スタディサプリENGLISHの「ビジネス英語コース」ですが,ビジネスパーソンにとって身近な場面を厳選し,仕事にすぐに使える役立つ表現を多く学べる特徴があります。
2019年に開講されてから数年が経過しましたが,どのような点が評価されてきているのでしょうか。
ここではユーザーのコメントを基に分析してみました。
特にビジネス英語コースの評判に影響する「オンライン英会話・コスパ・楽しさ」については別に解説しているので,これらについて詳しく知りたい方も是非お読みください!
ユーザーのコメントから評判をピックアップ
今回分析に使ったのは,直近の約1年分(2023年10月~2024年10月)のコメントです。
全部で30件になりますが,それらを良い内容と悪いものとに分け,それぞれに気になった内容をピックアップしていきましょう!
その前に総合的な評価がどうなっているかと言うと,App Storeにおけるスタディサプリのビジネス英語コースの評価は5段階評価で「4.6」と高くなっており,レビュー数も「1871件」と社会人向けの勉強アプリとしては結構な数となっています。
とはいえ,ユーザーの中には
(アプリ内で)レビューの依頼が多すぎる
と不満を述べている方もいたので,コメント数が多いことの裏には多少の犠牲が伴っているようでした。
もっとも,その問題さえ解決してしまえばあとは概ね快適に使うことができます(いったんレビューしてしまえば,催促のポップアップは表示されなくなります)。
良いコメントを分析してみると,以下のようになっていました↓
- 学習のしやすさ(16/30人が指摘)
- 楽しさ(2/30人が指摘)
- コスパの良さ(1/30人が指摘)
- 効果を実感できた(1/30人が指摘)
過半数の方が操作性やトレーニング内容(機能)を高く評価しており,それがすなわち使いやすさへと繋がり,ちょっとしたスキマ時間にでも勉強しようと思う好循環を生んでいるようです。
結果的に3ヶ月もの間,使い続けることができ,実力が付いたことを感じることができます。
この期間自体は多くの教材で共通のように思いますが,1つのもので勉強し続けられるかがポイントです。
大体は飽きてしまったり,できるようになった実感が沸く前に止めてしまうので,この点は高く評価できますが,楽しさやコスパについては,別に後で章を設けて説明させてください。
ところで,本アプリでアップデートが行われる頻度は,この1年でみてみると月に1回のペースであり,有料アプリらしく放ったらかしにはなっていません。
例えばディクテーションの正誤判定の条件や演出の改善だったり,ロード時間の短縮,はたまた動画の巻戻しや早送りに関する機能の追加だったりと,使い勝手は改善され続けていることがわかります。
しかし,更新された結果,思いがけず不具合が生じてしまうことも無くはないようで,評価を著しく下げるほどのものではありませんが,次のような悪いコメントがいくつか確認できました↓
- 不具合があった(リード&ルックアップで録音ができない)
- 不満点がある(本文をコピーできる機能が欲しい,アップルペンシルで入力しながらディクテーションができるようになって欲しい,発話トレーニングを増やして欲しい,ディクテーションの仕様が大げさに感じる)
1つ目で紹介した機能は,自身の発音内容を録音しては自動認識・変換してくれる画期的なものですが,人によっては,入力方法にコツが必要だったり,使っているスマホでうまく変換されなかったりすることがあるようです。
なお,2つ目のものは「こうするともっと使いやすくなるのでは」といった要望を訴えているもので,そのことが原因で使うのを止めたとまでは言っていないところに注目すべきでしょう。
とはいえ,スタディサプリのビジネス英語コースには英会話セットプランもあるので,ベーシックプランだけでは不十分なところもあるのは事実です。
次章以降では補足する必要があるものをいくつかピックアップしてみていきましょう!
