スタディサプリは「小・中・高等学校の教科書内容を網羅的に学べる通常講座」と,英会話やTOEIC対策に特化した「スタディサプリENGLISH」という2つのサービスに大きく分けることができます。
両者は仕組みも学習目的も全く異なるため,実質的には別のサービスと言っても差し支えありません。
では,実用英語技能検定試験(英検)の対策を進めたい場合は,一体どちらのサービスを利用すればよいのでしょうか。
理想を言えば,
小中高生向けの通常講座とENGLISHの両方(併用)です。
これがベストな選択肢となります。
しかし,予算や学習の負担を考えてどちらか1つに絞るというのであれば,まずは「通常講座(小中高生向け)」を選んでください。
英語の専門テストであるにもかかわらず通常講座を推すのは意外に思われるかもしれませんが,実は通常のスタディサプリ内に専用の「英検対策講座」が用意されている事実はあまり知られていないのです。
もちろん,スタディサプリENGLISH(新日常英会話コースなど)も,圧倒的なリスニング量を確保してスピーキング力を鍛えられるため,二次試験(面接)の非常に強力な武器になります。
この記事では,指導歴20年の視点からスタディサプリを使った英検対策の具体的な手順を解説し,多くの方が迷うであろう市販の対策本との違いについても分かりやすくまとめました。
これから英検の合格を目指す方は,ぜひ日々の学習の参考にしてください。
英検合格に必要な考え方と基礎学力
世に出ている英検の対策本を見てみると,「1ヶ月で間に合う」「20日間だけで合格」「たった7日で直前対策」といった魅力的なキャッチコピーが並んでいます↓

これらを目にして「そんな短期間で受かるわけがない」と声高に否定したいわけではありません。
実際のところ,英検に一発合格する生徒の多くは,直前の出題形式に慣れるための対策自体には1〜2週間ほどしか時間を割いていないのが現実です↓
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重要なのは対策期間の長さではなく,普段の学習でどれだけ貯金を作れているか,つまり学校の授業をどれだけ深く理解してきたかという点につきます。
土台となる基礎学力が仕上がっていれば,少し出題形式に慣れるだけで,あらゆる試験にスムーズに対応できるものです。
では,英語における「基礎学力」とは具体的に何を指すのでしょうか。
核となるのは,次の4つの能力です。
- 文法力
- 読解力
- 語彙力
- リスニング力
これらをバランスよく底上げすることこそが,合格への一番の近道になります。
「ライティングやスピーキングの対策が含まれていない」と不安に思うかもしれません。
しかし,文法力があるほど英作文の型を身につけやすくなり,相手の英語を正確に聞き取れるようになるほど会話を成立しやすくなります。
特に2024年度の英検リニューアル以降,級によって要約問題やEメール問題が追加され,ライティングを軽く流せない構成になりました。
ただし,新しい形式を突破するために必要なのは,型だけを覚えることではありません。
文法・語彙・読解の土台があって初めて,要約やEメールの答案も安定して書けるようになります↓
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学校の英語学習を思い返してみても,新しい文法事項を習う際にいきなり長文を書かされることはありません。
まずはルールを学び,単語を覚え,それから表現を広げていくのが自然な流れです。
そのため,英検対策においても,まずは上記の4つの力を鍛えることに集中してください。
スタディサプリを使った英検対策
ここからは,小中高生向けの通常講座を例に具体的な学習手順を解説します。
スタディサプリは無料体験が可能ですので,まだ使ったことがない方は手元で画面を確認しながら読み進めてみてください↓
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先ほど挙げた「4つの基礎学力」に沿って進めますが,まずは文法・読解・語彙力をひとまとめにして固め,その後にリスニング力の対策を見ていきましょう。
文法・読解・語彙対策
英検では,各級ごとに必要とされる学力の目安が明確に公表されています。
そのため,自分が受験する級のレベルに合わせて,スタディサプリの通年講座を正しく選ぶことが大切です。
基礎を固める段階では,まだ個別の「英検対策講座」には手をつけないように注意してください(横にスクロールできます)↓
| 級 | 到達目標 | 取得目安 | 推奨されるスタサプ講座 |
| 5級 | 中学初級程度 | 小6-中1 | 中1英語(共通版)+英検5級対策ドリル |
| 4級 | 中学中級程度 | 中1‐中2 | 中2英語(共通版)+英検4級対策ドリル |
| 3級 | 中学卒業程度 | 中2-中3 | 中3英語(共通版)+英検3級対策講座 |
| 準2級 | 高校中級程度 | 中3-高1 | ベーシックレベル英語+英検準2級対策講座 |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 高1-高2 | 高1・高2スタンダードレベル英語+英検準2級対策講座 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 高2-高3 | 高1・高2ハイレベル英語+英検2級対策講座 |
| 準1級 | 大学中級程度 | 高3-大2 | 高3トップレベル英語 |
※準2級プラス専用講座はないため,準2級対策講座で型を確認し,公式過去問・サンプル問題で準2級プラスの形式に慣れてください。余力がある場合は,英検2級対策講座の長文・ライティング部分を一部先取りしてもよいでしょう。
中学講座の推奨として「共通版」を記載しましたが,学校の教科書に対応した講座が開設されている場合は,そちらをそのまま利用して構いません。
わざわざ共通版を追加でやり直す必要はありません。
一方で,これまでの学習内容を一新して基礎から学び直したいときは,学校の進度に縛られない共通版が適しています。
高校英語のレベルになると,講座の選択肢やレベル設定が少し複雑になります。
選び方に迷った際は,以下の解説記事を参考にしながら正しい順番で受講してください↓
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スタディサプリが英検対策において支持を集めている大きな理由として,「無学年学習」が挙げられます。
学年に関係なく,すべての講義を自由に視聴できるシステムです。
例えば,中学生が準2級に挑戦する場合でも、高校1・2年生向けの「ベーシックレベル英語」を選んで先取り学習を進められます↓

