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スタディサプリ中学講座の進め方!勉強を習慣にしよう

スタディサプリには期間限定で開講される講座や英検の対策に使えるような講座も含まれていたりしますが,中学生が普段使いで一番お世話になるのは「通年講座」でしょう。

通年というのは「学年を通して利用する」といった意味なのですが,ここでは「中学の教科書内容を学べる講座」と理解してください。

なお,通年講座は学校の復習だけでなく予習として用いることも可能であるため,スタディサプリを使って早い時期から独学しておけば周りのライバルたちと差をつけることができます。

管理人
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中学の成績は絶対評価(80点以上取ったら誰もがA評価など)よりも相対評価(クラスの上位5%のみA評価など)をされることが多くなる関係で,高校入試で勝利を収めるにもまずは自分のクラス内の内申競争に勝たなければなりません。

さて,今回の記事ですが,前半部分で「スタディサプリを習慣にすることの重要性」について,そして後半で「実際の進め方」について詳しくみていきたいと思います。

これからスタディサプリを子どもに使わせようと考えている保護者の方や,普段どうやって学校の予復習に使えばよいかわからない中学生は是非参考にしてみてください。

スタディサプリを習慣にすることの重要性

普段から学校で勉強している中学生

スタディサプリを用いて習慣的に勉強することの重要性は,中学生が勉強で成功するパターンと失敗するパターンの両面を知ることで理解できます。

以前,東京都の学校がスタディサプリを導入して多くの子どもの成績を改善した例を紹介しましたが,特に大きな成果を上げたのは勉強習慣がなく成績の悪かった生徒たちでした↓

この結果をみて「どんな中学生も頑張れば勉強ができるようになる」とだけ考えてしまっては真実が見えてきません。

というのも,多くの中学生は勉強を頑張れないから悩んでいるわけですし,おそらくその前段階において「頑張ったのに勉強ができるようにならなかった」という苦い体験もしてきているからです。

なので,中学生が良い成績を取ろうと思ったら以下の2つが必要になることを覚えておきましょう↓

  1. 頑張れる教材で学ぶこと
  2. その頑張りが報われること

頑張ることを続けられることが習慣

1に関してですが,本人の頑張りは勉強量や時間からも推し量ることができるものの,効率面を考えるなら「普段からどれだけの勉強習慣が身に付いているか」に注目すべきです。

学校の授業を普段から理解しておけばテスト前に思い出すことは容易となり,テスト期間中の詰め込みが捗ります。

1度理解したことであれば,初めて学ぶのに比べてずっと早く思い出すことができますし,それにテストのときしか勉強しないようだと,学校の成績は良くても模試では上位を取れない状態に陥ってしまい,非常にたちが悪いです。

頭が良いように見えて実はそうではないという事実を本人や周りが受け入れづらかったりしますが,1つ言えることとして,その生徒は「勉強は習慣化すべきもの」だという肝心なことを理解できていません。

真の意味での頑張りや実力は模試の成績によって判断されることを忘れないでください。

 

頑張りは報われなければならない

ところで,これまで学校の授業を聞いていない生徒が突然やる気を見せたところで,一体何から始めればよいのかがわからず途方に暮れてしまうでしょう。

特に英語や数学は積み重ねが必要な教科であるため,今学校で学んでいることを理解するためにはもっと前の単元からやり直さないといけないことも往々にしてあるからです。

人によっては昔使った教科書を紛失してしまっているかもしれませんし,ちゃんとしたノートが残っていないかもしれません。

それに,わからない単元が「動名詞(2)」とか「一次関数(2)」とかわかりやすく書かれていても,単純に(1)を探して学ぶようにすれば解決できるとも限らないのです。

といったわけで,調べる段階から多大な労力を費やすことになっては心が折れてしまい「もうやーめた」と諦めてしまう中学生が多いわけですが,もしそこで踏みとどまって教科書を開けたとしても,ほぼ初めて聞く内容を教師の助けもない状態でどうして理解できるでしょうか

結局,時間をかけても勉強が進まないことに絶望し,「頑張ったけどできない」という嫌な記憶だけが残るわけです。

これが苦手意識へと変わり,その後の人生の長くにわたって負の影響を与え続けることについては英語を例に紹介しました↓

しかし,教科書とは本来,誰にでもわかる内容だからこそ皆が読むべき本として世に出されているわけです。

ハリーポッターに出てくるような,選ばれた生徒しかわからない魔導書などは決して教科書には選ばれません(大学の専門書なら十分あり得るのですが)。

確かに,薄さを重視して行間を端折って書いたがために難解となっている教科書や,有益な情報があえて伏せられていて授業が必須の教科書(例えば国語)も相変わらず存在しますが,少なくとも誰かできる人に教えてもらいさえすれば絶対に理解できるわけです。

