2020年の教育改革を待たずして,従来のものとは異質の勉強法がどんどんと登場してきました。
特に,ICTを上手に取り入れ,コミュニケーション能力(アウトプット)を重視した「令和時代ならではの勉強法」には大きな注目が集まっています。
とはいえ,昭和や平成時代によく見られた詰め込み学習が不要になったのかと言われればそのようなことはなく,むしろこれまで以上に学校外で机に向かって勉強しなければならなくなりました。
確かに周りのクラスメイトと協働的に学ぶことは必要ですが,自分一人でじっくり考える時間も必要です。
なお,塾で昔担当していた医者の息子のように,長期休暇中は毎日のように塾に通わさせられ,実家に帰省した時ですら滞在先の地域塾に一時的に通わせるくらいの覚悟があるご家庭であれば,他人任せでもなんとかなりますが,多くはそうしないでしょうし,そこまでする必要もないと思います。
とはいえ,中高生が自習している様子を傍から見ていると,「勉強法の基本を知らないばかりに,もったいない時間の使い方をしているなあ」と思わされることが殊の外多いのです。
もちろん,これが自分の担当生徒であればすぐに何かしらの指導をしてやれるのですが,こうして当サイトの記事をお読みいただいている方のお役にも立てやしないかと,今回から複数回にわたり,「最低限知っておいてほしい勉強法やおすすめのノート術」ついてまとめてみることにしました。
学年や状況などは特にこれといったものを想定しておらず,伝わりやすいよう平易かつ丁寧に書くことを心がけたので,使えそうなものがあれば普段の学校生活に早速活用していただけたら幸いです。
おすすめ勉強法について
まずは,勉強するときの基本となる心構えについて知るところから始めましょう!
本章で紹介する3つのコツは「勉強の王道」とも呼べるもので,たとえ時代がどんなふうに変わろうとも,決して廃れてしまうことはありません。
令和時代になってどれほど最先端のICTを使うとしても,避けては通れない,必ず行うべき基本姿勢だと思ってください。
「わかった」が「できる」になるまで繰り返す
「反復練習」または単に「復習」と呼んでしまっても構いませんが,ともかく何か新しいことを習った際には,そこで「わかった(理解した;覚えた)」知識を「できる(解ける)」形にまで昇華させる必要があります。
例えば,英語の授業で不定詞について学んで,その何たるかを理解できたとしましょう。
しかし,それで終わってしまってはいけません。
授業を受けた当日であってもすぐに問題を解いて,実際にできることを証明してみせないといけないのです。
先生の説明を受けながら解くのではなく,誰の助けもなく独力でいざやってみると,それが意外と難しく,忘れていることも多いことに気が付くと思います。
このとき,なるべく簡単な問題を選ぶことがポイントで,教科書の確認問題レベル(またはワークの基本問題)を解くと言えばピンとくるでしょうか。
加えて,授業を聞いてから改めて教科書を読むことで,より一層理解が深まることが多々あります。
そもそも教科書というのは,誰でも読んでわかる内容だからこそ全国的に配られているわけですが,それでも,準拠問題集や教科書ガイド的なものがよく売れている現状は,よりわかりやすく習わなければ教科書が理解できないことを暗に示しています。
ちなみに,良い授業を行うことで評判の先生というのは,挙げる具体例がとにかくわかりやすいです。
効率を重視して勉強したい場合,予習する作業には無駄が多いため,多くの時間を割かないようにするか何なら避けてしまうことをおすすめします。
予習には「自分がわからないところを明確化する」という重要な役割がありますが,勉強が苦手な子はほぼ全てがわからない状態でどうしようもないことが少なくありません。
それに対して,復習の役割は「情報を整理して疑問点を見つけ出す」ことです。
