スタディサプリには,小論文対策に使える講座が複数用意されています。
しかも内容は一律ではなく,小論文の基本を学べる講座,大学レベルに応じて実践演習を積める講座,総合型選抜の事前課題に対応する講座に分かれています。
そのため,「小論文対策を始めたいが,どこから手を付ければよいかわからない」という人でも,自分の志望校や受験方式に合わせて選びやすいです。
当記事では,スタディサプリの小論文講座をレベル別に整理しながら,それぞれの対象・特徴・おすすめの受講順をわかりやすくまとめていきます。
スタディサプリの小論文講座について

スタディサプリの小論文講座ですが,目標や用途に合わせて全部で4つ用意されています↓
- [新版]ベーシックレベル小論文(目標:600字程度)
- 高3ハイ&スタンダードレベル小論文(目標:800字程度)
- 高3トップレベル小論文(目標:1200字程度)
- 総合型選抜対策講座<事前課題型小論文編>
次章以降で詳細に触れる関係上,ここでは簡単に言及するだけに留めますが,1の「ベーシックレベル」は小論文の基本的な作法と知識を学べるもので,高1・高2からでもすぐに学んでおくべき内容です。
2と3の講座を受けるための土台となるため,高3生が学び始める場合であっても,まずはこのベーシックから視聴するとよいでしょう。
大学受験生が実践的な演習を積む場合は,志望校のレベルに応じて2と3を使い分けます。
例えば,地方国公立やGMARCH・関関同立レベルであれば2の「ハイ&スタンダード」で対応可能ですが,それ以上の難関大(旧帝大や早慶上智,医学部など)を目指す場合は,3の「トップレベル」まで進む必要があります。
最後に挙げた4の講座は「総合型選抜対策講座」に含まれるもので,本番ぶっつけではなく「事前に小論文やレポートの提出を求められた場合」に特化した内容です。
これらの講座はすべて神﨑史彦先生が担当しているため,途中で教え方が変わって混乱することなく,一貫した「カンザキメソッド」で学んでいくことができます。
講師紹介は以下の記事をお読みください↓
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それでは次章から,各講座の内容を詳しくみていきましょう。
[新版]ベーシックレベル小論文で学べること

ベーシックレベル小論文では,小論文の基本となる考え方や,答案で自分をアピールするための方法などをゼロから学び,最終的に600字程度の論述ができる状態を目指します。
予習は不要ということで,予備知識なしにすぐにでも始めることができ,全20講義は大きく3つのパートに分かれています。
第1~第8講:基本的な作法を学ぶ
1つ目のまとまりは,小論文の基本的な手順(読む・考える・書く)についてです。
設問を読む際の注意点から始まり,段落の構成や原稿用紙の使い方まで扱うため,あらゆる小論文に通じる基本事項を学べる講義になっています。
講義の流れですが,まずは「レクチャー」と呼ばれるチャプターでポイントを押さえます↓

レクチャーで要点を理解した後は問題を解くことになりますが,例えば「人類の生活を豊かにした発明や開発を挙げ,その理由まで含めて400字で書きなさい」といった内容です。
小論文講座に限りませんが,ただ講義を聴いただけで終わりにせず,手を動かして実際に答案を作るようにしましょう。
問題を解いた後は,答案例の紹介や「ルーブリック(評価基準)」を用いた自己評価があり,最後に発展学習として推薦図書の案内があります。
この案内は,単なるおまけではありません。
講座で触れたテーマをきっかけにさらに理解を深め,自分の考え方の幅を広げていくことができます。
試験本番までにまだ余裕がある高1~高2生は,この推薦図書をぜひ読むようにしてください。
読書は純粋な国語力や教養の向上に直結します↓
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第9~第14講:思考スキルを学ぶ
続く第9~第14講では,小論文で用いられる思考スキル(演繹・帰納・反論・弁証法など)を網羅的に学びます。
論文の内容をより充実させて説得力を高めていく手法ですが,これは小論文だけでなく,英作文や面接など他の科目にも応用できるアプローチです。
第15~第20講:出題形式別の対処法
第15~第20講は実践的な内容となり,出題形式(テーマ型・課題文型・データ型)に合わせた対処法を学びます。
例えばグラフを与えられたデータ型の場合,割合が高いものや増加・減少しているものに着目するのが王道です。
こうした目の付け所を予め知っておけば,受験会場で焦らずに対処できるようになります。
高3ハイ&スタンダードレベル小論文で学べること

