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スタディサプリで発音を学ぶなら中学準備講座がおすすめ

スタディサプリの小中高生向けの講座には,英語の発音について詳しく学べる講座があります。

その名も「中学準備講座」ということで,一応小学6年生が対象の講座になっていますが,中学生や高校生にも役立つ内容です。

入試対策におけるリスニングでいまいち点数が取れないという人は,問題の根幹に存在する発音に注目してみると良い結果に繋がるかもしれません。

まずは概要について説明した後で,詳しい内容をみていきましょう!

スタディサプリの中学準備講座とは

スタディサプリの中学準備講座で発音の違いについて解説する丸岡幸子先生

スタディサプリの中学準備講座は,2022年の春に中学講座がリニューアルする際に新しく追加された講座の1つです。

対象となる学年は小学6年生ですが,小学講座を探しても見当たらないことに注意しましょう(そもそも小学講座に英語の教科はありません)。

申し込みは,スタディサプリのキャンペーン記事から行ってください。

本講座の探し方ですが,中学講座のトップ画面から英語を選択し,学年を小学6年生に変えると出てきます↓

英語の中学準備講座の探し方

教科としては英語の他に算数もあるのですが,特に英語は中学や高校講座では学べない内容を含んでいる他,動画までが用意されていることもあって,その役立ち度はかなりのものです。

なお,この中学準備講座はミッション機能には登場してきませんので,自分の学ぶ意思でもって利用することになります。

詳しい内容や使い方については次章以降で解説しますが,英語では子音と母音の発音方法を学ぶのが主な目的です。

個人的には,これにスタディサプリENGLISHの基礎講座にある基礎リスニングを合わせるのがおすすめなのですが,小学生が学ぶと考えて,ひとまず中学準備講座だけで良しとしましょう。

一方の算数については小学6年生までの基礎知識を振り返る内容で,いわゆるオンラインドリル的な内容となっています。

ただし,こちらには動画が存在せず,内容も小学講座で学べるものと同じなので,総まとめのチェックをするとき以外にあまり出番はないでしょう(とはいえ,たくさん間違えてしまうようだと問題です)。

次章では,英語の内容についてみていくことにします。

 

 

英語の中学準備講座について

中学準備講座英語の講義リスト

英語の中学準備講座ですが,メインとなるのは子音編・母音編・特別編からなる発音講義です。

「小学生のうちに身につけておきたい発音」とサブタイトルがついています。

子音編は6講義から成り,以下のようなテーマとなっていました↓

  • lとrの違い
  • hとfの違い
  • bとvの違い
  • ʃとsの違い
  • θとsの違い
  • mとnの違い

初回の授業がlockとrockの違いから始まるあたり,よく考えられているように感じます。

これは,日本人が苦手とする発音の最たるものであり,私が学生の頃にはrice(お米)とlice(シラミ)でその違いを説明されましたが,その事実に大変驚いたのをきっかけとして熱心に発音を勉強するようになったものです。

