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(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンの内容紹介

今回は,スタディサプリENGLISHの(旧)日常英会話コースの「デイリーレッスン」についてレビューしていきたいと思います。

ビジネス英語コースや新日常英会話コースを普段使っている方であれば,メインレッスンと似た感じで使っていくことができますが,多少の違いがあるのは確かですし,歴史的に見ればこちらの方が先に出たわけです。

ここではその学習内容や使い方の他,当時使えて今は使えない機能についても言及したいと思います。

(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンとは

新日常英会話コースに用意された(旧)日常英会話コースのデイリーレッスン

今はスタディサプリENGLISHのコンテンツの一部となっていて,「(旧)日常英会話コース」という名前で提供されているのがそれです(ただしfor KIDSコースでは利用不可)が,かつては独立した有料コースで,名前は「日常英会話コース」と言いました。

下手するとメインコンテンツ以上に量が用意されているのは,そういった過去があるからで,同じような例に,スタサプ大学受験講座に含まれる共通テスト直前対策講座などがそうです。

なお,デイリーレッスンが移植される過程でいくつかの主要機能は失われたものの,今でも豊富なトレーニングが行える学習コンテンツであることに変わりありません。

レベル1から7まで細かく分けられたコースには,それぞれ288個ものレッスンが用意されており,学習者の受講レベルは英検5級程度の英語力から上は準1級までと幅広く,自分の今の実力に合ったコースが見つかるでしょう。

極端な例になりますが,1日に1レッスンやったとして全部のレベルをやろうと思ったら5年以上が必要になります。

私の学生時代にもこういうサービスがあれば,中学入学から高校卒業まで長くお世話になっていたはずです。

実際,当時の本コースの評判を調べてみると,やはりこの対象層の広さとボリュームは多くの支持を受けていました↓

参考までに,文部科学省が提示している英語教育の目標は「中学で英検3級程度,高校で準2級程度」ということなので,在学中になんとかこのレベルには達しておきたいものです。

特に英検2級レベルを対象にしたレッスンがLv.5とLv.6の2つに分かれているのは,この級が日本では特別な意味を持つからでしょう。

最近は中学3年生で英検2級に合格している子も塾で見かけるようになりましたし,高校3年生の受験生も英検2級を取得していたがために,MARCHを受験する際の英語試験が免除となり,「取ってて良かった」と喜んでいたものです。

資格がどこでどう役に立つかを正確に予想することはできませんが,中高生が取れる資格の中で英検は今でも大きな価値を持つものですので,スタディサプリENGLISHで中高生が使える「デイリーレッスン」というコンテンツには独特の価値があるように今でも思っています。

管理人
管理人
忘れもしない2019年11月,本コースが単独利用できなくなったことは非常に残念でした。

 

 

デイリーレッスンで利用できるトレーニング

(旧)日常英会話コースのLv.6レッスン1のイラスト

キーフレーズチェックという復習用のトレーニングも一定間隔で登場してくるものの,実際に行うのはそれまでのものと同じ内容なので無視すると,現在のデイリーレッスンでは6種類のトレーニングを行うことが可能です↓

  1. 会話理解クイズ
  2. 単語チェック
  3. ディクテーション
  4. 会話文チェック
  5. シャドーイング
  6. リード&ルックアップ

これらはすべて,新日常英会話コースまたはビジネス英語コースのメインレッスンとほぼ同じ仕様なので,詳しくはビジネス英語と新日常英会話コースのメインレッスンについてで確認していただけたらと思いますが,ここでも簡単に触れておきましょう。

最初の会話理解クイズでは会話が流れるのでそれを聞き取り,続けていくつかの質問に答えます。

5W1Hに則ったものが多いですが,会話の内容を最も良く表した答えを選んでください。

学び終わりには簡単な解説がある他,会話のスクリプトや和訳を確認しながらリスニングすることもできます

(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンに含まれる会話理解クイズの例

2つ目の単語レッスンでは会話中に出てきた英単語の意味をクイズ形式で答えていきます。

問題数は決まっていませんが,制限時間はいつでも5秒で妙に緊張するものです。

3つ目はディクテーションで,これはスタサプENGLISHの大きな特徴とされ,本来は大変な作業であるはずのディクテーションがスマホを使って簡単に取り組めるようになりました↓

