入試改革

2020年教育改革の英検は新方式!これまでとの違いは?

2020年の教育改革により,実用英語技能検定(英検)の試験が英語4技能の認定に使用される資格・検定試験の1つになることが発表されましたが,2019年以降の受験生は『新方式』と呼ばれる方式のものを受験しないといけません。

今回の記事では,従来のものに対して新方式の英検にはどのような違いがあるのかについて解説していきましょう!

また,どのような対策が有効かについても,2020年らしい観点から最後に少し考えてみることにします。

新方式の変更点

Tumisu / Pixabay

2021年度以降の入学者選抜試験では,この新方式での英検が利用されますが,現在のものと試験内容自体に違いはありません(また,現在の試験がなくなって新方式に変わるわけでもありません)。

つまり,これまで通りの英検対策が十分に通用するテストですので,これまでの勉強方法を基本的に踏襲できる(学習法を変える必要は全くない)ということについては安心してください。

それでは何が変更されるかというと,それはずばり『試験の実施方法』です。

マイナーな違いまで考えると多少増えますが,従来型の馴染みある方式と新形式の大きな違いとしては

日程とスピーキングテスト(いわゆる2次の面接)

の扱いのみでしょう。

 

これからの受験生が受けることになるのは,『英検2020 S-Interview』と『英検2020 1day』という名前で呼ばれる2種類のいずれかになります。

2020という文字がどちらの方式にも使われていますが,

  • 対象が入試を控える受験生であること
  • 合否に関係なく,受験者は4技能すべてを測定される

2点がその数字に込められた意図です。

特にスピーキングについて,これまでの英検では2次試験の面接で行われていました。

そのため,1次試験の合格者のみに面接の受験資格があったわけですが,それが上記2種の試験では1次の合否関係なく全員参加となるわけで,それにより英検は『全員の4技能を測る』という選抜試験の条件を満たした形となります。

新方式で実施されるのは2019年からとなっており,対象は高3か浪人生の受験生のみとなります(英検CBTという新方式のテストが一足早く始まっていて,そちらは対象学年に制限はありませんがここでは省略します)。

 

それでは以下の章でそれぞれの違いについて比較してみきましょう。

 

 

英検2020 S-interview・1dayの違いについて

RyanMcGuire / Pixabay

上で述べた新方式名はあくまで略称で,それぞれに正式名称があり,

『英検2020 2days S-Interview』

『英検2020 1day S-CBT』

がそれにあたります。

どちらも先に述べた2020の定義を従来型の英検に加えた方式となっており,

  • 対象学年が高3か浪人
  • スピーキングテストが全員参加

のは共通です。

さらに年間実施回数は,受験にかからないよう4~12月で2回と設定してあり,従来型の1~3月の試験が存在しないという解釈になります。

これは入試本番に被らないための配慮でしょう。

 

それではこれらの新方式の違いはどうなるかと言いますと一番の違いは,正式名称で強調されている通り,日程が2日か1日完結型かという点になります。

S-Interviewでは従来型と同様2日間で試験が行われますが,1day方式では1日でスピーキングまで含めた全テストが終了することになるわけです。

なお,S-Interviewにおける『2日間』という言葉が意味するのは,連続する2日という意味ではなく,あくまで別日程であるだけを指す言葉なのでご注意ください。

入試選抜で使われるのは英検3級以上ということなので,実施級もそうなっていますが,1級の試験に限ってはS-inteviewのみ受験することが可能です。

さらにスピーキングテストですが,1dayは録音式となり,人と向き合うことなくコンピューターを使って録音したものが後に採点される方式であるため,それがCBT(コンピューターベーステスト)と呼ばれる由縁となっています。

 

 

2020年の新方式に向けた英検対策は

Ricinator / Pixabay

英検2020の新方式について違いを理解したところで,最後にそれではどのような対策が有効なのか考えてみることにしましょう。

中学3年生の時点で準2級,大学生で2級というのが大まかな英語力の到達目安ですので,大学受験で有利にことを運ぶためには,2級以上の取得がカギになります。

さらには先に述べたように,従来型の英検と試験内容自体は変わらないので,それに応じた対策をすればいいのですが,全受験者がスピーキングテストを必ず受けることになるわけですから,話す練習については特に念入りに準備をしておきたいところです。

基本的にスピーキングの力を伸ばすには,まずはリスニング力を伸ばすことから始めるのが王道です。

その理由としては,

  • そもそも何を聞かれたかわからなければ,何も答えられない
  • 自分が聞き取れない英語は発音できない

という2点が挙げられます。

また,英語がある程度できる大人の我々であっても,不意を突かれて外国人に話しかけられるような状況では,英語が自然と口をついて出てこないことがあるのも経験済みでしょう。

また,2020年の教育改革により,教室内でのコミュニケーションが評価されることも多くなりますので,英語のスピーキング力は重要です。

その性質上,英語で話す相手がいなければスピーキングの練習もしづらいのが現実ですが,1人であっても,日ごろから英語でしゃべる練習をしておくに越したことはありません。

 

 

まとめ

実用英語検定試験において2020年入試改革で採用される新方式について,最後にまとめると,

のようになります。

そして,その対策につきましては,スピーキングを必ず受けることになるのを前提に,日ごろから英語を聞く練習はこれまで以上に念入りに行うことが有効です。

そもそも英検にはリスニング自体の試験もあるわけですし,一般的に読解やライティングよりも短時間で成績が上がりやすいと考えられていますので,リスニングを中心とした英検戦略は十分に機能すると考えられます。

ちなみに塾に通学せずに可能な英検対策については別記事で詳しく解説しているので,細かい勉強手段(例えばスタディサプリを中心に据えた効率の良い勉強法であったり,準1級に的を絞った攻略法)について知りたい方は,以下の記事を参考にしてください↓↓

スタディサプリで英検対策!意外と知らない使い方

  • この記事を書いた人

スタディサイト管理人

都内で塾運営にかかわってから,講師歴も15年以上になりました。小学生から高校生まで,英数を中心に学校の定期テストから大学入試まで幅広く教えています。最近の関心事は「教育改革」で,塾に入ってくる情報に加え,セミナーや書籍,信頼のおける教育機関より得た情報をまとめています。すぐに実践できる勉強法やオンライン教育サービスを利用した学習戦略も意欲的に掲載。ネットを介したやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたらと思います。

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