【大学入試】英語外部試験の選び方とおすすめは?全7種の特徴とCEFR対応表を徹底比較

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

指導歴20年。東大院修了(農学修士)。当初は教授に理解を疑われるも,異常なまでの探求心と没頭力が認められ,最後は「数年に一度の秀才」と惜しまれつつ研究室を去る。Webメディア運営10年で確固たる実績(国内最大級ASPにてトップクラスの称号)を築き,企業に忖度しない本音を発信。教育・Web運営の専門家として,最短ルートの勉強法を論理的に伝授します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

【王道勉強法:英語外部試験の完全攻略ガイド】

当記事は,当サイトが提唱する「一生モノの王道勉強法」の応用編であり,多種多様な英語外部試験を「CEFR(共通参照枠)」という世界共通の物差しで整理・比較したものです。2026年の最新の入試制度に合わせた「最短で合格を勝ち取るためのルート」を解説します。

現代の大学入試は,英語4技能(読む・聞く・書く・話す)をバランス良く伸ばした受験生ほど,圧倒的に有利な条件で本番に臨める「情報戦」です。

2020年から全面実施され,2026年の現在も教育の核心である「生きる力」。

その本質は,正解のない未知の状況を,英語というツールを使って解決していく能力にあります。

もはや全員が同じ日に同じ条件で受験する時代は終わり,自分に合った「英語外部試験」を賢く選んで活用することが,合否を分ける大きな鍵となるのです。

大学入試のための英語外部試験の選び方

大学入試の共通の物差し「CEFR」を理解しよう

自身の英語力を客観的に証明してもらうために,英検,TEAP,GTECなど多種多様な試験が存在します。

これらを一括で比較・管理するための世界共通の物差しが「CEFR(セファール)」です。

さんくす
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2001年に定められた,Common European Framework of Reference(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略です。

各種試験のCEFR対照表(2026年最新版)

各種試験のスコアをCEFRのレベルに置き換えると以下のようになります。

ご自身が目標とするレベル(志望校の出願要件など)を確認してください↓

CEFRケンブリッジTOEFL※TEAPIELTSGTECTOEIC英検
C1180-1995-5.5375-4007.5-8.01350+945+1級
B2160-1794-4.5309-3746.5-7.01180-1349785-940準1級
B1140-1593-3.5225-3085.5-6.0930-1179550-7802級
A2120-1392-2.5135-224-680-929225-545準2級※

※準2級プラスはA2の上層部に位置します。また,以前のTOEFLは120点満点(各セクション30点満点)でしたが,72~85点が現在の4,95~106点が5,114点以上が6といった具合です。

さんくす
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学習指導要領によると中2までにA1レベル,高2までにA2レベル,高校卒業までにB1レベルが目標で,共通テストのリスニングではA1 ~B1レベルの問題が出題されます。

 

 

【全7種】英語外部試験の特徴と「賢い使い分け」

20年の指導現場で見てきた,各試験の「実践的な選び方と使い分け」を公開します。

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最新の日程や受験料などの詳細は,必ず各公式サイトの募集要項をご自身で確認してください。

① 英検(実用英語技能検定):汎用性No.1の王道の選択肢

英検公式サイトを確認する

国内の大学入試で最も多く採用されている定番の試験です。

パソコンで受験する「英検S-CBT」の登場により,年間を通じて4技能を1日で測定可能になりました。

どの試験にするか迷ったら,まずは英検の取得から始めてください。

 

② TEAP:難関私大(上智・GMARCH)に強い試験

TEAP公式サイトを確認する

上智大学と日本英語検定協会が共同開発した,よりアカデミックな(大学の授業を想定した)試験です。

結果はCSEスコアで表示され,英検やIELTSと共通の基準で測ることができます。

TOEFLと目的は似ていますが,日本人の高校生を対象に作られている点が異なります。

年3回(7・9・11月)受験で高1以上が対象で,スコアの有効期限は2年です。

特に上智大学や青山学院,立教大学を志望する場合,このスコアが「出願資格」や「加点」として非常に強力に働きます。

 

③ GTEC:高校での採用率が高い実戦的な試験

GTEC公式サイトを確認する

ベネッセが提供する,日本の高校生に最適化された試験です。

4つのタイプのうち,最高レベルに位置する「CBTタイプ」を受験すれば,難関大の入試利用(C1レベルまで判定)も可能です。

 

④ TOEFL iBT:2026年最新「アダプティブ方式」対応

TOEFL iBT公式サイトを確認する

世界標準の学術試験で,英語圏の大学に入学を希望する人が,実際の授業についていけるかを判定することが目的です。

主催するのはアメリカに本社を構えるETSで,TOEICの開発も行っています。

2026年の改訂により,1つ目のセクションの出来で次の難易度が変わる「アダプティブ方式」が採用され,より短時間(約1.5時間)で正確な判定が可能になりました。

 

⑤ IELTS:海外留学・国内難関大の併用型

IELTS公式サイトを確認する

イギリス・オーストラリア留学に強いですが,国内の国公立・早慶レベルでも6.0~6.5以上のオーバーオール・バンドスコアは高く評価されます。

結果は1.0~9.0のバンドスコアで示され,有効期間は2年です。

大学入試にはアカデミックモジュール(AC)を選択してください。

コンピュータ版は日程や試験会場がかなり限られますが,ペーパー版は全国の主要都市で受験可能です。

スピーキングが面接官との対面式(2026年現在も主流)なのが特徴です。

 