しかし,嫌な先生が担任になってしまって学習意欲が低下してしまったり,他の面白いことに気を取られてしまったりすると,その途端に学ぶべきタイミングを逸してしまうことになります。

積み重ねが必要な教科において顕著なのですが,一旦取ってしまった遅れを学校はフォローしてくれません

管理人
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これは塾の集団授業でも同じです。

学校側は「フォロー体制を整えている」などと反論するかもしれませんが,リアルタイムで進んでいく授業以上の速さで自分の学力を上げることは簡単なことではありません。

少なくとも,補習を必要とする生徒に期待することではないはずです。

やるべきときにやらなかったことを後からやるのが大変なのは勉強だけに限りませんが,中3の内申点が決まる重要なテストの範囲が「これまでに習った全範囲から」などと指定されてしまった日には,もはやどれだけ頑張ろうとも自分一人の力では到底太刀打ちできないでしょう。

ここでオンライン教育の話になりますが,短期間に集中して遅れを一気に取り戻せるところが明らかな強みです。

特にスタディサプリが優れているのは万単位の解説動画が自由に利用できるところであって,さらには今を時めく優秀な講師陣が教えてくれるため,難しそうに見える内容であっても簡単に理解することができます。

自分が申し込んだ学年とは無関係にあらゆる学年の授業が視聴できてしまうので,中3生が中1内容にまで戻ってやり直すこともできますし,途中で疲れたらそのまま動画を一時停止して休憩することも簡単にできるわけです。

正しく学んでいくことで勉強を継続(習慣化)することもできます。

そしてその努力は学校のテストや模試の結果に繋がり,本人の成功体験,そして自己肯定感を高めることに繋がるでしょう。

これを逆手に取れば,「ウサギとカメ」の昔話に出てくるウサギのように,集団から大きく抜け出してしまうことも可能になります。

この先取り教育は勉強ができる人であれば実は誰もが行っていることなのですが,実際小学6年生で微分までできるようになってしまった生徒や,中2の夏休みを使って一気に中学範囲を終わらせてしまった生徒もいるくらいです。

もっとも後者は結果的に有名大の附属高校に合格し,あとは卒業までそつなく成績を維持して学校推薦型選抜を利用すればよい状態になったことで,「この先,社会人になるまで一切勉強することはない」とまで開き直ってしまったのですが,いずれにせよ,先取り教育はそれほどの爆発力を秘めています。

大逃げしたウサギの行く末がどんな結末であろうと,勉強することに大きな価値があるわけですから,安心してスタディサプリを普段の習慣にしていただけたら幸いです。

実際,上述した生徒たちは「人生においてあれほど勉強したことはなかった」と振り返っていたくらいですし,なんだかんだで当時の経験が現在の自信に繋がっていることは明らかでした。

なお,受験まで残り1年を切ってしまった中3生で,のんきに小学生レベルにまで戻ってやり直している時間がないような方は,個別指導コースを真っ先に検討してください↓

高校3年生の場合と違って中学3年生は比較的偏差値が伸びやすいように思いますが,それでもやる気に火をつけるコーチの存在は有益です。

管理人
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この場合,カメよりずっと後からのスタートとなり無理やり走らされることになったウサギが,ギリギリで相手を交わしてゴールするという「追い込み型」の勝利イメージとなります。

 

 

定期テストにこだわる理由と高校入試

テストで満点を取った中学生

スタディサプリで勉強を習慣化するためには,定期テストの点数に目を向けることが重要です。

中学生の学力を測るツールとして,他に英検や数検などの検定試験が知られていますし,前章で「模試の結果に注目しろ」と言ったものの,学校の定期テストは同学年の生徒全員が必ず受け,最も身近なものであることを忘れてはいけません。

テスト結果が返されるたびに,仲間から「お前,何点だった?」などとしつこく尋ねられ,テストの出来が周りの大人や異性からの評価にも大きく関わってくるわけで,開催頻度を考慮しても学校の定期テストに勝る影響力を持つ試験は他にないように思われます。

