一般的に「ビジネスエリート」と呼ばれる人たちは,そう称されるのにふさわしいだけの教養を持ち合わせているものです。
例えば,使いこなせる語彙数によってその人の教養の高さが評価されることは欧米だと当たり前ですし,日本語であっても明らかに間違った使い方が多くみられる人というのは信用なりません。
学生であればそれもまた許されるのでしょうが,良い歳をした大人が一度指摘されてもまた同じミスを平気で繰り返すようなシーンに出くわすと大変残念な気持ちになります。
子どもや外国人に自国について尋ねられた際においても,何かしらのちゃんとした返答ができる大人でありたいものです。
そのためには大人になってからも勉強をしなければなりません。
これは学びに適した職場環境で働いているのでない限り絶対で,老いることが賢くなることとイコールの関係でなければ,人が長く生きることに価値を見い出すことはできないでしょう。
大人になって学び直すことが特殊なことのように考えられ,大学に通い直す芸能人がニュースになる現代ですが,むしろそれが正常と受け取られる社会に変わると良いなと思います。
ちょっとした知識が増えるだけでも日常生活はより味わい深いものへと変わり,退屈な毎日は全く別のものに見えてくるものです。
幸いなことに,今では学び直しを簡単に行うことができます。
そこで今回は「スタディサプリを使った大人の学び直し」をテーマに考えてみることにしましょう!
スタディサプリの歴史講座は特におすすめ
学び直しをしようと考えた際,日常生活で最も役立つ可能性が高い教科は「歴史」です。
「全ての道はローマに通じている」と言われるように,これまでの歴史が現在を構成しています。
すべての建築物にはそれを作り出した人がいて,それぞれに何らかの思いが込められているわけですが,多くは現代のものの見方からだけではうかがい知ることができないわけです。
私自身,歴史を一体何のために学ぶのかわからずに学生時代を過ごしましたが,大人になってスタディサプリで歴史を学び直した今となっては,「こうした過去の事件があったからこそ,今この生活ができているんだな」などと,過去と現在の両方に思いを馳せながら考えられるようになりました。
革命や天変地異について知るたびに平和ボケしている自分に喝が入ったように感じますし,古い建物に限らず,骨とう品や芸術を鑑賞する際にも歴史の知識が役立っていると感じます。
家の中にも伝統工芸品を飾るようにもなってきました。
ところで,歴史について学び直すと聞くと,大学受験の日本史のようなものがすぐ頭に浮かんできてしまうかもしれませんが,久しぶりに勉強を再開する方へのアドバイスとしてはあまり多くを欲さず,全体の流れを手短に学び直すところから始めることを意識してください。
その後,興味が引かれた部分については個別に深く学んでいくというのが自然な方法のように感じます。
大人の学び直しというのは,受験勉強とは全く異なるもので,本人の興味次第でどこまで深く学んでも構いませんし,最低限で済ませてもよいわけです。
よって,スタディサプリで学ぶ場合のおすすめは「中学レベルまたは高校の教科書レベルの講座」となり,具体的には以下のようなものをおすすめします↓
スタディサプリのおすすめ歴史講座
- 中学社会歴史(共通版)
- ベーシックレベル日本史探求
- イラストで学ぶ!日本史スタディ動画
1は別に教科書を用意して,対応した講座で学ぶことも可能です。
2022年の春にリニューアルした関係で,演習量は増えて1回の勉強時間は短くなるなど,ますます取り組みやすくなりました↓
2については高校の教科書内容を全105講義(70時間くらい)で素早く学び直せる講座です。
本来は歴史総合(全64講義)を学んでから受講するものですが,それは中等教育での話であって,大人の私たちが必ずしも従わなければならないものではありません。
テキストが詳しく予習が不要なので,講義を視聴してテキストの空欄を埋めていくだけでも様々な出来事について知ることができるでしょう↓
加えて,その上のレベルの講座(高校3年生向けの講座など)も複数用意されているので,さらに学びたい場合はステップアップすることも簡単です。
一風変わったものとしては未来の教育講座の中に「イラストで学ぶ!日本史スタディ動画」というものがあり,10分程度の長さの講義を通して幕末時代を振り返ることができます。
歴史を学ぶ楽しさを簡単に味わうことができるので,無料期間中に早速視聴してみてください↓
学生時代のようにみんなが一斉に同じ内容を学ぶという機会は,大人になってみると得難い貴重なものであることに気づくのですが,受験勉強や内申点といったしがらみから離れて,ただただ自分の興味を満たす目的のみで学び直す体験をするのも悪くないです。
スタディサプリと併用して参考書を使うのもありで,その場合,歴史のマンガを読んでみるのが良いでしょう↓
