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スタディサプリ中学講座の進め方!勉強を習慣化しよう

スタディサプリには期間限定で開講される講座や英検の対策に使えるような講座も含まれていたりしますが,中学生が普段使いで一番お世話になるのは「通年講座」でしょう。

通年というのは「1年を通して」といった意味なのですが,ここでは「中学の教科書内容に対応した講座」を意味するものだと理解してください。

なお,通年講座は学校で習った範囲を復習する目的で利用できるだけでなく,予習段階からも用いることが可能なため,スタディサプリを使って早い時期から独学しておくことで,周りのライバルたちに差をつけることができます。

管理人
中学からは絶対評価(例:80点以上取れれば誰もがA評価)よりも相対評価(例:クラスの上位5%のみがA評価)が用いられることが多くなるわけで,高校入試で勝利を収めるためにはまずはクラス内の内申競争に勝たないといけません。

さて,今回の記事内容ですが,前半部分でスタディサプリを習慣化することの重要性と定期テストの点数にこだわる理由について解説し,後半で実際の進め方について詳しくみていくことにしましょう。

これからスタサプを子どもに使わせようと考えている保護者の方や,普段どうやって学校の予復習に使えばよいのかわからないという中学生は,是非参考にしていただけたらと思います。

スタディサプリを習慣化することの重要性

普段から学校で勉強している中学生

スタディサプリを使って習慣的に勉強することの重要性を理解するためには,現在の中学生が直面している問題について知っておくのが良いでしょう。

それについては以前,東京都渋谷区にある中学校がスタディサプリを導入したところ,多くの子どもの成績が改善されたというデータを紹介していますが,特に大きな成果を上げたのは,普段から勉強をしていない子どもでした↓

好意的に捉えれば,どんな中学生でも頑張れば勉強ができるようになることを示しているわけですから,本件に内在する問題はそれほど根深いようには感じません。

ですが,上の「していない」には「やれない」という意味までもが含まれてしまっています。

これはつまり,子どもがいざ勉強をしようと思い立っても一体何から始めればよいのかがわからず,学校の授業にすでに遅れを取ってしまっているような場合には,自分が理解していない単元を扱った教科書探し(もしかすると紛失してしまっているかもしれない)から始めなければならないことだって往々にして起こりえるわけです。

もちろん,わからないところが「一次関数(2)」とか「動名詞(2)」とかになっていれば,(1)を探せばよいだけなので見つけやすいでしょうが,それはむしろ少数派で,多くの場合,なかなかに厳しい状況だと思われます。

といったわけで,この時点で多大な労力を費やしては心が折れてしまい「もうやーめた」と諦めてしまう中学生が多いわけですが,もしそこで踏みとどまって教科書を開くことができたとしても,ほぼ初めて聞くような内容を,教師の助けもない状態で理解しないとならないわけです。

結局,時間をかけても勉強が進まないことに絶望し,「やったのにできない」という嫌な経験だけが記憶に刻まれることとなります。

これが苦手意識となって,その後の人生にずっと負の影響を与え続けることについては英語を例に紹介しました↓

ところで,教科書とは本来,誰にでもわかる内容だからこそ皆が読むべき本となって世に出されているわけです。

ハリーポッターに出てくるような,選ばれた生徒しかわからない魔導書などは決して教科書には選ばれません。

確かに最近は薄さを重視するがあまり行間を端折った結果,むしろ難解になってしまっているものだったり,国語のように特に有益な分析結果があえて書かれていなかったりするものもありますが,少なくとも,誰かできる人に教えてもらえば,どの教科も絶対に理解できる内容なのです。

しかし,嫌な先生が担任になってしまったがために意欲が低下してしまったり,他の面白いことに気を取られてしまったりすれば,その途端に学ぶべきタイミングを逃してしまうことになります。

特に英語と数学では顕著なのですが,こういった積み重ねが物を言う教科の場合,一旦取ってしまった遅れを学校はフォローしてくれません

これは,集団授業ならではの弊害だと言うことができます。

学校側はフォロー体制が整っているなどと言いますが,リアルタイムで進んでいく授業のスピード以上で,自分の学力を補習が必要な状態から上げていける生徒がどれほどの数いるのでしょうか。

