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スタディサプリの英語は長文演習編で完成

スタディサプリの高3英語ですが,通常,メインとなるのは4つの講座です。

そのうちの3つについては,文法編→英文解釈編→読解編の順番でこれまでに紹介してきましたが,今回紹介する「長文演習編」がそのラストを飾ります。

ここまでやれば大学受験英語で周りの受験生に引けを取ることはありません。

もちろん,この後に各種対策講座や季節演習講座を受講して得点力に磨きをかけることは必要ですし,英作文や英単語やリスニングなどを学べるサブ講座を視聴することもあるでしょうが,ひとまず本講座で高3英語の基礎が完成するのだと理解してください。

長文演習編では実際入試で出題された長文を題材として,要旨を問う問題から和訳問題,はたまた文法問題までを幅広く扱います。

スタサプ高3英語の長文演習編の特徴

高3リーディング長文演習編の講座一覧

レベルについて

本講座はスタディサプリの大学受験生・高校3年生向けの通年講座に属しており,多くと同様,3つのレベルから選択して受講することが可能です。

具体的な名称を箇条書きにしてみましたが,赤い部分だけが異なります↓

  • 高3スタンダードレベル英語リーディング<長文演習編>
  • 高3ハイレベル英語リーディング<長文演習編>
  • 高3トップレベル英語リーディング<長文演習編>

これらの違いは講義で扱う英文や解説の難易度となりますが,いずれか1つしか受講できないわけでもないので,最初は自分のレベルに合ったもの(または下のレベル)から始めることが大切です。

確かにそれぞれには目標志望校が設定されており,スタンダードレベルだと日東駒専や産近甲龍,ハイレベルはGMARCH・関関同立・国公立,トップレベルともなると早慶や旧帝大となっています。

とはいえ,実力がないのに早慶志望だからといきなりトップレベルを背伸びして取ってみてもうまくいきません。

決して英文内容を理解できないまま授業に臨むことのないように注意してください

悩むのであればまずはスタンダードから始めて,ハイレベルを経て最終的にトップレベルを受講すれば良いでしょう。

少なくとも受験で最も合否を分ける長文読解の講義なわけですから,時間を多く割いたところで無駄な勉強とはなりません。

もっとも,すでに肘井先生の読解編を受講しているわけですから,問題の難易度や予復習といった授業スタイルについてはかなり多くを理解しているはずなので,学び方で戸惑うところは少ないように思われます。

 

構成について

さて,この長文演習編の構成ですが,どのレベルの講座も全部で8講義しかないのが特徴です↓

長文演習編のもくじ

そういう意味では,関先生の英文解釈編と同じ態度で臨むのが良く(こちらも8講義で読解や英文解釈を学べました),ただ闇雲に数をこなしていくタイプの講座ではないと言えます。

実際,扱う長文ごとに学ぶべきポイントが明確化されているので,1つの英文からできるだけ多くを学び,その知識を実際の入試問題に応用できるようになりましょう

そのためにも,パソコンから開くと確認できる「この講座の紹介動画(はじめに)」で語られる学習手順には厳密に従うようにしてください↓

長文演習編の予復習に関する講義

簡単に要点をまとめると,予習では英文を読み,問題までしっかり解くことが必須となります。

このとき,スラッシュリーディングを行っては文構造を自分なりに分析し,未知の単語は辞書で意味を調べ,現時点での自分の実力の限界を明らかにした状態で授業に臨むことが大切です。

講義自体は全部で1時間程度と,他の講座と比べたときに抜きん出て多いわけではありませんが,視聴したら終わりとはなりません。

その後の復習こそが最も大切ですから,そこに多くの時間を投入してください。

復習では,構文把握をやり直しては単語を暗記し直し,隅々まで理解した状態にしてから音読を何回も行います。

長文読解が苦手な方ほど,予習時の理解が及ばない範囲が多くなるので復習の量が増えることになりますが,そこまでしなければその英文を理解したことにはならないので注意してください。

管理人
管理人
これをカップラーメンに例えれば,予習と講義まではお湯を注いで3分待った状態にすぎず,復習でようやくスープを飲みだし,音読で麺まで味わうことになります。

なお,本講座には「英語音声付き」の但し書きがありませんが,こちらも読解編や英文解釈編などと同様にお手本の英語音声(音読トレーニング内にあります)を聴くことが可能です。

ここまでの予復習についてはテキスト内で詳細を確認できるので,適宜目を通すようにしてください↓

スタディサプリの復習用教材と復習の仕方

長文演習編に費やす時間の目安をまとめると,

  • 予習1時間
  • 講義視聴に1時間
  • 復習に2時間以上

をかけるようにします。

とすると,1つの講義に最低4時間はかかる計算になるので,今受講しているレベルの8講座をすべてやり終えるためには32時間以上が必要です。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが,予習してから講義を視聴するまでは同日中に済ませたいわけですから,毎日2時間以上を英語学習にあてると仮定すると,2~3週間はかかります。

とはいえ,それで長文読解が学べてしまうというのは,独学している方からすれば物凄く早いと感じるでしょう。

 

 

