を収録。
さらに,ビジネス英熟語では300個の表現を,音読・ディクテーション・瞬間発話プラクティスなどを通じて学ぶことができます。
この記事では,ビジネス英単語・熟語の収録数や難易度,具体的な使い方,復習トレーニングの活用法まで整理します。
ビジネス英単語・熟語とは

まずはビジネス英単語の概要からみていきます。
歴史的には,コース開講後にアップデートという形で追加されたコンテンツです。
当初は単語のみの展開でしたが,現在ではビジネスに役立つ「英熟語」についてもあわせて学べるようになりました(熟語については後述します)。
スタディサプリENGLISHのビジネス英語コースを有料契約している場合にのみ利用できる限定コンテンツです。
ビジネス英語コースの特徴については以下の記事をお読みください↓
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ビジネス英単語の収録数と難易度
詳しい使い方は次章で解説するとして,ここでは収録内容について確認しておきましょう。
収録単語は難易度別に「Basic」と「Advance」の2つに大きく分けられており,わずかな重複はあるものの,以下の計2,242語を習得することができます↓
- Basicの1,450語
- Advanceの792語
この語彙数をどう捉えるかですが,一般的な英検準1級の単語帳が1,800語程度,3級のものが1,300語程度であることを考えると,かなりのボリュームだと言えます。
TOEIC対策コースのTEPPAN英単語が1,500語,新日常英会話コースの日常英単語が1,450語の収録数であることと比較しても,ひときわ充実した内容です。
具体的な学習方法については,TOEIC対策コースのような専用の解説動画こそありませんが,TEPPAN英単語・熟語の使い方でご紹介した方法を踏襲し,毎日100語のペースで進めていくのがおすすめです。
毎日100語の推奨ペースで進めると約23日で1周できる計算になりますが,単語学習は1周で終わらせず,反復して定着させることが不可欠です。
3ヶ月ほどかけて3〜4周できると,かなり定着しやすくなります。
とはいえ,ビジネス英語コースの最高レベル(Lv.4)の目安がTOEIC860点以上となっているため,多くの方にとってAdvanceレベルの単語はかなり手強いと感じるはずです。
そのため,まずはBasicレベルを先に完成させ,残りの時間をAdvanceレベルの反復学習に費やすという戦略も大いにありだと思います。
「繰り返しやりましょう」と口で言うのは簡単ですが,私が塾で生徒を指導していても,同じ単語帳を5周もやり遂げるケースは多くありません。
たいていは途中でやめてしまいます。
しかし,どんなに苦手な単語帳でも最低3周,できれば5周ほど繰り返すと,1周目とは見違えるほど定着します。
さらに,簡単な単語であっても反復することで「意味が頭に浮かぶまでのスピード」が格段に上がるという大きな恩恵が得られますが,これは意外と知られていません。
ビジネス英単語の使い方
10語単位でスキマ時間に学べる

ここからは具体的な使い方について解説します。
BasicもAdvanceも出題形式は共通で,表示される単語の綴りと音声を頼りに,複数ある選択肢の中から正しい意味を1つ選びます。
制限時間は5秒ですが,英会話での瞬発力を養うためにも,できれば3秒以内の解答を目指しましょう。
前章で「1日100語を目安に」とお伝えしましたが,「そんなにたくさん覚えられない」と感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし,スタディサプリENGLISHのシステムにおいては,かなりのハイスピードで学習を進められるので安心してください。
そもそも,1日で100語学ぶといっても,1回の学習で100語すべてを一気に終わらせる必要はありません。
最初のうちは,スキマ時間を見つけるたびに10語単位で数回に分けて取り組むのが無理なく続けるコツです。
実際に,1つのレッスンは10語ずつのトレーニングに細かく分割されています↓

操作に慣れてくると10語を解くのに1分もかからなくなるため,あっという間に100語のノルマをクリアすることができます(ただし,復習画面で例文や発音の確認をしっかり行うことが前提です)。
Basicの難易度
ここでは,試しにBasicのレッスン1を見てみましょう。
記念すべき最初のトレーニングに登場する10語は以下の通りです↓
Basicの1~10語
might,include,state,provide,government,issue,against,though,result,offer
アルク社の「標準語彙水準SVL12000」に照らし合わせると,レベル2(初級)相当の単語が中心となっています。
とはいえ,Basicだからといって簡単な単語ばかりではありません。
例えば最後のトレーニング(1,441~1,450語)になると,「reckon(計算する)」「density(密集度)」「module(機械を構成する単位)」といった,SVLレベル6~8(中・上級)に該当する難単語も登場します↓

不正解を誘うような紛らわしい選択肢も用意されているため,Basicレベルといえども油断は禁物です。
例えば,上の「module」などは,日本語のカタカナ読み(モジュール)と実際の英語のアクセント位置が異なっています。
Advanceの難易度
続いて,Advanceレベルの単語も見てみましょう。
Basicと比べて難易度が一段上がりますが,最初の10語はこのような顔ぶれです↓
Advanceの1~10語
portfolio,inventory,transaction,lease,distribution,premium,client,impact,authority,obtain
先ほどのSVL水準でいうと,レベル6~9の単語が中心になります。
最初から最後までずっと中~上級レベルの単語を相手にすることになりますが,Basicをしっかり終えた後であれば,劇的に難しくなったと感じることは少ないはずです。
ここまで学んできた語彙が土台になるため,Advanceにも入りやすくなります。
復習トレーニングと設定変更を活用する
なお,10語を解き終えるとまとめページが表示され,例文を音声付きで確認できます。
ここで間違えた単語や不安な単語にチェックを入れておくことで,後から「復習トレーニング」でまとめて解き直すことが可能です↓