⑥ ケンブリッジ英検:質と権威の最高峰

ケンブリッジ英検公式サイトを確認する

上のIELTS同様,CEFRの開発元(ケンブリッジ大学英語検定機構)が作った試験で,CEFRの導入と同タイミングで開発されました。

学生や社会人の英語力を測定しつつ,能力を向上させる道のりを示すことが目的であるため,測定できる能力の幅は広く,全部で8種類の試験が用意されています。

結果は80~230のCambridge Englishスケールで表され,一度取得すれば「一生モノ」の証明書として機能する点が,他の試験(有効期限2年)との最大の違いです。

 

⑦ TOEIC(L&RとS&W):ビジネス・推薦入試向け

TOEIC公式サイトを確認する

社会人が受けるイメージが強いですが,L&R(聞く・読む)とS&W(話す・書く)をセットで受けることで,一部の推薦・総合型選抜で強力なアピール材料となります。

TOEIC Bridgeは初~中級者の基礎固め用で,舞台はビジネスシーンではなく学生生活が中心となりますが,入試で利用可能な大学はまだ限定的です。



さんくすの独り言

入試制度が変わったばかりの大学は,対策している生徒が少ないため「穴場」になりやすいです。

次章でまとめているように,選抜形式の中には,英語の民間資格を持っていると当日の英語試験が免除になるところもあります(例:グローバル方式による国語と数学の2教科受験など)。

目安としては,高2までにB2レベル(英検準1級相当)を取得しておくことで,高3の1年間を英語以外の科目に全集中できる「圧倒的に有利な状態」を作りやすいように思います。

今の自分の実力で,もっと自分に有利な受験方法があるのでは?という広い視点で募集要項を眺めることが重要です。

 

 

受験戦略:英語外部試験を利用する3つの絶大なメリット

なぜ,わざわざ高い受験料を払って外部試験を受けるのでしょうか。

その「大きな見返り」について確認しておきましょう。

  • 出願資格の獲得:「英検2級以上」など,基準スコアを満たさないと出願すらできない「足切り」をクリアできます。
  • 得点換算・満点扱い:事前に取得した外部スコアを提出することで,当日の英語試験が「90点」や「満点」として保証される制度です。本番で失敗するかもしれないというプレッシャーがゼロになります。
  • 試験科目の免除:英語の試験を免除し,自分の得意な1~2科目だけで勝負できる入試方式(立教大など)を選択できるようになります。
さんくす
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受験する数年前の段階から自分の受けたい学校の試験要項をよく読み,自分にとって有利な形式の把握に努めてください。これは指導歴20年の私が自信を持っておすすめする,極めて強力な受験戦略です。

 

 

学習スケジュール:いつまでにどの試験を受けるべきか

外部試験のスコアには,多くの場合「2年間」という有効期限が存在します。大学受験で使う場合,逆算してスケジュールを立てましょう。

  • 高1春~高2秋:基礎力アップ期間。まずは英検2級(B1)から準1級(B2)の取得を狙いましょう。
  • 高2冬~高3夏:本番スコア獲得期間。TEAPやTOEFLなど,志望校の出願に使える試験に挑戦します。

 

 

試験別の最短攻略法(対策のポイント)

各試験の特徴に合わせた最短の対策方法を公開しています。

必要な試験をクリックして展開してください(一部,専門サイトや別記事への案内になっているものもあります)。

なお,各公式HPからサンプル問題のダウンロードが可能です。

TEAPの対策と勉強法



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■ リーディング

リーディングパートは全部で70分,問題数は60問でマークシート式です。

Part1(20問)は語彙問題,Part2(20問)は図表やメール,短文の読み取りが主で,Part3(20問)は長文の読み取りとなります。

Part1がこのような感じで始まり↓

TEAPのリーディングPart1の問題例

以下のような短文を読んで答える問題がPart2です↓

TEAPのリーディングPart2の問題例

細かく言うと,こちらはAとBの2つに分かれます。

Part3は以下のような長文問題で全部でA~Cの3パートから成りますが,Part3のBともなると共通テストを彷彿させる図表が出てくる長文問題もみられるはずです↓

TEAPのリーディングPart3の問題例

考えられる対策としては以下の3つが有効で,簡単に言えば,単語は教科書レベルのものをしっかりと覚え,短文や精読の練習から始めて最終的には長文の論理展開も追う練習を行えばよいことになりますが,大学入試のための勉強と内容的に重なります↓

  • 語彙問題は教科書に出てきたものを例文ごと覚え,決まり文句はそのままの形で使えるようにする
  • 英文と選択肢の内容を正確に読み取る読解能力を身に付ける
  • 段落ごとの要点を把握し,ディスコースマーカー(接続詞など)やキーワードから文章の流れを追う練習を行う

 

■ リスニング

リーディングから休憩を挟まず,続けてリスニングパートが始まりますが,時間にして50分,問題数は50問でこちらも形式はマークシートです。

音源の見本もあるのでまずは聞いてみましょう!

