前回のパーフェクト講義の記事に引き続き,今回もスタディサプリENGLISHのTOEIC L&R TEST対策コースの中から,充実したコンテンツを紹介していきましょう!
当記事が扱うのは,TOEIC対策で言うところの模試にあたる「実戦問題集」です。
パーフェクト講義の記事において,TOEICで効率良く高スコアを取得するためにはコツについて知る必要があると述べたのですが,その情報を本番で生かせるかどうかは,フルサイズの模試を解いた回数にかかっています。
自分の環境に生かすことができて初めて,そのコツは自分のものになるわけです。
例えば,制限時間を超えて高いスコアが取れたところであまり意味はありません。
戦略的には共通テストのものに似ているのですが,正答率を多少犠牲にしてでも制限時間以内に解き終えることの方が良い結果に繋がりやすいわけです。
そうした注意点も含めて,以下で実戦問題集の使い方を詳しくみていくことにしましょう。
スタディサプリENGLISHの実戦問題集とは

スタディサプリENGLISHの実戦問題集ですが,TOEICの模擬試験をスマホやPC上で解くことができる学習コンテンツです。
2017年8月のリリース時にはVol.1だけしかありませんでしたが,翌月にVol.2,10月にVol.3といった具合に毎月1冊ずつ追加されてきました。
その後10冊に到達したのを境に,今度は「実戦問題集NEXT」という名前でさらに10冊が追加となり,今では計20冊の模試が用意されています。
テキストも両者ともに購入可能です。
解くことができる問題数ですが,1冊あたりに1回分の模試が収録されているので,市販されているTOEICの公式問題集(1冊に2回分の模試が収録されている)の10冊分に相当します。
問題数にすると4000問ですから,膨大な量であることがわかっていただけるでしょう。
TOEICの攻略法として,とにかく模試を多く解くようにしては,問題パターンを分析して自分なりの戦略を立てることにしては高スコアを取得する方法が昔から知られています。
なので,変な話,スタディサプリの実戦問題集だけを使ってTOEIC対策するユーザーがいてもおかしくありません。
しかもこの実戦問題集では,多くの問題を解けるだけでなく,アプリの機能を生かした復習も可能です。
通常であれば,解説を読んで和訳を確認して終わりにしていたであろうところを,誤答も含め,書き取り練習や単語クイズなども交えながら,結構な時間をかけて学び直すことができます。
スマホやPCならではの機能を使って学べるので,大変便利かつユニークなトレーニング内容だと感心することになるでしょう。
ただし弱点として,復習用トレーニングや解答・解説が問題の合間に登場してきてしまうことになるため,2時間ぶっ通しで200問を解くような使い方には向いていません。
さて,この実戦問題集を「もはや公式問題集である」と言っても過言ではないのですが,それには2つの理由があります。
1つ目ですが,Part1からPart7まで,実際のTOEICと全く同じ形式の問題が収録されているからです。
先述した通り,2016年から実施されている新形式の問題に対応していますし,市販本にありがちな解説や表記ミスは,過去のユーザーからの指摘によりこれまでのアップデートで修正され続けてきた過去があります。
続く2つ目の理由は,この実戦問題集を作成しているスタッフに,実際のTOEICの公式問題集を作成したメンバーが含まれていたからです。
こちらに関しては2019年以降,その記述を見かけなくなったので,新しく追加されたものについてはそうではないのかもしれませんが,それでも,長年TOEICを受け続けてきたスタッフが集結し,新形式に対応したオリジナル問題を作成していることは確かでしょう。
もっとも,そういった裏事情に関しては初・中級レベルの学習者にとってはあまり関係がないことですし,もしも難易度を気にする中・上級者の方がいるのであれば,手始めに実戦問題集のVol.1を解くようにして,そこで算出された予想得点とご自身の最新スコアを比べてみていただけたらと思います。
Vol.1の難易度はTOEIC模試としてみた際に実に見事な出来栄えとなっており,実力通りの予想スコアが出てくるはずです。
さて,次章から実際の中身を詳しくみていくことにしますが,
論よりも証拠。もうここまでで良い教材であるのは十分わかったから使ってみるよ!
という方は,早速,無料体験を始めてみてください↓
実戦問題集のトレーニング内容をパート別にレビュー

実戦問題集は,TOEIC本番と同様に7つのパートに分かれています。
ここでは,1つ1つのパートごとに,そこで扱うトレーニング方法を紹介していきましょう!
Part1対策
行うトレーニング内容
問題演習,ディクテーション,シャドーイング
Part1対策では全6問を解くことになります。
写真が出てくる問題ですが,アプリの画面越しでも詳細が見にくいことはないですし,それどころか,音声を何度も聴き直したり再生速度を変えて聴いたりする使い方ができるのは,アプリならではの強みと言えるでしょう↓