「ベーシックレベル英語」は高校英文法の全体像を網羅する講義であり,これ自体に長文読解の専門トレーニングは含まれません。
しかし,ここで文法構造を完璧に見抜く力を養っておけば,次に進む「英検対策講座」での読解や語彙の習得が驚くほどスムーズになります。
もし長文読解を集中的に鍛えたいのであれば,ワンランク上の「高1・高2スタンダードレベル英語」を並行して受講するのも有効な手段です。
英語は積み重ねが命の教科ですから,自分の実力に不安がある場合は,少し下のレベルからスタートすることをおすすめします。
特に,高校生が基礎からやり直す場合は,まず「中学総復習英語」の演習問題を解いてみてください(上記画像の1番上にある竹内健講師の講座です)。
ここでもし苦戦するようであれば,プライドを捨てて中学英語の復習から始める必要があります。
その際は,時間をかけずにハイスピードで駆け抜けることを意識してください。
1日に1講義などと言わず,欲張って複数講義を一気に視聴して遅れを取り戻しましょう。
リスニング対策
一次試験のリスニングを突破するには,複数の講座を上手につなぎ合わせる工夫が求められます。
最初の選択肢となるのが,中学講座の「高校受験対策」の枠内にあるリスニング講座です↓

中1から中3まで合わせて全66講義が用意されており,アカウントの学年設定を切り替えることで誰でも視聴できます。
以下に中3リスニングの画面を示しますが,音声を聞いて選択肢を選ぶシンプルな形式です↓