聞きやすい英語ですが,いちいち頭の中で日本語に訳していては聴き取れない内容です。

要点だけを覚えるようにするか,イメージを頭に浮かべる方法で対応してください。

短文パートと長文パートの2つに大別され,Part1と2で25問ずつとなります。

Part1ではこのような問題が流れ,A~Cの全3パートです↓

TEAPのリスニングPart1の問題例

長文を扱うPart2ではこのような英文が流れます↓

TEAPのリスニングPart2の原稿

パートAは会話,パートBは講義を聞く感じで,上のものは後者にあたりますが,質問は4問ありました↓

TEAPのリスニングPart2の質問例

なお,英語の音声は1回だけしか流されないので注意してください。

 

■ ライティング

試験時間にして70分,問題数は要約とエッセイが1問ずつですが,こちらは記述式となります。

前者は,説明文や評論文を読んでその内容を70語程度に要約するものなので,各段落ごとに要点を抜き出してそれを繋げるだけでもなんとかなるでしょう↓

TEAPのライティングTaskAの例

が,2つ目のエッセイでは,論点を把握した上で自分の意見を含めて200語でまとめなければなりません↓

TEAPのライティングTaskBの問題例

1つ目の要約問題については,リーディングのときにも述べた,

  • 論理展開を把握するための勉強

が役立ちます。

いわゆるディスコースマーカー(接続詞など)関連の本で学ぶようにしてください。

また,2つ目の対策としては,

  • 問題と解答例を見て,どんな模範解答を書けばよいのか知る

だけでも,かなり見通しが明るくなるでしょう。

大学で学ぶようなアカデミックライティングでは,最初の段落で「序論」,2~3段落目で「自分の意見とそのサポート」,4段落目で「結論」を書くように指導されますが,TEAPの場合はそれとはやや異なり,

  1. 全体のテーマや状況について書く
  2. 1つ目の文の要約
  3. 2つ目の文の意見をまとめる
  4. 自分の意見を理由付きで書く

といった手順に従って書けば大丈夫です。

文法ミスは確実に減点されますが,内容こそが一番大切なので,まずはしっかりと書きあげることに専念し,最後に通しで読みながら文法的におかしいところがないかチェックしていくのが良いでしょう。

問題文に何を書くべきかは細かく指定されているので,それに従って1段落ごとに答えを書いていけば模範解答に近づくように思います。

 

■ スピーキング

試験時間は約10分で,問題数は全4問,英検と同じく面接形式です。

ライティングもそうですが,1つの答案を2名の採点者が採点し,結果に大きな差異がないことを確認しています。

尋ねられる内容については以下のようになっており,試験内容は録音されて採点されることも知っておきましょう↓

  1. 受験者自身について
  2. 試験監督にインタビューする
  3. あるテーマについてスピーチを行う
  4. Q&A

Part1から質問責めになるところは辛いと思いますが,試験時間の短いスピーキングではこのような形式が普通です。

その場の雰囲気にいち早く適応してください。

以下はよくある質問例です↓

TEAPのスピーキングPart1の例

Part2ではトピックカードが配られ,「試験官を何かに見立ててインタビューする」というユニークな出題がなされます。

以下は,試験官を「高校の先生」と想定して質問を考えた例です↓

TEAPのスピーキングPart2の問題例

ある程度慣れてしまうと,尋ね方のコツがわかってくると思うので,自分なりの質問のパターンを身に付けることを心がけましょう。

Part3はカードに書かれたトピックについてスピーチをします↓

TEAPのスピーキングPart3の例

最後は時事的な問題についての質問が複数飛んできますから,覚悟をしておきましょう↓

TEAPのスピーキングPart4の例

これらの質問に答えるためにも,

  • 普段から英語を話す練習をしておくこと

が肝要です。

英語が得意な人でも,突然外国人に道を尋ねられると驚いて何も言えなくなってしまうことが多々あります。

そして,TEAPのスピーキングテストにおいても最も良くないことは「黙ってしまうこと」です。

なので日ごろからしっかりと声を出す練習を積んでおきましょう!

GTECの対策と勉強法



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■ リスニング

GTEC listeningの問題内容

場面設定は,大学に進学した後に経験することになるであろう,教室での講義や学生生活となり,出題数は約35 問,時間は約25~35分となっています。

1回しか流れない英文を聞き,質問されたこと(要点や概要,論点や情報,話し手の意図など)に正しく答えますが,よく考えてみればこれは実際の留学生活でも全く同じことです。

具体的には以下のような英文が流れます(1つの質問を答えるのに必要な放送内容のみ抜粋しています)↓

GTEC CBTタイプのリスニング原稿

この英文に対し,以下のような出題がされるわけです↓

GTEC CBTタイプのリスニングの質問例

実際はこの後も数問続きますし,読まれる英文も上の4倍程度の長さになるでしょうか。

内容は完全に大学の講義ですが,話の論点をしっかり意識して聞き取る必要がありました。

後で紹介するサンプルで,実際の読み上げ速度を確認してもらうとわかりますが,自然なスピードの英語でありながらも丁寧に話してくれている様子が伝わってくるかと思います。

 

■ リーディング

GTEC Readingの問題内容

リーディングもリスニングと同じ場面設定です。

出題数は約32問で,それを最大で40分ほどかけて解くことになります。

海外の大学に入ると,分厚い本を読むように指示されては,その概要や要点に加え,筆者の言いたいことを素早く理解しなければなりません。

読むべき課題の量が多すぎるので,辞書をゆっくり引いて読み進めるようでは時間が足りなくなることが大半です。

そして,GTECではまさにそういった実際の大学生活の場面を想定しての出題になっています。

とはいえ,講義での配布物から必要な情報を取り出すような問題(A2レベル)もあるので,今回は以下の文章で確認してみましょう↓

GTEC CBTタイプのリーディング問題例

これに対して,質問はどうかというと,以下のようなものです↓

GTEC CBTタイプのリーディングの質問例

上の問題では,書き上げた課題を提出する日と,書く前の先生との面談についての内容を正確に読み取ることができれば正解できます。

大学の講義において締切日や提出のルールについてしっかり確認できなければ,成績の評価は大幅に下がってしまい大変な目にあってしまうわけですから,こちらも大学の試験前の状況そのままだと言えるでしょう。

 

