共通テストは,単なる知識の有無を問うだけの場ではありません。
厳しい制限時間がある中で,膨大な資料を処理し,論理的な解(答え)を導き出す「情報処理のスピード(頭の回転の速さ)」を競う戦いです。
もはや「対策なし」で臨むのは,十分な準備運動もせずにいきなり本番の激しい試合に挑むようなものです。
当記事では,2021年の開始から現在に至るまでの出題傾向を徹底分析し,本番で「自己ベストの最高得点」をたたき出すための「実践的な攻略法」をお伝えします。

目次
Toggle共通テストの出題傾向:センター試験との違い
まずは,私たちが戦う相手の特徴を確認しましょう。
従来のセンター試験から何が大きく変わったのか,主要な変更点を以下の表にまとめました。
▶共通テスト VS センター試験:主な特徴の比較
| 項目 | センター試験(旧形式) | 共通テスト(現行) |
| 評価能力 | 知識・技能の暗記が中心 | 思考力・判断力・表現力を重視 |
| 英語配点 | 筆記200点:リス50点 | 読解100点:リス100点(1:1の割合へ) |
| リスニング | 全問2回読み | 1回読みが導入(第3問以降) |
| 数学の時間 | IA 60分 / IIB 60分 | IA 70分 / IIBC 70分 |
| 国語の時間 | 80分 | 90分(2025年以降) |
| 構成 | 6教科30科目 | 7教科20科目※ |
※共通テストの構成ですが,まず最初に情報Iが加わって6教科31科目になった後,現在の7教科20科目に整理されました。
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自分の限界を知る:青ペンを使った「自己分析(弱点発見)法」
解き方のコツを身につける前に,現在の自分自身の「本当の実力」を正確に測定する必要があります。
これが,青ペンを使った「自己分析(弱点発見)法」です。
- 時間を測らず,まずは自力で最後まで解く。
- 制限時間内に書いた答え(鉛筆)と,時間をかけてじっくり考えた答え(青ペン)を分ける。
- 青ペンで解けていれば「解き方のコツや時間配分で解決可能」,青ペンでも解けなければ「そもそも基礎知識が不足している」と判断します。
共通テストの問題は,焦って自滅することがない限りは実力通りの結果が出るように作られているため,例えば時間を無制限にかけても6割しか取れない実力の受験生が,どのような小手先のテクニックを使ったところで,本番でいきなり8割を取ることはできません。
その場合,
の順に学んで基礎を固めてから,共通テストの戦略を考えるようにしてください。
すべての土台となる読解力
「青ペン」で時間をかけても解けない場合,あらゆる問題を解くのに必要な読解力そのものが不足している可能性もあります。その場合,英語の問題文や質問文をすべて日本語に訳してあげても正解できないはずです。
【教科別】最短攻略ガイド
ここからは,実践的な解き方を解説していますが,当記事で紹介しているのはかなりの高得点をたたき出すための理想的な方法であり,これは多くの受験生の目標点を超えてしまっているかもしれません。
それこそ,各種予備校から伝えられる分析結果同様,これらすべてを同じように完璧に実践できる受験生はほぼいないはずです。
そもそも,私にとってベストな方法が必ずしもあなたに合うとは限りません。
お互い,得意不得意な領域は全く違うはずです。
ゆえに,自分に役立ちそうな解き方をかいつまんで試してみては,上手くいったものや「これなら何とか自分にもできそうだ」と思えるものだけを自分のやり方として採用してください。
とはいえ,本番が近づくにつれて実力が高まっていくのが自然ですので,それに併せて解き方もより高度なものに変化させていく必要があることも覚えておきましょう。
英語:読解とリスニングの「同時進行」
- リーディング:純粋な文法問題は消滅。「スキャニング(必要な情報だけを素早く探し出す読み方)」が有効です。第1問~第6問まで,設問を先に読み,必要な情報だけを英文から抜き出す感覚を養ってください。
- リスニング:後戻りできない1回きりの一発勝負に対応するため,音声が流れる前の「問題の先読み」が生命線になります。
共通テストの英語はリーディングとリスニングがどちらも100点満点で,1日目の15時20分~16時40分に前者が,そして17時20分~18時20分に後者が行われます。
これまでの平均点の推移は以下の通りです↓
2021~2026年
- リーディング:58.80→61.80→53.81→51.54→57.69→62.81点
- リスニング:56.16→59.45→62.35→67.24→61.31→54.65点
リーディングの対策を開く(タップで展開)
文法やアクセントなどを単独で問う問題は一切なく,第1問から第6問までのすべてが文章題です。
私は初めて見たタイプの問題に関しては質問の先読みなどをせず,最初から最後まで普通に読んでから問題を解くことを自分なりのルールにしているのですが,正答率を落としてでも急いで先に進まないと時間がギリギリになってしまうこともよく理解しています。
時間切れになってしまっても85%くらいの得点は維持できますが,全部の問題に目を通した方が結果的に高得点になることが多いです。
なので,おすすめの方法は「設問を先読みして必要な情報を探す方法」としますが,最初から全部読む方法でも構いません(判断はすべて自分の手に委ねられています)。
内容がちんぷんかんぷんのままだと,さすがにもう一度読み直さないと正解できないでしょうが,見直したい気持ちは極力抑え,立ち止まって時間を浪費することのないようにしてください。
それくらい読む分量は多く,答えに迷った時はとりあえずどこかにマークしておき,同時に問題冊子の番号にチェックを入れておき,最後までやり終えてから戻ってくることをおすすめします。
第1問のAはメッセージのやり取りや表の読み取り問題で,試験の雰囲気に慣れるようにと難しさは控えめです。
Bはウェブサイトに書いてある内容を理解するもので,丁寧に一つ一つ検証していくよりも,パッと眺めて「これっぽいな」と判断したものの詳細(数字など)を確認すると早いです。
とはいえ,どんな内容のことが書かれているのか大まかに内容を把握することは真っ先にしておきます。
第2問は表や記事(広告含む)やコメントの読み取りが主ですが,こちらも全体把握をざっとしてから質問を読む方法が有効です。
本文の内容が別の言葉に言い換えられたものが正解になっていることが少なくないため,本文との確認作業なしにこれと簡単に決められる選択肢ではないことに注意してください(少なくとも2択で迷うはずです)。
第3問は旅行や学校生活に関連する口コミや記事,ブログなどの内容を理解する能力が問われます。
AとBの問題に分かれている問題では「こんなに読んだのにこれしか解く問題がないのか」と憤ることもあるでしょうが,出題者からすれば問題にできそうな情報がそれくらいしかないわけです。
計算が必要な問題や,出来事を起きた順に並び替える問題があり,特に後者は,英文を読みながら同時に順番を整理していくようにしないと時間がかかってしまいます。
第4問からは気持ちを切り替えなければなりません。
というのも,ここからはずっと長い長文が続くからです。
おまけに,ここまでの問題と異なり,より内容を深く理解していく必要があります。
推理を必要とするタイプの問題は,そうしないと解けません。
私は先に文章を読んでから考えることにしていますが,文章だけでは意味がよくわからなくても,後に載っている図表を見れば「なんだ,こういうことだったのか!」とすんなりわかることがあるので,先にどんな図表があるのか目を通しておくと良いでしょう。
第5問は何らかの記事と発表用の準備(スライドやメモ)がセットになった問題です。
問われる内容はこれまでと同じで,内容理解や要約の他,出来事の順番を整理する出題が中心ですが,major figure(主役)とminor figure(下っ端)のような見慣れない単語の意味を前後の文脈から推測する問題も見られました(2021年)。
第6問はAとBの2つに分かれ,より専門性の高い記事や教科書を読み,内容を要約したり深い理解度が問われたりします。
解き方としては,最初に文章をざっと読み,質問に答える際に詳細を後から検証する形を推奨しますが,文章が長くて探す場所を見失ってしまうと時間を大きくロスしてしまうため,読みながらどんな内容が書いてあったかを段落の横に短い日本語で書き出しておくのがおすすめです。
長文は基本的に時間さえかけられれば正解できるので,第6問に取りかかった地点でどれだけ時間が残っているのかが正答率に影響することを忘れてはいけません。
過去問の結果を分析する際は「読解力が不足していたのか,それとも単に時間が足りなかったのか」をよく考えてください。
実際,第6問が苦手だという生徒の話をよく聞いてみると,第5問までに時間を使い過ぎてしまっていることが原因になっていることが少なくありません。
なお,見慣れない単語(専門用語や造語)は必ずどこかで言い換えられています。
大問ごとの配点や解答時間の目安は以下の通りです↓
リーディングの得点と時間の目安
第1問:10/10点,9分
第2問:18/20点,13分
第3問:12/15点,13分
第4問:14/16点,13分
第5問:12/15点,13分
第6問:24/24点,19分
時間は1分程度前後して構いませんが,第4~6問ではそれぞれミスがあっても1問までに留め,全問正解の大問がいくつか見られる状態にまで達してください。
上のように解くことで,80分で90点が取れます。
ところで,全ての選択肢を検証し終えても判断に迷う問題は確かに存在し,それにいくら時間をかけても正解できない可能性が高いです(例えば,2021年の8番など)。
ならば,先述の通り,勇気を持って後回しにしてしまった方がよっぽど賢明でしょう。
一般的に,並び替えの問題(何問かセットになっていて,全問正解して初めて得点になる問題)や推測問題(国語が得意でないとたとえ和訳を読んでも正解できない問題)は,人によっては「捨て問」にしてしまうべきです(それでも8割は取れます)。
読まされる文章は事前知識がないものがほとんどでしょうが,なかなか為になる英文が多いように思うので,楽しみながら読めると理想的です(これは国公立や私立の一般入試でも同じです)。
他に気づいたこととして,センター試験の名残のような問題があった他,新しい思考力を問う問題,realiseのようなイギリス英語の綴りも見られました。
リスニングの対策を開く(タップで展開)
共通テストの英語では,リーディングと同じ配点に格上げされた「リスニング」の重要度が特に増しています。
一般的に,リーディングよりリスニングを得意とする人の方が多いですが,2026年のように急激に難化することもあるので「リスニングは簡単だ」という先入観を持つのは良くありません。
リスニングは文法知識や速読力も測れる特徴があり,例えば聞き取りづらい音は自分の文法知識を総動員して推測しますし,聞こえた順に頭から理解していく(できれば日本語に訳さず,状況を頭に映像として浮かべる)ことを意識します。
とはいえ,前から順に理解していくのは長文を速読する時も同じですから,リーディングができる人は正しい英語の音さえ聴き分けられれば問題なく解けることになり,過度に心配する必要はありません。