何周か学習を進めてマンネリ化を感じてきたら,この復習トレーニングだけをひたすら回す日を作ってみるのも効果的な学習法です。
また,出題時の設定を変更することで,トレーニングの負荷をさらに高めることができます↓

例えば,「選択肢を非表示にする」設定や,「単語の綴りを見ずに音声だけを頼りに意味を答える(リスニングモード)」に設定することで,より実践的なリスニング力と瞬発力を鍛えられます。
設定をいじるのが面倒な場合は,画面上部の英単語を見ずに「音声だけを聴いて選択肢を選ぶ」ようにしたり,逆に「選択肢を隠して答えを頭に浮かべてから画面を見る」といった工夫をするだけでも十分に効果があります。
ビジネス英単語を通しで学んでみた結果

私は以前,週末の1日を丸々使って,ビジネス英単語を最初から最後まで一気に通してやってみたことがあります。
時間にして2時間強かかりましたが,全2242語を1日で触れ終えたときの達成感は格別でした。
長時間学習して脳が疲労する中で瞬時に解答をひねり出す訓練は,普段以上に集中力を鍛えられたように思います。
私がわざわざこのような通し学習をした最大の理由は,自分の苦手な単語をあぶり出したかったからです。
「invest」と「investigate」,「principal」と「principle」のように形が似ている単語は普段からよく間違えますし,「stuffの意味を(物・説明・従業員・客)から数秒以内に選べ」と迫られると,途端に戸惑ってしまいます。
こうした集中トレーニングで間違えた問題や,パッと意味が出なかった単語には,まとめページで必ずチェックを付けておきます。
そうすることで,翌週以降は「復習トレーニング」だけで弱点補強に専念できるようになるからです↓

私が通しでやった際にチェックが付いた単語は約150個でした。
これらだけなら,一通り解き直しても10分程度で終わります。
ビジネス英熟語でできるトレーニング

ビジネス英語コースには「ビジネス英熟語」というコンテンツも用意されています。
こちらは単語帳とは異なり,5題ずつの問題セットを解いて進めていくスタイルです。
扱う熟語数は300個ですが,文脈から推測しづらい表現も多いため,1問目から苦戦するかもしれません↓

全80レッスン構成となっていますが,1回のレッスンで行うトレーニング内容を順に見ていきましょう。
理解度チェック
英文の空欄に入る適切な英熟語を選択肢から選ぶテストです。
上の画像がまさにこの画面ですが,この段階で完璧に正解できなくても,以降のトレーニングで理解を深めていける仕組みになっているので心配はいりません。
英熟語チェック
英熟語を見て日本語の意味を答えるトレーニングです。
ビジネス英単語と同じ「一問一答形式」なのでお馴染みだと思いますが,問題数は5問となります。
音読
表示された英文を自ら音読するトレーニングです。
自分の発音を録音し,お手本の音声と聞き比べることができます↓

自動で発音を採点してくれる機能はないため,うまく発音できたかどうかの評価は自己申告(バツマークを選ぶ)となります。
設定から,お手本音声の読み上げ速度を0.6倍速から1.6倍速まで6段階で調整可能です。
ディクテーション
聴き取った英文を丸々タイピングして入力するハードなトレーニングです(一部の省略形などは自動入力されます)。
問題数が少ないとはいえ,1文字でも打ち間違えると「Excellent」評価がもらえないシビアな判定なので,集中して取り組みましょう(音声は何度でも聴き直せます)。
英熟語復習
レッスンがある程度進むと登場する「まとめレッスン」に含まれるトレーニングです。
15個の英熟語を学んだタイミングで,過去に解いた「英熟語チェック」を再度解き直して総復習を行います。
5題×3レッスンの合計15題を一気に振り返ります。
瞬間発話プラクティス
ビジネス英熟語では,学んだ熟語を使って,与えられた日本語に合う英文を自力で発話する「瞬間発話プラクティス」も用意されています。
以前のビジネス英語コース本編にも同系統の発話トレーニングがありましたが,本編側では現在,より実践的なAI英会話に置き換わっています↓
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そのため,ここではビジネス英熟語内で行う発話練習として扱います。
実際のビジネスシーンを想像しながら口に出すため,練習内容はかなり実践的です。
まとめ

以上,スタディサプリENGLISHのビジネス英語コースにある「ビジネス英単語・熟語」について紹介しました。
ビジネス英単語では,BasicとAdvanceを合わせて2,242語を学べます。
1回のトレーニングは10語単位なので,通勤時間や就寝前などのスキマ時間にも取り組みやすいです。
また,ビジネス英熟語では300個の表現を,理解度チェック・音読・ディクテーション・瞬間発話プラクティスなどを通じて学べます。
特に活用したいのが復習トレーニングです。間違えた単語や不安な単語にチェックを入れておけば,後から弱点だけをまとめて解き直せます。
単語や熟語は,目で見るだけでなく,声に出したり音声を聞いたりしながら覚えることで,実際の会話でも思い出しやすくなります。
ビジネス英語コースのメインレッスンと並行して使えば,学んだ語句が会話の中でどのように使われるのかも確認しやすくなるでしょう。
これから申し込みを検討されている方は,不定期でお得なキャンペーンが開催されることがあるため,以下の記事もあわせて確認してみてください↓
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