■ ライティング

GTEC writingの問題内容

これまでの「聞く」と「読む」の2技能と打って変わって,ライティングでは出題内容は細かく分かれ,出題内容がより明確に示されています。

全部で問題は9問,それを計65分で解きましょう。

アンケートからエッセイまで,書く内容のテーマは多岐にわたりますが,後ろの方に出てくる問題ほど難しくなっていくことは明らかです。

とはいえ,書くべき内容は指示されているので,ポイントを押さえればあとは文法力・語彙力の勝負となります↓

GTEC CBTタイプのライティング問題例

「グラフの要点を述べること」と「自分の経験と比較すること」の2つが指示されているので,指定された文字数の平均を求めて(150語),その半分の75語程度で述べていきましょう。

要点だけをそんなに多く書けないと思われるかもしれませんが,グラフを見てただ「増えている」と書くようではいけません。

より具体的なデータを用いるようにして,「1960年には800億kgだったものが,2010年で約3倍の2270憶kgになっている」などと詳しく述べることができるため,実際やってみると,字数的にはさほど困らないと感じるはずです。

 

■ スピーキング

CBTのスピーキング概要

スピーキングもライティング同様,細かくパートごとに詳細がわかっているので,意外と対策は立てやすいのではないでしょうか。

最初は簡単な質問に返答するだけですが,相手に説明したり,最終的にはスピーチ的なものを行ったりと難易度はどんどん上がっていきます。

以下の問題は,パート3に出てくる意見を述べる問題の例です↓

GTEC CBTタイプのスピーキング問題例

この場合,「発音を重視すべきか否か」について自分の意見を述べることになるわけですが,最初にどちらの立場であるかを告げ,その理由を2つ言えればOKとなります。

このとき,「自分の知っていることや経験を交えること」という指示がありますので,話すべきことは明確です。

もしも「発音が大事だ」という立場に立つのであれば,

  1. 正しく発音しなければ相手に伝わらない
  2. 辞書で発音記号を確認するだけで,聴いたことがない単語でも読める

などと理由を話せばよいでしょう。

そして,それぞれに,

  1. 外国の方と話をしていてwaterという単語すら聞き取れずに恥ずかしい思いをした
  2. 無限にも思える発音記号も全部で50弱しかなかったので,ぜひ覚えたい

などと,自身の体験を交えた内容を1つ加えて,内容を膨らませれば良いわけです。

IELTSの対策と勉強法



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■ リスニング

基本データ

時間:約30分(+10分の解答用紙への書き写し時間)

問題:40問

採点:1問1点の40点満点

日本人の平均スコア:5.9

IELTSのリスニング問題ですが,選択式のものだけでなく記述問題も用意され,文法ミス以外に誤字脱字や語数オーバーも減点対象になるため正確さが求められます。

音声は1度しか流れない上,イギリス英語などの訛りがある英語という点でより難易度が上がっています。

問題用紙にメモは自由に取れる他,問題の音声が流れる前に質問を先読みする時間も与えられます。

問題構成は全部で4つのパートから成り,後半に進むにつれて内容が難しくなる傾向があることに注意しましょう↓

  1. 日常生活における2人の会話
  2. 日常生活での1人の語り(モノローグ)
  3. 学校などの教育環境での複数人の会話
  4. 学術的なテーマについての講義(モノローグ)
▶ Part 1

Part 1の問題例1

サンプルの最初にある問題は「申し込み用紙などを完成させる穴埋め問題」です。

名前のスペルや数字,日付や単位,さらには場所など,細かい点に注意して集中して聞きましょう。

また,以下のように制限内の語数で答える問題もあります↓

Part 1の問題例2

「2語以内または数字1つ,あるいはその両方で答えるように」との指示がありました。

流れる前に質問を先読みし,特に最初の疑問詞(What, When, Whereなど)に注目しておくのがポイントです。

 

▶ Part 2

Part 2の問題例1

Part 2の例として載っているのは「選択肢の中から正しい答えを選ぶ問題」ですが,上の例ではカウンセラーのA~Cの中から適切な人物を選びましょう。

先読みに加え,問題文に書かれているのと同じ単語は音声にそのまま出てこないことが多いので,同じ意味の別の言い回し(同義語・類語)に注意して聴くのがポイントです。

次の例は表を完成させる問題となっています↓

Part 2の問題例2

ここでも空所の語数制限をしっかり確認しておきましょう(上の問題では省略していますが,「2語以内」でという指示がありました)。

Part 2と4では1人の人がずっと話し続けます。

 

▶ Part 3

Part 3の問題例

Part 3ですが,サンプル問題の一つが上記です。

こちらは「文の空所を埋める問題」になっていました。

音声内容に出てくる語句を使用して埋めていきますが,文法的かつ論理的に正しく繋がるようになっていないといけないことに気を付けてください。

例えば,to不定詞の後が動詞の原形になっているか,原因と結果などの論理関係が正しいことなどを確認します。

 

▶ Part 4

Part 4の問題例

最後のPart 4では,掲載されている全ての質問を最初に一気に先読みしないといけないところが特徴です(途中に読む時間は用意されていません)。

上の問題は,複数ある選択肢から適切なものを選ぶ問題ですが,質問にあるキーワード(例えば present-orientated)に下線を引いておき,その言葉が出てくるのをしっかりと待ち構えて聞くようにしましょう

質問は放送で流れる順番通りになっていますので,あとは言い換え表現に騙されないようにだけ気を付けると,比較的解きやすくなるかと思います。

なお,今回の問題以外にも5つの選択肢から2つを選ぶ問題などが確認できたので,指示内容にはよく注意しておきましょう。

さらには問題文自体において図表やフローチャートの完成問題などが出題されることもあるため,最後に紹介する公式問題集などを使って色々なパターンに慣れておくことが大切です。