全ての問題や選択肢に和訳が用意されている他,受講者の誤答率が高かった問題には講義動画が後から追加されるほどの親切設計です。
さて,通常であればこのPart1,丸付けをして解説を読んだらそれで終わりにしてしまいます。
ですが,そこは定評あるスタディサプリENGLISHで,それだけで終了とはなりません!
解いた問題は形を変えて再度出題され,学習者は「ディクテーション」と「シャドーイング」という2種類のトレーニングを行うことで,一字一句正確に聞き取れているかどうかの確認までを行うことが可能です↓

アルファベットを入力していくことで,スペルがわからないだとか前置詞が聴き取れないなどの弱点が明るみに出ます。
しかも,このトレーニング対象には正解以外の選択肢も含まれるため,かなりの量の復習を強いられることになるのが実戦問題集の特徴です。
しかし,こういった苦行を乗り越えてこそ英語の実力はアップするので,すべてをやり終えた暁には,
ディクテーションのトレーニングでは学ぶことが多いなぁ。
と実感することになるでしょう。
Part2対策
行うトレーニング内容
問題演習,ディクテーション,シャドーイング
Part2対策は全25問です。
Part1と同様のトレーニングが用意されているわけですが,TOEICのPart2ではやや演習量が増えることもあって,学習者の使い勝手の方を優先したのでしょう,Part1では1つしかなかったディクテーションが2つに分けられています↓

多くの方が,各トレーニングの間に休憩が入ることで集中力が続きやすくなったように感じるはずです。
ところで,実戦問題集に取り組む前に,多くの方はすでにパーフェクト講義をやり終えているはずですから,Part2ではどういった点に気を付けて解けばよいのかを理解しているわけです。
例えば,以下の問題を解く際,「何の断りもなくいきなり問題が始まる」ことを知識として持っているだけでも,落ち着き具合には結構な差が生じてくるのではないでしょうか↓

関先生がパーフェクト講義などでしきりにおっしゃっているように,疑問詞の後の助動詞の聴き取りは難しく,時制も含めるとさらに大変だと感じるはずです。
次にシャドーイングのトレーニングについてですが,パーフェクト講義の時と同様,自分の声を録音して,お手本と聞き比べることができます↓

パソコンにマイクが付いていない方は,スマホを使ってトレーニングするようにしてください。
それにしても,自分の声がアプリ内から聞こえてくるのは実に面白い体験です。
Part3対策
行うトレーニング内容
問題演習,単語・イディオムチェック,ディクテーション,本文チェック,シャドーイング
Part3は全部で39問です。
3問ずつ(大問1個)のまとまりごとに,5つほどのトレーニングが用意されています。
Part3では長い会話文を聞くことになりますが,関先生の教えによれば先読みするのがポイントでした。
問題演習では,あらかじめ問題を先読みするための時間(先読みタイム)が与えられるので,時間を意識せざるを得なくなり,良い意味での緊張感を生み出してくれます。
もちろん,解説は詳しいです↓

問題演習を終えたら,今度は「単語・イディオムチェック」が待っています。
このトレーニングは2017年11月に追加され,問題演習中に出てきた単語やイディオムをクイズ形式で答えることが可能になりました。
立て続けに10~20問ほどの4択問題が一気に出題され,5秒の制限時間で答えていくことになりますが,出題形式は設定のところから変更することも可能です。
すべての問題をやり終えると,意味や発音,そして例文を一覧で確認することができます↓

本トレーニングを行うにあたって,問題演習のところですでに解説を読んでいるわけですから,簡単に全問正解できるように思っていました。
ですが,短い制限時間がある中で「即座に答えないといけない」というプレッシャーがかかると,また違った難しさがあることに気づかされた私です。
このときに間違えたものがあればそれは確実に自分の弱点ですので,空欄にチェックを入れ,復習トレーニング(後でまとめて間違えたものを復習できる機能)に加えておきましょう。
Part3のような長文を扱うパートでは「本文チェック(表記はなぜか会話文チェックとなっている)」という特別なトレーニングの用意もあり,流れた文章の訳や単語を音声とともに確認することができました↓

Part4対策
行うトレーニング内容
問題演習,単語・イディオムチェック,ディクテーション,本文チェック,シャドーイング
実戦問題集のPart4対策は全30問です。
アナウンスやナレーションに関する英文が流れ,3つの設問が用意されています。
トレーニングのやり方はPart3と同じですが,会話形式だったものは長い文章形式に変わっているため,ディクテーションではより集中しなければなりません↓