加えて,リスニングはリーディングよりも短期間で完成できる点が魅力でもあります。
とはいえ,時間を味方につけた方が圧倒的に楽なので,毎日5分でもいいので英語の音声を聞く習慣を身に付けましょう。
通学時間であったり,寝る前の5分だったりは単語とリスニングの勉強に充てます。
リスニングテストは一方的に音声が流れて強制的に終了となるので自分で制限時間を気にする必要はありません。
試験中に「どのような行動を取るか」だけに気を払い,間違いが連鎖することによる大失敗を避けましょう。
過去問を解いていて連続で間違えた箇所があれば,それは「よく聞き取れなかった問題の焦り」を次の問題にまで引きずってしまったことが原因である場合がほとんどです。
音声がいったん流れ終えたら,それ以上その問題に時間をかけたところで正解率がアップすることはありません。
その場合は思い切って適当にマークして,気持ちを切り替えて次の問題に集中しましょう。
基本的には,後ろの問題になるほど難しくなっていくパターンです。
英文が読み上げられる回数には違いがあり,第1問と第2問では2回ずつ読まれるので多少余裕があります。
とはいえ,あまりに余裕ぶっていると1度目にまったく聴き取れずに焦ってしまいますし,心の準備をする意味でも,あらかじめ質問に軽く目を通しておき「どのような話題がポイントになるのか」を予想しながら待ち構えておきたいところです。
第1問のAは1人の話者がしゃべり,その内容を最もよく描写した選択肢を選ぶものですが,1問くらいはやや戸惑う問題が入っているかもしれません(2021年や2022年の問3など)。
実際,簡単な問題と難しい問題を両方含めることで初めて成績に差が付くわけですから,自分なら全問正解できるなどと決しておごらず,できる問題を確実に得点していく謙虚な姿勢が大切です(勘でも25%の確率で正解できますし,明らかに違う選択肢を1つでも排除できれば可能性は33%に上昇します)。
Bは内容的に正しいイラストを選ぶ問題ですが,英語の音が繋がったり消えたりする感覚に慣れていればof herselfなども正確に聴き取れるでしょう。
イラスト間で違う部分に注目し,どの箇所が話題の中心になるのか推測できると正解率が高くなります。
第2問もイラスト問題ですが,今度は複数の人の対話を聞き,対象となっている物や場所について尋ねられるものです。
dirty(汚い)とsunny(晴れ)という単語から軍手と帽子を予測する(2021年)などの共通テストらしい出題も見られました。
ここまでは2回読まれることもあって,そこまで慌てることにはならないでしょう。
しかし,第3問からはレベルが一段階上がります。
1回しか音声が流れない上,会話の量がグッと多くなるからです。
第4問以降の問題では先読みの時間が別に取られますが,そうでない第3問で先読みが不要かといえば決してそのようなことはなく,時間が絶えず足りないように感じられます。
質問文と状況設定くらいは先に見ておかないと正直きついです。
出題内容ですが,似た音の聞き間違い(backとbagなど)を狙ったものが過去にありました(2021年)。
正解の根拠が対話の最後まで出て来ない問題もありましたが,答えが決まり次第すぐに次の問題の先読みを行います。
参考までに,音声が流れ終わってから約10秒すると次の問題が読まれました。
第4問以降はメモを取る頻度が増えるかもしれませんが,最後に書いた内容が覆る(やっぱりやめた,等)可能性があることと,メモを書くことに集中しすぎて肝心の音声を聞き逃さないことに注意しましょう。
確かに図表から答えを判断できるので,以降の第5・6問と比べるとそこまで大変には感じませんが,複数の条件を全部満たして初めて正解になる問題もあるため油断大敵です。
第5問は大学の講義内容をノートに取る形式になりますが,言い換え表現が多いため,単語ではなく「話の全体的な内容」を重視して聴くようにしてください。
選択肢が対立する意見になっていたり,ポイントとなる単語さえ聴き取れていれば混乱することはないですが,途中で追加の音声が流れることもあるのでゆっくりはしていられません。
最後の第6問はAとBの2つからなり,前者はまだしも,後者では国籍別の訛り(イギリス英語など)と4人の話者が入り乱れ,非常に混乱させられるはずです。
これまでは女性と男性の声さえ区別できれば良かったところを,ここだけは同性内での声の区別もしなければならなくなります。
90点が目標点なら,2回読まれる前半の問題とグラフや表のある第4問をほぼノーミスで突破し,残りの問題は2~3問のミスまでが許容範囲です↓
リスニングの得点の目安
第1問:25/25点
第2問:16/16点
第3問:12/18点
第4問:12/12点
第5問:15/15点
第6問:10/14点
実際は緊張からのうっかりミスもあるでしょう。
なので,教室ではより現実的な目標として「8割目標」で指導しています。
その場合,上の状態からさらに2問どこかで間違えられることになりますが,1問あたりの配点が3~4点に相当するので,どれを間違えても中々にダメージが大きいです。
途中まで順調に来ていても,第5~6問が本当の勝負だと思っていてください。
ところで,私はリスニングが難化するほど望ましいと考えていて,本番が難しければ多くの生徒はごまかしがきかず,真剣にリスニング対策せざるを得なくなるからです。
共通テストが登場するまでは,リスニング能力が高くても入試でそこまで有利に働くことはありませんでした。
できる人は満点ですし,できない人も適当にマークして7割くらいは取れたからです。
ですが,現在のテストを見るに,リスニング対策をしっかりしないで挑むと5割すら危ういはずです。
そうなれば,リーディングで9割取ったところで総合点は大きく下がってしまいます。
そのような悲しい事態を避けるためにも,日頃から英語の音声を聴く習慣をつけてレベルアップを意識して日々頑張りましょう!
数学:出題者の意図(誘導)にうまく乗る
共通テストの数学は,太郎さんと花子さんの会話の中に「解き方のヒント(誘導)」が隠されています。
自分の解き方に固執せず,出題者の意図(誘導)にうまく乗れるかが高得点の鍵です。
IA・IIBCの両者とも試験時間は70分で,どちらも配点は100点満点となっています。
平均点の推移は以下の通りで,赤で示した令和4年度(2022年)は歴史的に難化しましたが,それでも得点調整が行われなかった理由は「文系理系問わず全員が平等に受ける必須教科だから」です↓
2021~2026年
IA:57.68→37.96→55.65→51.38→53.51→47.20点
IIBC:59.93→43.06→61.48→57.74→51.56→54.52点
数学IA(新課程:令和8年度以降)の対策を開く
第1問は小問の集まりとなっていて,第2問以降で問われない範囲からの出題となります。
内容がどこかに偏ってしまうとヤマをかけた人の得点が不当に高くなってしまう恐れがあるため,前半と後半とで扱う単元が異なっていますが,この方針は第2問でも同じです。
新課程2年目となる2026年の第1問〔1〕は命題と証明問題でした。
慎重に読んで進めていきますが,少しでも読み違いがあると途中で詰まってしまい,貴重な時間を大量に失ってしまうことになるので,手が止まったら勇気を出して一旦先に進むことも重要です。
〔2〕は三角比と平面図形で受験生の得手不得手がはっきりと影響しやすいところになります。
何かしらの特殊な図形の設定に気付けないと解けないことが多く,特に最後の方に置かれた問題ほどその傾向が高いため,時間との兼ね合いでとりあえずは保留にして先に進むことが少なくありません。
第2問は2次関数とデータの分析で,2人の会話による誘導が付いていたり,設定が東京オリンピック2020の記録データなど身近なものになっています。
2次関数も最後の方は解きにくいものですが,すっかり定着したデータ分析の方は「必ず出るものだ」と腹をくくってちゃんと勉強している生徒が増えました。
第3問以降は数学Aの範囲で,まずは図形の性質からです。
立体図形の問題が出ても結局はどこかの平面で切り取って考えるので,平面図形の問題に落とし込むことができます。
第4問は場合の数と確率となっていて,正面からまともに計算して解けない場合には「そうならない確率(余事象)」を考えることがポイントです。
全体的に難しくなると最後まで無傷で解き切れる大問の数は大きく減ってしまいますが,それぞれの大問で1~2問のミスに押さえて8割を目指し,通常時は「時間切れが理由で解けない問題が最後に少し残っただけ」の状態を目指します↓
数学IAの得点と時間の目安
第1問:26/30点,21分
第2問:27/30点,21分
第3問:20/20点,14分
第4問:17/20点,14分
くどいようですが,共通テストの数学では問題に隠されたヒントに気が付くことができなければ得点できず,どうしても時間内に解ききれない問題が生じてきてしまうものです。
ゆえに,解くべき大問の中で2ヶ所くらいは,それこそ一気に6点くらいマイナスになってしまってもおかしくありません。
その失点箇所が1つで済めば90点台,2~3つあると80点台になる,というイメージです。
数学が武器の人であっても,たとえ9割以上を取れなくても「今回はたまたま問題との相性が悪かっただけだ」と思うようにして,自信までは失わないようにしましょう。
数学IA(旧課程:令和7年度以前)の対策を開く
第1~2問は必ず解く問題で,第3~5問(場合の数と確率,整数の性質,図形の性質)から2つを選んで解答します。
第1問〔1〕は2次方程式や等式の問題です。
素早く計算を行うことになりますが,解答欄の空欄の形(ルートの中身など)を「答えのヒント」にして解くようにしましょう。
計算は暗算を基本としますが,途中式を問題用紙の空欄の近くに書いておけば,いざというときの見直しに使うことができます。
途中式を書くならきちんと書く,暗算でやるならその分早く解くといった具合に,どっちつかずの中途半端な状態は避けてください。
〔2〕は〔1〕とは別分野からの出題になりますが,よく出る三角関数の問題であれば有名な公式群を手早く使って解いていきます。
正弦定理に余弦定理,はたまたsin,cos,tanの基本公式がすぐ頭にパッと浮かぶ状態になっていないと時間に間に合いません。
2021年度のものは三平方の定理の証明でよく見る形でしたが,この証明は東大入試でも出たことがある有名なものです(それを知らなくても,問題の指示通りに式を立てていけば気づけるようになっています)。
図を自分で正確に書くことも大切で,見た目からすぐに答えが埋まる問題もあり,例えば2021年度の(4)は,他の問題が一切解けていなくても正解することができました。
たまにはそういった簡単なボーナス問題もあるわけです。
第2問は,これまで見たことのない切り口で始まる問題が多く,まるで思考力を問うクイズを解いているような感じがしました。
とはいえ,2021年の時のように「ストライドが0.05大きくなるとピッチが0.1小さくなる」といった文章以外に,わざわざ「一次関数で表せる」などと親切にヒントが書いてあることもしばしばです。
その他,マークシートの形式に慣れておくことが必要で,あまり過去問を解いていないと解答欄に「−(マイナス)」や「a(アルファベット)」を入れたり,2.00のような数字を「カ=2,キ=0,ク=0」とバラバラに答えたりするマーク形式にまごついてしまうかもしれません。
