2022年3月,スタディサプリに「小3理科」が追加されました。
既にある小学校高学年向けの理科と比べると,本講座が扱う内容は当然ながら浅くて少ないわけですが,身の回りにある自然や物がテーマとなっているため,簡単に子どもの興味を引き出すことに繋がるという意味で,大きな可能性を秘めた教材になっていると思います。
そこで当記事では,小3理科の魅力をいくつか紹介することにしました。
講義内容についてもみていくので,興味がある方はお読みください。
スタディサプリ小3理科の魅力について
最初に断っておきますが,スタディサプリの小学校低学年向けの理科講座は小3理科のみです。
小1や小2のものはありません。
また,小学校高学年向けの小4~小6理科はすべてに動画があり,未収範囲であっても講師の先生が一から解説してくれるところが魅力でした。
上の記事を読むとわかりますが,レベルも基礎と応用の2つがあり,多くの問題を解くことができます。
しかし小3理科には動画がなく,レベル分けもされていません。
基本的には「学校の授業の振り返り用」だと考えておきましょう。
とはいえ,その手軽さゆえに気軽に開始することができ,ちょこっと学んでみたり,親が子どもの学力を知っておきたいと思った時にもパッと使うことができます。
すべての講義に目を通した上で,私の考える本講座の魅力は,
- イラスト入りのドリル
- 簡単に利用できる
の2つです。
もっとも,これだけでは曖昧過ぎて何も伝わらないと思うので,次章から具体的に解説していきましょう。
イラスト入りのドリルで楽しく学べる
小3理科の魅力の1つ目はドリルです。
もっとも,これは同じく低学年向けの他教科のものとほぼ同一なのですが,ビジュアルがものを言う理科や社会なだけに,ドリルとの相性は抜群だと思います。
例えば,上のようなカラー写真やイラストが毎回登場してくるので,眺めるだけでも楽しいです。
なお,小学校低学年の勉強では楽しく行うことこそが重要で,子どもが周りのものに興味を持つきっかけになろうものなら,それが最高の結果となります。
扱うテーマを後で紹介しますが,身の回りにある自然や物が対象なので,小学生がイメージがしやすいでしょう↓
なお,問題はすべて選択式で,特に時間制限はありません。
上のような写真を見せただけでも,蝶好きの子であれば,
「あ,キアゲハだ!」
「なら,季節は夏だね」
「羽化したばっかりか。翅がきれい」
「お腹が大きいからメスかな」
といった話になりますし,「蝶はね,脚で触るだけで葉っぱの味がわかるんだよ」と教えてあげると喜んでいました。
生物に限らず,化学からの出題もありますが,例えば以下の問題を間違えた子がいたとします↓
普通なら,「君は磁石と電気を間違えて覚えているな」などと説明するところですが,このようなイラストで描かれていたら,実際にスチール缶とアルミ缶を持ってきて,豆電球と繋がせてみたり,磁石でくっつくか試させざるを得ないでしょう。
こうした行動はすべて,写真やイラストがあったからこそ成し得たことです。
ところで,子どもの教育についてレイチェルカーソンはセンスオブワンダーという本の中で「何かを教えてやろうと意気込むのではなく,ただ,子どもと同じ目線で世界を感じるだけでよい」と言っています。
虫眼鏡で紙を燃やすもよし,アカシジミを探しに公園に出かけても良いですし,ヒマワリの種をきっかけにハムスターを飼うなど,色々な行動に結びつけられるでしょう。
小学生の問題を解くときは,実際にやってみることがすごく大切です。
これはどんな難しい中学の受験問題でも同じで,算数の切り口の問題なら粘土を切って見せたりと,「百聞は一見にしかず」の精神で取り組んでみてください。
学校の授業内容を簡単に復習できる
やや前章で自由に書きすぎた感があるので,ここからはいつものように客観的な事実を述べていきますが,小3理科では,小学校で習う1つの単元につき,最大3つの講義で復習可能です。
なお,以下の教科書であれば,学んだところと小3理科のどの講義が対応しているかまで調べることができます↓
対照表にある教科書
啓林館,東京書籍,教育出版,学校図書,大日本図書,信州教育出版社
また,実際の対照表はPCで開くと資料としてダウンロードが可能ですが,テキストは存在しないのでご注意ください↓
表の使い方ですが,もしも学校で「8 電気で明かりをつけよう」を習ったのであれば,スタディサプリでは光の性質について扱う「(13)と(14)」のドリルをやればよいことが一目でわかります。
取り組む順序まで完全に対応しているわけではないですが,順番に従ってやるものでもないので問題ありません。
焦らせることなく,言葉の違いなどに注意して解かせていきますが,講義の数は全部で25個あり,扱う範囲は幅広いです↓
小3理科の扱う範囲
生き物:花や虫の名前や作り
力:風やゴムと力の関係
光:温度計,影のでき方,光と温度
音:音と強さ,振動の関係
電気:豆電球と電池,電気を通す物質
磁石:磁石につく金属,極,方位磁針
重さ:はかりの使い方,体積と密度
なお,1回のドリルを行うのに必要な時間の目安は5分とされますが,間違えた問題数や本人の進めるペースにもよるため,1分で終わってしまうこともありますし,5分以上かかることもあるように思います。
また,動画でないドリルは学習時間には組み込まれないため,スマホの学習履歴で時間をみても「0分」のままです(解答した問題数は加算されますが)。
もっとも,すべてやり終えた段階で,間違いがあった場合は,同じ問題を解き直すことになり,最終的にはすべてが正解になるまで繰り返すというのが通常の使い方になります↓
スタディサプリの小学校低学年向けの講義(ドリル)には,もれなくこのような機能があるので,簡単に復習できるように思います。
まとめ
以上,スタディサプリの小3理科の魅力について語ってきました。
写真やイラストは理科などと相性が良く,そこから子どもとの会話が発展しやすかったです。
間違えた問題があれば,机から離れて実際にやってみる精神で取り組んでみてください。
参考までに,小3理科を自分の子どもに一通り最初から最後まで教える際にみておくべき時間ですが,2~5時間で終わるかと思います。
ただし,小学生が1人で取り組む際の時間に関しては,そこまで気にする必要はないでしょう。
それよりも,解き直しの回数を重視して体に覚えさせるようにしてください。
スタディサプリの小学校低学年講座はドリル形式を採用しているので取り組みやすく,間違えた問題がゼロになるまで何回も解き直しができる機能が便利です。
親がチェックする際ですが,子どもの勉強時間を知ることはできませんが,まなレポをみると,テーマごとに解いた問題数と1回目の正答率(解き直しは正解とは見なさない)が示されるので,ずいぶん手こずったであろう問題を見つけることもできます↓
オンライン英会話やzoomを介した習い事により,時や場所を選ばず簡単に学べるようになりました。
そして,自分で調べて行動できる子どもは,支援制度を利用して,貴重な話が聴けるワークショップに参加したり海外に留学するなど,目覚ましい活躍を遂げています。
そんな自分の可能性に気が付くきっかけが,もしかするとスタディサプリの小3理科になるかもしれません。
無料体験期間もありますので,是非,まずは気楽な気持ちで試してみてください↓
キャンペーンが開催されている場合は,お見逃しなく!
ありがとうございました。