テンポよく進められるメリットがある一方,アプリ内でディクテーション(書き取り)やシャドーイングを行う機能はありません。
講義内容自体は,通常の文法講座と連動した丁寧な作りになっており,文脈を読み解かないと正解できない新課程の傾向にもしっかり対応しています。
ただし,これらはあくまで学校の補習や受験を目的とした補助教材です。
英検4級や5級ならこの対策だけでも合格圏内に届きますが,3級以上になると徐々に太刀打ちできなくなります。
準2級以上を目指す高校生であれば,大学受験講座にある「共通テスト対策講座(リスニング編)」を併用して,よりスピードの速い音声に耳を慣らしてください。
ここで重要な事実をお伝えしておきます。
これまで紹介した通年講座は,どれも英検対策のために作られたものではありません。
そのため,十分なリスニング量を確保し,合格水準まで引き上げるためには,後述する「スタディサプリENGLISH」の多聴トレーニングを組み合わせることを強く推奨します(特に3級以上を狙う場合)。
スタディサプリにある「英検対策講座」は,あくまで直前の形式慣れや最終調整のためのものです。
合格の土台を作るメイン学習は,圧倒的な解説量を誇る「通年講座」であることを忘れないでください。
スタディサプリの英検対策講座について
基礎学力を高めたら,いよいよ「資格対策講座」のジャンルに用意されている専用の「英検対策講座」に移行します。
通常,この講座では「3級・準2級・2級」の3つのレベルが提供されています↓

中学講座のアカウントであれば,英語の科目一覧の下部に表示されるため迷わず見つけられるはずです。
なお,4級と5級の対策講座に関しては中学講座の中にのみドリル形式で格納されています(小学・高校講座の画面からはアクセスできません)。
準1級以上の専用対策講座が用意されていない点は,スタディサプリだけで英検対策を完結させたい人にとって弱点です。
大学受験講座で高い読解力を作ることは準1級対策の土台になりますが,準1級では語彙量,ライティング,面接の負荷が一段上がります。
そのため,スタディサプリで英文法・読解の基礎を固めたうえで,準1級専用の単語帳や過去問,英作文添削を組み合わせるのが現実的です。
確認時点では,各級の対策講座は,筆記対策が6講義,リスニング対策が2〜3講義で構成されています(4〜5級のドリル形式は除く)。
1講義の学習時間は約1時間ですので,1つの級につき合計8〜9時間ほどの映像授業が用意されている計算です。
例として,英検2級対策講座の具体的なカリキュラムを確認してみましょう↓

続いて,実際の英検2級の試験範囲がこちらです↓

見比べてみると,実際の試験で問われる主要な形式をひと通り確認できる構成になっていることが分かります。
特に,2024年度のリニューアルで追加された新形式のライティング対策については,2級なら要約問題,準2級・3級ならEメール問題への対応が必要です。
スタディサプリの英検対策講座で英作文の基本的な考え方を学んだうえで,公式過去問や市販の予想問題集,生成AIによる添削を活用して演習量を補うのが現実的です↓
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通年講座で培った知識にこの対策講座を掛け合わせれば,総学習時間は数十時間におよび,合格の可能性は飛躍的に高まります。
まずは「通年講座でインプット」をし,「英検対策講座でアウトプットのコツを学ぶ」という流れを徹底してください。
英検本番では,知識量だけでなく時間配分のマネジメントにも注意が必要です。
ただし,最初から細かい時間戦略ばかりを意識する必要はありません。
各級の問題の解き方をスタディサプリの英検対策講座で学んでおくだけでも,設問の見方や解答までの手順が整理され,自然と時短につながります。
変に策を労するよりも,まずは「どう考えれば解けるのか」を身につけることが大切です。
一通り終えたら,英検公式サイトから過去問をダウンロードして解き,合格ラインに届いているかを確認しましょう。
しかし,ここまで進めても,クリアできたのはあくまで「一次試験(筆記・リスニング)」の対策のみです。
二次試験の面接に向けたスピーキング練習や,本番形式のリスニング量に対して,まだ不安が残る方も少なくありません。
これまで指導してきた中でも,こうした危機感を敏感に持てる生徒ほど合格率が高い傾向にあります。
その不足している実践力を完璧に補うために登場するのが,もう1つの強力な武器である「スタディサプリENGLISH」です。
スタディサプリENGLISHを使った英検対策とは
通常のスタディサプリだけでは,どうしても実際の試験で必要となるスピーキングのアウトプット量と,リスニングの絶対量が不足しがちになります。
そこで補完教材として推奨したいのが,スタディサプリENGLISHの活用です。
かつて独立したアプリとして絶大な人気を誇った「日常英会話コース」の優れたメソッドは,現在,以下の有料コースの中に引き継がれており,追加コンテンツとして利用できるようになっています。
スタディサプリENGLISHの有料コース
- 新日常英会話コース(月額2,178円)
- ビジネス英語コース(月額3,278円)
- TOEIC対策コース(月額3,278円)
(旧)日常英会話コース(新日常英会話コースなどの追加コンテンツ)で英検レベル別に音声慣れする
スタサプENGLISHの有料コースに含まれる「(旧)日常英会話コース」の学習画面を見てみましょう↓