第2問には,現実世界のデータ(総務省のホームページなど)を出典とする問題が見られ,初年度から2024年に至るまで,箱ひげ図やヒストグラムに散布図などの「統計に関する問題」が必ず出題されています。
大体こういうものは,面倒な計算が入ってくると多くの時間を要しますが,共通テスト程度であればグラフの見た目を正しく分析するだけでも解けるはずです。
ページ数はセンター試験のときの3倍くらいの分量となり,確かに見た目には多く感じられますが,読む部分が多いだけで実際に解くのにかかる時間はさほど変わりません。
なお,統計の範囲を苦手とする受験生は想像以上に多く,塾で私が「必ず出るから対策しろ」と口を酸っぱくして毎年言い続けているにもかかわらず,解けない状態のまま本番に挑んでしまう生徒が一定数存在しています。
この範囲だけ平均点が毎年低めなのは,上のような準備不足の受験生が多い事情があるからです。
第3問の確率の問題で考察問題が登場した際,もしも解答群(選択肢)が与えられていれば,すべてのパターンについて自力で調べずとも解けてしまうことを覚えておきましょう。
第4問は整数の問題で,不定方程式が多かったですが2024年はn進法でした。
第5問は方べきの定理やチェバ・メネラウスの定理など,古典的な公式を使って解くことになります。
総じてこれまでのセンター試験と同じ公式を使って解くことができますが,文章が長くなった分,「どの公式を使えばいいのか」に気が付きにくくなっていたり,考察問題がやや増えていたりで,つまずく箇所が増えている印象です。
焦らずに解ける問題をすべて解いてとりあえず7割程度を安全に確保してから,残った時間で「飛ばした問題のいくつを正解できるか」の勝負になるところは従来の攻略法と全く同じです。
目標点と解答時間の目安は以下の通りです↓
数学IAの得点と時間の目安
第1問:24/30点,20分
第2問:30/30点,20分
第3問:20/20点,15分
第4問:20/20点,15分
第5問:20/20点,15分
数学IIBC(新課程:令和8年度以降)の対策を開く
難化する時は,大抵「前の方の問題」に難問が含まれており,それによって受験生の調子が狂い,焦りから後半の簡単な問題でも計算ミスをしてしまうという失敗パターンが多いように感じます。
第1問は図形と方程式で,配点の割に計算に時間がかかる問題が多く,後回しにするものも出てくるでしょう。
第2問は三角関数ですが,2026年は数学IAと同様,ここでも花子さんと太郎さんの対話が出てきて,その二人の会話の誘導に従うところが少しわかりづらかったです。
第3問は微分・積分で,伝統的にグラフの形を考える考察問題が多いので,得意とする人が多い単元ながらもミスをすることがあります。
第4問は数列で,まともに計算する前に「先に解答群(選択肢)を見て,これじゃないかと当たりを付けてから解いてみる」と上手くいくことがあることを覚えておきましょう。
数列が苦手な人は,nに「1や2」といった具体的な数値を代入して計算することでも,正解となる選択肢の候補を一気に狭めることができます。
とはいえ,IAよりも解き方が明確で解ける人が多い傾向に変わりはなさそうです↓
IIBCの得点と時間の目安
第1問:15/15点,10分
第2問:15/15点,10分
第3問:18/22点,17分
第4問:14/16点,11分
第5問:14/16点,11分
第6問:14/16点,11分
第7問:14/16点,11分
数学IIB(旧課程:令和7年度以前)の対策を開く
「苦手な分野が多い」という理由で,IAよりもIIBの方が得点できない生徒が多いと思いきや,ここ最近はIIBの平均点の方が高くなる傾向にあり,昔のセンター試験時代からは考えられない状況です。
第1問と第2問が必答で,第3~第5問(確率分布と統計的な推測,数列,ベクトル)のうち2つを選択しますが,ほとんどの方は第4問と第5問を解くことになるはずです。
第1問は今のところ三角関数の出題が目立ちますが,合成公式や加法定理の丁寧な誘導がありました。
どんな解き方をするかについても,「相加相乗平均の関係から」などの具体的な指示が見られ,ページ数が多い割にスムーズに計算が進んでいきます。
とはいえ,指数・対数関数や恒等式の考え方が全く問われない年度もないため,幅広い基礎知識を持っておかなければなりません。
第2問は関数(1~3次)の問題です。
文章を読んで登場人物が何をしているかを理解する問題も見られるものの,解答欄の空欄から逆算することで,そこまで深く頭を使わずに解けてしまうこともあります。
適当な数字を当てはめて考えられる柔軟さは,共通テストにおいても非常に役に立ちます。
後半では接線の方程式や積分を使った面積計算が出てきます。
第3問は確率分布と統計的な推測の問題ですが,ベクトルが未習などの特殊な理由がない限りは選択しない人が多いでしょう。
なのでここでは省略します。
第4問は数列です。
等差数列と等比数列が混ざった漸化式が出てきましたが,誘導が丁寧なので,スモールステップで1つずつ空欄を埋めていくと自然に終わります。
「同じことを最初は具体的な形か簡単な形でやり,後半でより一般的な広い文字の形で扱う」という数学の王道パターンになっています。
2023年の問題は預金の金利を計算するもので,実生活に数学の知識が役立つことがよくわかる良問でした。
第5問はベクトルの問題です。
最初は平面が中心で図形の性質と関連させた出題が中心ですが,後半となると立体の座標が出てくるか,より深い思考力を問う問題が出題されます。
内積や大きさの問題もよく見られるので,素早く計算できるように練習しておきましょう。
目標点と解く時間の目安は以下のようになります↓
IIBの得点と時間の目安
第1問:27/30点,17分
第2問:30/30点,13分
第4問:17/20点,13分
第5問:18/20点,17分
制限時間の関係でどうしても時間内に解き終わらない問題があることと,緊張からのうっかりミスがあることを考慮して,最初から満点狙いは止めましょう。
また,すべての問題が同じだけ難しいことはありえないので,上の目安時間にはあまりこだわりすぎず,大問1つに計16分程度を費やすことを基本にしてください。簡単なものはできるだけ早く終わらせ,計算が大変で取っつきづらい問題や,いまいち考え方がわからなかった難しい問題を残りの時間でじっくり解くようにしてください。
国語の解き方
国語は200点満点ですが,大学入試センターは平均点を100点満点に換算して発表している場合があることに注意してください。
また,市販の過去問(赤本など)は著作権の問題で文章が省略されていることが目立つため,正確に時間を測って本番を完全に再現することは難しいです。
ここ最近の平均点の推移は以下の通りです↓
2021~2025年
国語:117.50→110.26→105.74→116.50→126.67→116.37点
国語は生徒がノートに要約をまとめたものの他,自分で調べた内容や新聞の批評を引用するなど,共通テストらしい「複数の資料を読み解く内容」が大問ごとに見受けられます。
とはいえ,文章を解くにあたってこれまでと何か根本的に解き方を変える必要があるかと言えばそのようなことはなく,従来通りの「王道の読解勉強法」と戦略でもって十分に対応可能です。
構成も,おなじみの「評論文,小説,古文,漢文」の4部構成となります。
国語の対策を開く(タップで展開)
それでは第1問からみていきましょう。
評論文は筆者の論理の構成(主張がどう展開しているか)に注意したいので,指示語(これ・それ等)が何を指しているかを明らかにしたり,文章の流れに影響する接続詞に注目したり,時間の流れに注意しながら読み進めます。
漢字問題は確実に全問正解したいところですが,文字の形だけをみて焦って判断すると失敗するので,簡単そうに感じても「他に同じ読み方をする漢字が考えられないか」を自問してください。
例えば「ミンゾク的な」と書いてあっても,民族と民俗など複数の候補が考えられるわけです。
同じ漢字が使われている選択肢を選ぶ問題も同様で,必ずすべての選択肢に目を通すようにしてください。
文章自体については,指示語として「これ,その」,逆接として「だが,しかし,ところが,にもかかわらず」という単語が,時代を表すものとして「中世,近世,近代,今」といった単語がずっと重要な役割を果たしてきています。
全体を最後まで見通してからでないと解けない問題は極めて少ないので,傍線部が出てきたら「その段落を読み終えたタイミング」でその都度問題を解くようにして構いません。
なお,あまりに評論文が苦手であれば,意味段落ごとに「短い見出し(要約)」を余白に書き込みながらリアルタイムで解いていくべきでしょう。
新傾向の問題として,さながら生徒たちがグループワークをしていて,同じ班で話し合っているかのような会話形式の問題もあります。
これらも結局のところ「本文にどう書かれているか」という論理で解くことができますが,普段の学校のクラス内での話し合いにおいても「相手の主張は何なのか」を考え,説得力を持って自分の意見を発表する力を磨いておきたいところです。
第2問は小説ですので,登場人物の「心情の変化」を中心に理解していきます。
評論文よりは物語としてスラスラ読みやすいと感じても,選択肢のひっかけが意外と難しいので,正答率がそこまで高くなるわけではありません。
例えば2021年度の問3などは,多くの人が2択までは絞れたように思います。
しかし,どちらの選択肢もいまいち言い回しに気になる点があり,最後の最後で間違えてしまった方も少なくないでしょう。
ですが,誤った選択肢というのは,一見本文の内容に合っていることが書かれているものの,筆者が「一番言いたいこと(重点が置かれている位置)」が微妙にずれているものです。
「本文に書いてある・書いてない」という単純な事実確認から一歩進み,触れられてはいるけれども「登場人物の本当の気持ちからずれていないか」にも注目してみてください。
最後の問題では新傾向の出題が多く見られます。
例えば,批評家(第三者)の意見の理解を問う問題だったり(2021年),生徒と生徒が本文について話し合っているような出題があったりもしました(2024年)。
同じ文章でも「注目する視点(立場)」によって受ける印象が異なるというところは,今後の社会に出る上でぜひとも押さえておきたい大切なポイントです(多種多様な意見があって社会は成り立っているわけです)。
第3問は古文ですが,文法と単語の「知識量」がそのまま勝敗を決めるという構図はこれまでと変わりません。
古文では主語が頻繁に省略されやすいので,「今,誰が話しているのか(行動しているのか)」に常に注目しましょう。
登場人物が多いときには,決まって問題文の最初に人物の関係図が用意されているものです(複雑な道具が図解されていることもあります)。
単語帳を1冊しっかりやり終えていればほとんどの単語の意味は問題なくわかるはずで,2021年度を例にすると「めやすし,まなぶ,里,消息,ゆゆしき,おろか,いみじく」といった重要単語は,受験生ならばすべて知っておかなければなりません。
自らが「みづから」と平仮名になっていたあたり,難易度がより簡単になるように調整されていたように感じましたが,難しい問題では漢字で書かれているはずです(「おのづから」とも読めるので注意が必要です)。
また,和歌についてもそこまで決定的な大きな意味を持たされてはいませんでしたが,間接的であるにせよ心情理解として必ず問われることになるので,表現技法や心情がある程度鑑賞できる程度にまでは訓練で到達しておきましょう。