いずれにせよ,やるべきときにやっておくことができなかった場合には大変な苦境に立たされることは確実で,補習の対象とはならずとも,中3の内申点が決まる重要なテストにおいて,テスト範囲が「これまでに習った全範囲から」などと指定されてしまった日には,もはやどれだけ頑張ろうとも自分一人の力では到底太刀打ちできません。

ここでオンライン教育の話になりますが,短期間で集中して遅れを一気に取り戻せてしまうところが強みです。

特にスタディサプリが優れている点は,万単位の解説動画が自由に利用できるところであり,さらには今を時めく優秀な講師陣が教えてくれるため,難しそうに見える内容であっても簡単に理解することができます。

自分が申し込んだ学年とは無関係にあらゆる学年の授業が視聴できてしまうため,中3生が中1の内容にまで戻って一からやり直すもよし,途中で疲れたらそのまま動画を一時停止して休憩することもできてしまう他,講師オリジナルのテキストも利用可能です。

そしてこれを逆手に取れば,「ウサギとカメ」の昔話に出てくるウサギのように,集団から大きく抜け出してしまうことも可能になってしまいます。

この先取り教育は勉強ができる人であれば誰もが行っていることで,実際,小学6年生で微分までできるようになった生徒や中2の夏休みを使って一気に中学範囲を終わらせてしまった生徒もいるくらいです。

もっとも後者の彼の場合,結果として有名大学の附属高校に合格し,あとは落第しない程度にそつなく成績を維持しては内部推薦を利用すればよい状態になったことで,「この先,社会人になるまで一切勉強することはないだろう」とまでに開き直ってしまいましたが,いずれにせよ,先取り教育がそれくらいの爆発力を秘めていることに疑いはありません。

大逃げしたウサギの行く末がどんな結末になろうと,今この瞬間だけでも勉強することに大きな価値があるわけですから,安心してスタディサプリを普段の習慣にしていただけたらと思います。

実際,上述した彼らは「人生においてあれほど勉強したことはなかった」と述べるくらいですし,なんだかんだで当時の経験が現在の自信につながっていることは明らかです(なんだかんだで周りの優秀な仲間たちから得たものも大きかったように思いますが)。

なお,受験まで残り1年を切った中3生で,のんきに小学生レベルにまで戻ってやり直している時間はないような方は,個別指導コースを真っ先に検討するようにしてください↓

高校3年生の場合と異なり,中学3年生は比較的偏差値が伸びやすいですが,やる気に火をつけるコーチの存在は有用です。

管理人
この場合に勝利するイメージとしては,カメよりもずっと後からのスタート地点から無理やりにでも走らせられることになったたウサギが,ギリギリで相手を交わしてゴールするという,追い込み型の役割を演じることになります。

 

 

勉強の習慣化と定期テストの点の関係

テストで満点を取った中学生

スタディサプリで勉強を習慣化するためには,定期テストの点数に目を向けることが重要です。

中学生の学力を測るツールとして,他に英検や数検などの検定試験や各種模試が知られていますが,学校の定期テストは同学年の生徒全員が必ず受け,最も身近なものであることを忘れてはいけません。

テスト結果が返されるたびに,仲間から「お前,何点だった?」などとしつこく尋ねられ,テストの出来が周りの異性や大人たちからの評価にも大きく関わってくるわけですから,これに勝る影響力を持つ試験は他にないように思います。

評定にこだわる中3生はもちろん,1年生や2年生であっても,定期テストで良い点を取れたという経験は「その教科が好き」という感情を生み出し,実際の高校入試でも大きな武器となることはいつの時代においても変わりありません。

私は20年以上,個別指導の塾で中学生に勉強を教えてきましたが,中1の1学期最初に行われる中間試験は最も重要視しているテストの1つです。

その理由ですが,その子の約3年に及ぶ中学生活のやる気を左右することになるからです。

中学生というのは大変純粋で素直な時間を生きているので,良い点を取って「自分はやればできる人間なんだ」という自信が早い段階から芽生えてくれば,「これからも頑張ろう!この順位を絶対に維持しよう!」などと,若い力を長期間発揮して頑張ってくれます。