評定にこだわる中3生はもちろん,1年生や2年生であっても,定期テストで良い点を取れたという経験は「その教科が好き」という感情を生み出し,実際の高校入試でも大きな武器となることはいつの時代においても変わりありません。

私は20年以上,個別指導の塾で中学生に勉強を教えてきましたが,中1の1学期に行われる初めての中間試験は最も重要視しているテストの1つです。

その理由ですが,その子の約3年に及ぶ中学生活のやる気を左右することになるからです。

中学生というのは大変純粋で素直な時間を生きているので,良い点を取って「自分はやればできる人間なんだ」という自信が早い段階から芽生えることになれば,「これからも頑張ろう!この順位を絶対に維持しよう!」などと,若い力を発揮して長期間頑張ってくれます。

しかも,その影響は勉強だけにとどまりません。

部活や学校行事といったあらゆる事柄に対するやる気も引き起こしてくれるため,親の期待以上の成長を遂げてくれることも多いのです。

もちろん,中3生の定期テストの結果は内申点に直接影響します。

これは特に女子に当てはまるのですが,入試本番の点数だけで逆転ができるケースは少ないです。

これが体力的なものから来ているのかそれ以外の理由によるものなのか詳しい理由についてはわかりませんが,希望する高校に合格できた女子の学力推移というのは,そのほとんどが「先行逃げ切り型」の成長曲線となります(無論,男子も内申点が高いに越したことはありませんが)。

余裕がある状態で本番に臨めるため,過度な緊張から大問1つを丸々落とすことになっても,それでやっと内申点のアドバンテージが消えてなくなる程度です。

もしもその女の子に得意科目が他に1つでもあれば,まずその差は埋まらないでしょう。

ついでに一つ忠告しておきますと,内申点が多少足りない状態で勝負に臨み,本番の逆転に賭けたい気持ちはわからなくもありませんが,受験戦争における本当の勝負は高校入試ではありません。

高校よりも大学でどこに入るかの方がずっと大切であることを忘れないでください。

高校受験において無理してチャレンジ校に挑んだ結果,惜しくも不合格となり,中高一貫の私立高校に3年間だけ在籍する羽目になってしまっては,アウェー感が漂う中途半端な教育にその身をゆだねることになりかねません。

特に現役志向が高まっている令和の時代に,そのようなリスクはできるだけ避けたいところです。

高校から新しく募集のあるところで,実力より1ランク下(最近だと2ランク下もあります)の公立を堅実に選ぶ家庭も多いことをお伝えしておきましょう。

「就職活動」というその後40年の人生を決める一大イベントに多大な影響を及ぼす大学入試が,高校に入ったわずか3年後に控えています。

前置きが長くなりましたが,いよいよ次章からスタディサプリ中学講座の進め方について具体的にみていくことにしましょう!

 

 

スタディサプリ中学講座の講座紹介とミッション機能

スタディサプリ中学講座の種類

スタディサプリ中学講座には,大きく分けて3つの講座があります↓

  1. 通年講座
  2. 定期テスト対策講座
  3. 受験対策講座または期間限定講座

3の補足ですが,中3生向けに受験対策講座があり,中1~中2生には代わりに期間限定講座が用意されているわけです。

この他,英語と数学には「その他」という項目があり,中には英検対策講座や応用講座が含まれますが,あくまでおまけなのでここでは省略します(個別指導塾オンラインは個別指導コース専用の教材となります)。

先の3つの講座ですが,これらはいずれも総称であって,さらに細かくみてみるとそれぞれが複数の講座から成っていることがわかるはずです。

以下に,どのような講座が具体的に含まれるのか簡単にまとめてみましょう。

通年講座

通年講座は基本となる講座です。

英数国理社すべての主要教科に存在し,教科書内容を扱いますが,英語のみリーディングとリスニング能力を伸ばせる講座も別に含まれます。

例えば中1英語(共通版)や中学社会公民(東京書籍)などで,対応している教科書があるものがあればそれを,なくても共通版を用いて学習することが可能です。

管理人
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対応する教科書の種類については後述します。

 

定期テスト対策講座

こちらは中学校の定期テスト対策として使える復習用講座です。

推奨機関としては試験の3週間前から使いますが,最悪1週間前から使うこともできます。

扱う内容は通年講座に出てきたものと同じですが,出題形式が異なるので,重要な部分だけをかいつまんだ学習が可能になると覚えておきましょう。

より詳しくは定期テスト対策講座の使い方をお読みください。

厳選予想問題や徹底暗記マスターと呼ばれる講座が含まれ,実技教科(音楽や美術,保健体育や技術家庭)に関しても対策することができます。

 