第4問は漢文ですが,こちらは筆者の「教訓」めいたものが必ず1つあって,それを中心に文章が作られています。
基本,一番最後の問題がその教訓を問うもの(全体の鑑賞)になっていますので,ここを間違えないことが最大のポイントです。
逆にここさえ正確に押さえてしまえば,後はその教訓に合うように内容を逆算して考えていくような解き方もできます。
2021年の問6の全体的な内容が,問3や問5の出来に大きく関係していることは明白です。
目安時間と得点目標ですが,全80分で200点満点を次のように時間配分してください↓
国語の得点と時間の目安
第1問:44/50点,25分
第2問:44/50点,25分
第3問:50/50点,15分
第4問:50/50点,15分
実際問題,現代文が20分ちょっとでスムーズに終わったり,古典が10分以内でサクッと終わったりすることもあるでしょう。
なので,問題全体を見通すまでは最大に時間をかけても上記時間までとし,最後に余った時間で残りの難しい問題を解くか,2択で悩んでいた問題を見直すようにしましょう。
なお,古典は現代文より「満点が狙いやすい(知識で解ける)」ように思いますが,1問ミスまでは許容範囲です。
ゆえに,9割を目標に設定してはどこか1つの大問で満点(完答)を取り,残り3つは1問ミスまでOKと精神的に余裕を持って考えておきましょう。
理科・社会の解き方
理科と社会は科目のラインナップが多岐にわたりますが,1科目60分の100点満点となります。
共通テストになったことで初めて見るタイプの初見問題が増え,読む文章の量も多くなっている中で感じるのは,やはり「読む力(読解力)」の重要さです。
理科や社会の知識を駆使して解く以前に,グラフや資料を正しく読むことができなければ,いわゆる「読めばできる(事前の暗記知識なしでその場で解ける)」問題に正解することはできないでしょう。
それに国語力の有無は,同じ教科書を読んだときの理解度にも大きく影響を及ぼすものです。
なお,根源的に暗記科目とされる日本史や世界史であっても,単語の丸暗記ではなく出来事同士を繋ぐための「背景知識(ストーリー)」を理解することが重要で,中学の教科書をサッと読んでみることや,ひいては歴史マンガを使った物語としての勉強法がますますその重要性を増しています。
なお,ここでは理科・社会を代表して「化学」と「歴史総合,日本史探究」の解き方を詳しく解説しますが,他の「生物」や「歴史総合,世界史探求」なども全く同じ考え方でもって攻略することが可能です。
化学の対策を開く(タップで展開)
化学は大問の数が5つあり,それぞれが20点満点と計算しやすいですが,小問の数は年によって変わる印象です。
とはいえ,どこか特定の分野しか学ばずにテスト本番に挑むことは基本ありませんし(もし挑んだとして受験で有利になる点数は絶対に取れません),以下のような構成だと捉えておくのが良いように思われます↓
- 第1問=理論化学①
- 第2問=理論化学②
- 第3問=無機化学
- 第4問=有機化学
- 第5問=総合問題(特に定めず)
なお,同じ理論化学であっても①と②で出題内容は重ならず,そして第5問はユニークなテーマの出題です。
計算問題は大問1つにつき0~2題が含まれ,割り切りやすいきれいな数値が選ばれがちではあるものの,その他の知識問題と比べるとどうしても計算に時間がかかってしまうでしょう。
加えて問題の難易度も高めです。
共通テストだけあって身の回りにあるものを化学的な切り口でみていく問題が多く見られ,どのような形で化学の勉強が実際の社会の役に立つのかがわかるようになるのが特徴と言えるでしょう。
2024年の例では医薬品(第4問)やドーピング検査(第5問)の実用的な話が登場してきました。
計算は工夫して時間を節約するか,どうしても解けない難問は思い切って捨て問とし,無駄に時間を費やすことの無いようにするのが高得点のコツです。
数学のときのように「前の問題の答えを使って次の問題を解く」といった繋がりは少ないため,連続して間違えてしまうことは避けられるでしょう。
8割得点するための目安は,以下のような時間配分となります↓
化学の得点と時間の目安
第1問:16/20点,12分
第2問:16/20点,12分
第3問:16/20点,12分
第4問:16/20点,12分
第5問:16/20点,12分
それぞれの大問で難易度に大きな違いはないので,どれも1問ミスに留めるように心がければ自ずと8割が達成可能です。
とはいえ,気になったものを後でゆっくり見直せるほどの時間は余らないため,時間的にギリギリの戦いになることを覚悟しておきましょう。
ちなみに,上で言った1問ミスには「時間がかかりそうな複雑な計算問題をあえて1問捨てる」ことも含まれていると考えてください。
歴史総合,日本史探究の対策を開く(タップで展開)
大問の数は全部で6つあり,第1問は「歴史総合」からの出題で配点が高いですが,第2問以降は「日本史探究」からの出題となっています。
大問2こそ,これまでの日本史Bのように特に時代を定めていませんが,第3~6問はそれぞれ決まった時代からの出題です↓
- 第1問=歴史総合
- 第2問=テーマ史(特に定めず)
- 第3問=原始&古代
- 第4問=中世
- 第5問=近世
- 第6問=近現代
古い時代から新しい時代まで満遍なく出題されるのは当然のことで,どこかの時代にヤマを張って勉強しても高得点が取れないようになっています。
実際の設問においては
資料から読み取れる内容は何か
資料内容と照らし合わせてこの文章は正しいか否か
が問われることになるため,歴史の知識がなくてもただ資料を正確に読むだけで解けてしまう問題も中にはあります。
これを予備校の分析速報は「簡単(易問)」などと判定するわけですが,国語(読解力)ができない生徒にとってはむしろ難問です。
例えば,2025年の第2問ではキャラメルのPR文が登場しましたが,
小児の常用として衛生に適し,事務家,読書家,運動家の根気を能くし元気を
といった文面から,以下の内容の正誤を自信をもって判断できないといけませんでした↓
- 子どもだけではなく大人も対象になっていた
まだ過去問を解いたことがない方もいると思うので答えは言いませんが,私は難しいと思いました。
もちろん,確実な知識を多く持っておくことも同じくらい重要で,出来事が3つ並べて書いてあってそれらを正しい順番に並び替える際には年代の正確な知識が問われますし,説明や作品名を聞いて事件名や人物名を答えるためにも絶対に必要な力です。
なお,歴史総合,日本史探究はこれまでと同様,時間に余裕を持って終わらせやすい科目で,それは読む文章量が増えた共通テストにおいてもさほど変わっていません。
目標点ですが,歴史総合が問題数に占める割合は高く,世界のことを扱っているとあって,日本史と並行して「世界史探求の対策もしている人」であれば,かなり有利に事を運べるでしょう。
歴史&日本史の得点と時間目安
第1問:19/25点,15分
第2問:15/15点,9分
第3問:12/15点,9分
第4問:12/15点,9分
第5問:12/15点,9分
第6問:12/15点,9分
歴史総合は配点が大きいだけあって,ここでの出来が運命を大きく左右しますが,日本史探究も英語同様,それぞれの大問で「1問ミスまでが許容範囲」と考えましょう。
配点は1問3点ですが,歴史総合に4点の問題が1つ含まれます。
第2問は探究関連の考えさせる問題が多く,初年度は比較的解きやすかったですが,先のキャラメル問題ではないですが,国語力が原因で思わぬ減点をする可能性がそのぶん高いです。
なお,中学歴史に毛が生えた程度のレベルの知識で挑んでしまえばせいぜい5割の得点率に収まるでしょう。
逆に,歴史総合と日本史探究の授業内容をしっかりと身に付けた状態で解くと,探求問題以外は「学校でやっていない話題がほとんど出てきていない」ことに気付かされます。
日本史のさらに詳細な対策方法は以下の記事で詳しく解説しています↓
情報Iの解き方
2025年度から新しく加わった「情報I」ですが,導入初年度に大きな混乱はなかったものの,「そこまで対策しなくてもなんとかなる」と油断した生徒は2年目の難化に大きく動揺してしまったようです↓
2025~2026年
情報I:69.26→56.59点
情報Iの対策を開く(タップで展開)
第1問は情報通信ネットワークなどからの出題で,知識問題が2問あり,残り6問は数学の知識や論理的思考力で解ける問題でした。
2025年の問題だと,問2は数学IAで学ぶ組み合わせの計算問題でしたし,問3~4も情報の授業で学ぶような専門知識は使いません。
とはいえ,2025年の問4のように,解答を確認して初めて「確かに」と納得できる少しひねった問題も存在するので,なんとなく感覚で答えて間違えてしまうものが各大問に1つくらいあると考えておきましょう。
第2問はAとBともに論理的思考力だけで解ける問題です。
テーマ自体は情報の利用のされ方や,実生活に情報をどのように役立てるかとなっていましたが,ポイントは「どれだけ複雑な状況を単純化できるか」でしょう。
例えば,先に示した2025年の問題Bの問1では
- r≦3なら1万円札を+0して千円札を+6する
- r≧4なら1万円を+1して千円札を-4する
とシンプルに考えられたり,問3で「起こることがないケースを選べ」という質問を
要するに,1回でもそのケースがあったら選択肢としてはマルってことね。
などと頭の中で簡略化できる能力が求められています。
第3問はプログラミングなのでここを苦手とする方は多いでしょうから,ひとまず後回しにすることを検討したり,時間を使いすぎないよう捨て問とするなどの戦略を事前に立てておきましょう。
第4問は様々なグラフが出てきました。
純粋な知識問題が2つありましたが,それ以外にも表の解釈に関わる「四分位数」や「相関係数」などの間接的な数学の知識が必要です。
頭の中で考えるよりも,実際に手を動かして紙の上で計算する方が確実で,例えば
- 「出張/人口」を「観光/人口」で割った値が最も小さい都道府県を考えると
と書かれていたら,0.44÷4.4=0.1,0.1÷5.0=0.02などと具体的に計算してしまいましょう。
このときの数字の選び方も,例えば前者は0.4÷4.4などと大まかに計算する方が正確なのですが,時短のために「より簡単な数値を選んで計算できること」も実力のうちです。
情報Iの得点と時間目安
第1問:16/20点,12分
第2問:24/30点,18分
第3問:20/25点,15分
第4問:20/25点,15分
私は情報Iをスタディサプリの講座を使って一から学びました↓
【参考】導入前の試行調査(プレテスト)に見る「出題の意図」
共通テストが現在の形になるまでに,大規模な「試行調査(プレテスト)」が実施されました。
出題者の「なぜこのような形式に変えたのか」という本当の意図を深く理解したい方は,以下の記録を展開して読んでみてください。
プレテストの全記録を開く(タップで展開)
2017年10月6日に,大学入試センターの方から試行調査に関するアナウンスがありました。
具体的にどのような報告だったかと言うと,
大学入学共通テストの問題を仮作成したので,実際に受けてみて感想を聞かせてください。
といった内容になります。
その規模は実に大きく,初回のプレテストを実施したのは全国にある約1900校の高等学校と中等教育学校(協力校)です↓