もっとも,カンマやピリオド,そしてスペースなどの面倒な入力は機械側が自動で入力してくれるので,学習者側はアルファベットのみに注意するだけでOKです。
操作にはすぐ慣れるでしょうし,スマホを使えばとても簡単に入力することができます。
Part5対策
行うトレーニング内容
問題演習
Part5の文法問題から,リーディングセクションがスタートです。
本番同様の形式で,全30問を解きましょう!
なお,実戦問題集では問題演習のトレーニングしかありません。
もっとも,解答を確認するだけでも理解は深まりますし,問題によっては講義動画が用意されているものもありました↓

Part6対策
行うトレーニング内容
問題演習,単語・イディオムチェック,本文チェック,スピード音読
実戦問題集のPart6は全部で16問ありますが,トレーニング内容としては,問題演習はもちろん,Part3対策のところで紹介した単語・イディオムチェックや本文チェックの他に「スピード音読」というトレーニングが新しく加わります。
とはいえ,このトレーニング内容についてはPart7対策のところで説明することにしましょう。
本パートでは,文法問題だけでなく,文章の論理展開も考えて解かないといけないので大変ですが,復習時に解答や解説の他,全訳や語注まで利用できるので,内容の理解自体はそれほど難しくありません↓

内容理解はマイペースで構わないので,しっかりと行うようにしてください。
Part7対策
行うトレーニング内容
問題演習,単語・イディオムチェック,本文チェック,スピード音読
TOEICで最も難しいPart7ですが,全部で54問です。
実戦問題集でのトレーニング自体は,問題演習での質問の数が2~5つに増えること以外,Part6で紹介したものと基本同じになります。
制限時間は問題数によって変わりますが,2~6分で解いていかなければなりません。
アプリ操作が必要なので,TOEIC本番とはやることが多少異なりますが,実際,試験会場で解く際に冊子に書き込みすることはできないわけで,文中のどこに何の情報があったかは,ある程度頭に入れておく必要があります。
そう考えると,全く違う環境だとも言えないわけです。
また,こちらのPart7においても,和訳や語句を確認することができます。
本文チェックのトレーニングでは念入りに発音を聴くようにしてください。
というのも,次に行うことになるのが「スピード音読」だからです。
このやり方自体はシャドーイングと大体同じなのですが,音声は流れません。
その代わりに,読む英文の長さに応じて制限時間が変わりますが,これがなかなかに厳しい制限時間のように感じられます。
もたついた文があったら,自分の発音をお手本と比べてみてください。
発音をよく聴いてみると,正確に言えていないのではないでしょうか↓

最後に一覧で確認できるところは,シャドーイングのときと同じ仕様です。
以上をもって,実戦問題集のすべてのパートにおけるトレーニング内容をレビューしてきたことになりますが,最終確認として修了チェックテストをやりましょう!
修了チェック

実戦問題集を一通り解いたとしても,理解し切れていない部分があれば何度か復習する必要があります。
この修了チェックは,これまでの学習内容を完璧に理解できたのかを最後に確認するためのもので,質問自体は実に単純なものです。
例えば,「Part2のディクテーションは全問正解できるようになりましたか」と聞かれたので,「はい」と答えて先に進むと,今度は「★3つの金メダルを目指すように」と指示されました↓

とはいえ,実際は★2つの金メダルで限界という問題もあったので,メダルはあくまで目安の1つと考える程度でよいとも思います。
それよりも,復習トレーニングの中に放り込んだ苦手問題を減らすことを最優先に勉強してみてください↓

いずれにせよ,ノーミスを目指して繰り返すことが大切です。
さいごに

スタディサプリENGLISHのTOEIC L&R TEST対策コースは有料サービスということで,使い勝手の良さはもちろん,トレーニング内容もかなり凝った作りとなっています。
そして,今回紹介した実戦問題集も,復習に重きを置いた,他には類をみないTOEIC模試に仕上がっていました。
無料会員だとサンプル問題すら確認できないのですが,今回の記事を通して各パートを学ぶときの様子が少しでも伝わったのでしたら幸いです。
ディクテーションやシャドーイングはスマホでも行えるように工夫されていましたし,難しい問題には後から解説動画が追加される他,数多くのトレーニングでもって復習することができます。
勉強に必要な教材を沢山持ち歩かずに済むのも,アプリ教材ならではでしょう。
もちろん,上記トレーニングの中には,人によっては不要と感じるものもあるかと思います。
ですが,これくらいしつこくトレーニングする方が,TOEICの特に初・中級者には合っているわけで,そもそも,必要な教材を自分で判断できる方というのは,解説などなくても,答えさえわかればどんどん自分自身で納得して先に進んでいける上級者でしょう。
そういった方は,すでに記事にした実戦問題集のテキストを購入し,時間を測って模試を解いてはアプリでしっかり復習するという完璧な布陣でTOEIC対策を行うことをおすすめします。
最後になりましたが,これから申し込まれる方は,以下のキャンペーンコードの記事に忘れず目を通すようにしてください↓
ここまでお読みいただき,誠にありがとうございました。