今回の記事では,名探偵コナンゼミのサービスのうち,通信教育の具体的な内容とその使い方についてレビューしていこうと思います。
小学生の学びで重視すべき教育方針としては,苦手意識を作らずに楽しむことが第一に考えられますが,コナンゼミではどのような工夫がみられるのでしょうか。
コナンゼミの通信教育について
名探偵コナンゼミの通信教育ですが,基本的には以下からなります↓↓
- ワークブック
- 思考の達人ツール
- 答え合わせブック
- 英語教材
- ゲームボックス
この他,8月と3月号に添削テストが付きます。
月に1回,楽しいイラストが描かれた封筒で届きますが,小学生くらいの歳であれば,手を動かして書くことが大切な訓練になりますし,整理のしやすさや取り組みやすさ,さらには過去の答案を見返してはやる気に繋がるということもあるので,できればPDF版は避けるのがおすすめです。
教材の配送時期は申し込み月の前月末までに届きますが,PDF版も前月の25日ごろに配信されます。
ただし後者は配信期間に限りがあることと,1年以内に印刷する必要があることにご注意ください。
なお,教材配送版で申し込んだ場合であってもPDF版の利用ができます。
書き込みがないまま取っておけるのがPDF版の魅力でもありますから,夏にまとめて一気に復習し直そうと思った際には,例えば国語と算数のまとめページ(確認テストのページ)だけでも印刷してやらせてみてください。
それでは次章から各教材の使い方についてみていきましょう!
なお,本記事では小1コースのものを例に紹介しています。
その他学年のものと比べて,レイアウトや進め方に多少違いがあることを予めご承知おきください。
ワークブックの使い方
表紙は算数のものが見えていますが,裏返すと国語のものが出てきます。
私が小学生だった頃,ノートを両側から使っていて怒られたことがありましたが,コナンゼミの場合は変に冊数が増えずに済むのでむしろ歓迎すべきでしょう。
60ページ弱の冊子で,オールカラー印刷ですが,その内容は,
- もくじ
- 基本ページ(国語と算数)
- 挑戦ページ(国語と算数)
- 複合教科問題
となっています。
「もくじ」にはその月にやるべき内容が書かれていますが,1日1レッスンやって行けば30日程度で十分終わる分量です。
毎日コンスタントにやるか,隔日で2レッスンずつ進めるのが現実的でしょう。
国語と算数が約14レッスンずつで,複合教科問題と思考の達人ツールが1レッスンずつあります↓↓
なお,毎日やる場合には,国語をやった次の日は算数をするなどと,1日ごとに科目を変えて工夫するのがおすすめです。
1日のレッスンですが,上段に日付を記入する欄があるので,これが1回分の目安となります↓↓
阿笠博士や元太君などがいるだけで,断然取り組みやすさが異なってくることがわかるでしょうか。
これこそがエデュテインメントの力です。
上をみると目標タイムも設定されているのですが,時間をストップウォッチで測るようなことはしません。
タイムアタックを楽しめる小学生であればまだしも,基本的にこういったワークブックはテストではありませんので,親が指導するときの目安として使うにとどめ,子どもにプレッシャーを与えることのないようにしてください。
基本ページではレッスンが進むごとに知識は増えていき,最初1から10までの書き順を習うところから始めたのが,最後には総復習となる確認テストが解けるようになります↓↓
問題は難しそうに見えますが,これまでの出題に基づいているので,規則的な勉強ペースでもってやってきた子であれば心配ないです。
また,確認テストだけは時間を測ってやってもらっても良いかもしれません。
なお,このとき間違えてしまった問題があれば,ただバツを付けて終わりにはせず,前に戻って該当部を復習するようにしてください。
答えをすべて消しゴムで消してやり直させるか,親が類題を作ってやれれば最高です。
算数の挑戦ページは思考力を養う問題が多く,好奇心を刺激する内容になっています。
余りに苦手そうな子であれば飛ばすこともできますが,まったく別の切り口で楽しい内容となっているので是非やってみましょう。
小1コースだと平面図形パズルなるもの(写真左)が付いてきますが,以下のような問題は図形に補助線を引くときの直感に訴える内容で,得意になっておくと中学受験や高校受験でも役立つはずです↓↓
本格的なタングラムパズルは大人の私がやっても数時間かかってしまうほどに熱い内容が多く,子ども向けのものはこれとは切り方が違うのですが,くもん社のものやアンパンマンのものが出ています。
国語の挑戦問題も語彙問題やことばあそびがある他,作文を書かせる練習は特に良いですね↓↓
欲を言うと,これがコナンのキャラクターであれば最高だったのですが,大人の事情があるのでしょう。
複合教科の問題は調べ学習的なものになっていて,図鑑で有名な学研らしく,きれいな写真とともに探求学習が行えるはずです↓↓
きっかけは名探偵コナンであっても,かなり色々と学べることに気づかれるかと思います。
小3~小6コースでは国語の読解と算数の図形,そして複合教科問題に解説映像があるので,わからないときには観るようにしてください。
思考の達人ツールの使い方
思考の達人ツールもワークブックの一種ではありますが,学研ならではのこだわりが見られる部分なので別に紹介しましょう。
今回のコナンゼミから新たに始まったというわけではなく,前身となる「まなびwith」というサービスにおいてもカリキュラムに入っていたものです。
もちろん内容はさらに洗練されています。
1ヶ月に1レッスン程度の登場頻度ではあるものの,キャラクターが頻繁に登場し,より教室的な雰囲気を作り出していますし,ウェブから講義動画まで確認できるので,仕上げに三宅貴久子先生の講義を受けては,大人顔負けの便利ツールについて学んでいきましょう!