受験対策講座と期間限定講座

これらは高校受験対策または長期休暇時における復習に役立つ内容の講座です。

新中3生も4月の段階から使い始めてしまって構いません。

これまでの総復習となるため扱う内容は幅広く,教科書の応用レベル以上の問題も登場してくるのが特徴です。

受験対策講座に関して詳しくはスタディサプリの高校受験対策講座!中3生はどう使う?を読んでください。

主要教科に対応し,講座名としては中3英語受験対策実践,中1・2総復習,春休み1年間の総復習講座などが含まれます。

 

ミッション機能

2022年春に中学講座がリニューアルし,以下の機能が追加されました↓

  • 学習時間や日数の表示
  • ミッション機能や反復演習機能の追加
  • デザイン変更と中学講座アプリの独立
  • 問題の質や量の改善

リニューアル前の中学講座に慣れ親しんだ私的には不満な部分もあるのですが,ミッション機能(今週のミッション)を使うことで,簡単に独学できるようになったことは確かです↓

スタディサプリ中学講座のミッション機能例

このミッション機能を用いた中学講座の基本的な進め方は以下の通りとなります↓

  1. ミッションを選ぶ
  2. 学習する単元を選ぶ
  3. 動画を観る
  4. 演習問題を解く
  5. 結果を確認し解き直す

詳しくはスタディサプリのミッション機能!その効果的な使い方はで語りましたが,最後のレッスン結果のところで間違えた問題があった場合は,面倒でも「間違えた問題だけ解き直す」ようにしてください。

どうしても生身の人間相手でないと集中力が下がってしまうもので,適当に取り組んでやった気になってしまうことを防止するためにも,問題演習は毎回全問正解を目指すのがおすすめです。

このようにミッションをこなすことを守ることで,サボることも迷うこともなく勉強していくことができるでしょう。

もっとも,これは公立中学に通う生徒または勉強初心者に向けた機能であり,次章で紹介するように,自分の好きにスタディサプリを使う際には不要となることを覚えておいてください。

ミッションを早くやり終えてしまった後は応用講座や英検講座に取り組むこともできますし(ミッションには表示されない),先に触れたような先取り学習は自分の意思でもって行うようにしなければなりません。

次章ではスタディサプリの講座を教科別に紹介していくので,自分で進めるときの参考にしてください。

 

 

スタディサプリ中学講座の教科別の使い方

ここからは,スタディサプリの中学講座について,リニューアル前の講座も用いながら,英語・数学・国語・理科・社会・実技教科の使い方を個別にみていきたいと思います。

中学英語の場合

まずは中学英語からですが,大きな魅力は,

  • 予習が不要
  • 文法対策が充実している

ところでしょう。

板書内容はほとんどテキストに印刷されているため,ノートはほとんど取る必要がありません。

なので,講義内容を理解することに集中してください↓

スタディサプリ中学講座英語の授業風景

学校の定期テストで狙われるであろう単語や本文内容に関しては,別に講座が設けられるところも親切です。

とはいえ,語句や重要表現のリストがテキストにまとめられているわけではないので,こちらに関しては学校のワークも併用して取り組むか,自分で別にノートを作っておかなければなりません。

「単語」や「単元テスト」のレッスンの他,「徹底暗記マスター」では発音が聴けたり,スペルチェックや英作文だったりの問題も見られるものの,教科書の本文内容に関しては「本文対策」で注意すべき文の解説や日本語訳のチェックができます。

ただし本文の発音はないため,中学のデジタル教科書などを使って別に学ぶようにしてください。

また,定期テストまで1週間を切ったら学校のワーク中心の学習がメインとなりますが,スタディサプリをそのタイミングで始める方(普段スタサプで勉強していない教科を定期試験前にだけ使う場合も含む)は,定期テスト対策講座内の厳選予想問題を行うようにします。

スタディサプリが対応している教科書は以下の通りです↓

対応している英語教科書

NEW HORIZON(東京書籍),SUNSHINE(開隆堂),NEW CROWN(三省堂),ONE WORLD(教育出版),Here We Go!(光村図書),BLUE SKY(啓林館)