 

■ リーディング問題の対策

基本データ

試験時間:60分

問題数:40問

採点:1問1点の40点満点

日本人の平均スコア:6.1

IELTSのリーディング問題には全部で3つのセクションがあります。

セクション1と2が13問,最後のセクション3は14問で,難易度的には最後のセクション3が一番難しくなっています。

時間は均等に20分ずつかけて解きますが,リスニングと異なり答えを解答用紙に書き写すための専用の時間は設けられていないことに注意しましょう。

▶ Section 1

Section 1の問題例

文章は長いのでここでは質問文だけを抜粋しますが,各長文(パッセージ)につき1つか2つの問題形式で出題されます。

サンプル問題では上記画像のような「正しい情報を特定する形式の問題」が確認できますが,正解か不正解かだけでなく「本文からは判断できない(Not Given)」という第3の選択肢もあるので引っかけに気を付けましょう。

先のリスニング問題でも見かけた多項選択問題(複数選ぶ問題)もありました↓

Section 1の問題例2

今回紹介したどちらも,実際解く際にはスキャニング(必要な情報を探すためにざっと素早く読むこと)を行い,答えに関連する部分の情報だけをじっくりと精読するというメリハリをつけた読み方を採用するのがベストです。

 

▶ Section 2

Section 2の問題例

これは「特徴マッチング問題」に分類されるもので,長文の内容について書かれた文に最も合う選択肢を選ぶ問題ですが,質問の順番が本文に出てくる順番通りではないので,各cortex(大脳皮質)の特徴についてしっかり理解して答えるようにしましょう(上の画像では選択肢のAが見切れていますが the reptilian cortexです)。

リーディングには今回のcortexのような専門用語も出てきますが,それらの意味を正確に知らなくても,前後の文脈から推理して設問自体は解けるようにできています(今回は「脳に関連する何か」とさえ分かれば十分だと思います)。

 

▶ Section 3

Section 3の問題例1

这是「情報をマッチングさせる問題」と呼ばれる問題で,各内容が示す機能(例,説明,定義,理由など)についての説明文が,本文のどの段落(パラグラフ)に書かれているかを選ぶ問題です。

ちなみに,同じアルファベットの段落を2回以上選んでも良いときは,問題文に「1回以上使っても良い(You may use any letter more than once)」としっかり指示が書かれています↓

Section 3の問題例2

上は「筆者の見解や主張が,長文の内容と合致するか否か答える問題」です。

Section1の真偽問題のところと同じように「判断できない(Not Given)」という選択肢があることに注意しましょう↓

Section 3の問題例3

サンプル問題の最後は「要約の文章を完成させる問題」でした。

このように長文の語句を使って空所を埋める以外に,用意されたリストから選ぶ形式もあります。

指定された語数制限や文法的なつながりに着目すると答えが選びやすくなりますので,各段落の主旨に沿って適切な語句を選びましょう。

 

 

■ ライティング問題の対策

基本データ

時間:60分

課題数:2問

採点:4つの評価基準で採点。Task 2の方が配点が高く設定されています。

日本人の平均スコア:5.3

Task 1は約150語であるのに対し,Task 2は250語程度以上という厳しい文字数制限付きで解答となる英文を作成します。

時間配分はTask 1に20分,Task 2に40分かけてじっくり解くのが基本です。

採点は,

  1. 質問に的確に答えているか
  2. 論理的な一貫性があるか(話が飛んでいないか)
  3. 語彙の豊富さ
  4. 文法の正確さ

の4つを評価基準とし,「1.0から9.0までの0.5点刻み」で厳密に行われます。

最後にそれらの合計を4で割って平均を出し,それがライティングの最終スコアになるというわけです。

アカデミックモジュールのテスト形式の場合,Task 1と2で求められるのは以下のようになります↓

  1. グラフや図のデータを分析し,文字で説明します。与えられた情報の中から重要な情報をピックアップし,図表を見ていない人にもわかるように順序立てて説明する力が問われます。
  2. あるトピックに対し自分の意見を述べるが,英文エッセイ形式で論理的に(理由を添えて)説明する力が問われます。
▶ Task 1

Task 1の問題例1

まずはTask 1のサンプル問題を見てみましょう。

グラフは1つしか表示されませんでしたが,こういった棒グラフの問題は数値の差や変化を比較しながら説明するのが基本の型(セオリー)です。

いきなり書き始めずに,まずは数値を分析して文章の構成(段落の数や話の流れ)を決めるのに最初の3分くらいを使います。

また,書く時間は15分程度にとどめ,最後に見直しの時間(スペルミスや三単現のsの確認など)を作るのがミスを防ぐ鉄則です。

以下が解答例ですが,下線を引いた部分が,読み取ったグラフの分析結果にあたります↓

Task 1の解答例

上の解答の文章構成としては,

  • トピックの紹介(20語)と全体の要約(30語)の50語で序章を書く
  • 本題となる説明部分(ボディー)はグラフの数に合わせて調節し,全部で120語にする
  • 結論を最後に書いて完成

です(Task1の場合,結論の段落はなくても減点されません)。

 

▶ Task 2

Task 2の問題例

Task 2は社会的なテーマが与えられ,何について書くべきかが問題文に明示されていることがわかるかと思います。

その後に詳しい指示文が続きますので,どんな内容を含めて書けば良いのかを正確に把握してください。

今回は「最近における人の価値の判断基準について賛成か反対か明示」した後で,「その理由について,自分の経験などの具体例を挙げながら説明する」ことが求められています。