全国には高等学校が約5000校しかないわけですから,4割近い学校を巻き込んでの一大ムーブメントとなったわけです。
初回の実施日は2017年11月でした。
共通テストではこれまでのセンター試験よりも深い理解が求められ,思考力や表現力を重視した,いわゆる「新形式の問題」が出題されます。
これは,2020年の教育改革において,今後の時代を担う人材が備えるべき能力が新しく定められたからです。
実施元である大学入試センターが配布した資料に目を通してみると,プレテストを行う意図として,
- 生徒の解答状況を分析し,今後の問題作成に役立てる
- 記述式でどのようなトラブルが想定されるか見極める
という2点が主に挙げられていました。
共通テストにふさわしい高品質な出題がされていることはもちろん,当時は導入が検討されていた「記述式の問題」に関しては客観性がしっかりと保証されているか(採点官によって採点にばらつきが出ないか)だったり,採点し終えるまでの一連の業務を迅速に行うことができるかだったりも検証しています。
マークシートでない答案用紙だと,機械が自動で処理することができないわけで,私も仕事で採点業務を行っていた時期がありますが,デジタルで添削業務ができる時代になったとはいえ,自分の目で評価基準を逐一確認しながら採点してくと,どうしてもある程度の時間を要するわけです。
続く2018年2月に行われた2回目のプレテストは,初回と比べるとやや小規模なものとなり,英語の試験を158の協力校(6720人)で実施するとともに,受検上の配慮(点字問題など含む運営)が十分かどうかの検証も行われました。
さらに,同年の11月には試験会場を協力校から実際の大学へと移し,最終調整も兼ねた本番さながらの試験が大規模で実施されたわけですが,このときに受検した高校生の人数は約10万人にも及んだわけです。
以下が,当時のスケジュールとその内容になります↓