(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンのディクテーション

ペンも紙も要りませんし,時間もそれほどはかかりません。

3~4つ間違えたところで減点にはならないので,ストレスなく取り組むことができるでしょう。

4つ目のトレーニングに移りますが,先ほど聞いた会話例を再度,会話文チェックを使って聴き直してみましょう。

クイズの解説や単語チェックが入った関係で,より聞きやすくなっていると思いますが,ここでも自由自在に音声の再生箇所を選択できる他,様々な切り口で補足の解説が行われます。

ちなみに,これはかつて講師が動画上で行っていたものです(後述)。

5つ目のシャドーイングではイヤホンを使用します。

録音開始のボタンを押して,再生される音声を読み上げますが,評価は自己申告です。

繰り返し練習できるので是非,時間をかけてやっていただきたいものですが,取り組みの難易度を高くするために字幕オフにもできます。

最後に自分の読み上げた声が一覧となって表示されてくるので,お手本と比較して直すべきところを練習してください↓

(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンのシャドーイング

最後はリード&ルックアップです。

会話文チェックのところで主に取り上げられていたフレーズを実際に使ってみます。

まずはキーフレーズを覚え,次に英文を見ながらいよいよ音読してみます。

このときの発音は自動で発音が判定され,AIに正しく認識されていればOKです。

 

 

(旧)日常英会話コースでかつて存在していたコンテンツ

日常英会話コースの概要

最後におまけとして,かつての日常英会話コースにのみ存在していたコンテンツを紹介します。

管理人
管理人
すべて,現在の(旧)日常英会話コースでは利用できないものです。

レベルチェック

デイリーレッスンのコースは7つから

デイリーレッスンを使うにあたってまずはコース選択をすると思いますが,当時は自動で判定してもらうことができました。

その名もレベルチェックと言いますが,詳しい使い方は以下の記事で述べているので,ここでは省略します↓

なお,英検を遠い昔に取得した方は,取得級よりも下のレベルのコースを勧められることも多かったと聞きますが,最近の英検は過去に比べてより難しくなっていることも確かです。

講座選択の基準にはもう1つ考えられ,心に刺さるような先生やストーリーが見つかった場合は,測定結果にかかわらず,そちらを受講してみるのも良い結果となるでしょう。

この方法なら,今の(旧)日常英会話コースのコース選びにも応用できます。

「好きこそものの上手なれ」という格言があるように,楽しく続けることが最も大切です(もちろん,あとから受講レベルを変更することも可能です)。

大人の方で,試験日に追われることもなく,純粋に英語が好きで会話の勉強をされている方は,以下でまとめた本コースの講師陣の紹介文や各レベルのスキットを確認して,面白そうだなと思ったものから始めてみると良いでしょう。

なお,日常英会話コースではリスニングとスピーキングが中心ですが,もし総合的な英検対策を考えている方であれば,文法や対策方法を学ぶ必要があるので,小中高生向けのスタディサプリも検討してください↓

 

イントロダクション動画

日常英会話コースの選び方

かつての日常英会話コースでは,具体的なレッスンに移る前にイントロダクションを見ることができたものです。

動画の多くは3分弱の長さでしたが,それほどの短時間であっても「なるほど」と唸らされるアドバイスを得られ,講師の方の「人となり」も伝わってきたもので,Lv.6を担当するYuka先生は,「知らんぷり」という日本語を「Sit down please.」の発音と関連させて解説を進めていました↓

日常英会話コースLv.6のイントロダクション

このエピソードだけでも「普段から英語の音声に多大なる興味を持って生活されているんだな」と感じられましたし,最初の日本語での挨拶が「ごきげんよう」だったことに何より驚かされたものです。

自分の周りにはいない大変育ちの良い女性で,新鮮味の溢れる大変素敵な方という印象でした。

これから長くスタディサプリで学んでいく上で,「この人に付いていきたい」と思える師に出会えることはとても重要なことのように思います。

 

解説動画

旧デイリーレッスンにおいて,会話理解クイズは内容理解クイズ,シャドーイングはクイックレスポンスと呼ばれ,単語チェックは独立しておらず,さらにはリード&ルックアップの代わりに,なりきりスピーキングと呼ばれるものがありました↓

  • 内容理解クイズ
  • ディクテーション
  • 会話文チェック
  • なりきりスピーキング
  • クイックレスポンス

単語テストは内容理解クイズ内に取り込まれていましたが,今と違いゲーム的な要素がみられたものです↓

内容理解クイズスコア

正解する以外にも点数にかかわる要素はいくつもあり,「タイムボーナス」は時間内に答えられた場合に,「NOリピートボーナス」は1回で聞き取れた場合に付与されました。

次の「音声スピードボーナス」は速度を「速い」に設定してトレーニングしたときに付くポイントで(今は6段階で速度調節できますが,昔は3段階でした),その日1回目の挑戦であれば,「本日のファーストトライボーナス」がもらえたものです。

