
共通テストにおいてリスニングとリーディングの配点が等しくなった今,従来の「精読重視・リーディング偏重」の教育方針は,もはや古い思考基盤と言わざるを得ません。
AI時代に問われるのは,抽象的な文章をこねくり回す能力ではなく,膨大な情報をスキミング(掬い読み)やスキャニング(探し読み)によって高速処理し,得た情報を論理的な思考で分析し,制限時間内で最高の結果を出すLIVEパフォーマンス的な能力です。
当記事では,20年の指導歴から導き出したLearning OS Ver.3.0(正式名称)の英語運用案を公開します。
英語学習の根幹は,単語と文法の「詰め込み」という確かな土台が支えます。
この学習OS(略号)をあなたの脳に同期させ,発音から入試実践までを最短ルートで駆け抜ける「英語プロトコル」を実装しましょう。
リスニング・発音同期プロトコル:『出せない音は聞き取れない』の物理実装
「自分が発音できない音は聞き取れない」という原則に基づき,まずは発音の矯正から開始します。
虹の色の解像度が言語によって異なるように,正しい音の定義を脳にインストールしなければ,リスニングの情緒も技術も育まれません。
▶実装フェーズ:発音記号の習得(目安:2週間)
発音の土台が完成した後のリスニング学習は,株の投資信託のように,毎日少量でも長年続けることが重要です。
気分転換も兼ねた継続の仕組みをOSに組み込みましょう。
日常同期リソース(1回10分)
単語・文法エンジン実装:解説を解読するための「共通言語」の習得
「詰め込み教育」や「文法教育」の価値は,現代でも微塵も失われていません(参考:ゆとりと詰め込み教育に左右されない勉強法!工夫が重要)。
読解の前に文法を学ぶ理由は,あらゆる参考書や講義の「解説」で文法用語が登場するからです。
用語という共通言語を理解することで,学習効率は飛躍的に向上します。
単語に関しても,毎日100語に目を通し「顔なじみ」を増やす戦略が有効です。
当サイトの基本方針である「5回以上の復習」をここでも実践してください。
スタディサプリ文法編の活用プロトコル
当サイトの現時点での標準エンジンは「スタディサプリ」です。
独学よりも映像授業が優れているのは,動画を観ることで「理解の壁」を突破し,恐怖心を取り除ける点にあります。
多読・速読プロトコル:AI時代に適応する高速情報処理技術
精読だけに固執する重鎮の授業では,現代の入試は突破できません。
多読を通じてスキミングやスキャニングの技術を磨き,文意を素早く把握する「速読脳」を学習OSに構築します。
和訳を読んでも解けない原因は「読解力」そのものにあります。
高校入試・英検活用:S&Wを磨き上げる実践アウトプット同期
試験慣れは最大の武器です。
英検を実力試しのマイルストーンとして活用し,内申点の確保や特殊な受験形態での優位性を築きます。
S&W(スピーキング・ライティング)の研磨は,巡り巡ってL&R(リスニング・リーディング)の偏差値を向上させます。
アウトプット強化プロトコル
受験でも何か一科目を得意にするより,苦手を無くして平均的に慣らす方が合格率は高まります。