このコンテンツには,各級のレベルに準拠したデイリーレッスンがなんと288講義(5級から準1級まで対応)も収録されています。
有名ゲーム会社が手がけたドラマ仕立てのストーリーを楽しみながら,自然な流れで「聴く・話す」の訓練を積めるのが特徴です↓
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今回は,スタディサプリENGLISHの有料コースで利用できる(旧)日常英会話コースのストーリーの中から,高校入試や英検対策に特に役立つ「リク編」のあらすじと登場人物をご紹介します。 本コンテンツは,学生から社会人まで,日 ...
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リスニング強化に絶大な効果を持つ「ディクテーション」が,タイピングやタップだけで手軽に完結します。
さらにハードルの高いスピーキング練習も,発音した自分の声をAIがリアルタイムでテキスト化し,正しい発音かどうかを瞬時に自動判定してくれます↓

左:ディクテーション練習,右:スピーキング練習
自宅にいながらこれほど高度な発話トレーニングができる環境は,ひと昔前では考えられなかったクオリティです。
全7段階のレベル設定が用意されていますが,以下の基準で選んでみてください。
- 開始レベルの選び方:選択に迷った場合は1つ下の難易度から始める
- 本番までの到達目標:受験級の1つ下のレベルを仕上げる
新日常英会話コースで実用的な発話量を増やす
なお、数ある有料コースの中でも,英検の出題傾向と最も親和性が高いのは「新日常英会話コース」になります↓