こちらも書く手順はTask 1のときと同じで,

  • 構成を考える準備(5分)→書く(30分)→文法などの見直し(5分)

のように時間を使いましょう。

英文エッセイの基本的な構成も,先の課題1と同様です↓

  • 最初の段落:自分の立場を明確にする(50語)
  • 本題:理由と具体例(100語のものを2つか3つ)
  • 最後の段落:結論(40語)

注意点としては,Task 2においては最後にしっかりと結論の段落を書くようにしてください。

その他,細かいところとしては,

  • 「I think」などの単純な表現を何度も繰り返さない
  • 接続詞や関係代名詞のthatなどを省略せず,フォーマルに書く
  • 1つの段落で言いたいテーマは1つに絞る(一貫性を持たせる)

ことに注意しましょう。

ライティングの対策としては,学校の先生や塾の講師など英語ができる第三者に見てもらい添削してもらうことが一番の近道です。

 

 

■ スピーキング問題の対策

基本データ

試験時間:11~14分

採点:4つの評価基準

課題:3つのパート

日本人の平均スコア:5.6

試験官とマンツーマンの面接形式で,テストの内容は客観的な採点のために録音されます(コンピュータ版もビデオ通話方式での面接となります)。

こちらもライティングと同じ数の評価基準があり,具体的には,

  1. 言葉に詰まらずスムーズに話せているか(流暢さと一貫性)
  2. 語彙の豊富さ
  3. 文法の正確さ
  4. 発音のクリアさ

の4つです。

自分の意見をしっかり伝えることが最も大事ですが,相手に説得力を持たせるためには理由や具体例を続けて話し,会話を広げていく積極的な姿勢が重要となります。

試験官が「Thank you」と止めるまでしゃべり続けてしまって構いません(止められるのは内容が間違っていたからではなく,単純に質問ごとに制限時間が決まっているためです)。

難しい単語を使わなくても,簡単な意見をハッキリと言えれば良いので,とにかくわかりやすく相手に伝えることを第一に心掛けましょう

試験官は受験者の答えによって態度を変えないというルールを厳守するものですが,こちらが笑顔でハキハキと話すに越したことはありません。

質問の意味がわからなかったら,恥ずかしがらずにもう一度繰り返してもらうか違う言い方をしてもらいましょう。

どれだけ流暢に話し続けたとしても,質問の意図から外れた見当はずれな答えを返すようでは点数になりません。

▶ Part 1

Part 1の問題例

Part 1では,家や家族,勉強や趣味,日課や子供の頃にしたことなど,身近なテーマが問われます。

「はい」と「いいえ」の一言だけで終わらせず,必ず理由や補足の説明を少なくとも2文は話すようにしましょう。

理由や具体的な経験を付け加える以外にちょっとした冗談を交えるのも立派なコミュニケーション能力のアピールになります。

 

▶ Part 2

Part 2の問題例

Part 2では試験官からテーマが書かれたカードとメモ用の紙と鉛筆を渡されるので,1分間かけて何を喋るか準備を行います。

次に自分が書いたメモを見ながら2分程度しゃべり続けますが,終わるとスピーチに関する質問を1つか2つ追加でされます(上記画像のRounding off questionsがそれです)。

メモの作り方ですが,トピックを書き出した後で,You should say:の後に書かれた「いつ・どこで・何を・なぜ(5W1H)」に関する答えを簡単にメモするようにします。

準備時間はたった1分しかないので,きれいな文章を書いている暇はありません。思いついた単語だけを残しましょう。

上の例ですと,

  • トピック:important things(大切なもの)
  • Where-from my parents(両親から)
  • Whenーmy 12 birthday(12歳の誕生日に)
  • What forーto play(遊ぶため)
  • Whyーto be relaxed,forget my problems(リラックスし,悩みを忘れるため)

などとメモしておくことで,以下のような回答がスムーズに組み立てられるかと思います↓

Part 2の回答例

最後にある追加の質問に対して,流石に一言だけで返すのでは短すぎるので,理由や具体例などを追加するようにして会話を充実させてください。

 

▶ Part 3

Part 3の問題例

Part 3は社会的なテーマなど抽象度が高い質問である分,難易度はグッと高めになります。

試験官の質問文自体の文法や単語が難しいことも多いので,焦らずによく理解してから話し始めることを忘れないでください。

大体1つの質問につき30秒,文字数にして50語程度話すのが1つの目安になります。

トピックはPart 2で聞かれた内容をさらに社会的なテーマへと発展させたものになっていることが多く,例えばPart 2で「最近観た面白い映画」について聞かれたら,Part 3では「映画が現代の私たちの生活で占める役割について」や「昔と今の映画鑑賞の変化について」聞かれることが予想されるわけです。

自分の意見をまずはしっかりと述べて,その後に理由や具体例を続けて答えましょう

意見を比較して話す手法としては「今と昔」のように時間的な対比を持ち出す以外に,「ある人はこう言うけれど,自分はこう思う」といった比較の仕方があることも知っておいてください。

その他の評価基準についてですが,難しい言葉を使おうとするよりも文法面において過去形などの時制や3人称単数の-s,冠詞(aやthe)の付け忘れに注意することがスコアアップの鍵です。

簡単なことのように思うかもしれませんが,いざ話すとなると意外と間違って発言してしまうことが多いように感じます。

発音もそうですが,スピーキングの対策においては普段から英語の音声に触れ,とにかく声に出して話す練習を積んでおくことが何より大切です。

ケンブリッジ英検の対策と勉強法



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ここでは中高生が目標としやすい「B2 First(FCE)」の試験内容と対策方法を簡単にみていきましょう!