平成29年度分:2017年11月(英語以外)+2018年2月(英語)
平成30年度分:2018年11月(全教科)
平成33年度分:2021年1月(記念すべき第1回目共通テスト)
このように書くと,本番を除いてプレテストが全部で3回行われたように見えますが,平成29年度は英語とそれ以外の教科とで時期を別にしただけなので,実質2回分のテストです。
また,上の画像内で「試行調査(プレテスト)」という書き方が目立つのですが,これまで単に「プレテスト」と呼んでいたものを,「実施の趣旨がわかりにくい」という意見を踏まえてより詳しく呼ぶようにしたという経緯があります。
それでは実際に行われた2回分(2年分)のプレテストを用いて,試験の形式(解答形式・実施科目・試験時間など)について簡単にまとめていきましょう!
これらの問題については,以下ページにある「平成29・30年度試行調査(プレテスト)」の先からダウンロードすることができます↓
第1回のプレテスト(2017年11月13~24日実施)における,科目の種類や試験時間,受検者数は以下の通りです↓

英語以外の出題は11月にまとめて実施されました。
なお,1回目のプレテストで記述式の問題が出されたのは国語と数学IAの2科目においてのみです。
記述式専用の大問が1つ追加された形になるため,従来のセンター試験よりもその分だけ試験時間が長くなりました↓
- 国語:80分→100分
- 数学IA:60分→70分
1回目のプレテストのうち未実施だった英語は,2018年2~3月にかけて以下の条件で実施されました↓