高3向けのハイ&スタンダードレベル小論文(全20講)では,地方国公立・GMARCH・関関同立・看護医療系などに対応し,800字程度の小論文が書けるようになることを目指します。
ベーシックレベルと大きく異なるのは,「予習が必須」になる点です。
授業を受ける前に,自力で課題文を読んで答案を作成し,「ルーブリック」を用いて自分で評価をしてから解説動画を視聴します。
本講座で扱うテーマは多岐にわたります↓
講義別の扱う分野
第1~第7講=人文科学(多様性,非認知能力,プログラミング教育など)
第8~第14講=社会科学(LGBTQ+,SDGs,ジェンダー,法とAIなど)
第15~第20講=医学・自然科学系(インフォームドコンセント,QOL,死生観など)
自分が受ける学部に関連する分野だけを受講することも可能ですが,他の分野の考え方を応用(アナロジー)できることも多いため,選り好みをせずに全ての問題を解くことをおすすめします。
高3トップレベル小論文で学べること

旧帝大や早慶上智,医学部といった最難関を目指す方は「高3トップレベル小論文」へ進みましょう。
目標文字数も1200字程度と増え,抽象度の高い概念を多く扱います(※ハイ&スタンダードレベルとはテーマが被らないように工夫されています)。
本講座の最大の特徴は,問題の表面的な出来事(氷山の一角)だけでなく,その水面下に潜む構造や思想を紐解く「システム思考」というアプローチを学ぶ点です。
ただ単に知識を当てはめるのではなく,自らの知識と掛け合わせて新たな仮説を生み出す「現代版リベラルアーツ」とも言える深い思考力が求められます。
トップレベルも予習が必須ですが,授業ではスタディサプリオリジナルの「答案例」が提示されます。
このオリジナルの答案例を分析・評価し,自分の答案のどこを修正すれば良いかを見つけ出す作業を繰り返すことで,小論文の完成度は飛躍的に高まります。
総合型選抜対策講座<事前課題型小論文編>で学べること

一般選抜の小論文とは異なり,「総合型選抜」などで事前に小論文やレポートの提出が課される場合は,この「事前課題型小論文編(全4講義)」を利用します。
試験会場で短時間で書き上げるスキルではなく,時間をかけて徹底的に調査を行い,文献を読み込んで文章を構築するスキルを学ぶための講座です↓
- 第1講:資料の文章を用いた要約問題
- 第2講:読解問題
- 第3講:論述問題(主張を述べる問題)
- 第4講:文章を作成する際の表記・表現の留意点
志望校の課題に合わせて必要な講義を選んで受講することができます(予習不要)。
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まとめ
以上,スタディサプリに用意されている各種小論文講座のレビューでした。
改めて各講座の目標をまとめると以下のようになります↓
スタサプの小論文講座と目標
- ベーシックレベル小論文:小論文の基本的な書き方を一から学ぶ。思考スキルや出題形式別の対処法を身につけ,600字程度の小論文が書けるようになる。
- 高3ハイ&スタンダードレベル小論文:地方国公立・GMARCH・関関同立・看護医療系などを目指す人向け。頻出テーマを演習し,800字程度の小論文が書けるようになる。
- 高3トップレベル小論文:旧帝大・早慶上智・医学部などの難関大志望者向け。より抽象度の高いテーマを扱い,1200字程度の小論文が書けるようになる。
- 総合型選抜対策講座〈事前課題型小論文編〉:事前提出型の小論文・レポートに対応。要約,読解,論述,表記・表現の注意点を学ぶ。
スタディサプリの小論文講座は高校1年生の段階から視聴可能で,早期に受講しておくことで純粋な国語力や論理力の強化に加え,実際の受験での選択肢の幅を広げることもできます。
急速に進んでいる入試改革により,明確な答えが存在しない問題について考えて意見させられる機会が増えています。
小論文で培ったスキルは,大学でのゼミや卒論,さらには社会に出てからも確実に役立つ一生の財産になるでしょう。
高額な小論文専門塾に通う前に,月額2,178円で神﨑先生の質の高い講義を体験してみる価値は大いにあります。
以下の記事も参考に,無料体験などを活用してぜひ一度受講してみてください↓
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