しかも,その影響は勉強だけにとどまりません。

部活や学校行事といったあらゆる事柄に対するやる気も引き起こしてくれるため,親の期待以上の成長を遂げてくれることが多いです。

もちろん,中3生の定期テストの結果は内申点に直接影響します。

これは特に女子に当てはまるのですが,入試本番の点数だけで逆転ができるケースが少ないです。

これが体力的なものから来ているのかそれ以外の理由によるものなのか,詳しい理由についてはわかりませんが,希望する高校に合格できた女子の学力推移というのは,そのほとんどが「先行逃げ切り型」の成長曲線となります(無論,男子も内申点が高いに越したことはありませんが)。

余裕がある状態で本番に臨めるため,緊張してしまって大問1つを丸々落とすことになってしまっても,それでやっと内申点のアドバンテージが消えてなくなる程度です。

もしもその女の子に得意科目が他に1つでもあれば,まずその差は埋まらないでしょう。

ついでに一つ忠告しておきますと,内申点が多少足りない状態で本番の逆転に賭けた勝負に挑む気持ちはわからなくはありませんが,受験戦争における本当の勝負は高校入試ではありません。

高校よりも,大学でどこに入るかの方が重要だということを忘れないでください。

高校受験の段階において,無理してチャレンジ校に挑んだ結果,惜しくも不合格になり,中高一貫の私立高校に3年間だけ在籍する羽目になってしまっては,アウェー感が漂う中途半端な教育に多額の費用を支払うことになってしまいます。

特に現役志向が高まった今のような時代に,そのようなリスクはできるだけ避けたいところです。

高校から新しく募集のある,実力より1ランク下(最近だと2ランク下もあります)の公立を堅実に選ぶ家庭も多いことを併せて覚えておきましょう。

「就職活動」というその後40年の人生を決める一大イベントに多大な影響を及ぼす大学入試が,高校に入った3年後には控えています。

前置きが長くなりましたが,いよいよ次章からスタディサプリ中学講座の進め方について具体的にみていくことにしましょう!

 

 

スタディサプリ中学講座の基本的な進め方

スタディサプリ中学講座の種類

スタディサプリ中学講座には,大きく分けて3つの講座があります↓

  1. 通年講座
  2. 定期テスト対策講座
  3. 受験対策講座or期間限定講座

3についてですが,中3生向けに受験対策講座があり,中1~中2生には期間限定講座が代わりに表示されるという感じです。

これらの他,英語と数学には「その他」という項目があり,中には学習サポート講座(各講座の使い方についてまとめたもの)や,旧中学講座にあった応用講座が含まれますが,あくまでおまけなのでここでは省略します。

先の3つの講座ですが,これらはあくまで総称めいたものであり,さらに細かくみてみるとそれぞれが複数の講座から成っていることがわかるはずです。

以下に,どのような講座が具体的に含まれるか簡単にまとめてみたので参考にしてください↓

通年講座

基礎的なレベルの講座に分類される。英・数・国・理・社すべての講座に存在し,教科書内容を扱う。それに加えて,英語のみリーディングとリスニングの能力を伸ばせるような講座が含まれる。

例:中1英語(共通版),中学社会公民(東京書籍)など

定期テスト対策講座

中学校の定期テスト対策に使える復習用講座。試験の2~3週間前に使う。内容は教科書講座に出てきたものと同じだが,編集方法が異なる。なお,より詳しくは定期テスト対策講座の使い方をお読みください。

例:厳選予想問題,徹底暗記マスター

受験対策講座or期間限定講座

高校受験または長期休暇時の勉強に役立つ内容。新中3生も4月の段階から使い始めてしまって構いません。これまでの総復習や教科書の応用レベル以上の問題を含みますが,中3生の方は,スタサプ高校受験対策講座の使い方!過去問のダウンロードはの記事も読んでみてください。