問題の種類は技能ごとに4種類で,試験形式自体は長い間変化しておらず,非常に完成された良質なテストです。

■ リーディング&文法・語彙

読解と文法語彙の試験時間は1時間15分で,7つのパートからなります↓

  1. 空所補充問題8問
  2. 穴埋め問題8問
  3. 空所補充8問(単語の形を変化させる)
  4. 空所補充6問(同じ意味の別の文に書き換える)
  5. 読解問題6問(4択問題)
  6. 読解問題6問(抜けた文を元の位置に戻す)
  7. 多重マッチング問題10問

配点は例外的に全体の40%を占め,このパートが重視されていることがわかります。文法知識は高校レベルのものを,そして英単語は実際に文章の中で使える状態になっていなければなりません(ただ日本語訳を暗記しているだけでは不十分です)。

加えて,文章の論理構成や筆者の言いたいこと(要旨)の把握が必要ですが,速読力も同時に測定されるので時間をかけてゆっくり読んでいる余裕は少ないです。

パート6では文中から抜き出された6つの文章を本来の位置に戻すのですが,ダミーの文章が1つ含まれているため難しくなっています。

 

■ ライティング

ライティングの制限時間は1時間20分で,パートの数は2つです↓

  1. 与えられたアイデアと自分のアイデアを組み合わせてエッセイを書く
  2. 記事・手紙・エッセイ・書評・物語などから1つ選んで書く

全体に対する配点の割合は20%で,後者では毎回4つの選択肢が与えられ,自分が書きやすいテーマをその中から選ぶことになります(前者は必須問題なので選択の余地がありません)。

どちらも140~190語で書きますが,採点はおおむね一般的な英作文のテストで行われる評価基準に従います。

 

■ リスニング

リスニングは40分程度で,4パートから構成されます↓

  1. 短い会話文8問
  2. モノローグ(1人語り)を聞き10個の文を完成させる
  3. 5つのモノローグを聞き,正しい内容を選ぶ(5題)
  4. インタビューや長めの会話を聞き,正しい内容を選ぶ(7題)

ライティング同様,配点は20%で,実生活で使える「英語を聞く力」が幅広く問われますが,逆に考えれば,テストのための特別な裏ワザ的な訓練が必要になるわけではありません。

英語を正確に聴き取れてさえしまえばあとは読解問題を解くのと変わりないですので,普段から英語を聞く量(時間)を増やしましょう。

ケンブリッジ英検は問題の質が非常に良いため,小手先のテクニックではなく,ご自身の真の実力通りの結果が出るはずです。

 

■ スピーキング

スピーキングを行う時間として全部で14分が設けられています。

もっとも,受験者が2名ずつのペアになって受ける「対面式のテスト」なので,相手との話し合いの時間が設けられたり待ち時間があるなどとやや特殊な形式です。

全4パートからなり,発音や文法・語彙が評価される以外に,自分の意見を論理的にまとめたり,相手との議論にうまく参加できているか(コミュニケーション能力)が問われます↓

  1. 試験官や受験者間での自己紹介など
  2. 2枚の写真内容を1人が1分間で描写し,もう1人がそれについて質問に答える
  3. 紙に書かれた内容について受験者同士が意見をすり合わせる
  4. 3に関連したトピックについて再度2人で議論する

ある意味,社会人のグループ面接のような実践的な内容です。

これらの内容について深く理解するためには,実際に過去問などの問題を解いてみてください。

なお,FCEレベルの対策本で日本語で解説されているものは日本の書店ではほぼ見当たらないので(初級のPETやKETはあるのですが),Amazon等で洋書のテキストを利用します。

調べる際は「Cambridge B2 First」などと入力して検索しましょう。

英検の級別対策まとめ



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TOEFL iBTの試験内容と対策



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TOEFL対策のおすすめアプリ

TOEFL iBTの対策ですが,最近ではSanta×toeflというオールインワン型のAI学習アプリが登場しており,部活や学校で多忙な学生がスキマ時間を縫って効率よく学習することが可能になっています↓

■ リーディング

リーディングセクションでは3種類の問題に取り組み,セクション1とセクション2を合わせた計35~48問に答えましょう(そのうち最大15問はテストの採点には含まれません)。

質問はすべて選択式ですが,最初の問題では70~100語程度の文章の中の単語を完成させます。

完全な穴埋めではなく,単語の後半部分だけが隠されているところが独特です↓

Complete the Words

続いて,2つ目の問題ですが,日常生活で目にする文章が出題され,ポスターやSNSの投稿,領収書やスケジュールがその代表例ですが,文章の長さは15~150語と差があります↓

Read in Daily Life

最後の問題は大学の教科書(一般教養)にあるような学術的な内容で,専門用語も登場しますが,難しいものについてはその場で意味の定義が書かれていることが多く,問題を解くのに必要な情報はすべて英文の中に見つかるので心配は要りません↓

Read an Academic Passage

1つの文章の長さは200語程度で,5問を解きます。

ここまでが前半のモジュール1になり,これまでの内容を見直して答えを訂正することが可能ですが,後半のモジュール2に進んでしまうと,もう前の問題に戻って解き直すことができなくなります。

対策としては長文読解の速読を中心に練習するようにしますが,万全な対策を行いたい方は,大学の授業で使う英語のテキスト(大学の生協などで買えます)を実際に購入して読んでみることも考えられます。

 

■ リスニング

リスニングセクション以降は,ヘッドセット(マイク付きのイヤホン)を装着して受験することに注意してください。

問題形式は4種類で全部で35~45問に答えますが,最大12問は採点されないダミー問題です。

1つ目の問題では短い質問や発言に対して適切な返答を選ぶことになりますが,音声が短いだけに,聞き逃してしまう部分があると途端に難問と化します。

サンプル問題では以下のような質問を聞き取って,すぐに意味まで理解できなければいけませんでした↓

Didn’t I just see you in the library an hour ago?