受験勉強時代の記憶が残っていて,語彙集も使って学んだような人でない限り,大学受験生向けの参考書を読みこなすのはかなり辛いことです。
世界史についても同じように学ぶことができます。
スタディサプリの公民講座は時事問題の理解に役立つ
「中学英語だけで英会話の70%以上が理解できる」とよく耳にしますが,「中学公民の授業を理解するだけで世の中のニュースの70%以上が理解できてしまう」という意見にも,かなりの真実味があるのではないでしょうか。
公民で扱う内容というのは,たとえ小学校高学年を対象にした教科書を使った場合であってもかなり多くのことを学べるものです。
中学受験のために猛勉強している小学生が周りの大人よりも時事問題に詳しいことはざらにあります。
逆に言えば,中学範囲まで勉強してしまえば高校の公民まで手を広げる必要はありません。
もちろん,最初に小学校の公民から始めて,次に中学内容,そして最後に高校内容と,段階を踏んで学習していけば難しい事柄もより理解しやすくなるでしょう。
最終的に読み解きたい時事問題のレベルに応じて,終わりのタイミングは自分で決めるようにしますが,多くは自分のやる気が尽きるときになると思います。
なお,スタディサプリの良いところは,学年関係なく,小学校から高校3年生までの講座が見放題なところで,どの学年で申し込んだ場合であってもすべての講座が視聴可能です↓
当サイトのおすすめ講座は以下の4つとなります↓
スタディサプリのおすすめ公民講座
- 小6社会(応用)の第22~30講
- 中学社会公民(共通版)
- 高1・高2・高3政治経済
- 公務員試験対策講座スタンダードレベル政治経済
小3や小4講座にも社会はありますが,上に示した1や2の講座から始めてしまって構いません。
英語や数学などと異なり,積み重ねがそこまで必要でないところが社会科共通の特徴となります。
なお,3をやれば教科書内容はバッチリですが,人によってはベーシックレベル公共(全60講義とコンパクト)で十分と思うかもしれません。
その他,高校範囲の政治経済を一気に素早く確認できる講座として,資格対策講座の中に存在する「公務員対策講座」を視聴してみるのも一案です。
こちらに関しては政治経済だけでなく理系の内容(数的推理や判断推理)を扱ったものもあるので,詳しくは以下のレビュー記事を参考に視聴してみてください↓
社会に出るために必要な知識を問う試験が公務員試験なので,大人が学び直す目的と一致しています。
スタディサプリの国語講座は地頭を良くする
昨今は学生の「読む力」に注目が集まっていますが,国語という教科を学び直して読解力を高めることの恩恵は計り知れません。
その大きな理由は,教科書で学ぼうが新聞を読もうが,もしくは誰かの意見を理解するときであろうが,すべてで「言葉」を介することになるからです。
例えば,教科書には多くの知識やものの考え方が載っていますが,どのくらいまで深く理解できるかは当人の読む力によって変わってきます↓
もちろん,教科書というものは全国共通で,どんな学力レベルの人であってもわかるように書かれていることもあってそれ以下のレベルの書物は存在しません。
しかし,同じ教科書を使って学んでいるにもかかわらず,ある人は「わかりにくい」という感想を抱いたり直後に受けた理解度確認テストの結果に差があったりするのは,各人が備えている読解力に差があるからに他なりません。
教科書の理解を助けるような参考書が売られているのもそうしたニーズがあるからこそです。
今の時代,SNSやニュース記事,はたまた有名人の発言内容が曲解されて炎上してしまうことも少なくありません。
いずれにせよ,自分が当事者となって後で恥をかかないためにも,スタディサプリで国語を学び直して読解力を磨くことは至極当然の行為であるともみなせるでしょう↓
趣味で読書をするときのことを考えてみても,読み方のコツやことばに対する感受性を高めておくことは有用です。
おすすめの講座は以下のようになります↓
スタディサプリのおすすめ国語講座
- 小4~小6国語(基礎・応用)
- 中1~中3国語(共通版)
これらの講座の詳しいレビューは以下をどうぞ↓
]スタディサプリの中学国語の学び方!文法も動画で簡単に[/st-cmemo
上記講座で学び終えた後で,学生時代にトラウマを抱えていた教科を学び直してみるのはいかがでしょう。
基本的な読解力が身に付いたからこそ,講義内容が手に取るようにわかるかもしれません。
日本人だからこそ,国語について知らないと言えます。
それは日本に来た外国人が話す内容を聞いてみると一目瞭然でしょう。
YouTubeにもそのような動画がたくさんUPされているので是非見てみてください。
ネット社会では情報Iを学ぶべき
電車内の広告に使われるグラフ,産業財産権の及ぶ範囲,プライバシーやSNSとの付き合い方など,今では高校の情報Iの授業で学ぶことになります。