なお,ビジネス英語コースの詳しいトレーニング内容についてはビジネス英語と新日常英会話コースのメインレッスンについてを確認してください。
不満が残る場合は英会話セットプランを利用すべし
ビジネス英語コースに対する不満として発話トレーニングの少なさを挙げていた方や,自分の発音が正しいかどうかの判断が甘いように感じる方はオンライン英会話を利用してみることをおすすめします。
スタディサプリENGLISHの中では,本コースと新日常英会話コースにおいて「英会話セットプラン」が通常のベーシックプランとは別に用意されており,月に4回できる予約レッスンの他,いつでも利用可能なもの(今すぐレッスン)の2つが利用可能です。
オンライン英会話と聞くと何だか難しいもののように感じるかもしれませんが,事前にアプリを使って十分な学習を行った状態で臨むことになるため,初心者であっても困惑しません。
レッスンの回数を重ねるごとに,授業の流れも自然とわかってきます↓
ビジネス英語コースのユーザーの中には,実際に取引相手や同僚と英語でコミュニケーションを取りたいと思って始めた方も少なくないでしょう。
機械相手に英語を話す練習だけであればベーシックプランでもできますが,生身の外国人相手に英会話の練習を行うことは英会話セットプランでしかできません。
詳しい学習手順については先の記事を参照していただきたいのですが,メインレッスンのキーフレーズチェックに出てきた表現を中心に,様々な形で使いながら理解を深めることができ,レッスン終わりには数分間のフリートークを楽しむことも可能です。
ビジネス英語コースはレベルがいくつかに分かれており,初心者から上級者まで適切な難易度で学ぶことができ,受験勉強の延長のような学び方でも難なく進めていけるところが評判でしたが,オンライン英会話でもレッスン内でやることが明確化されているので使いやすいわけです。
ビジネス英語コースのコスパが高いと評される理由
続けてコスパ面について補足していきますが,前章で挙げた英会話セットプランで考えてみると,1ヶ月の利用料金は7128円です。
予約レッスンだけ週末に行うだけでも最低4回はレッスンできるわけで,それだけでも料金の元が取れてしまうのでないかと思うほど高いコストパフォーマンスを誇ります。
ベーシックプラン(3278円)との差額は4000円弱なので,1回に換算すると1000円以内です。
会話する機会を求めてスクールに通うと高確率で支払うことになる入会金もありません。
オンライン英会話が今の時代ほど身近になるまでは,数ヶ月しか利用しない予定であるにもかかわらず,入会金を支払った時点で2万円くらい取られてしまうスクールも少なくなかったわけです。
月の授業料も3万円程度するのが相場なので,相当の覚悟がない限りは始めにくいでしょう。
おまけに,英会話の基本すら身に付いていない状態で通塾したところで,スタディサプリと同様,キーフレーズを習うところからのスタートとなり,講師が一方的に話をし,受講者はそれをただ聞いて終わりになってしまう日もあるわけです。
それならば,ビジネス英語コースである程度知識を増やしてからスクールに通う方がずっと効率的でしょう。
スクールではレッスンを予め予約しておく必要がある点も,忙しい社会人にとってはマイナスポイントです。
スタディサプリENGLISHのビジネス英語コースであれば24時間365日いつでもレッスンが受けられるわけですから,自分の生活リズムに合わせた計画を立てやすいでしょう。
ビジネス英語コースが楽しいと評される理由
ビジネス英語コースで毎日学ぶことになるストーリーが退屈なものであれば,すぐにやる気がなくなってしまうでしょう。
しかし,先ほどのユーザーコメントを見る限りそのような心配は皆無で,ストーリーは楽しく社会人向きであると高く評価されているわけです。
それもそのはずで,日常英会話コースと同様,制作にあたってはプロの脚本家が関わっており,実際のビジネスシーンを想定しつつも飽きのこない展開が期待できます↓
職場や出張先で英語で話さなければならない方からしてみれば,より現場の状況に近いビジネスシーンで役立つ英会話を学べるところは,本コースならではの魅力と言えるでしょう。
教材の質自体は初期の段階から高く評価されており,このビジネス英語コースを担当するのはベルリッツ・ジャパン(英会話大手スクール)で講師経験があり,現在は独立して企業研修を行うMatthew Nisselius氏です。
全レベルのものを合わせるとなんと800回も登場してくる計算になり,普段聞けないネイティブの解説は信頼におけるもので新しい発見も多いですし,アプリ学習のメリハリがついて良い気分転換になるのではないでしょうか。
ネイティブの方がこちらに向けて何か話しかけてきてくれるだけで幸せな気持ちになれる私にとっては,大変満足度の高いトレーニングでした。
これまでにマークピーターセンの著書を読んだ経験があったり,NHKのラジオを聴いたことがあったりする方にとっては,ネイティブ目線での解説に日本人講師とは一味違った面白みや独特の説得力があることに気づかれているはずです。
それでいて,1回の勉強時間は数分で終えることができるので継続しやすく,アプリを開くことに抵抗がなくなります。
受験勉強もそうですが,やる気がなくても参考書さえ開いてしまえば何とかなるわけです。
TOEIC対策コースで学んだことがある方は同じように使えて安心できるでしょう。
まとめ
以上,スタディサプリENGLISHからビジネス英語コースの評判についてのまとめでした。
当記事では,本コースの人気に影響している要素として以下の3つを詳しく取り上げました↓
- オンライン英会話で発話力を高められる
- コストパフォーマンスが高い
- 楽しく学べる
デメリットを分析してみると不具合や要望が主でしたが,個人的にはビジネス英語の教材としてみた場合にEメールの書き方に対する講座がないところや,使いたい表現をパッと探そうと思った時に検索しづらいところが気になりました。
とはいえ,それらの欠点以上にプラス部分が大きかったように感じます。
そもそも,スタディサプリだけでビジネス英語を完結させるわけではないのですから,今後の学習に繋がる土台作りだと思えば良いわけです。
私が社会人になりたての頃は,自宅の外でできる勉強といえば重い書籍とCDプレイヤーを持っていくくらいしかなく,海外に出るときは,滞在予定日時が長くなるほどにスーツケースに詰める本の量が増えて大変な思いをしていました。
もしも当時にスタディサプリENGLISHのようなサービスがあれば,スマホ1つ持っていくだけで済むわけですから,どれだけ楽ができたでしょうか。
実に便利な世の中になりましたね。
そんなスタディサプリENGLISHのビジネス英語コースですが,興味を持たれた方は「時は金なり」の精神で,早速以下のキャンペーンコード情報を確認し,無料体験から始めてみることを強くおすすめします↓
最後までお読みいただき,ありがとうございました!