例:中3英語受験対策,中1・2総復習,新中2春休み講座など

ちなみに,2022年の春に中学講座が独立したわけですが,それにより以下の内容がリニューアルされました↓

  • 学習時間や日数の表示
  • ミッション機能や反復演習機能の追加
  • デザイン変更と中学講座アプリの独立
  • 問題の質や量の改善

リニューアル前の中学講座に慣れ親しんだ私としては不満な部分もあるのですが,ミッション機能(今週のミッション)を使うことで,基本的には簡単に独学できるようになったことは確かです↓

スタディサプリ中学講座のミッション機能例

ゆえに,中学講座の基本的な進め方としては,このミッション機能を中心に据えるべきで,以下のような流れになります↓

  1. ミッションを選ぶ(教科設定を正しく入力すること)
  2. 学習する単元を選ぶ(基本的には上から順番に)
  3. 動画を観る(動画がないレッスンもあります)
  4. 演習問題を解く
  5. 結果を確認して解き直す

最後のレッスン結果のところで,間違えた問題がある場合は,面倒でも「間違えた問題だけ解き直す」ようにしてください。

どうしても生身の人間相手でないと集中力が下がってしまうもので,適当に取り組んでやった気になってしまうことを防止するためにも,問題演習は毎回全問正解を目指すのがおすすめです。

ところで,勉強が得意な方が一気に大量に学習するようなときには,ミッションをこなしていくだけでは時間を持て余してしまうでしょう。

というのも,毎週月曜日のタイミングで内容が更新されたら,後で数が増えるようなことはない(ロックが解放されるようなものはありますが)基本的にミッション機能は,ベーシックコースで学ぶ生徒が無理のないペースで学習する際の道しるべの1つでしかないわけです。

もちろん,勉強習慣が身に付いていない中学生であれば,とにかくミッションをこなすことだけを厳格にルール化して守ることで,サボったり迷ったりせずに勉強していけるでしょう。

ですが,ミッションを早くやり終えてしまったら後は何もしなくてもよいわけではありませんし,ミッションには小学講座・高校講座にあるような講座(これにはリニューアル前の中学講座や資格対策講座も含む)は表示されてきませんし,先に触れたような先取り学習もできないわけです。

実際,ベーシックコースの上位版である個別指導コースに申し込んだ生徒は,小学講座・高校講座のページのみを使って学ぶことになる(中学講座は利用しない)わけですから,たとえベーシックコースの学習者であっても,次章に示す内容に精通しておくことは重要でしょう。

 

 

スタディサプリ中学講座を教科別に進めていく方法

ここからは,スタディサプリの中学講座について,リニューアル前の講座も用いながら,英語・数学・国語・理科・社会の使い方を個別にみていきたいと思います。

中学英語の場合

まずは中学英語からですが,大きな魅力は,

  • 予習が不要
  • 文法対策が充実している

ところでしょう。

板書内容はほとんどテキストに印刷されているため,ノートはほとんど取る必要がありません。

講義の内容を理解することに集中してください↓

スタディサプリ中学講座英語の授業風景

なお,定期テストで多少なりとも狙われる単語や本文内容に関しては,別に講座が設けられます。

とはいえ,語句や重要表現のリストがテキストにまとめられているわけではないので,こちらに関しては学校のワークも併用して取り組むか,自分で別にノートを作るようにしなければなりません。

「単語」や「単元テスト」のレッスンや「徹底暗記マスター」などで発音が聴けたり,スペルチェックや英作文だったりの問題も,本文内容については「本文対策」で注意すべき文の解説や日本語訳のチェックがあるだけで音読はなく,必要最低限の内容です。

デジタル教科書を自宅で使えるような学校に通っている人はそちらと並行して学ぶようにしましょう。

テストまで1週間を切ったらワークを使った学習を念入りに行いますが,スタディサプリをそのタイミングで始めるような方(普段,スタサプで勉強していない教科を定期試験前にだけ使うような場合も含む)は,定期テスト対策講座にある厳選予想問題を中心に行うようにします。

なお,対応している教科書は以下の通りです↓

対応している英語教科書

NEW HORIZON(東京書籍),SUNSHINE(開隆堂),NEW CROWN(三省堂),ONE WORLD(教育出版),Here We Go!(光村図書),BLUE SKY(啓林館)