リスニングやリーディング(共通版)というのは月に数問程度ですが,内容は高校受験を意識したものとなっているので実力試しと思って取り組みましょう。

なお,実際の講座内容については,定期テスト対策で有名な教科書トレーニングと比較しながら詳しく述べています↓

 

中学数学の場合

中学数学も英語同様,教科書別の動画が用意されています。

特にスタディサプリの数学で便利だと感じるのが,問題を解く際に動画を一時停止できる点でしょう。

塾に通った方は誰もが経験しているでしょうが,授業時間に演習する時間が含まれていることが多いため,実際の授業時間のうち講義が行われる時間というのは思っている以上に少ないものです。

スタディサプリの動画は10分に満たないものがほとんどですが,ここに演習するための時間は含まれていないので,得られる情報量は塾で30分間の授業を受けた時よりも多くなるかもしれません。

板書の書き方や中学生を大いに意識した語り口からは,ベテランらしい工夫を凝らした授業が展開されていることがわかるでしょう↓

スタディサプリ中学講座の数学の授業風景

中学数学にはつまづきやすいポイントがいくつか存在しており,例えば以下のような単元は数学を嫌いになってしまうかどうかの運命を決める分岐点になると考えられています↓

  • 文字の扱い
  • 関数
  • 証明

これらを完全に理解できないまま定期テストを迎えてしまうと数学に苦手意識が芽生えてしまうことになりかねないので,これらが登場する回は特に気合を入れて復習するようにしてください。

もっともこうした内容は期間限定講座の方で取り扱ってもらえることも少なくないので,ミッション機能を順調にこなすことで自然と身に付けることも期待できます。

ちなみに,私の塾で保護者の方と面談する際に話すとよく驚かれるのですが,できない生徒こそ予習をするのが効果的です。

先にスタディサプリである程度学んでおき,学校で同じ範囲の授業を受け直すことでより説明が頭に入ってきやすくなります。

学校の授業が良いタイミングでの復習になるからです。

なので,長期休暇や休日を利用して,自分なりに先を進めてみることについても是非検討してください。

早く学んだからといってマイナスに働くことはありません。

中学範囲を短期間で学び終える方法については以下の記事をどうぞ↓

対応している教科書は以下の通りです↓

対応している数学教科書

未来へひろがる数学(啓林館),新しい数学(東京書籍),中学校数学(学校図書),数学の世界(大日本図書),中学数学(日本文教出版・教育出版),これからの数学(数研出版)

 

中学国語の場合

「今している勉強が社会に出てから一体何の役に立つんだ」という疑問を中学生から投げかけられることも少なくありませんが,欧米人のものの見方(英語)や物事を数値化して分析できる力(数学)が身に付くことで各教科の特性を生かした新しい視点が獲得できることが答えの1つです。

国語に関してはスタディサプリの中1国語を担当する今中陽子先生がおっしゃっているように,会話や行動そして状況から物事を多面的に見られる人になりましょう!

国語で身に付く論理の力は日本語で読むことを必要とするあらゆるものに影響してくるため,社会に出てからも大変役立つ能力です。

細かい言い回しに対する反応も変わってきますし,英語を日本語に訳した時の理解力の深さにも影響します(つまり国語ができるようになると英語の成績が上がります)。

スタディサプリの国語の進め方ですが,英語や数学と異なり文章を前もって読んでおくこと(予習)が必要です。

講義では本文の解説が行われ,復習はその内容に基づいた確認テストを解くことになります↓

スタディサプリ中学講座の国語の授業風景

通常,国語では何度も同じ問題を解き直したり文章を読み返す必要はないとされますが,スタディサプリの中学国語では,復習が問題を解くこととイコールになっている点がユニークです。

厳選予想問題では,さらに問題を解いたり本文に出てきた重要語句の確認ができたりします。

ところで,同じ文章を題材にしていても教える先生によって本文の理解のしやすさが全く異なることに気が付くかもしれません。

例えば,普段学校で国語の授業を受けていると思うので,みなさんはその先生とスタディサプリの講師の少なくとも2人に習うことができるわけです。

もちろんどちらか1人が絶対的に優れているというわけではありません。

ここは中学の先生の方がわかりやすいけど,こっちの説明はスタディサプリの講師の方がわかりやすかったなんてことも起こり得るでしょう。

より理解しやすい方を採用していけばOKです。

とはいえ,スタディサプリが現在対応している教科書は1冊のみとなっており,文章の掲載許可を得ることの大変さがうかがえる結果となっています↓

対応している国語教科書

国語(光村図書)