英語は問題の制作元をどこにするかで議論がありましたが,しばらくは大学入試センターが作った試験を利用する予定とのことです。
英語の民間試験を利用する話につきましては見送りとなっています。
英語の試験科目は大きく分けてリーディング(筆記)とリスニングの2つからなり,前者の大問数は6つで時間は80分です。
難易度は別記事で解説したように,A1~B1レベルの問題で構成されていました。
いきなり,第1問から必要な情報を読み取る問題です↓

従来の発音やアクセント,語句整序問題は「読むこと」に当たらないため,筆記のところでは出題されませんでした。
一方でリスニングの試験時間は30分となり,読み手に英語の非ネイティブが登場する場面も見られました。
このときのリスニングでは,すべての問題が2回繰り返し読まれる「A問題」と,1回しか読まれない「B問題」の2つのバリエーションが用意され,その結果の比較が行われたのが印象的でした(問題自体はほぼ同じです)。
最も難しかったのは,メモを取りながら解答を考える第5問でしょう↓

全体的に,要約となっているか複数の情報を総合して答えを判断する出題が多く,有識者の間では
実力差がはっきり表れる良い問題に変わった。
と高評価だったことを付け加えておきます。
2回目のプレテストは2018年11月に行われました。
「A日程」と「B日程」の間で実施日や実施科目が異なっていたり,実際に受ける生徒の学年も異なっていたりしたのが特徴的でした↓
- A日程:11月10日実施。科目は国語と数学①。高2生対象。
- B日程:11月10日と11日実施。科目は全科目。高3生対象。
試験内容と試験時間について,表にまとめたものが以下です↓

受験生の多くが気にしていたであろう記述問題ですが,出題されたのは,今回も国語と数学Iにおいてのみで,解答用紙を見てみると国語は3問(20~30字・40~50字・80~120字)あり↓

数学においては,画像右に見られる記述用のスペースが設けられていました↓

なお,1回目の英語リスニングで物議を醸した音声の読みあげ回数は,1回読みと2回読みを混在させた出題方式へと変更になっています。
それでは次章で,これら2回のテストの分析結果をみてみましょう!
1回目はある意味実験的な試みだったので,結果についてそこまで詳しく分析する必要はありません。
この結果を受けて2回目で修正が行われたため,ここでは問題視された点を述べるに留めます↓
国語の課題
- 記述式で完璧な解答をした生徒は0.7%。無回答が6.6%いた
- 30%の問題で正答率が50%を切っていた
数学の課題
- IAの記述3問の正答率はそれぞれ2.0%,4.7%,8.4%となっており,無回答率は49.8%,57.0%,46.5%だった
- 数学的な論理性の欠如がある生徒が見られた
- 正答率が50%を切ったものは,IAで31.1%,IIBで24.4%含まれていた
英語の課題
- リーディングは32.4%の問題で正答率が50%以下
- リスニングではA問題で30.0%,B問題で40.0%の生徒が正答率50%以下
英語リスニングの全体的な正答率は低かったものの,すべての問題が難しかったわけではなく,第1問Bの問5のように90%近い正答率のものもありました。
参考までに,最低の正答率となったのは,A問題の第1問Bの問6(12.6%)とB問題の第4問Aの問21(3.2%)です。
科目別に見られる問題の工夫や改善点については,先の大学入試センターのページ(「結果」の項目)から確認することができますが,資料が膨大であるため,各問題の特徴については目に留まったところだけを箇条書きにし,結果を簡単に述べてみたいと思います。
国語
- 全部で5つの大問で,1問は記述式,4問が古文,5問が漢文
- 100分で200点+記述式の評価で採点
- 文学・古典の題材に加え,詩や故事成語と比較する問題が新傾向