スタディサプリの講義動画では,以下のように口内の様子が目で確認できます↓

スタディサプリの中学準備講座で英語のnの発音の解説

口の開き方以上に舌の位置が大切なので,よく研究してみてください。

続いての母音編においては,

  • æとʌの違い
  • ouとɔ:の違い
  • i:とɪの違い
  • u:とuの違い
  • ɑ:とə:の違い

を学ぶことができました。

matchとmuch,coatとcaughtのような単語を比較しながら,その音の違いについて理解しましょう。

最後の特別編ですが,講義は1つのみで,サイレントeの前にある母音の発音方法について学ぶことができました。

とはいえ,発音のルールは多数存在し,サイレント系だけでもd・g・k・t・p・wなどがありますし,eの発音の仕方についても3種類以上あったりもします。

といったわけで,特別編はあくまでおまけ的な位置づけであると捉えておきましょう。

講義動画の後には,そこで扱った単語を中心に8~10問の聞き比べ問題を解きます↓

スタディサプリにある英語の発音問題の例

3つの単語を聞いて1つだけ違う発音のものを見つけたり,2種類の単語の音声に続いて流れた音がどちらの音だったかを当てる出題形式です。

このとき,発音記号やスペルは極力登場しないところがポイントで,あくまで音だけで判断できるようにしているところも,小学生を想定した工夫だと言えるでしょう。

ただし,自分で発音するトレーニングはないので,別にしっかりと声を出す練習を積む必要があります。

所要時間は1講義20分ほど(動画10分+問題10分)で終わるので,2週間もあればすべて観終えることができるでしょう。

その他の点では,θを扱う回でðの音に言及することもありましたが,tやd,auやɪəといったあらゆる音をカバーしているわけではないことにも注意が必要です。

もちろん,導入部分として生徒が発音に興味をもつきっかけとして使うには十分ですが,網羅的に学ぼうと思った際は,別の教材を使う必要があるということは覚えておきましょう。

なお,スタディサイトでは英語の発音記号の読み方と発音のコツという記事を書いています。

発音の他に,「小学生のうちに知っておきたい英語のルール」という講義も4つほどあり,語順やbe動詞・一般動詞を使った文について基本を学びますが,余力があったらで大丈夫です↓

英語の語順について学ぶ問題

こちらにも講義動画があります(なお,③のレッスンの最後の問題で誤りを見つけました。正しくは"I am not a doctor."です)。

 

 

算数の中学準備講座について

スタディサプリ中学準備講座算数の問題例

スタサプの中学準備講座のメインとはなりませんが,算数についてもここで簡単に触れておきましょう。

使い方としては,上に示したようなドリルを解いていくだけですが,問題は1つの講義について大体10問程度があり,計150問以上の分量です。

そこまで詳しくはありませんが,解答や解説はついています。

とはいえ,講義動画が存在せず,幅広い範囲からの出題となるために,なかなかに難しいと感じる生徒も出てくるでしょう。

特に「単位・割合と比」については,中学に入ってから差が付きやすい分野なので(化学でも出てきますし),念入りにチェックしておいてください

スタサプ中学準備講座で扱う算数分野

計算・単位・速さ・割合と比・比例と反比例・図形・場合の数・資料の調べ方

できなかった部分は,小学講座に戻って集中的に学び直すのがおすすめです。

 

 

まとめ

スタサプ中学準備講座の学習記録の例

以上,スタディサプリの中学準備講座についてまとめてきました。

英語でリスニングを行う際は,自分が発声できる音のみを聴き取ることができるので,発音について学ぶことは重要です。

問題自体は高校生が解いても困惑する難易度ですから,小学6年生対象の中学準備講座を通して,全然できない自分に気づかされたという小中学生は少なくないでしょう。

ところで,自分の発音が正しいかどうかは,その音をネイティブに聞いて判断してもらうか,機械で波長を検査するしかありませんが,機械でうまく波長がお手本と重なっても,ネイティブが首をかしげることもあるほどに曖昧です。

実際私も,今回の講義を聴いていて,自分にとってわかりやすい説明とわかりにくい説明がありましたし,歯並びによっても発音は違って出てきたりもしますので,ひとまずは,講座に出てきた問題を全問正解できるよう心がけると良いと思います。

発音学習では忘れた頃に学び直すことも有効なので,学年が上がるたび,長期休暇に入るたびに問題だけ解き直してみるという勉強法もありです。

もちろん,オンライン英会話などで指導してもらうに越したことはありませんし,音声を英語に設定したSiriに話しかけてみるのも良いかもしれません。

いずれにせよ,発音の学習で大切なのは,自分なりにその音に近づくよう練習を積むことです。

1つ,中学準備講座を使って頑張ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた講師歴は20年を超えました。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,共通テストやTOEICの結果を見る限り,まだまだ学力は維持できています。小学生から高校生まで通じる勉強法を考案しつつ,スタディサプリのユーザー歴は5年以上となりました。オンライン上のやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです!

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