英語の文章もそうなのですが,ここ数年で安く勉強することが困難になってきました。

光村図書以外の教科書を使っている方は共通版を用いて文法知識を固めていくことになりますが,その際は以下の記事を参考にして進めるようにしてください↓

 

中学理科の場合

スタディサプリ中学講座では,2021年度から理科や社会においても教科書別の講座が用意されるようになりました

対応している教科書は以下の通りです↓

対応している理科教科書

新しい科学(東京書籍),未来へひろがるサイエンス(啓林館),理科の世界(大日本図書),中学校科学(学校図書),自然の探求中学理科(教育出版)

スタディサプリの中学理科の特徴として,他の教科より図やイラストが豊富な点が挙げられます↓

スタディサプリ中学講座の理科の授業風景

中学受験でも理社はそこまで難易度的に高くなりませんし気分転換にもなるはずです。

化学と地学は佐川大三先生,物理は五十嵐美樹先生,生物はまた別の先生と計3人が登場するのも賑やかで良いと感じます。

テキストは要点をコンパクトにまとめていて,一問一答式ではないですが簡単に理解が深まるので,赤字部分を中心に用語を暗記して確認テストもしっかり解くようにしてください↓

スタディサプリ中学理科のテキスト内容

ちなみにですが,個別指導の塾に通ったとしても理社の対策が完璧にしてもらえるわけではありません。

科目ごとに専属の先生が用意されているところならまだしも,基本,塾では主要科目以外をあまり重視しないので,理科と社会だけをスタディサプリで独学する中学生も多いです。

さらに言うと,理科や社会はたとえ公立のトップ校を受験する場合においても自校作成問題(都立などで見られる難しめの問題)ではなく他の公立と同じ共通問題となることもあり,特別深い知識は求められません。

その分,高得点が前提の勝負となりますので,周りのライバルたちができる問題を確実に正解できる状態を目指しましょう。

理社のような暗記科目は直前に短期間で集中して完成させるのが一般的ですが,「一度覚えたことを思い出す作業」と「覚えていない知識を一から暗記していくこと」では大変さの程度が異なります。

当然ながら前者の方が簡単で,これが普段から勉強していることの強みになるわけですが,テスト前に必死に覚えた知識をすぐに忘れてしまうことになっても,高校受験の際に学び直す際はより速く確実に埋もれた記憶の中から呼び起こすことができるでしょう。

まるでワクチンを打ったときのように,その効果は後になってから発揮されるのです↓

 

中学社会の場合

スタディサプリの中学社会においては,地理と歴史と公民の動画が教科書別に用意されています。

担当は前の2つが伊藤賀一先生で公民は玉田久文先生が担当しますが,対応教科書は以下の通りです(教科書のタイトルが似通っているので出版社だけを記載しました)↓

対応している社会教科書

東京書籍,帝国書院,教育出版,日本文教出版,山川出版社(歴史のみ),育鵬社(歴史と公民のみ)

地理も歴史も公民も,ここまでに紹介した教科と勉強の進め方は同じで予習は不要です。

なお,理科でもそうでしたがテキストには赤シートで消えそうな感じで書いてあるものの,少なくともアプリやPDFで表示される赤文字部分は消えなかったのでご注意ください↓

スタディサプリのテキスト文字と赤シートを置いた際の消え具合

復習する際は何度もテキストを見直して,確認テストを解くことを忘れないようにしましょう(ここを省いてしまう人が多いので注意です)。

授業自体はますます気軽に受けられるようになったので,勉強が苦手だと思う中学生はテスト前に理社を頑張るようにすると比較的簡単に良い点が取れると思います。

なお,社会の定期テストにおいては時事的なニュースについて書かされることがあったりしますので,そういった中学独自の評価基準については,試験前に配られる試験範囲表をよく読むことを忘れないでください。

多文化の理解は自国文化の理解にも通じますし,ビジネスの世界で成功しようと思った際に必要となる知識が「社会」という科目には多く含まれています。

ニュースを聞く際にも役立つ知識なので,中学生のうちからしっかり学んでおきましょう↓

 

中学実技の場合

スタディサプリには実技教科にも対策講座があります。

とはいえ,教科書が対応している場合のみその恩恵を受けられることに注意してください(技術家庭は別々の2講座です)↓

対応している実技教科書

音楽:中学生の音楽(教育芸術社),音楽のおくりもの(教育出版)