長文演習編のテキストと授業内容

長文演習編の文章とポイント

ここからは長文演習編のテキストを見ながら,授業内容についてもう少し詳しくみていくことにします。

上のテキストだと右ページに2つほどが挙げられていますが,先述したように,本講座では毎回このようにポイントが提示されるのが特徴です。

講義を通して何を学ぶかが明確になっているので,目的意識を持って取り組むことができます

講義では各ポイントについての解説があり,実際手を動かして書き込みながら理解を深めていくことになるのも親切ですが,予習段階においては空欄の存在を気にすることなく,問題を解くことに専念しましょう↓

講義でポイントについて解説する肘井学先生

ちなみに,こうした書き込み型の教材を用意してくれる先生というのは決まって教育熱心です。

みなさんが普段通っている高校で授業を受ける際,英語科の先生は自作プリントなどを配布してくれているでしょうか。

もちろん,プリントだけ配られて後は聴くだけというのもつまらないでしょうが,先生がただ和訳を言って生徒がただそれを写すだけの授業は最悪です。

管理人
管理人
数年前に公立高校の授業をこっそり動画にして見せてくれた生徒がいましたが,先生が「音読してください!」と誘っても生徒は誰一人声を出そうとせず,先生の声だけが教室に空しく響くような授業が高3の冬(受験直前期)においても行われていることに衝撃を受けました。

その点,スタディサプリの肘井学先生はポイント解説にとどまらず,最初の文から最後の文までのすべてを丁寧に解説してくれます。

予習段階で解くことになる問題は論理展開を示す語が入れてあったり,和訳するタイプの問題,さらには文章の要約を問うものなどと多岐にわたっており,文章の内容を理解できていなければ到底正解することはできません↓

長文演習編の問題例

もちろん,こういった問題が解けないからこそ講義を受ける価値があるわけなのですが,かといってできなくて当然ともなりません

変に苦手意識が芽生えてしまうと「どうせわからないから」などと予習をせずに講義を視聴することになりかねず,その場合ほとんど何も得られないことに注意してください。

自分なりにどの部分までがわかってどの文が理解ができなかったのかを明確化するためにも,予習の段階で正解の根拠までをしっかり考えるようにし,できれば,そのときの思考のプロセスをテキスト内に書き込んで残しておくようにしましょう。

人は自分の間違いをなかったことにしてしまいがちです。

講義内では背景知識も解説されるので,似た内容の文章が出た際は結末が推測できるようにもなります。

テキストにそのまとめを毎回確認することができるのですが,これが中々に秀逸な出来です。

全レベルで扱う内容を左側にまとめておきましたが,上からスタンダード・ハイ・トップレベルの順になります↓

長文演習編で学べる背景知識一覧

レベルが上がっていくに従い,扱うテーマも難解なものになっていることがわかるでしょう。

こうしたテーマについては,一度は自分の頭で考え,何かしらの答えを出して持っておくことが大切です。

というのも,先ほど述べたように今後入試で同様の英文が出てくれば文脈が予想しやすくなりますし,変な話,国語で似た文章を読むこともあるでしょう。

他にも,英作文を書く際のサポートセンテンスや面接や小論文で意見を問われる場面で使えるなど,いつか何らかの形で貢献してくれることと思われます。

その他,テキストには解答解説があったり,重要語彙リストや音読用の白文もあったりしますが,いずれも肘井学先生の授業ではお馴染みのものです↓

長文演習編の解答など

先の音読用音声も使って,頑張って復習しましょう!

くどいようですが,本当の意味での勉強が始まるのは講義後からです。

 

 

まとめ

肘井先生の長文演習編での講義風景

以上,スタディサプリ高3英語のある意味最後となる長文演習編について解説してきました。

本講座までをやり終えたら大学受験英語の基礎部分が完成することとなり,入試問題を解くために必要な知識はこれまでに習ったものの中にある状態になりますし,他の授業を受けたときや復習時の理解の深さも変わってくるでしょう。

「あー,なんかどこかで聞いた話だぞ」

とか,

「この単語,どこかで見たことあるな」

などと思うようになれば,あとは問題を数多く解き,その都度見つかった弱点を再度理解し直す作業をこなすだけで,本番でも合格者平均に近い得点が期待できるようになります。

もちろん,これに英作文やリスニングの知識を加えることや,英語と同じくらい他教科の勉強も大切ですから,そっち方面の勉強をスタディサプリで行うのも良いですし,ここまでに学んだことを忘れないためにも今まで使ってきた教材を音読し直すなどの工夫も考えられるでしょう↓

1つ言い忘れていましたが,大学入試ではトップレべルの最後で学んだ文章以上の長さのものが出題されますし,ある程度の確認作業は犠牲にしてでも制限時間内に答案を作り上げなければなりません。

折角スタサプで長文演習編まで学んできても,これらの対策を怠ってしまえば点数が取れないので,最終的には毎日1つの英文長文を読むくらいまでには達するようにしてください。

が,長文演習編まで学んできたことは1つ確かな成果と見なして自分を褒めるようにして,また明日から頑張っていきましょう!

スタディサプリは速習にも向いていますので,あなたのやる気次第で今後はどうにでもなります。

これからスタディサプリを使って英語を学ぼうと思っている方は,キャンペーンやコードについて言及した記事を確認してから申し込んでみてください。

最後までお読みいただき,ありがとうございました。

  • この記事を書いた人
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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,教授から「ここ数年で一番の秀才」と評されたことは今でも私の心の支えです。小学生から高校生にまで通ずる勉強法を考案しつつ,気に入って使っているスタディサプリのユーザー歴は6年を超えました。オンラインでのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです!

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