毎週異なるシチュエーションと明確な学習目標が設定されているため,日常のあらゆる英会話シーンに対応できる応用力が身につきます。
レッスン数は各レベルごとに240個もあり,平日に毎日1コマずつ消化しても1年近くかかるボリュームです。
リスニングやスピーキングの習得において重要なのは,短期間の詰め込みではなく,長期間にわたって毎日数分でも英語の音に触れ続ける習慣になります。
そのため,中学・高校の数年間を通じてスタサプENGLISHを使い倒す価値は十分にあります。
AI英会話・オンライン英会話は面接前の実戦練習に使う
リニューアル以降の英検では「場面や状況に応じた実践的な表現力」が厳しく問われるようになりました。
ストーリー仕立ての文脈の中で英語をアウトプットする練習は,まさに新形式の対策にうってつけです。
新日常英会話コースやビジネス英語コースに搭載されている「AI英会話機能」は,この目的を達成するための最適なツールと言えます↓
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今回は,スタディサプリENGLISHの新日常英会話コースに追加された「接客英会話」をレビューします。 接客英会話では,宿泊・飲食・交通などの場面を想定し,AIと英語で会話しながら実践的な対応表現を学べます。 話した内容は ...
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オプションとして選択できるオンライン英会話を利用すれば場慣れができ,本番で緊張しにくくなるはずです↓
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今回は,スタディサプリENGLISHの「英会話セットプラン」の使い方についてまとめます。 英会話セットプランは,ビジネス英語コースと新日常英会話コースで利用できるプランです。 通常のアプリ学習に加えて,提携先であるネイテ ...
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仕上げとして,日本英語検定協会のホームページにあるサンプル問題や過去問を解き,さらに自分で生成AIを使って客観的な評価を交えながら出来栄えをチェックすれば,二次試験の面接対策も良好な状態で完了します。
一次試験に比べて,二次試験の対策説明が少しあっさりしすぎではないか?
そう不安に思う方もいるかもしれません。
しかし,英検のデータを見ると,最大の難所はあくまで一次試験であることが一目瞭然です。
一次試験さえ突破してしまえば,二次試験(面接)の合格率はどの級でも軒並み高くなっています↓
| 級 | 一次試験合格率 | 二次試験合格率 |
| 2級 | 約3割 | 8割強 |
| 準1級 | 2割弱 | 9割弱 |
万が一,面接で不合格になってしまった場合でも,一定期間,一次試験免除を利用できます。
不合格通知が届いたら,そこから次の試験に向けてスタサプENGLISHでスピーキング対策に全振りすればいいだけの話です。
その際は,デイリーレッスンのレベルをさらに引き上げ,音声変化や正確な発音メカニズムを学べる基礎講座もやり込んでおきましょう↓
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スタディサプリENGLISHの基礎講座とは?基礎英単語・基礎発音の使い方
今回はスタディサプリENGLISHに用意されている「基礎講座」について取り上げ,そこに含まれる学習コンテンツや使い勝手についてみていくことにしましょう。 日常英会話であろうとビジネス英語であろうとTOEICであろうと,英 ...
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面接で落ちてしまう原因のほとんどは,実力不足というよりも緊張や場慣れ不足であることが少なくありません。
その証拠に,かつての指導経験では,2回続けて受験した生徒はほぼ全員が合格を勝ち取っていました。
そのため,
最悪一度落ちても,次で仕留めれば大丈夫!
これくらい肩の力を抜いて挑むのが,結果的に良いパフォーマンスにつながる秘訣です。
余談ですが,英検は受験日程や出願タイミングにも余裕を持っておくことが大切です。
かつて高校3年生の教え子が,わずか1点差で準1級の二次試験に落ちてしまったことがありました。
推薦入試の出願期日が迫っており,再挑戦の時間的猶予が残されていなかったのです。
英語の音を正確に聞き取る耳を育てる作業は,楽器の絶対音感を身につける過程に酷似しています。
年齢が若く,対策を始める時期が早ければ早いほど,その効果は絶大です。
現在,通常のスタディサプリを使っている方も,リスニングとスピーキングの質を圧倒的に高めるために,スタディサプリENGLISHの導入を前向きに検討してみてください。
スタディサプリと英検対策本の比較

最後に,スタディサプリを活用して対策を行う場合と,旺文社などの市販本(ここでは「総合対策教本」を例にします)をベースに独学する場合のパフォーマンスの違いを徹底比較します。
学習内容やコストパフォーマンスの差異を分かりやすく表に整理しました(市販本は英検2級用,ENGLISHは新日常英会話コースの月額料金で算出しています)↓
| 比較項目 | 市販本 | スタサプ | ENGLISH |
| 料金(税込) | 1,760円(買い切り) | 月額 2,178円 | 月額 2,178円 |
| 講義動画 | × | ◎ | ○ |
| リスニング | ○ | △ | ◎ |
| テキスト | ◎ | ○ | × |
| 二次対策 | ○ | × | ○ |
※「×=なし,△=不十分,〇=対応,◎=非常に充実」を意味します。
教材としての決定的な違いは,小中高生向けのスタディサプリには「超一流のプロ講師による映像授業」が標準装備されている点にあります↓

一方,こちらは総合対策教本の同じ範囲を解説しているページになります。
市販本で学習を進める場合は,こうした細かい解説文章を自力でひたすら読み込んでいく必要があります↓

どちらのスタイルが頭に入りやすいかは,受験者本人の学習タイプによって分かれる部分です。
いわゆる「ビジュアルラーナー(視覚優位型)」と呼ばれるタイプのお子様は,映像の動きや講師の話し方,カラフルな図解を好むため,総合対策教本のような文字中心のレイアウトに対して眠くなる,あるいは集中が続かないと感じてしまう傾向があります。
対照的に,活字をじっくり読んだほうがスムーズに理解できる言語優位型のタイプには,市販本のカッチリした構成が非常にマッチします。
耳から情報を入れるほうが覚えやすいという聴覚優位の生徒であれば,音声アプリをフル活用する勉強法が向いているでしょう。
テキストの仕様に関しても,語彙のまとめ方などに明確な思想の違いが見て取れます。
以下は,スタディサプリの英検3級対策講座に掲載されている重要表現のリストです↓