インターネットを使っていると,自分の行動に応じて自然と同じ思想や考えを持った人が集まりがちです。
すると井の中の蛙ではないですが,まるで自分の考えが世の中の主流であるように感じることになるわけで,実際そのようになっていないことを絶えず意識しておく必要があります。
そのためにも,まずは「サイバーカスケード」といった用語について学ぶところから始めましょう。
ネットのURLの読み取り方を知っておけば怪しいサイトもすぐに見抜けることになります。
コンピューターを操作していると目にするbitやdpiやfpsといった表記の意味やプログラミングの基礎知識も,スタディサプリの講義で順を踏んで教えてもらうと案外わかりやすく感じるものです。
情報Iの講座は集中すれば1ヶ月もかからずに学べますので,他の教科との気分転換も兼ねて視聴してみてください↓
私もスタディサプリで初めて情報について学びました。
英語を使う方は語彙力を増やそう
英語の単語テストを受けることは中高生の宿命でしたが,世界規模でみれば社会人としての教養レベルを測るものさしは(第2言語としての)英語の語彙数だとされています。
千野栄一氏は「外国語上達法」という本の中で,英語が上達するのに必要なのは「お金と時間と文法,そして語彙だ」と述べました。
書店で見ていて気がつきましたが,英検の単語集なども級が上がるにつれてどんどんと分厚くなっていきます(しかも重複する単語は少ない)。
また,日本人に限ってみても,日本語の語彙力がどれだけあるかによって,その人の教養レベルをある程度は察することができるでしょう。
何を見ても「すごい!」とだけ発する人が人としてダメだとまでは言いませんが,それ以外に形容できないようでは周りの人にその感動が伝わりにくいことは確かです。
雲を「すじぐも,うろこぐも,おぼろぐも,うねぐも,きりぐも」などと表現できるような人は,同じ空を見たときも他人より多く感動することができるでしょう。
言葉の数は文化の表れですから,まずは日本語について精通することが最優先ですが,世界を相手にするビジネスエリートを目指すのであれば,世界共通言語である英語を避けて通ることはできません。
このとき,知っている語彙数によって評価されることを頭の片隅に置いて英語を学ぶようにしてください↓
スタディサプリのおすすめ英語講座
- 高1~高2ベーシックレベル英語
- スタディサプリENGLISH
英語が苦手な方はベーシックレベル英語から始めてみるでも構いませんが,まずは文法からになります。
他教科との兼ね合いも考慮に入れて,スタディサプリでは高校講座を使って学び直すことを基本としますが,姉妹サービスである「スタディサプリENGLISH」は英語に特化して学ぶことが可能です。
大学受験のための英語よりもビジネスに役立つ英語の方が良いのであれば,TOEIC対策やビジネス英語コースを選択してください↓
後者においてはオンライン英会話もオプションで利用可能なので,プレゼン技術を磨くこともできます。
また,自身の成長結果を実際の試験で試してみるのは良い方法です。
英語であればTOEICや英検を受け,日本史や一般常識に地理知識の確認として通訳ガイド試験を受けてみるのも良いでしょう↓
まとめ
以上,スタディサプリを用いて大人がどのように学び直しができるかについて,学ぶメリットや具体的な講座名も紹介しながらまとめてきました。
つい数年前までは,一般教養を身に付けたいと思ったら中学の教科書や参考書を揃えるところから始めなければならなかったものが,今やスマホ一台あれば時と場所を選ばず学び直せるようになり,すべては本人のやる気次第となっています。
一般的に社会人は「お金はあっても時間がない」ことが悩みの種だと言われますが,スタディサプリを利用すれば時間もお金もそれほどかかりません。
今回紹介した歴史・公民・国語・情報・英語の全教科を月額2178円で利用できてしまいます(スタディサプリENGLISHは別料金ですが)。
大手企業であるリクルートが提供するサービスなだけに講師陣の質は良く,オンライン学習でありながらも退屈してしまうことはありません。
24時間どこでも観られる点を生かして,食事の時や通勤時間に生じる10分程度の空き時間で学ぶ「すき間学習」は最近の勉強法でも主流となってきており,忙しい現代人であればあるほどにふさわしいとされる学習形態です。
忙しい大人の使い方としては,1日最低でも30分,そして時間が取れる週末には2時間を目安にスタディサプリを使って勉強してみてください。
なお,無料体験期間が延長となるキャンペーンコードが配られることもあるので,申し込みの前には一度,以下の記事に目を通しておくのがおすすめです↓
多忙な中,最後までお付き合いいただき,ありがとうございました。