会話文チェックのトレーニングでは,単語の意味をチェックできるだけでなく,受講者がつまずきやすい表現については,個別に解説を右の欄で確認することができました

かつての会話文チェック

画像右に「解説動画で確認する」というボタンがあり,クリックすることでさらに理解を深めることが可能だったわけです↓

日常英会話コースにかつて存在した講義動画の例

ちょうど疲れてきた頃にこのような動画を観ることで,有意義な気分転換にもなりますし,もちろん記憶にも残りやすくなります

上記は「Keep it up」というキーフレーズの解説動画になりますが,発音する際の単語と単語のつながりや,アメリカ英語とイギリス英語両方での発音を聴かせてもらえるので,国別のなまり(発音され方の違い)までをも理解することができました!

こういった余談めいた知識がきっかけになって英語に開眼することも大いにありうるものなので,動画は大変素晴らしいコンテンツだと思ったものです。

 

なりきりスピーキング

なりきりスピーキングについて

同じデイリーレッスンから今度は「なりきりスピーキング」を紹介しますが,これは機械を相手にスピーキングの練習までできてしまうものでした。

今はそうでもありませんが,当時こういったアプリは周りであまり見かけなかったものです。

内容は,実際の登場人物の役になりきって自分が会話を担当するもので,いわゆる「ロールプレイ」を行います↓

なりきりスピーキングの開始画面

パソコンの場合ですと,自分の声を録音するのにマイクが別途必要でしたが,スマホだと通話口に向かって話すだけで何の準備も要りませんでした↓

なりきりスピーキングの録音画面

私は普段,パソコンでスタディサプリENGLISHを学習していたので,スピーキング練習のときだけスマホでやっていたものです。

なりきりスピーキングにおいても,今のリード&ルックアップのように自分の声を録音でき,最終的にはスキット1つ丸ごと通して聞き直すことができました

スピーキング関係のトレーニングというのは,主に通勤時に学習している方だとついついスキップしてしまうところではありますが,実際に自分の声を聴くのは思った以上に面白いものです↓

なりきりスピーキングの振り返り画面

 

 

まとめ

日常英会話コースの進度

以上,スタディサプリENGLISHの有料コースで利用可能な(旧)日常英会話コースのデイリーレッスンについて,過去のトレーニングも含めて色々と紹介してきました。

先に示した記事内でも述べたように,デイリーレッスンのストーリーはシナリオに定評のあるゲーム会社に委託して作ってもらったものなので,細部まで凝っていて飽きがこないものになっています。

英会話が行われている場面も,実際に学習者が置かれている環境に近いシーンになっており,出てくる表現の多くが,普段言いたかったけれど英語でどう言えばよいのかわからなかったものばかりであることに嬉しくさせられるはずです。

例えば以下の英文はそれをよく表しているように思います↓

(旧)日常英会話コースに登場した言い淀みのあるセリフ

これ一文覚えてしまうだけで色々な表現や単語を学べますし,that以下では言い間違えの雰囲気まで練習できてしまうのもリアル感があって素晴らしいと思いました。

実際の会話では言い淀みもよくある表現の1つです。

かつて存在した講師の解説動画は時間こそ短かったものの,それでも動画を通して学ぶことは多かったように思います。

肝心のトレーニング内容ですが,語学で疎かになりがちなスピーキングの練習が充実していたのが特徴的でしたが,これはスタディサプリENGLISHに含まれるどのメインレッスンであっても変わりません。

声に出すことで記憶にも残りますし,もし英検を受験する方であれば,2次試験で面接を受けることになるわけですが,普段から話す練習を積んでおけば,本番で自信を持ってスピーキングすることができるように思われます。

是非,スタディサプリENGLISHで「聴く」と「話す」能力を高めて,理想の自分に近づいていきましょう!

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最後までお読みいただいた方に心より感謝申し上げます。

  • この記事を書いた人
学校の教室

スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのはずっと昔のことですが,教授から数年に一度の秀才と評してもらったことは今でも心の支えです。小学生から高校生にまで通じる勉強法を考案しつつ,気に入っているスタディサプリのユーザー歴は7年を超えました。オンラインでのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

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