なお,実際の講座内容については,定期テスト対策で有名な教科書トレーニングと比較しながら詳しく述べています。

興味がある方は以下の記事をどうぞ↓

 

中学数学の場合

中学数学も英語同様,教科書別の動画が用意されています。

特にスタディサプリの数学で便利だと感じるのが,問題を解く際などに動画を一時停止できる点でしょう。

塾に通った方であれば嫌でも経験するものですが,授業時間に演習する時間が含まれていることが多く,実際の授業時間のうち講義が行われている時間は思っている以上に少ないものです。

10分に満たない動画がほとんどですが,ここに演習するための時間は含まれていないので,得られる情報量は,塾で30分間の授業を受けた時より多くなるかもしれません。

板書の買い方や中学生を大いに意識した語り口などから,ベテランらしい工夫を凝らした授業が展開されていることに気が付くはずです↓

スタディサプリ中学講座の数学の授業風景

中学数学には,つまづきやすいポイントがいくつか存在しており,例えば,

  • 文字の扱い
  • 関数
  • 証明

は,数学を嫌いになってしまうかどうかの運命を決める分岐点になると考えられています。

これらが理解できないまま定期テストを迎えてしまうと,数学に苦手意識が芽生えてしまうことに繋がりかねないので念入りに復習してください。

とはいえ,こういった内容は期間限定講座の方で取り扱ってもらえるので,ミッション機能を順調にこなしておけば自然とクリアできる内容でしょう。

ちなみに,私の塾で保護者の方と面談する際に話すとよく驚かれるのですが,できない生徒こそ予習をするのが効果的です。

先にスタディサプリである程度学んでおき,学校で同じ範囲の授業を受け直すことで,より説明が頭に入ってきやすくなります。

学校の授業が良いタイミングでの復習になるのも魅力です。

そのため,長期休暇や休日を利用して,自分なりに先を進めてみることについても検討してみてください。

早く学んだからといってマイナスに働くようなことはないのですから。

中学範囲を短期間で学び終える方法については以下の記事をどうぞ↓

最後に,対応している教科書を以下で確認してみてください↓

対応している数学教科書

未来へひろがる数学(啓林館),新しい数学(東京書籍),中学校数学(学校図書),数学の世界(大日本図書),中学数学(日本文教出版・教育出版),これからの数学(数研出版)

長期休暇や休日を利用して,是非ともスタディサプリで予習してから学校の授業に臨んでいただけたらと思います。

 

中学国語の場合

「今している勉強が社会に出てから一体何の役に立つんだ」という疑問は,たまに中学生から投げかけられることもありますが,欧米人のものの見方(英語)や物事を数値化して分析できる力(数学)が身に付いたりなど,「各教科の特性を生かした新しい視点が獲得できるから」というのが答えの1つです。

中1国語を担当する今中陽子先生がおっしゃっているように,会話や行動そして状況から,物事を多面的に見られる人になりましょう!

国語で身に付く論理の力は,日本語で読むことを必要とするあらゆるものに影響してくるため,社会でも大変に役立つ能力です。

細かい言い回しに対する反応も変わってきますし,例えば英語を日本語に訳した時の理解力の深さにも影響します(つまりは,国語ができるようになると英語ができるようになります)。

スタディサプリの国語は英語や数学と異なり,文章を前もって読んでおくこと(予習)が必要です。

講義では本文の解説が行われ,復習はその内容に基づいた確認テストを解くことになります↓

スタディサプリ中学講座の国語の授業風景

通常,国語では何度も同じ問題を解き直したり文章を読み返す必要はないとされますが,スタディサプリの中学国語では,復習が問題を解くこととイコールになっている点がユニークです。

厳選予想問題では,さらに問題を解いたり本文に出てきた重要語句の確認ができたりします。

ところで,同じ文章を題材にしていても,教える先生によって本文の理解のしやすさが全く異なることに気が付くかもしれません。

例えば,普段学校で国語の授業を受けていると思うので,みなさんはその先生とスタディサプリの講師の少なくとも2人に習うことができているわけです。

もちろん,どちらか1人が絶対的に優れているというわけではなく,ここは中学の先生の方がわかりやすいけど,こっちの説明はスタディサプリの講師の方がわかりやすかったなんてことも起こり得るでしょう。