こちらは回数を行うごとに学習効果が増すという性質があります(予習を何度も行うようにと指示する先生はいないでしょう)。
ゆえに,時間や学力に余裕がない生徒は復習を重視しましょう。
そして,わからないところが見つかったら忘れずにチェックし,後で学校の先生に質問するなどして解決したり,参考書で調べては図表のコピーをノートに貼りつけたり,類題が載っている問題集のページや番号をつけ足しておいたりしてください(詳しくは後述)。
復習する際,手をまったく動かさずにただ眺めているだけではダメです。
最近のデジタル化により,学校でノートを直に書くことは少なくなりましたが,自宅学習においてその真似ごとをするのは得策ではありません。
感想や語呂合わせでも構わないので,何かしらを書き残すようにしましょう。
次に,1週間など時間をおいて,それまでにやったところを一気に演習し直します。
ある程度のまとまりをもった内容を単元ごとに学び直すことで,横のつながりと言いますか,いくつかの知識がきれいに整理されることに繋がるわけです。
具体的には,教科書の章末問題や「○○のまとめ」などと書かれた問題(網羅的な内容)を解くようにしてください。
さらに,1ヶ月後にそれまでの総まとめ的な問題を解くことで,同じ内容を計3回復習したことになります。
普段,教科書を使って学んでいるのであれば,学校のワークブックのまとめ問題を解くことがこの3回目にあたるでしょう。
とはいえ,「3回」というのは最低ラインで,理想とする回数は「5回」です。
「3回もやればほとんどの問題に正解できるのだから,それ以上数をこなしたところで無駄じゃないか」などと考えるのが素人の発想で,ひょっとすると今自分のクラスで1位の成績を取っているあの子も同じように考えているかもしれません。
ならば,そこであえて5回同じ問題を復習してみてください。
その結果,多くの問題に正解できるようになっただけでなく,解答に至るまでのスピードが段違いに早くなっていることに驚くことになるはずです。
そんな時間がない方も,少なくとも3回目に解いて手こずった問題くらいにはバツ印を付けておき,その問題だけでも4回,5回と解き直していただけたらと思います。
勉強法のコツ壱
「わかった」を「できる」に変えるためには最低3回,できれば5回復習すべし。
答え合わせはすぐに行う
問題を解いたらすぐに答え合わせをしましょう!
塾で教え始めた当初は,このことは当たり前の態度だと思っていましたが,問題を解いただけで丸付けをしない生徒というのは意外に多く,それでは単なるその場しのぎにしかならず,いつまで経っても勉強ができるようにはなりません。
「鉄は熱いうちに打て」と言いますが,勉強においては解いたばかりの状態で答え合わせを行うことが重要です。
なお,他人事だと思って聞いている方であっても,模試を受けた日に自宅に帰ってからすぐに解答・解説を確認しているかと尋ねられるとどうでしょうか。
経験上,あまり良い返事は返ってきません。
模試をただ合格判定のツールのように捉えてしまっていると,受けただけで満足し,後は結果をドキドキしながら待つだけのイベントに成り下がってしまいます。
実際のところ,模試を受ける意味というのは「現時点での弱点を洗い出す」ことです。
それゆえ,間違えたところをすぐにでもできるようにして,弱点を減らすように努めなければなりません。
話を先に進めますが,丸付けを行う際は,その方法についても工夫が必要です。
丸付けとは言いますが,正確には「間違い探し」と言う方が正確でしょう。
できなかった問題を見つけた際には,その原因が以下の3つのどれにあたるかを分析するようにします↓
- 単なるケアレスミス
- まったく知らなかった
- 学んだはずのことができなかった
少なくとも,ノートに赤ペンで正しい答えを書き込むことだけは絶対に止めてください。
1のときは,その場でもう一度解き直します。
計算問題であれば,最初から計算をし直して,正しい答えを自力で出すことが大切です。