第1問がいきなり記述式だったので,面食らった生徒も少なくなかったでしょう。
数学
- 無回答にならないよう,数式や短い文章で答えさせる出題
- パソコンのソフトや日常生活をうかがわせる場面設定
- IAとIIBともに大問は5つで,どちらも70分100点満点

センター試験でお馴染みの見た目をした問題も多かったのですが,上の問題のように,実際の生活と数学の知識が結び付いた出題もありました。
英語
- 読解の大問は6つで80分100点満点
- 文章から質問に答えるための情報をいち早く読み取る能力が必要
- リスニングも大問の数は6つを30分で100点満点
- 1回読みの問題が第4問以降で出題,最難度(B1レベル)を誇る
リーディングでは第1問から以下のような問題が登場してきたので,センター試験しか受けたことがない世代からすれば驚きでした↓

純粋な文法問題も見られません。
理科
- 60分100点
- 物理,化学,生物は大問数4,5,5で構成
- 考察させる問題が多いがセンター試験と形式的には類似

日常生活や社会問題を元にした考察問題が意識的に多く盛り込まれている感はあったものの,特に大きく変わった印象は受けませんでした。
普通に勉強していれば解ける内容でしょう。
社会
- 教科書で扱われない初見問題あり
- 考察力が求められる出題が多い
- 世界史Bと地理Bは大問5。日本史Bや現社は6つ。残りは4
- 60分100点満点

日本史Bや世界史Bでは,歴史の流れを問うといった,知識だけでは解けない問題が多かったように思います。
これらの結果は2019年4月に発表され,これまた資料が膨大なので詳細は省きますが,平均正答率などが科目ごとに算出されました↓

今後工夫できることとして,平均正答率を50%に近づけ,得点の分布表は中央に集中するように調整するとのことです。
数学においては無回答(空欄)が目立ったようですが,これは問題文が長すぎて試験時間が不足した可能性が否めないようで,解答に時間を要する「問題発見から解決までの全過程を問う問題」は極力減らし,過程の一部を問う問題を増やす方向で調整に入るようです。
学生側としては,自分の記述した答案と採点結果が一致するよう,より多くの例示や出題の工夫をして欲しいところですが,今回の結果をみるに,国語は7割,数学が8~9割程度の一致率でした(これは初回試験と同等の数値です)。
ここまではプレテスト(試行調査)でしたが,ここからは学習指導要領の変更に伴う,共通テストの実施要項の動向に迫ります。
2025年1月に実施される試験から,科目内容に大きな変更があったわけで,6教科31科目だったものは7教科20科目になりました。
もっとも,新しい教科書を使って学んできている受験生がほとんどであるだけに,科目自体には対応できているのですが,対策に使える問題集や過去問が手に入らないわけです。
そこで,試作問題の出番となるわけですが,これは「令和7年度大学入学共通テストの問題作成の方向性及び試作問題等について」という名称で,2022年11月9日に公表されました。
その後の流れは
- 試作問題が発表になる(2~3年前)
- 実施大綱や実際の出題方法や問題作成方針が出る(1~2年前)
- 共通テストの実施要項が公表される
となり,今後も同様のものになることが予想されます↓

試作問題は発表になって終わりではなく,それに関する有識者の意見なども随時反映されて更新されていくのが特徴で,一般からの意見も幅広く募集していたところが印象的でした。
まとめ
共通テストという巨大な壁を突破するために必要なのは,付け焼刃の小手先のテクニックではありません。
それは,先にも示した,あらゆる情報を論理的に処理するための「確かな読解力」です。
まずは「読む力」を極限まで高め,その上で各教科の正しい解き方を学ぶようにしましょう。
最後に(指導者からのアドバイス)
共通テストが開始となる年,「試験方式が変わって混乱します!」などと不安がっていた生徒もいましたが,私は「過去問の対策だけで乗り切ってきた人が減る分,本人の真の実力が反映されやすいテストになるよ」と言って落ち着かせていたものです。
難化もそうですが,本番のどこかで傾向が大きく変化することを完全に避けることはできません。
今回示した予想通りにいかないこともあるでしょう。
ですから,そうした想定外の変化に遭遇した際は,それを「周りと差をつけるチャンス」と前向きに捉え,気を引き締めて臨むようにしてください。
試験で上手く行かない受験生の多くは,あれこれ妄想してみては不安に押し潰されて自滅していくものです(本当は実力があるにもかかわらずです)。
テスト本番では目の前の問題に全力を尽くすことだけを心がけるべきで,これまでと同じ簡単な問題が出てホッとするようでは緊張感が足りていません。
油断して間違えてしまうことも大いに考えられますし,簡単な問題ではみんなが正解できてしまうために平均点は上がってしまうものです(実際,平均点が高めだった初年度は強気の出願が目立ちました)。
試験中は必死に解き(ただし,必死になるのと焦るのは別物です),最後の問題を時間内にちょうどやり終えたときに「何とか終えられて良かった」とホッとするくらいがちょうど良いでしょう。
とはいえ,この場合においても,自信がなかった途中の問題にチェックが入っているはずですから,すぐに戻って見直すことになるわけで,入試において休息は基本的に訪れません。
これから共通テストが行われる回数が増えていくにつれ,予備校で長い時間対策をした人ほど点数が取れるようになっていきます。
初回のテストですらプレテストを基に対策していた受験生も見られたわけで,教育にお金をかけられた生徒ほど貴重な情報が得られるチャンスが高くなるという現実は,環境に恵まれていない受験生にとっては大変辛いものです。
例えば,2021年度の英語でfact(実際に起きた事実)とopinion(個人の意見)が問われましたが,翌年の講習で早速,選択肢のどこに注目し,どのようなダミー(引っかけ)が用意されるのかを事細かく教える塾が増えました。
リスニング対策においても,どの問題を先読みすればよいかだったり,1回読みと2回読みの問題でどのように聞き方を変えればよいかだったりを,より細かく指導するようになったわけです。
大学入試と言うのは小手先のテクニックで点数が取れてしまうことも多いので,本来の学問とかけ離れてしまっているように感じることもありますが,そのようなちょっと賢い(ずるい)勉強法も是非取り入れてください。
私は心から思うのですが,普段真面目に勉強している人ほど,そのような「ラクな思い(テクニックの恩恵)」をするべきです。
実際,2021年と2022年を比べてみると,ほとんど解き方や出題範囲に違いが見られませんでした。
もちろん,難易度は受験する年ごとに変わるものですが,自分だけが難しい問題を解いているわけではないことを,いかなるときであっても忘れないようにしてください。
みんなができなければ,低い得点であっても偏差値自体は変わりません(令和3年度は理社の一部で得点調整が行われました)。
当記事を読まれたみなさんが共通テストの対策で弾みをつけ,2月以降の本番に自信を持って臨めることを祈っております。