つまり,より理解しやすい方を採用していけばOKです。

ただし,対応しているのは1冊のみとなっており,文章の掲載許可を得ることの大変さがうかがえる結果となっています↓

対応している国語教科書

国語(光村図書)

英語の文章もそうなのですが,安く勉強することが困難な時代になりました。

ゆえに,光村図書以外の教科書を使っている方は,共通版を用いて文法知識を固めていくことになりますが,その際は以下の記事を参考にして進めてみてください↓

 

中学理科の場合

スタディサプリ中学講座では,2021年度から理科や社会といった主要3科目以外の科目についても,教科書別の講座が用意されるようになりました

対応している教科書は以下の通りです↓

対応している理科教科書

新しい科学(東京書籍),未来へひろがるサイエンス(啓林館),理科の世界(大日本図書),中学校科学(学校図書),自然の探求中学理科(教育出版)

中学理科の特徴として,他の教科より図やイラストが豊富な点が挙げられます↓

スタディサプリ中学講座の理科の授業風景

中学受験でも理社はそこまで難易度的に高くなりませんし,気分転換にもなるはずです。

化学と地学は佐川大三先生,物理は五十嵐美樹先生,生物はまた別の先生と,3人の先生が登場するのも賑やかで良いと思います。

テキストは要点をコンパクトにまとめていて,一問一答式ではないですが簡単に理解が深まるので,赤字部分を中心に用語を暗記して,確認テストもしっかり解くようにしてください↓

スタディサプリ中学理科のテキスト内容

ちなみにですが,個別指導の塾に通ったとしても,理社の対策が完璧にしてもらえるわけではありません。

科目ごとに専属の先生が用意されているところならまだしも,基本,塾では主要科目以外はあまり重視しないので,理科と社会だけをスタディサプリで独学する中学生も多いです。

さらに言うと,理科や社会はたとえ公立のトップ校を受験する場合においても,自校作成問題ではなく他の公立と同じ共通問題として出題されることもあって,特別深い知識は求められません。

その分,高得点が前提の勝負となりますので,ライバルができる問題を確実に正解できる状態を目指しましょう。

理社のような暗記科目は直前に短期間で集中して完成させるのが一般的ですが,「一度覚えたことを思い出す作業」と「覚えていない知識を一から暗記していくこと」では大変さの程度が異なります。

もちろん,前者の方が簡単で,これが,普段から勉強していることの強みになるわけですが,テスト前に必死に覚えた知識をすぐに忘れてしまうことになっても,高校受験の際に再び学び直したときには,より速くそして確実に,埋もれた記憶の中から呼び起こされることでしょう。

まるでワクチンを打ったときのように,その効果については後になって発揮されるのです↓

 

中学社会の場合

スタディサプリの中学社会においては,地理と歴史と公民の動画が教科書別に用意されています。

担当はおなじみの伊藤賀一先生で,対応教科書の出版社は以下の通りです(名称が似通っているので出版社だけにしました)↓

対応している社会教科書

東京書籍,帝国書院,教育出版,日本文教出版,山川出版社(歴史のみ),育鵬社(歴史と公民のみ)

地理も歴史も公民においても,ここまでに紹介した教科と勉強の進め方は同じで,予習は不要です。

なお,理科でもそうでしたが,テキストには赤シートで消えそうな感じで書いてあるものの,少なくともアプリやPDFで表示される赤文字部分は消えなかったのでご注意ください↓

スタディサプリのテキスト文字と赤シートを置いた際の消え具合

復習する際は何度もテキストを見直して,確認テストを解くことを忘れないようにしましょう(ここを省いてしまう人が多いので注意です)。

授業自体はますます気軽に受けられるようになったので,勉強が苦手だと思う中学生はテスト前に理社を頑張るようにすると,比較的簡単に良い点が取れると思います。

なお,社会の定期テストにおいては,時事的なニュースについて書かされることがあったりしますので,そういった中学独自の評価基準については,試験前に配られる試験範囲表をよく読むことを忘れないでください。