ケアレスミスであろうと,間違えたからにはなんらかの理由があります。
「つい,うっかり集中力を切らしてしまった」などと一笑して解き直しを行わないことは,直視すべき現実から目を反らしてしまっていることに他なりません。
原因が上の2に該当する場合,答えを暗記するよう努めてください。
覚えておくべき事柄はノートの余白部分にしっかりと書き写し,青いペンなどで周りを囲っては目立たせておきましょう(丸付けに用いた赤色と異なれば何色でも構いません)。
これだけの工夫で,再度復習する際に,青ペンで囲んだ部分だけを読んでいくことで,これまでに知らなかった知識だけをパッと復習できることになるわけで,これが後述する「理想のノート術」にも繋がってくるのです。
もちろん,問題自体にはバツ印を付けておき,後日解き直すことを忘れないでください。
最後に3の場合ですが,問題の解説を読んで理解できたものについては,2のときと同様,後で解き直すようにします(ちなみに,こういった問題はすぐその場でやり直せばできてしまうものですが,1週間もするとまた忘れてできなくなっていることが多いです)。
ところで,解説を読んだ後になってもわからない難問というのは確かに存在します。
その場合,できる人に尋ねてわかりやすく説明してもらいますが,試験まで時間が残っていない場合やそれが弱点科目である場合には,潔く諦めてしまうのも手です。
なんともテキトーな勉強法であると叱責されるかもしれませんが,これは「今の自分では太刀打ちできない」と実力を正しく判断できたことによる「賢明な撤退」であり,もちろん数ヶ月後に再び挑戦してみたら解けるかもしれません。
どうしようもないときはひとまず保留にして,時間を置いてから再度眺めてみることも大切なのです。
人生における悩みにも,これと同じことが言えます。
もしもあなたが今後「この世に自分ほど辛い人間はいない」などと思い悩むことがあっても,数年後に振り返ってみれば,その悩みは大したものではなかったと思えるでしょうし,「どうしてあんなに自分は悩んでいたんだろう」と不思議にすら感じるものです。
昔,何かに思い悩んでいた経験がある方は,今その悩みはどうなったかを今一度考えてみてください。
勉強法のコツ弐
答え合わせはすぐに行う。ケアレスミス以外は原因を分析して,後日必ず解き直すべし。
簡単に答えを見ない,聞かない
すぐに答えを見たり,他人に聞いたりしない。
この頑な姿勢は,特にSociety5.0へと向かう社会においては重要視されるべきものです。
先ほど,わからないところは周りの大人に質問するようなことを述べましたが,すぐに聞くのではなく「少しは自分の頭で考えたり調べたりしてから質問すべきだ」と,ここで少し修正を加えましょう。
以前であればこういった姿勢は,難関高校や難関大学に入りたい生徒にのみ実践させていたもので,その理由としては,あまりにできない子だと「わからないから,勉強はもういいや」と投げ出してしまう恐れがあったからです。
ですが,そういった子たちにも粘り強く何度も調べるよう促し続けることで,次第とそういった苦行に耐性が付き,程度の差こそあれ,自分で調べるようになることが最近になってわかってきました。
冒頭部分でも述べたように,2020年以降においては自宅学習(自律学習)の比重が大きくなります。
是非,わからない問題に出会った際には,まずは教科書を読んで書かれていることを理解しようとし,さらにはインターネットなどで調べてみる癖を付けるようにしてください。
なお,最近は生成AIも身近な物になりました。
詳しくは小中高生の生成AIの使い方にまとめましたが,尋ねる際には「中学生でもわかるように」や「詳しく」などの指示を加えることで多少結果が変化します↓
他人にすぐに答えを聞くことと比べると,自分で調べる作業はより多くの時間を必要としますが,人に聞いて簡単に得た知識と,苦労の末にやっと見つけられた知識とでは,後者の方が明らかに忘れにくく,本人の学力に与える影響も大きいです。