単純な文とはならないことが多く,ネイティブの発音ということで,ここでは否定疑問文になっている上に音の連結(音声変化)が起こっています。

問題2も会話問題ですが,話し手が複数になるため,聞く時間は最初の問題の数倍となり,話の展開を推測や予測を行いながら正しい答えを選ばなければなりません↓

Listen to a Conversation

問題数は1つの会話につき2問で,早いうちに「今どんな話題について話しているのか」を理解する必要があります。

問題3は大学などのアカデミック関連のアナウンスとなり,問題2と同じくらいの長さの会話(40~85語くらい)を聴き,その後の問いに答えましょう。

もっとも,イベントの案内やスケジュールなので,予め練習してパターンに慣れておけば対応しやすいように思います。

場所や時間,そこで何が行われるのかといった具体的な情報が尋ねられやすいです。

最後の問題はいよいよ大学教授の講義のリスニングとなります。

100~250語の長めの英語を聴くことになり,問題数は4問です↓

Listen to an Academic Talk

音声を聴きながら手元の紙にメモを取ることができることと,一度解き終えた前の問題に戻ることができないことに注意してください。

攻略法ですが,リスニングのときに発せられた音というのはすぐさま消えてしまうものなので,リーディングのとき以上に「英文を聞こえた順番で(前から順に)理解していく姿勢」が重要となります。

先に紹介した大学のテキストで音源が利用できるものがあれば,それを使って耳を慣らすようにしてください。

メモは細かい単語を追うのではなく要点を押さえるにとどめ,書き残すことに集中しすぎないことが重要です。

 

■ ライティング

ライティングの問題形式は3種類で,問題数は全12問です。

どの形式であってもパソコンのキーボードを使ってタイピングするところは共通していて,書いた答案はアメリカのETS本部に送信されて採点されることになります。

問題数が多く感じますが,最初の問題が10問あり,短時間で終えやすい英文の並べ替え問題であるため,本格的な自由英作文は後半の2問だけです。

2つ目の問題はEメールの返信問題ですが,7分という短い制限時間の中で,文法や語彙のミスに注意を払いつつ書くようにしましょう↓

Write an Email

自動採点システムが導入されていて,スペルミスや語数のチェックは人間ではなく機械が厳密に行うはずです。

また,どのような内容を含めるべきかは指示されるため,過不足なく指示通りに書くことを心掛けましょう。

Eメールであれば,最初の挨拶や最後の結びの言葉といった「手紙のルール(書式)」も気にする必要があります。

最後の問題では最低100語以上の英文を書かなければなりません。

解く時間は10分しかないので,どのような構成にするのかの「型」を予め自分の中で作っておくと,書くスピードが劇的に上がります。

例えば,

  • I agree~で書き始めて自分の立場を明確にする
  • First, / Second, などを使い理由を2つ挙げ,それぞれに具体的なエピソードを付け加える

などの型が王道の構成として挙げられます。

 

■ スピーキング

TOEFL iBTのスピーキングは全部で11問ですが,最初の7問と残り4問とでは問われる能力が異なります。

前半の問題は,マイクから聞こえてきた内容を自分の口で繰り返すもので,発音やイントネーションの正確さが問われるわけです。

具体的にはパソコンの画面に表示された1つのイラストを7つの英文で説明するのですが,1文ごとに8~12秒の時間が設けられるので,その間に聞いた通りに繰り返すことになります。

いわゆる,「リプロダクション(聞こえた音をそのまま再生する)」のトレーニングを行うことになりますが,例えば動物園のイラストが表示された状態で,以下のような英文が計7つ放送されるというわけです↓

Bears, wolves, and large cats are to the right.

You can find sea lions and elephants further down the path.

後半の問題は1つのテーマに関連した4つの質問に答えますが,このとき,ただ答えるだけでなく自分の意見やこれまでの経験を基にして語らなければならず,正解は受験者の数だけあることになります。

まずは場面設定について語られた後,インタビュー形式で質問されるわけです↓

Take an interview

赤矢印のところで,それぞれ,45秒近く英語で話し続けなければなりません。

最初は途切れてもいいのでまずは30秒以上話す練習から始めて,自分なりに得意とする話し方(会話の型のようなもの)の引き出しを増やすようにしましょう。

会話内容はマイクで録音され,こちらもETSに送られて採点されますが,自動採点システムも導入されているので,発音のチェックは機械が,内容の論理性は人間が判定すると考えておくと良さそうです。

相手が機械だからこそ,ごまかさずによりはっきりと大きな声で話すことはもちろん,話の内容に矛盾がないように一貫性を持たせるように意識しましょう。

TOEICの対策について



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まとめ:すべての土台となる「読解力」へ

外部試験で高いスコアを出すためには,表面的な解答テクニック以前に「長文や情報を正しく読み解く基礎となる読解力」が絶対に必要です。

まずは,芦田愛菜さんに学ぶ読書習慣の身につけ方で学ぶための土台を作り,読解力の勉強法(3色ボールペン活用術)で文章を正確に読み取る力を鍛えてください。

その確固たる基礎力の上で,自分の志望校に合わせた各試験に特化した対策を行うのが,2026年の入試を勝ち抜く最短の攻略ルートです。

英語の資格・検定試験の対策についてまとめたガイド記事も併せて活用してください。

-各教科の勉強法