さらに,進捗を視覚的に管理できるチェックボックス付きの単語・語彙リストも付属しています↓

スタディサプリのテキストは,別途購入しなくてもPDF形式で無料ダウンロードできる点が大きなメリットです。
必要なユニットだけをその都度プリンターで印刷して使えるため,無駄がありません。
それに対して市販の対策本は,膨大な重要語句が網羅されており,おなじみの赤シートを使って定期テスト直前のような緊張感で猛暗記できる構造になっています↓

最初から音声データが付属し,模擬試験から二次試験の想定問答までが1冊にパッケージ化されているため,あれこれ迷わずに全行程を一気通貫で完結できる手軽さが最大の魅力です。
学習期間が何ヶ月にも及ぶ長期戦になれば,買い切り型の参考書のほうが費用対効果は高くなります。
しかし,前述した通り,英検の性質を考えると,対策の勉強だけに何ヶ月も費やすプランは現実的ではありません。
指導経験から見ると,スマートフォンやタブレットでゲーム感覚で始められるスタディサプリの方が,多くの中高生にとって途中で挫折しにくく,楽しく継続できる教材であると感じています。
ただし,本番直前でタイムリミットが迫っており,合格ラインまであと数点というレベルの生徒から「短期間で一気に詰め込みたい」と相談された場合は,迷わず市販の総合対策教本をやり込むように指示しています。
まとめ
最後に,今回の内容の重要ポイントを整理しましょう。
通常のスタディサプリを使って英検対策を行う最大の強みは,一問一答のテクニックだけでなく,通年講座を通じて英語の根本的な基礎力をゼロから叩き込める点にあります。
直前のテクニック論ももちろん大切ですが,それ以前にそもそも志望級に合格するための絶対的な英語力が足りていないというケースが圧倒的に多いためです。
市販の英検対策本を使えば,短い期間で試験の形に合わせた帳尻合わせが可能になります。
しかし,日頃から勉強の習慣がついていない中高生の場合,対策本の文字だらけのレイアウトを見ただけで拒絶反応を起こし,根本的な英語力(文法・読解・単語・リスニング)を育てる前に挫折してしまいます。
一次試験のリスニングや二次試験の面接に不安がある場合は,スタディサプリENGLISHを併用すると,通常講座だけでは不足しやすい「聞く・話す」の練習量を補いやすくなります。
小中高生向けの通常講座と組み合わせることで,4技能対策の穴をかなり埋めやすくなります。
スタディサプリの洗練された映像授業やアプリの機能,そして没入感のあるストーリー教材は,勉強嫌いなお子様のモチベーションを維持する強烈なフックになるはずです。
さらに,通常講座に加入すれば,英語だけでなく他の主要科目の定期テスト対策や受験勉強もすべて見放題になります。
定期的にお得なキャンペーンも実施されているため,まずは無料体験から使い勝手を試してみてください↓
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【2026年8月】スタディサプリのキャンペーンコード一覧
当サイトは2017年から,スタディサプリのキャンペーンコードや入会特典の状況を継続的に確認しています。 読者の方に正確な情報を届けるため,毎日手動で公式情報を確認し,最新状況を随時反映してきました。 スタディサプリ(スタ ...
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昨今の教育改革や英検リニューアル以降,小手先の知識ではなく思考力や実践的な発信力が問われる時代へと完全にシフトしました。
その能力を客観的に証明できる民間試験として,英検のステータスは不動のものです。
中高生時代に英検合格に向けて努力した経験は,将来の大学入試はもちろん,就職活動やその後のキャリアにおいても大きな資産として残り続けます。
目標とする級の合格通知を手にし,受験や将来の選択肢を広げたい方は,まず自分に合った学習ツールを決めるところから始めてみてください。
そして本番の日まで愚直に努力を積み重ね,まずは最難関である一次試験の突破に向けて全力を尽くしましょう。