本音を言うと,理想はさらにその先にあるのですが,スマホのゲームで例えると,ネットに載っている誰かが見つけた攻略法(知識)を真似するだけの人生で,本当にあなたは満足なのかという話になります。
真に楽しい時間というのは,試行錯誤している最中に訪れることが多いのです。
他人がどうこうではなく,悔しさや辛さがあるからこそ楽しかったりするわけで,ひたすらに雑魚を狩るような戦いばかりではつまらないでしょう。
他の例も出してみると,ニュース記事のコメント欄にテレビで誰かが言っていたようなセリフを,さも自分が考え出したかのように書き並べる人がいます。
その意見を最初に頭の中で考え出した人だけが真の意味で価値ある存在であることに気づかず,ただオウム返ししているだけの人に何の価値もないのです。
映画やアニメもそうで,誰かが考案したシナリオを少し変えただけのものが売れたからと天狗になっているようでは歴史に名を残すことはできません。
ネット記事も誰かの記事をただコピーしたようなほぼ同内容のものが散見でき,曲がりなりにもウェブサイトを運営している者としては,見ていて残念な気持ちになります。
勉強法のコツ参
他人に聞かず,自分で調べるべし。
おすすめノート術について
前章で述べた勉強法を実践しようと思ったら,問題集やワークに直接書き込んではいけないことは明白です。
「学校に提出する必要があるから」などと,すぐに言い訳を始める生徒がほとんどですが,学校の授業が始まる前にコピーを取るか,最悪,書き込む前の状態を写メしておくくらいのことはできるでしょう。
本章ではおすすめのノート術をいくつか紹介しますが,教科ごとの内容は別記事にまとめることとし,ここでは普遍的かつ誰にでもすぐ実践できるものを中心にまとめていくこととします。
もちろん,塾の方ではより高度なノート術を指導していますが,万人に役立つものではありませんし,いきなり見様見真似で習得できるものでもありません。
例えば以下は,かつてのセンター試験(現共通テスト)の世界史で満点を取った生徒のノートになりますが,これは本人以外には使いこなせませんし,見る人によってはこれほどまでに使いにくいノートはないでしょう↓
私はノートの定義に「教材にメモしたもの」までを含めて考えているので,上のように書き込まれた形跡のある参考書であっても立派なノートの1つとみなしています。
ところで,こうした複雑なノート道であっても,以下で説明する基本的なノート術を発展させていけば,いつかは必ず辿りつけるものです。
それでは以下に,ノートの役割と基本ルールについてまとめていきましょう!
ノートの役割を知る
ノートの役割としては,学んだ内容を書き残すための「保存」と,問題を解いて練習量を確保するための「演習」の2つがあります。
これら2種類のノートを使いこなすことによって,勉強法の章で最初に語った「わかる」と「できる」の両方が可能となるわけです。
ノートを書く際は,それがどちらの役割を期待するノートであるのかを強く意識するようにしましょう。
もちろん,時間を多く割くのは「演習」目的のノートの方ですが,理社のような暗記科目の場合だと,あとから「保存」したノートを見返すことも少なくありません。
中1のノートを中3で使うことも多いので,試験後に捨ててしまうことのないようにしてください。
また,書き終わりの際には,ノートの最初のページに目次や索引を作って貼っておくのがおすすめです。
ちなみにですが,すぐ上で提示した複雑なノートも,暗記を補助する目的での保存ノートがベースになっていることがわかります。
そこから長い時間をかけて,自分で調べた情報を書き加えて改良していったのでしょう。
無論,ノートは他人のために作るわけではありません。
迷った際は自分が使いやすいと思えるノート作りを意識しましょう!