多文化の理解は自国文化の理解にも通じますし,ビジネスの世界で成功しようと思った際に必要となる知識が「社会」という科目には多く含まれています。

ニュースを聞く際にも役立つ知識なので,中学生のうちからしっかり学んでおきましょう↓

 

 

まとめ

STUDYのアルファベット

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

本記事の最後に,学校の授業とスタディサプリをどのように両立していけばいいかについて,再度まとめてみたいと思います。

学習の手順としては,以下の方法で進めるのがおすすめです↓

  1. 学校の授業が始まる前に通年講座を使って予習しておく
  2. 学校の授業を復習代わりに利用する
  3. テスト前は定期テスト対策講座と学校のワークで見直す

先述したように,1は春休みや夏休みといった長期休暇中に行うのが一番楽だと思います。

また,苦手な科目ほど予習すべき理由としては,学校の授業が復習代わりになり,集中して授業に臨めるようになるからでしたね。

思わぬ副作用として,授業態度が良くなり先生の評価が高くなるかもしれませんし,ワークなどの提出課題も空欄を残さずしっかり埋めて提出できるようになります。

定期テスト対策と聞くと,すぐに筆記試験が頭に浮かぶかもしれませんが,実際の勝負は授業が始まったときから始まることをお忘れなく。

宿題の提出や授業態度が良い例で,テストとは別に採点が行われますからね。

上の3番目についてですが,特に3学期は授業で習ってから定期テストまでの期間が長いため,学期の初めの頃に学習した内容は試験前になるとすっかり忘れてしまっていることが多々あります。

そのようなとき,スタディサプリの定期テスト対策講座を使って,もう一度問題の解き方を総復習しておくことで,教科書の章末問題や学校のワークの問題演習にすんなり入っていくことが可能です。

また,これまでに説明したのはすべて定期試験に関するものでしたが,間接的には高校受験にも役立つことになります。

本記事を終わるにあたって,定期テストの評定に関して追加で言っておきたいことがあるのですが,それは,評定を1上げることすら大変という事実です。

「中学1~2年生の成績は内申点に関係ないから」と油断している生徒もいますが,中1の成績はその後の学生生活への影響力が大きいですし,中2のときの評定がオール3だった生徒が中3になってから突然オール5になるようなことは通常起こりえません。

中学の先生の立場的にも,これまで勉強態度が優れなかった生徒が突然頑張ったとしても気持ちが良いものではなく,成績が4と5のボーダーにかかった場合に,評価を4にすることが多いように感じています。

また,これは私の勝手な推測になりますが,中学教員の生徒に対する好き嫌いも評定に関わっていると感じざるを得ません。

実際,同じ内容を書いた課題を提出していても,担当教員に好かれている生徒と嫌われている生徒で評価が異なっていました。

周りがみんな頑張っている中で,自分の成績だけがそれ以上に伸びることも考えにくく,「基本的に中2の順位のままで中3の成績が付く」くらいで考えていても良いかもしれません。

教育改革の方針をみると,普段の頑張りがより評価されるようになり,一瞬だけ良い点を取ったことによる大逆転はますます起こりにくくなりそうです。

といったわけで,後になって絶望的な状況に陥らないよう,令和時代を生きる中学生は,学校の定期テストの成績に是非ともこだわっていきましょう

スタディサプリのような新しい技術をうまく使いこなし,自分の生活にあった効率の良い勉強習慣を身に付けていくことが求められる時代が来たのかもしれません。

以下の記事でキャンペーンコードの配布状況を確認し,次回の定期テストに向けて早速使い始めてください↓

  • この記事を書いた人
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スタディサイトの管理人

通信教育の添削や採点業務に加え,塾や家庭教師を含めた講師歴は20年を超えました。東大で修士号を取得したのははるか昔のことですが,共通テストやTOEICの結果を見る限り,まだまだ学力は維持できています。小学生から高校生まで通じる勉強法を考案しつつ,スタディサプリのユーザー歴は5年以上となりました。オンライン上のやり取りにはなりますが,少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです!

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