美術:美術(日本文教出版,光村図書,開隆堂)

保健体育:新しい保健体育(東京書籍),中学保健体育(学研),中学校保健体育(大日本図書,大修館)

技術家庭:新しい技術家庭(東京書籍),技術家庭(開隆堂,教育図書)

講座は定期テスト対策講座だけとなり,厳選予想問題と徹底暗記マスターを利用できます。

他の記事で語ったように,徹底暗記マスターを最初に用いては用語に慣れ,試験直前になったら厳選予想問題で仕上げるようにしてください。

例えば以下は音楽講座の例になりますが,前者は4択形式,後者はノートに書く形式という違いがあります↓

音楽の厳選問題集と徹底暗記マスター

後者には応用問題も見られますので,学び残しがないようしっかり学習しておきましょう↓

技術科の応用問題の例

 

 

まとめ

STUDYのアルファベット

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

本記事の最後に,学校の授業とスタディサプリをどのように両立していけばいいかについて,再度まとめてみたいと思います。

学習の手順としては,基本的にはミッション機能に従いますが,慣れてきたら以下の方法で進めるのがおすすめです↓

  1. 学校の授業が始まる前に通年講座を使って予習しておく
  2. 学校の授業を復習代わりに利用する
  3. テスト前は定期テスト対策講座と学校のワークで見直す

先述したように,1は春休みや夏休みといった長期休暇中に行うのが一番楽だと思います。

また,苦手な科目ほど予習すべき理由としては,学校の授業が復習代わりになり,集中して授業に臨めるようになるからと述べました。

思わぬ副作用として,授業態度が良くなり先生の評価が高くなるかもしれませんし,ワークなどの提出課題も空欄を残さずしっかり埋めて提出できるようになります。

定期テスト対策と聞いてすぐに試験期間の様子が頭に浮かぶかもしれませんが,実際の勝負は授業が始まったときから始まることをお忘れなく。

宿題の提出や授業態度が良い例で,テストとは別に採点が行われますからね。

上の3番目についてですが,特に3学期は授業で習ってから学年末テストまでの期間が長くなるため,学期の初めの頃に学習した内容は試験前になるとすっかり忘れてしまっていることが多々あります。

そのようなとき,スタディサプリの定期テスト対策講座を使ってもう一度問題の解き方を総復習しておくことで,教科書の章末問題や学校のワークの問題演習にすんなり入っていけるでしょう。

定期試験に関する内容でも,間接的に高校受験にも役立つことになります。

記事を終わるにあたって,定期テストの評定に関して追加で言っておきたいことがあるのですが,それは,評定を1上げることすら大変という事実です。

「中学1~2年生の成績は内申点に関係ないから」と油断している生徒もいますが,中1の成績はその後の学生生活への影響力が大きいですし,中2のときの評定がオール3だった生徒が中3になってから突然オール5になるようなことは通常起こりえません。

中学の先生の立場的にも,これまで勉強態度が優れなかった生徒が突然頑張ったとしても気持ちが良いものではなく,成績が4と5のボーダーにかかった場合に評価を4にすることが多いように感じています。

また,これは私の勝手な推測になりますが,中学教員の生徒に対する好き嫌いも評定に関わっていると感じざるを得ません。

実際,同じ内容を書いた課題を提出していても,担当教員に好かれている生徒と嫌われている生徒で評価が異なっていました。

周りがみんな頑張っている中で,自分の成績だけがそれ以上に伸びることも考えにくく,「基本的に中2の順位のままで中3の成績が付く」くらいに考えているのが良いかもしれません。

教育改革の方針をみると普段の頑張りがより評価されるようになり,一回だけ良い点を取ったところで大逆転はますます起こりにくくなっています。

後になって絶望的な状況に陥らないよう,令和時代を生きる中学生は学校の定期テストの成績に是非ともこだわっていきましょう

スタディサプリのような新しい技術をうまく使いこなし,自分の生活にあった効率の良い勉強習慣を身に付けていくことが求められる時代が来たのかもしれません。

以下の記事でキャンペーンコードの配布状況を確認し,次回の定期テストに向けて早速使い始めてください↓

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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた指導歴は20年以上になります。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,教授から「ここ数年で一番の秀才」と評されたことは今でも私の心の支えです。小学生から高校生にまで通ずる勉強法を考案しつつ,気に入って使っているスタディサプリのユーザー歴は6年を超えました。オンラインでのやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです!

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