演習目的のノートの方も,使い終わったからと捨てることなく,部屋の片隅にでも積んで寝かせておいてください。
入試当日に積みあがったノートの山を見て,「こんなに勉強したんだから,自分が合格しないはずはない!」などと気持ちを鼓舞するための材料となります。
コツはあえて薄いノートを使うことで,1冊がすぐに終わるので使い終えたノートの冊数がみるみる増えていき,大いにモチベーションを高めてくれるはずです。
また,薄いノートだと「これは参考書用,これは読解用,これは文法用」などと,役割ごとに簡単に分けて使えるというメリットもあります。
ノート作りは素早く行う
ところで,良いノートを書こうとするとつい気合いが入りがちですが,時間をかけてしまった時点で,もうそれは悪いノートになってしまっている可能性が高いです。
きれいに書くことで満足し,「わかった」を「できる」に変えられないまま試験に挑むことになってしまったり,最初の3ページくらいは頑張って書いてみても,最後までその調子を維持できないのであれば,それは悪いノートを作ってしまった証拠に他なりません。
ノートは簡単かつ素早く作ることが肝心です。
スピード感を出すためには,
- コピーできるものはコピーする
- 色分けはほとんどしない
- 汚く書いても自分が読めればよい
という3点を意識するようにしてください。
先ほどの例を見ても,教科書を切って貼ったようなものが発見できますし,文字も本人だけが読める感じの字体で書いています。
長い文章はノートにコピーを貼って対応することで,教材(教科書や資料など)とノートが結びつき,最高の効果を発揮する最終形態へと進化しているところは,是非とも見習いたいものです。
また,元の参考書自体に余白が少ないため,付箋を利用してスペースを余計に生み出している工夫も素晴らしいと思います。
市販のコピー機には拡大できる機能が付いているでしょうから,そちらも上手に使いましょう(例:A4サイズをA3サイズで印刷するなど)。
一方で,まだ知識が少なく理解しきれていない段階から色分け(線引き)をしてしまったせいで,ほぼすべての文章に線が引いてあって意味をなしていないところがいくつか見受けられるので,そこは改善の余地があります。
2周目,3周目と復習を重ねていく過程で丸印をつけたり,細い付箋をつけて目立たせているところは,このノート作成者ならではの色分けだと解釈しました。
ちなみに,私が教室で指導する場合のコツは思いのほかシンプルです↓
- 最初は鉛筆で
- 2回目に色ペンを使う
さらに付け加えるなら,カラーを入れるときはそれぞれの色に意味を持たせておくことも重要かと思います。
例えば,英語の問題集に線を引く際,わからなかった単語は青,文法で注意したい事柄には赤,暗記したい例文は緑といった具合に色を分けますが,これは自分なりの独自ルールを敷くで構いません。
人によっては3色ボールペンを使った勉強法の記事も参考になるでしょう。
その他,簡単にできるノート術としては,
- どの問題集の何番を解いたかわかるようにする
- 消しゴムは使わず,間違えた過程は必ず残す
- 余白を意識的に多く残しておく
といったものがあります。
先ほど,ノートには保存の役割があると言いました。
後で振り返ったときに混乱しないように,教科書のどのページをまとめたものなのか一目で分かるようにしておきたいものですし,間違えた部分をはっきりと残しておくことで,できなかった原因を強く認識できるはずです。
間違った答えが恥ずかしいからと消しゴムを使ってなかったことにしてしまうのは最悪で,そうならないよう,シャープペンの代わりにボールペンで演習ノートを書かせることもあります。
余白をたっぷりと残しておくことで,後から書き込みをする際に役立ちますし,「こんなにスカスカだと気になる。何か書かなくては!」といった心理を引き出す効果も見込めるでしょう。
1度目の学習では大切な部分が見えてこないことの方が正常なわけですから,2度3度と復習していく過程で,余白を残していて良かったと思えるときがきっと来るはずです。
より具体的なノートの書き方については,科目別の記事にて紹介しています↓
まとめ
具体的にイメージしにくい表現もあったかと思いますが,勉強法で語った内容はさほど実践することが難しいものではありませんし,「自分のノートは,こういうふうに工夫してみよう!」などの気づきが生まれれば,すでに立派なノート作りの第一歩を踏み出せたことに他なりません。
今回の記事の要点をまとめると,以下のようになります↓
- わかるをできるに変えるには3回以上問題を解く必要がある
- 確認問題→章末問題→総まとめ→間違えたものの順で学ぶ
- 丸付けはすぐに行い,答えを書き写さない
- 原因を書き足したり,後日解き直すことが必ず役に立つ
- これからの時代は自分で調べる態度を身に付けるべき
- 自分で答えに辿りつくことにこそ意味がある
- ノートには保存と演習の2つの役割がある
- 教材と結びついたノートを素早く作るのが至高
- 自分なりのルールを決め,独自のノート術を完成させたい
社会人以降もお世話になる可能性が高いのが,学生時代に身に付けた勉強習慣です。
学校の定期試験は,将来の自分を占うための良い試金石になります。
試みたことの結果を分析し,「今度はこういうところをもっと工夫しよう」などと反省しては,自分の勉強法やノート術を改良していってください。
毎日の勉強を大切に頑張っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。