扱う思考ツールは10種類ですが,小1から小6までに時を変え場所を変え何度も登場してくることになるので,小学校卒業時にはしっかりと使いこなせるようになります。
もちろん,保護者の方も子どもと一緒に学ぶことで,これらツールについて詳しくなることが可能です。
答え合わせブックの使い方
答え合わせブックは丸付け用に使うものですが,子どもが使うというよりかは,保護者が読んで,実際指導する際に役立てるためのものでしょう。
各問題ごとに設けられた「問題のポイント」という項目では,どういった資質・能力を鍛えるための出題であるかを理解できますし,「声かけアドバイス」においては,子どもを適切に褒めるためのポイントについて知ることができます。
なお,名探偵コナンゼミで扱う問題は小学生を対象にしたものではありますが,中には大人であっても指示内容を理解するのに時間がかかるものもあるので,指導する前に目を通しておくのが理想です。
ドラゴン桜では生徒を東大に合格させたければ教える側が東大の問題を解けるようになることが重要だという話が出てきましたが,その態度は中学受験であってもコナンゼミであろうと変わりありません。
また,叱るという行為に比べて褒めることは圧倒的に重要で,子どもの自己肯定感を高めることに繋がります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください↓↓
英語教材の使い方
小学1~2年生向けのコースであれば,毎月「Great Fun Book」という教材が届きます。
こちらも,先の思考の達人ルーツと同様,映像と音声を使って学ぶことができる楽しい内容です。
小1のものは毎月テキストが届き,小2のものは動画が小出しに配信されます。
前者の場合ですが,サイトに行くと,かわいいクマが出迎えてくれますが,まずは英語の歌を一緒に歌いましょう!
2曲が1ヶ月分なので,2週間に1曲歌えるようになることを目指しましょう。
こういうものは英語の栄養のようなもので,聴けば聴くだけできるようになります。
くれぐれも一度やったら終わりとしないことが重要です。
基本的な学習内容は以下の通りです↓↓
- Songs&Chants:英語で歌を歌う
- The Alphabet:基本的な単語を書く練習
- Useful Phrases:キーフレーズの音読
この他単語のコーナーもありますが,小学生の英語ですから,勉強している感を出さず,楽しんで英語の音に慣れることを心がけてください。
小2コースは1ヶ月に4回配信があるので,ペース配分はよりわかりやすいです。
内容は歌(奇数月)だけでなく,物語(偶数月)もあります。
小学3年生以上は「スゴロクENGLISH」というフラッシュゲームで遊びましょう!
こちらは次章で紹介するゲームボックス的なもので,楽しくスゴロクで遊びながら英語に親しむというコンセプトです。
学年に関係なく同じ教材で学ぶのですが,英語特有の音を聞き分けることを中心に,単語や短文も読めるようになります。
具体的には以下の3ステップで中学英語へと繋げる内容です↓↓
- アルファベットの形と音
- 子音の学習を深める
- 母音の学習を深める
ゲームボックスの使い方
こちらも上のスゴロクENGLISHと同様,紙の教材は存在せず,会員サイトにアクセスすることで使うことができます。
最近の子どもは幼稚園生であってもスマホをうまく使うことができるので,タブレットでなくても大丈夫です。
ジャンルとしては「図形,ことば,計算」の3つがあり,遊びながら様々な能力を鍛えることができます↓↓
推理する力,構成する力,空間を認識する力,比べる力,分類する力,慣用句を活用する力,ことわざを活用する力,四字熟語を活用する力,計算力
同じコナンゼミのナゾトキと異なり,アニメキャラクターは出てきませんが,どれも楽しく学ぶことを重視して設計されていることが伝わってきました。
現在13種類ほどのゲームがありますが,先ほどのタングラムパズルに近いものであったり,中学で習う投影図に繋がるカタチカメラが特にお気に入りです↓↓
なお,先のスゴロクENGLISHと同様,小1~6まで共通の内容ですが難易度が選べます。
特に,計算特訓ドリルに関しては大作で,終了するときに「ふっかつのパスワード」をメモしておくことで,次回その続きから始めることが可能です。
計算力は大切なので,頑張って計算してください↓↓
まとめ
以上,名探偵コナンゼミから通信教育に関する教材について,その内容と使い方を紹介してきました。
今回紹介した内容は,名探偵コナンゼミの管理画面にある「学習ナビ」からも確認できます。
ここでは,詳しい進め方や年間の学習カリキュラムも確認できるので,最初に一読しておきましょう↓↓
コナン好きの子どもであれば,見知ったアニメキャラクターが語りかけてくれるだけでもやる気が出るものですし,カラフルなテキストや令和の学びを意識した総合学習やEdTechを利用したゲーム的な教材は,楽しいだけでなく,21世紀型能力をしっかり伸ばすことができます。
小学生の周りの大人が一緒になって学びをサポートすることは,新しい学習指導要領の中でも推奨されていますので,答え合わせブックに書かれているような内容をヒントに,わが子の学びをさらに発展させてみてください。
そして頑張った暁にはコナンゼミならではのナゾトキで楽しみましょう!
カリキュラムや料金については以下の記事にまとめました↓↓
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名探偵コナンゼミのカリキュラムと料金について
今回は小学館集英社プロダクションの「名探偵コナンゼミ」について取り上げ,そのカリキュラムと料金についてみていくことにします。 通信教育の対象となるのは小学生ですが,中学生や大人でも楽しめるオリジナルアニメや推理ゲームとい ...
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